戦いの世界を生き抜いた女主人公は様々な世界で冒険するようです。 作:銅英雄
この回は6番からか……。出来ればこのイニングで勝ち越したいな。
ベル「シロ、必ず出塁してね。此処で勢いを掴みたいから」
シロ「はいっ!」
気合を入れてシロは右打席に入る。
マスミ「向こうはピッチャーを代えてきたね」
ベル「球数もかなり費やしたし、仕方ないかもね」
向こうのはエドを投入した。厄介な投手ではあるけど、ハガネに比べたらまだやりようはあるかな?
ビシュッ!ズバンッ!
ヨウ「……先発よりも速い」
フミカ「でも見た感じ球が荒れているから、付け入る隙はありそうですね」
ベル(その通り。だからシロには待球作戦でいく……)サッサッ
シロ「」コクッ
その後目論見通りにシロはファールとボールで粘りフォアボールで出塁した。
そして7番のユリに代打。この局面だと……。
イチカ「よーし、お姉さん頑張っちゃおっかな~!」
バットコントロールが抜群のイチカかな?
ベル「最低でも進塁打で御願いね」
イチカ「任せてよ。でも基本的には待球で良いんでしょ?」
ベル「今カイトが相手ピッチャーを宥めているみたいだけど、待球で問題ないよ」
そもそもゲームだとコントロールEだしね。慎重に投げても四死球になる可能性はそれなりに高い。
『ボール!』
『ファール!』
『ファール!』
『ファール!』
『ファール!』
『ファール!』
『ファール!』
『ボール!』
『ファール!』
『ファール!』
『ファール!』
『ファール!』
『ボール!』
凄っ!もう15球も投げさせてる……。
エド「このっ……!」ビシュッ
イチカ「よっ……と」カッ
『ファール!』
際どいコースを全てカットしてるから、大したものだよ。粘り打ちにおいてはイチカ以上のバッターはこの場にいないんじゃないかな?
イチカ(う~ん……。もうそろそろ良いかな?)
『ボール!フォアボール!!』
続けてフォアボール。2人で30近く球数を費やしたね。儲け儲け!
エド「くそっ……!」
カイト「いけそうか?」
エド「……ああ、大丈夫だ!」
そろそろ立ち直りそうだけど、この辺りで一発決めさせて貰おうかな?
ベル「ヨツバ、あとは任せたよ。決めてきてね」
ヨツバ「りょーかいです!」
ルナの代打で元気いっぱいに左打席に立つヨツバ。豪快なスイングをして相手を萎縮させる。
ヴァン「凄いスイングだな……。此方にまで風切り音が聞こえるぞ」
フランシス「一塁は空いていませんが、歩かせるのも手段の1つかもしれませんねぇ」
どちらかといえばこの風切り音で萎縮して勝負を避けてくるというのが狙いでもある。
カイト「勝負するのは危険だけど、此処で歩かせると満塁でベルさんに回る……。出来ればそれは阻止したいな」
エド「最初から全員捩じ伏せるつもりだっての!」
向こうの相談は終わったようだ。どうやらヨツバとは勝負する形になったみたい。
ベル(球数については気にしなくても良いよ。なんなら初球で決めちゃって)サッサッ
ヨツバ(わっかりました!)
エド「」ビシュッ
ヨツバ「貰った!!」
カキーン!!
当たりはフェンスに激突。ホームランにはならなかったけど、走者一掃のタイムリーツーベース。これでうちが2点リードだね。
その後再びチャンスが出来たけど、エドの球はそう簡単には打てず、コースもストライクゾーンによく投げられていたのもあり得点には至らなかった。でもこの2点のリードは大きい。このまま逃げ切らせてもらうよ!
今回はここまでです。
次回、中継ぎ登坂……。