戦いの世界を生き抜いた女主人公は様々な世界で冒険するようです。 作:銅英雄
今日は私達に依頼人が来ている。私達別に何でも屋をやっている訳じゃないんだけどなぁ……。
ベル「……それで、依頼というのは?」
「は、はい。まずはこれを見てほしいのですが……」
依頼人は私達に1枚の紙を見せる。内容は……。
ベル「……野球大会?」
「はい。この野球大会で優勝すると賞金の100万ペラが貰えるのと、副賞として『幸福のボール』というのアイテムが貰えるんです」
ベル「それであなたが欲しいのがその副賞だと……」
「そうですね。私は野球が大好きなので、副賞が是非とも欲しいんです。もしも優勝出来れば依頼金として賞金の100万ペラはそのまま皆さんに、もし負けてしまっても半額の50万ペラを支払います」
マジか……。パワポケの世界とはいえ裏サクセスだから、精々野球人形を作るだけだと思ったのに、本当に野球をする事になるなんて!しかも依頼が失敗しても50万ペラが貰えるのか……。
ベル「わかりました。その依頼を受けましょう」
「ありがとうございます!……本当は私達が野球人形を見繕って参加したかったんですが、ある者の陰謀で野球人形を破壊されてしまって……」
酷い事をする人がいるものだね……。しかし何処かで聞いた設定の様な……
ベル「……しかし参加チームは殆んど野球人形なんでしょう?一応人間も参加出来るとはいえ」
「はい。本来なら野球人形オンリーの大会だったんですが、かの有名なコンキスタ号の人達が野球人形と試合をしていたのを見て今回の企画から人間も参加出来る様になりました」
ベル「まぁ何にせよ任せてください。優勝して幸福のボールをあなたに献上しますよ」
「頼もしいですね。……私も当日は皆さんのサポートをします」
こうして私達は野球をする事になった。
~そして~
早速私は皆に野球大会の事を話す。
『野球大会?』
ベル「そう。先程依頼人が私の所に来てね。これがその大会のチラシ」
チラシを見せると様々な反応が見受けられた。
アリス「人間も参加出来るみたいですが、本来は野球人形を参加させる大会のようですね」
ベル「うん。だから自分の野球人形を作っているって言う人は挙手して」
私の発言の後に手を挙げたのはシロ、リミ、ユキコ、ヨウの4人だった。
ベル「OK。じゃあそれぞれ明日野球人形を持ってきて……」
最後まで言葉が出る事はなかった。まだ1人手を挙げていたからだ。
ベル「ルナ、何か意見があるの?」
ルナ「あ、あの……。折角だから私は野球人形じゃない方が良いかな……」
ベル「……それは私達が生身で参加するって事で良いのかな?」
ルナ「は、はい……」
……そういえばルナはパワプロでも投手だったね。この世界でも野球の練習位はしているのだろうか?するともう1つ手が挙がる。
ヨウ「……私もルナに賛成。私は野球人形も作っているけど、野球もやっているから。それに野球は自身で体験した方が絶対に楽しい」
ヨウの意見に成程と言う人間がこの場の過半数を越えた。何なんだろうね。パワポケの世界だから有り得る事なのかな?
ベル(……とはいえ皆がこれだけやる気を見せるのも珍しい。私も身体を動かすのは嫌いじゃないし、これも強くなる為の鍛練の一種なのかもね)
ベル「わかった。じゃあ依頼人には私達自身が出るって伝えておくから、大会に参加する人はこの紙に名前を書いていって」
こうして私達はひょんな事から野球をする事になった。
今回はここまでです。
次回、大会に出たベル達は……。