戦いの世界を生き抜いた女主人公は様々な世界で冒険するようです。   作:銅英雄

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今回もよろしくです。


第22話 8回裏

8回の守備。サードにはシロが入り、ピッチャーは私達の秘密兵器ことアンズ。

 

ベル「準決勝の時みたいに完璧に相手を捩じ伏せてきてね」

 

アンズ「任せてください!」

 

この子は本当に野球能力だけなら私達の中でも群を抜いている。私達と同じ異世界を渡って来たって本人は言ってたけど、野球が盛んな世界にも行った事があるんだろうか……?

 

カイト「えっ……?アンズさん!?」

 

カイト「久し振りだねキャプテンカイト率いるコンキスタ号。それとヴァン率いる銀の盾の人達も」

 

ん?カイト達と知り合いだったんだ?

 

ベル「その様子だとカイト達はアンズを知っているみたいだね?」

 

カイト「あ、ああ……。アンズさんは一時期俺達の船に乗っていたんだ。彼女の御蔭で学べた事も多い。でもまさかベルさん達と繋がっていたとは……」

 

ベル「多分君達の方が早くアンズと知り合っていたと思うよ。私達がアンズと会ったのはつい最近だし」

 

それこそ今回の依頼がきたのはアンズと会った直後位だし……。

 

ベル「まぁ何にせよ私達の秘密兵器の力を見ていってよ。6人で終わらない様にね……」

 

カイト「どういう意味だ!?」

 

私はマスクを被り、グラブを構える。準決勝と同様でも小細工はなし、ど真ん中に全力のストレート!

 

アンズ「」ビシュッ

 

 

ズドォンッ!!

 

 

『……っ!?す、ストライク!』

 

ああ……。準決勝の審判もこんな感じで呆気に取られていたね。

 

ヴァン「な、なんだ今の球は……!」

 

フランシス「……これは不味いですね。アンズさんの球は今まで相手してきた誰よりも速いです」

 

エンゼル「ええっ!?先発のルナちゃんもその次のシロちゃんも凄い球を投げていたのに……!?」

 

ヴァン「アンズのあの球を見るとそれすらも霞んでしまう。ベル達は完全にこの試合を決めにきたな……」

 

ふふふ、驚いてるね。私も初めて見た時は驚いたもん。それに加えて……っとこの話はもしもこのストレートが打たれた時用にとっておこう。

 

アンズ「」ビシュッ

 

カイト「くっ……!」ブンッ

 

 

ズドォンッ!!

 

 

『ストライク!バッターアウト!!』

 

よし先頭バッター打ち取ったり!

 

カイト「ど、ど真ん中にしか投げてないのに、掠りすらしないなんて……!」

 

ベル(これがうちの秘密兵器の実力だよ。さて、これを見て向こうの勢いを削いでいけたら良いんだけど……)

 

その後のユウキとカンドリーもアンズの球に当てる事が出来ず、この回の守備は終了した。

 

ベル「ナイスピッチ」

 

アンズ「ありがとうございます!」

 

ユキコ「アンズさんが投げていると私達は暇になりますね。ここからは準決勝と同じ展開でしょうか?」

 

ユキコの言う通り準決勝の守備陣はずっと立ちっぱなしで退屈そうだった。この決勝はあと1イニングだけど、少しは抵抗してくれるよね?




今回はここまでです。

次回、最終イニング……。
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