戦いの世界を生き抜いた女主人公は様々な世界で冒険するようです。 作:銅英雄
シルヴィア「シロちゃん、ナイスピッチング!」
マスミ「本当、あのチーム相手に好投出来てたよ」
シロ「ありがとう、2人共」
ベル「実際に良いピッチングだったよ。この回の攻撃次第ではもう1イニング投げてもらう事になるけど、いけそう?」
シロ「……正直わかりません。私の変化球は未完成ですので、次の回も上手くいく可能性は低いと思います……」
やっぱりそうだよね……。あの3球は綺麗に決まりすぎてたから、もう1イニングってなると出来るか微妙だし。
ベル「……って事だから、次の回からは頼んだよアンズ」
アンズ「勿論です。皆がゆっくり時間を描けてくれた御蔭で身体は暖まっています!」
暖まっているって別の意味に聞こえるのは多分気のせいだよね?
ベル「じゃあ残り2イニング、攻撃も守備も全力でやっていこうか」
『はい!!』
この回はヨツバからだけど……。
アリス「また向こうはピッチャーを代えてきていますね」
ヨツバ「どんなピッチャーでも私がスタンドまでぶちこみますよ!」
……で、相手のピッチャーは……アマルダか。他に投げられそうな人はいないのかな?
アマルダ「」ビシュッ
フワッ……パスッ。
『ストライク!』
ヨツバ「うぅ~!」
アリス「先程までの人達とは真逆で、遅い球を主軸に投げてきますね」
ベル「あれだけ遅いとタイミングが取りにくいだろうね。しかもヨツバとは相性最悪と来たもんだ」
ベル(単純にそれだけでもなさそうだけどね。アマルダは魔術師としてかなりの実力を持っているから、投球の時にそれを使っている可能性は高い……)
だから上手い具合に見ていけばフォアボールを狙えると思うんだけど……。
~そして~
あっさりとツーアウトを取られてしまった……。ヨツバはまだしも、ヨウまでも翻弄するとは恐るべし……!だけど……。
ベル(ナナの代打として出したシルヴィアがフォアボールを取ってくれた。あの球威しか投げられないのなら、盗み放題だよ)
同じ事をシルヴィアも考えていたのか、リードをやや大きく取っている。
シルヴィア(よーし、じゃあ走っちゃいますか♪)
アマルダ「…………」
ピッチャーの沈黙が長い……。焦らし戦法って訳でも……まさか!?
アマルダ「カズさん、一塁ランナーをタッチして!その後に塁審にグローブを見せて!!」
ベル「シルヴィア、急いで一塁に戻って!!」
ほぼ同じタイミングだった。という事はやっぱり……。
シルヴィア「へ?」
カズーイ「あっ……」
シルヴィアの方は呆気に取られて反応出来ず、カズーイの方はアマルダが何をするかをわかっていたみたいで、シルヴィアをタッチしてグローブを審判に見せる。
『アウト!』
シロ「い、今何が起こったの……?」
ベル「多分向こうが魔法を利用して、隠し球を使ったんだよ。魔法自体反則みたいなものだけど、ルールに則った行為ならそれも例外……。やられたね」
シルヴィア「ごめんなさい……」
ベル「あれは向こうが上手かったよ。切り替えていこう」
だけど同じ手は2度も喰わないよ……。
今回はここまでです。
次回、秘密兵器登板……!