戦いの世界を生き抜いた女主人公は様々な世界で冒険するようです。   作:銅英雄

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今回もよろしくです。


第15話 5回裏

5回裏。向こうの攻撃は2番からか……。ナツミはこれまでの打席も出塁はキチンとしている。

 

ベル(6回の攻撃の打順は7番から……。丁度彼女達が合流するのもこの回が終わってからのハーフタイムだし、球数を考えてもルナはこの回までかな……?)

 

その為にも次の回で逆転まで持っていきたいけど、今は守備に専念するとしよう。

 

ベル(ルナ、この回で全部出し切るよ)スッ

 

ルナ(……わかりました。全力で投げて、あとは皆に任せます!)

 

そう言ってルナはワインドアップで投球する事に……。

 

カイト「ワインドアップ……?」

 

フランシス「彼女の本領発揮でしょうか?」

 

ルナ「」ビシュッ

 

 

ズバンッ!

 

 

カイト「な、なんだあのストレートは!?」

 

ヴァン「球が螺旋回転してるな……?魔術の類いか?」

 

フランシス「まぁある意味間違ってはいませんが、あれはジャイロボールと呼ばれるファストボールですね。ストレートの空気抵抗を少なくして、螺旋回転させる事によって普通のストレートよりもノビやキレが段違いになります」

 

ミーナ「あれを打つのは難しそうですね。しかしよく知っていますね?」

 

フランシス「以前も言いましたが、野球人形が好きな貴族との付き合いもありますからね。とは言え私もジャイロボールを見るのは初めてです。これは良い土産話が出来ました」

 

ベル「ナイスボール!」

 

これまでの試合でもジャイロボールは殆んど投げてこなかった。でも彼等はジャイロボールを温存出来る程甘い相手じゃなかった……。だからこの回限定でジャイロボールをフル回転で投げさせる!

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!バッターアウト!!』

 

よし、まずは先頭バッターを三振!

 

ルナ「」ビシュッ

 

ミズキ「くっ……!」

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!バッターアウト!!』

 

続けて3番のミズキも三振!良いよ良いよ!通用してるよ!

 

ベル(ここで4番のカイト……。この3人で切りたいところだけど……)

 

 

ズバンッ!

 

 

『ボール!フォアボール!!』

 

ベル(流石に際どいところは振らなかったか……。仕方ない。次のユウキを打ち取ろうか)

 

ユウキには満塁ホームランの借りもあるしね。

 

カイト(……て、手が出なかった。フォアボールで助かった)

 

ルナ「」ビシュッ

 

ユウキ「うっ……!」

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!バッターアウト!!』

 

この回3三振!でもルナは次の回に投げられるかどうか……。よしんば投げられたとしてもこの回程の球威は出ない。

 

ベル(いくらハーフタイムの時間があるからといってもこの回投げた全力のジャイロボールが3人に投げられるとは限らない。やっぱり代打になるかな?)

 

『これより10分の休憩に入ります。水分の補給はしっかりとしましょう』

 

このアナウンスは本来なかった筈のもの。だって決勝戦はどちらも生身でやっているからね。

 

さて、このハーフタイムで後半の作戦も考えないとね!




今回はここまでです。

次回、ハーフタイム……。
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