戦いの世界を生き抜いた女主人公は様々な世界で冒険するようです。 作:銅英雄
野球大会当日。私達はユニフォームを装着してスタジアムに来ている。
ルナ「わぁ……!こんなに広い所でやるの?」
マスミ「こんなドームがよくあったね……」
確かに……。此所はパワポケ13裏の世界だけど、大航海時代にこんなに立派なスタジアムがあるなんて思いもよらなかったよ。
アリス「しかし参加者の9割以上が野球人形でチームを組んでいますね」
ユキコ「というか私達以外のチームは野球人形ばかりなのでは?」
ベル「そうでもないよ。少なくともそこのチームは生身で参加するみたいだし」
私が示したのはコンキスタ号と銀の盾の混合チーム。向こうはまだ気付いていないみたいだけど……。
シロ「コンキスタ号の人達だ……」
ヨウ「銀の盾メンバーもいる……」
アリス「声をかけますか?」
ベル「……いや、放っておこう。その内当たるだろうし、その時にで良いよ」
銀の盾はともかく、コンキスタ号の人達との仲は決して良好とは言えないし、銀の盾も元々敵対していたヨウが此方にいる以上友好的に話し掛けるのは無理だと思うし……。
ベル「さぁ、そんな事よりも私達の試合がすぐ始まるし、準備するよ」
『はい!!』
アリス「私とヨシノさんで精一杯サポートしますので、頑張りましょう」
ヨシノ「ドリンクとかの用意もバッチリです!」
それぞれの準備が完了したところでいざ出陣!
~そして~
出場チームは全部で128チームなので、7回勝てば私達の優勝である。
まずは1回戦。皆のやり方を確認するべく私からはノーサイン(ちなみに私は選手兼監督のようだ……)。すると上位打線のヨウ、ユキコ、マスミが打つわ打つわでこの3人だけで12打点を獲得。守備の方も相手チームのバッティングが粗末なせいかルナの完封で終わった。
ルナ「やったー!完封勝利!」
ベル「味方が打ちまくった御陰もあって気楽に投げられたね。次も期待してるよ」
ルナ「はいっ!」
2回戦。ここからは私がサインを出すので、打順は9番(1回戦では5番を打ってました)に。1回戦よりかは強い相手だったが、それでも自陣の打者の打つ手が止まらず、累計15打点。ルナの方もまたもや完封。
ルナ「私ってもしかして凄い……?」
マスミ「慢心してると足元掬われるよ……?」
ベル「まぁその時は私達で点を取り返せば良いよ」
3回戦はルナの登板を休みにして、別の人が投手を。誰が投げたかは決勝戦の時に言おう。まぁその人の相手が悪く互いに乱打線の二桁得点。そのひと自身は決して悪くないのにね……。それでも最後まで投げ切って勝利。
???「うう……!」
ベル「気にしなくても良いよ。最後まで投げ切ったんだから、胸を張って」
ユキコ「あれは相手が打ち過ぎたと思います」
4、5開戦は再びルナがマウンドに。流石に完封とまではいかなかったが、守備の慣れも相まって好投。攻撃の方は……言うまでもないかな?
ルナ「ぐぬぬ……!連続完封記録が……」
アリス「流石にそこまで甘くないですよ」
ベル「でもチームとしての力はどんどん良くなってきてる。この調子で優勝まで駆け抜けよう」
6回戦……もとい準決勝はルナをも凌ぐ秘密兵器の登板。準決勝まで勝ち上がってきた相手にどれだけ通用するか試したかったからね。その結果は9イニング全て三振で終わらせて完全試合。ルナがちょっと泣きそうになっていた……。ドンマイ。
ルナ「なんで!?」
???「そ、そんな事を言われても……」
ベル「……とにかくあと1つ勝てば優勝。ヨシノさんの為にも頑張ろうか」
『はいっ!!』
そして迎えた決勝戦。相手は予想通りと言えばそうなんだけどねぇ……。
シロ「コンキスタ号……」
ヨウ「銀の盾メンバーも……」
ベル「泣いても笑ってもこの試合が最後。私達の野球しよう」
向こうの実力は未知数だけど、絶対に勝ってみせる!
今回はここまでです。
次回、決勝戦の幕開け……。