戦いの世界を生き抜いた女主人公は様々な世界で冒険するようです。   作:銅英雄

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今回もよろしくです。


第14話 5回表

4回は2回と同じく点を取る事はなかった。3対5で未だにうちが負けている。ヒットの数は此方が多いのになぁ……。そして打順は……。

 

ルナ「ベルさんファイト~!」

 

アリス「ベルさんなら必ず逆転の一手を導いてくれます」

 

私からなんだよね……。

 

カイト(この回はベルさんからか……)

 

ヴァン「1打席目も2打席目ものらりくらりと塁に出ているからな……。かといって迂闊に踏み込めばホームランを打たれそうだ」

 

フランシス「相手チームで1番警戒するべきバッターは彼女ですからねぇ。打順は9番なのも恐らく監督業に徹する為でしょう」

 

さてさて、向こうはどう出てくるかな?

 

カイト「ハガネ、まだいけそうか?」

 

ハガネ「うむ。多少疲労しているが、この程度なら問題ない」

 

カイト「……わかった。けど無理はするなよ。エドやトレロも控えてるんだ。安心して投げてこい!」

 

2点ビハインドだし、確実に出塁したい……。

 

ベル(内野はやや深め、外野は定位置か。この状況で私が打つ場所は2ヶ所……。全体の守備を見る限り、内野は堅いけど、ファーストが若干守備難、外野はライトは少し動きが遅く、レフトは足は速いけど、守備は苦手に見える。それなら……!)

 

ハガネ「」ビシュッ

 

ベル(狙いは一塁線!)

 

 

カキーン!

 

 

カイト「一塁線を破った!?」

 

よし、上手くいった!二塁は……間に合うか怪しいな。だったら一塁で止まっておこう。

 

ベル(それに次のバッターはヨウだ。この試合も2安打と調子が良いし、これまでも殆んど安打を打っていて、打率も8割を越えている……。この場面だと1点は確実だ……!)

 

その後は私の目論見通りこの回は1点取る事が出来た。まだまだ続くよ!私達の攻撃は……!

 

さてさて、無事に帰塁もしたし、私は監督業に戻りますかね。

 

ベル(ヨウがタイムリーツーベースを打ってくれて1点差のノーアウト二塁。次のバッターはナナだから、まずはワンアウト三塁の状況を作る)サッサッ

 

ナナ「」コクッ

 

ハガネ「」ビシュッ

 

ナナ「」コンッ

 

バントは成功!予定通りワンアウト三塁!

 

ベル(そしてクリーンアップ。3番のユキコはチーム随一の選球眼とヨウとナナにも負けていない広角打法者(スプレーヒッター)で出塁率ならあのヨウも越える……。この場面は点が取れなくても塁に出てくれたらそれで良い。ユキコを信じてノーサインでいくよ)

 

ユキコ(ノーサインですか……。私を信用してくれていますね。ワンアウト三塁のこの状況、ヒット1本、或いは犠打1つで同点に持ち込めます。それがこの回の最低ライン。ルナさんは次のイニングで交代する確率が高いので、勝ち越しまでいきたいです)

 

ハガネ(流石……。決勝戦まで来ただけあって相手チームはかなり強い……。でも俺とて負ける訳にもいかん!)ビシュッ

 

ユキコ(ストレート……!)

 

 

カキーン!

 

 

ユキコの当たりは外野の奥まで飛んでいった。これなら逆転のプランも視野に入れていける……んだけど……。

 

 

バシィッ!

 

 

マスミ「嘘……!あれを取ったの!?」

 

アリス「相手チームも一筋縄ではいきませんね」

 

ベル「アリス、あの子のアップは終わったの?」

 

アリス「はい、何時でも準備は大丈夫です」

 

それなら状況次第で裏の攻撃で緊急登坂になった時も大丈夫だね。あの打球を取った時は驚いたけど、犠牲フライにはなったので同点にはなった。

 

裏の守備も頑張るぞい!




今回はここまでです。

次回、激戦……!
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