戦いの世界を生き抜いた女主人公は様々な世界で冒険するようです。   作:銅英雄

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今回もよろしくです。


第20話 7回裏

7回裏。先頭バッターも三振に取ってワンアウト。この調子でいきたいね。

 

カズーイ「よっしゃ、来ーい!」

 

ハーシバルの代わりにカズーイが出て来たか……。まぁあの状態でプレイ続行は厳しいもんね。

 

ベル(カズーイは身体能力が高い。加えて背も高いから、下手にアウトコースへと投げれば簡単に打たれてしまう……。それならインコースに……で御願いね)スッ

 

シロ「」コクッ

 

 

ビシュッ!

 

 

カズーイ「おりゃあ!!」

 

えっ?あの構えはまさか……!?

 

 

カッ!!

 

 

カズーイの打球はそのまま三遊間を破っていった。ま、まさかバットを槍みたいに操るなんて……!

 

ベル(槍を扱うならどんなにコースも自由自在って事か……。これは不用意にいきすぎたね)

 

カズーイ「」ダッ

 

ベル(一塁を回った……?行けると思ったのかな?だとしたらうちの外野を甘く見すぎだよ!)

 

マスミ「」ビシュッ

 

カズーイ「なっ!?」

 

マスミの送球がそのままフミカへと渡り、タッチアウト。うちの外野じゃなかったら二塁もセーフだったかもね。

 

 

~そして~

 

……で、ツーアウト三塁。なんでこうなったんだろうね?というか……。

 

シロ「あ、あれ?なんでこんなに疲れてるんだろ……?そんなに球数投げてだっけ?」

 

フミカ「ランナーも気付けば三塁に……。何時の間にピンチを迎えていたのでしょうか?」

 

ナナ「気が付いたら目の前にランナーがいてびっくりしたよ」

 

ヨツバ「イチカ、さっきまでの光景は見えてた?」

 

イチカ「いや、一塁にランナーがいた事すらわからなかったよ。私達も一応忍なのに、気付けなかったのは恥ずかしいなぁ~」

 

……という感じで今は三塁にアンドウさんがいます。彼はシロの球に対して30球も粘り、即座に三塁まで盗塁していた。ステルスアンドウ……恐るべし!私も反応が少し遅れたしね。投げる前に塁に到達してたし……。

 

ユキコ(流石アンドウさんですね。私もあの様に気配を消す事が出来ません)

 

ベル「とにかくツーアウトだから、落ち着いて投げていこう。球数的にシロはこの回までになりそうだけど……いけそう?」

 

シロ「はい、全力で投げ切ります!」

 

ベル「よし、頼りにしてるよ」

 

次のバッターはミズキ。パワーはそこまでだけど、安定したバッティングをしていて今日も3安打。油断してると逆転のピンチというか状況に陥ってしまう。

 

ベル(……奥の手を使うか。あれ、いくよ)スッ

 

シロ(……!わかりました)コクッ

 

 

ビシュッ!

 

 

ミズキ「なっ!?」

 

 

ズバンッ!

 

 

カイト「なっ!なんだあのカーブは!?」

 

ある漫画を元にした対左用のカーブ。まだまだ練習途中の段階だけど、1人位ならいけそうかな?

 

 

ビシュッ!

 

 

ミズキ「くっ……!」

 

 

ズバンッ!

 

 

ヴァン「2球目もあのコースか……」

 

フランシス「コースがスレスレのストライクゾーンなのが厄介ですね。ミズキは左打ちですし、あのカーブを打つのは厳しいでしょう」

 

カイト「でも何球もあのコースを決めるのは無理な筈……。上手くいけばフォアボールでランナーが溜まるかも……!」

 

 

ビシュッ!

 

 

ミズキ「……!」

 

 

ズバンッ!

 

 

『ストライク!バッターアウト!!』

 

ヴァン「……3球連続で同じコースを決められたか。あの球を何時でも投げられるとなったら点を取るどころかバットに当てるのすら厳しくなってくるぞ」

 

カイト「い、一体どうしたら……」

 

よし……!なんとか凌いだ。あとの2イニングはアンズに任せればいける。……とは言え油断は出来ない。何が起こるかはまだまだわからないんだから。




今回はここまでです。

次回、追加点を求めて……!
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