戦いの世界を生き抜いた女主人公は様々な世界で冒険するようです。 作:銅英雄
十一郎「み、未来から来た俺!?」
小波「そうだな」
梨子「……よく見たら十一郎に似てる」
小波「ああ、過去の梨子か」
梨子「ねぇねぇ、未来のあたしってどうなってるの!?」
小波「……詳しくは答えられないが、まぁ梨子らしく元気にやってるよ」
……なんか私と坂柳さん置いてけぼりだよね。そりゃそうか。坂柳さんとはクラスが違うし、私に至っては本来会わない筈だもんね。
有栖「それにしても未来人ですか……。鈴音さんは気付いていたようですね」
鈴音「会話の流れや彼の雰囲気で大体察せる事が出来ると思うよ。そういう坂柳さんこそ驚かなかったみたいだけど?」
有栖「理由は鈴音さんと同じになりますね。……これは運命ですよ///」
あれ?なんで顔を赤らめてるの?そしてなんか既視感を感じるのは気のせいだよね?
小波「……なんか俺の知ってる坂柳じゃないな」
有栖「おや、私の事も御存知で?」
小波「ああ、心なしか表情豊かになってる」
有栖「それは鈴音さんのおかげです。彼女が作ってくれた薬で私の足は治りましたから」
いやね、別に私は坂柳さんの為に薬を作った訳じゃないんだよ?足が治ったのも完全に成り行きだからね?
小波「……そういえば杖を持ってないな」
有栖「はい、今の私は健康体そのものです」
小波「……それでそこにいる少女が鈴音とやらでいいのかな?」
あっ、今度は此方にきた。
鈴音「どうも、大宮鈴音です。多分貴方からしたら私の存在ってイレギュラーなんじゃないですか?」
小波「……そうだな。そうなる。なんで大宮さんが此処に来たかを聞いても大丈夫か?」
鈴音「別に隠すような事でもないけど、ここで話すような事でもないので、私の親友を交えてゆっくりと話せる場所で話しますよ」
小波「わかった」
とりあえず未来と要相談だね。彼の存在は後に大きくなると思うし。
十一郎「……あの、小波さんは何が目的でこの時代に来たんですか?」
小波「おっと、それを話さなきゃいけなかったな。俺が来たのはズバリこの町での宇宙人の侵略がかなり大規模なものになっているらしくて、それを食い止める為に未来から俺がエージェントとして来た訳だ」
エージェント……。響きがかっけー!
梨子「エージェント……。なんかいいね!」
十一郎「リコならそんな反応すると思ったよ」
有栖「そうですね。少しは鈴音さんのような落ち着きを見習ってほしいものです」
ごめん坂柳さん、私言う程落ち着いてないかも。
小波「さて、俺は船の方で準備がある。宇宙人の基地に攻め込む準備が出来たなら是非港に来て声をかけてくれ。力を貸そう」
十一郎「宇宙人の基地……?そんなのがあるんですか!?」
小波「あっ、そうか……。まだこの時点ではまだ知らないんだっけ」
梨子「ねぇねぇ、宇宙人の基地って何処にあるの!?」
十一郎「なんでそんなに楽しそうなんだよ……」
それが梨子だからだろうなぁ……。
小波「それは自分自身で見つけなければ意味がない。じゃあな」
そう言って小波さんは宇宙船に戻っていった。それにしても……。
鈴音「宇宙人の基地……か」
まだ2日目だけど、対宇宙人用にパーティーを考える必要があるね。
今回はここまでです。
次回、鈴音達は橋に行きそこである人物に出会う……。