戦いの世界を生き抜いた女主人公は様々な世界で冒険するようです。   作:銅英雄

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今回もよろしくです。


第10話 1回表

決勝戦開始。私達は先攻である。

 

1番のヨウが左打席に立ち、私の方を見ている。……ああ、サイン出さなきゃね。

 

ベル(とりあえずこの打席は極力見ていって、相手の球筋を覚えて。出来れば10球位費やしてくれると有り難いかな)サッサッ

 

ヨウ(……了解)

 

向こう先発はハガネ。ゲームではいなかったキャラの1人だね。そういえばハガネはパワプロでも出てたね。その時のデータはカーブとシンカーだけだったけど……。

 

私のデータ(うろ覚え)によると150前後の直球にカーブ、シンカー、チェンジアップを投げるピッチャー。コントロールはそこまでないと思うから、上手く粘って四球を狙っていきたいけど、その辺は2打席目以降でも良いかな?

 

ハガネ「」ビシュッ

 

ヨウ「」カキィン!

 

おっ、打った。当たりはセンターの頭を越えてヨウの足の速さを活かし三塁打にした。

 

ベル(しかも球数も理想以上の13球……。打った球も相手側からしたら決して悪いコースじゃない。これが経験者の力か……)

 

そんなヨウの実力に感心している中、次のナナが右打席に。

 

ベル(これまでのナナの成績を考えると無論スクイズ……。まぁそれは向こうも警戒している筈だから、プッシュでいこう。勿論球数をある程度使ってね)サッサッ

 

ナナ「」コクッ

 

ヴァン「いきなり三塁打か……。向こうは恐らくスクイズを仕掛けてくるだろうな」

 

カイト「ええ。でもそう簡単にはさせません」

 

ベル(……とか思ってそうだけど、それはナナを甘く見すぎだね)

 

ハガネ「」ビシュッ

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!』

 

ハガネ「」ビシュッ

 

ナナ「」カッ

 

カイト「プッシュバント!?」

 

ベル(ナナはこういった小技が上手い。選球眼も相まって2番にしたのは正解だったね。ミートならヨウにも負けてないし、この2人は不動だったのかもね……)

 

打球は前進していたセカンドの頭を越して安打に繋がった。

 

アリス「思ったよりも簡単に得点が入りましたね」

 

ベル「これに関してはヨウの三塁打が大きかった。その御蔭でスクイズ警戒の守備の頭を越す事が出来たんだから」

 

それにハガネの球は本来女子が打てる様な球じゃないにも関わらず、2人は上手く打つ事が出来た。ヨウにその原因を聞いてみると……。

 

ヨウ「……野球をやっていたって言うのもあるけど、あれよりも速い動きをする魔物とかの相手もしていたし、何よりベルが組んでくれた修行メニューがこの結果をもたらしてくれた」

 

等と言っていた。私そんなにキツいメニューを組んだ覚えはないんだけど……。

 

その後もユキコ、マスミ、フミカと続いてヒットを打ち、追加で1点を取ってくれたが、後続はしっかりと抑えられて初回は2点で止まった。




今回はここまでです。

次回、ルナの投球……。
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