戦いの世界を生き抜いた女主人公は様々な世界で冒険するようです。   作:銅英雄

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今回もよろしくです。


第14話 学校での決戦。未来VSホンフー

未来side

 

倉庫を離れて次は学校へ。

 

落田「昼間の学校なのに静かなのは不気味でやんすね」

 

未来「人がいないからかしら?まぁこの状況なら仕方ないでしょうね」

 

落田「……なんだかこの状況は七不思議の1つを思い出すでやんす」

 

未来「七不思議……?」

 

ハタ人間編の大掛かりなイベントの1つね。私は然程興味ないけれど、鈴音がこのイベントが大好きだったのを今でも覚えているわ。落田君と同行しているのは私だから私が小波君の代わりにこのイベントを聞かなければいけないのね……。

 

落田「……丁度こんな風に静かな体育館でポン、ポンと何か跳ねている音がするのでやんす」

 

未来「体育館で……?」

 

……思い出したわ。七不思議の1つ目は神木唯が体育館でバスケットボールをしていたという話だった筈。その神木唯が今丁度席を外している……。こんなミラクルがあるかしら?

 

落田「しかもそれが生首だと言われているらしいでやんす……」

 

未来「……それが本当だとすると不気味な話ね」

 

落田「まだ1つ目でやんすよ……?」

 

もしかしなくても私はあと6つも話を聞かなければならないのかしら?そんな事を思っていると先程までいなかった神木唯とウ・ホンフーが戻ってきた。

 

唯「ふぃ~、疲れた~!」

 

未来「……何処に行っていたのかしら?」

 

唯「体育館!ホンフーさんとバスケしてたの!!」

 

ホンフー「偶にはスポーツというのも悪くないですね。バスケットボールなんて久々でしたよ」

 

唯「ホンフーさん凄いんだよ!レイアップも、3ポイントシュートも、ダンクシュートも見せてくれたんだ!!」

 

未来「そう……。良かったわね。というか貴方ダンクもするのね」

 

正直ウ・ホンフーからダンクのイメージが皆無だわ。

 

ホンフー「こういった泥臭い事も悪くないですね。神木さんには感謝です」

 

唯「えっへへ……。ちょっとジュース買ってくる!眼鏡君も一緒に来て!!」

 

落田「えっ?」

 

ホンフー「ハタ人間には気を付けて『早めに戻ってきてください』ね」

 

唯「はーい!積もる話もありそうだし、ゆっくりジュースを吟味してますね~!」

 

落田「ちょっ、首根っこを掴むのは止めてほしいでやんす~!」

 

神木唯は落田君と一緒にジュースを買いに行った。ウ・ホンフーが使ったデス・マスの能力にも上手く対応出来ているし、大したものだわ。さて……。

 

未来「……神木さんに能力を使って人払いをしてまでなんのつもりかしら?」

 

ホンフー「いえいえ、貴女とは話してみたかったと言ったじゃないですか。此処に来る道中に色々考えた結果、私は貴女の実力を見てみたい……。そう思ったんですよ」

 

この男はサイヤ人か何かなのかしら?別世界まで来て戦闘狂は鈴音だけにしてほしいわ……。

 

未来「はぁ……。嫌と言っても貴方は聞かないでしょうね。場所が場所だから余り派手にやるのは止めて頂戴」

 

特にストームレインとか、ワームホールの深海砲弾とか、バジリスクとかは勘弁ね。学校の備品が壊れるのは個人的に好ましくないもの。

 

ホンフー「安心してください。私は素手の殺し屋だった事もあるんですから」

 

未来「確か九百龍という組織に属していたんだったかしら?」

 

ホンフー「……先程の倉庫でのデス・マスの能力詳細と言い何故貴女がそこまで詳しいのかを見極める必要があります……ね!」ブンッ!

 

……っと、随分好戦的ね。この男の事はサイヤ人と評しておきましょう。そう思いながら飛んできた拳をかわす。

 

未来「私は知っている事しか知らないわ。貴方の事も、デス・マスの事も、九百龍の事も……偶々知っていたというだけよ」

 

ホンフー「……それを私が納得するとで……もっ!?」ブンッ!

 

それにしても彼はこんな性格だったかしら?もう少し冷静な人物だと思っていたのだけれど……。

 

未来「貴方はもう少し冷静だと思っていたわ……」

 

ホンフー(腕が……動かない!?あの華奢な外見からは想像出来ない物凄い力……!)

 

未来「とりあえず眠ってなさい」ブンッ!

 

 

ドカッ!ガスッ!ドゴッ!

 

 

ホンフー「ぐっ……!」ドサリッ

 

……気絶したわね。辺りを見渡すと机が多少バラバラになっているだけね。思ったよりも被害が少なくて助かったわ。早いところ元に戻しておきましょう。

 

 

~そして~

 

ホンフー「うっ……!そうか、私は……」

 

未来「起きたようね」

 

ホンフー「貴女でしたか。……いやはや完敗ですよ。あれ程の重い拳を受けたのは生涯初めてかもしれません」

 

未来「あれだけ全て決めるのは早計だわ。貴方の超能力はコピーでしょう?なら他にも手持ちを隠している筈よ」

 

ホンフー「……やはりそれも御存知でしたか。それも偶々知っていただけですか?」

 

未来「そうよ。偶々知っていただけ」

 

ホンフー「はぁ……。でしたらやっぱり私の完敗ですよ。それに貴女はまだ力を隠している……。拳を交えた私だからこそわかるんでしょうね」

 

未来「否定はしないわ」

 

ホンフー「そろそろ2人が戻ってくる頃合いでしょうし、迎えに行きましょうか」

 

未来「……やけにスッキリとした顔をしているわね」

 

ホンフー「恐らく負けを味わったからでしょうね。しかも完膚なきまでに叩きのめされたから」

 

完膚なきまでにって……。数発拳をぶつけただけじゃない……。

 

それにしても今がどの段階かわからないけれど、彼はもう負けを見る事はないと思ってよさそうね。これではまだ見ぬダークスピアにも勝ってしまうかもしれないわ。

 

そんなダークスピアには御愁傷様と言っておきましょう。




今回はここまでです。

次回、未来から来た小波(大)の目的とは……?
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