戦いの世界を生き抜いた女主人公は様々な世界で冒険するようです。 作:銅英雄
更なる追加点を求めてこの回も頑張っていこう!
ベル「さて、頼んだよユキコ」
ユキコ「はい」
それにこの回はクリーンアップから。最も得点に繋げやすいから期待値も高い。
そして向こうは守備が何人か代わっている。サードにカイトが、ショートにカンドリーが、レフトにマルチナが、ライトには代打に入ったネロが入っている。それと……。
アリス「向こうはまたピッチャーを代えてきたみたいですね」
ベル「そのようだね」
今投げているのはトレロ。彼も投手としての実力はそれなりのもの……。とはいえハガネとエドに比べたら多少劣る。
ユキコ「」カンッ
マスミ「」カンッ
この様に簡単にチャンスを作る事が出来る。この回更にリードを広げていきたいね。
ベル(……?向こうの様子が可笑しい。どうしたんだろう)
すると向こうのベンチからこんな声が聞こえた。
???「トレロのお兄ちゃ~ん。頑張って~!大好き~!!」
えっと……。何今の?応援?
トレロ「うおおおっ!!」
『バッターアウト!!』
嘘っ!?あっという間にツーアウト取られたんだけど!
シロ「す、すみません……」
フミカ「……向こうのピッチャー、急に良い球を投げる様になりました。要注意です」
ベル「そ、そうなんだ……」
一体向こうに何があったんだろうか……?
イチカ「」カンッ
次のイチカの打った打球は一二塁間を破る当たり。これは二塁までいけるかな……?
イチカ(二塁行けるかな~?)ダッ
おっ、回った。行けると踏んだのかな?
ネロ「うー……!」ビシュッ
うわっ!思ったよりも強肩だ。これは刺されたかな……?
その時1羽の蝶がグラウンドにヒラヒラと飛んできた。
ハーシバル「あっ、蝶々だ」
カイト「ハーシバル、後ろ!」
ハーシバル「えっ?」
ゴチーン!!
カイト「何やってるんだアイツは!?」
カンドリー「……前にもこんな事がなかったか?」
なんか前にも同じ事があったらしい……。
状況を確認するとネロの送球がハーシバルの後頭部に当たり、その球が丁度ナツミのグラブに収まり、イチカをタッチしてタッチアウトになったと……。
イチカ「ごめんねー」
ベル「気にしなくても良いよ。あれは御互いにとって事故みたいなものだし」
しかしチャンスで点が取れなかったのは痛いな……。ある意味ハーシバルが身体を張ったプレイをしたという訳だね。
シロ「む、向こうは大丈夫でしょうか……?」
ベル「大丈夫である事を祈るしかないね。……それに私達は人の心配をしている余裕はないよ」
あのチーム相手に2点差では心元がない。それ故にこの回無得点なのはキツイ。……切り替えて守るしかないか。
今回はここまでです。
次回、相手チームにチャンスが再び?