戦いの世界を生き抜いた女主人公は様々な世界で冒険するようです。 作:銅英雄
ミライside
『プレイボール!』
ミク「……始まりましたね。決勝戦が」
ミライ「そうね。まだ暫くは向こうもアクションは起こさないでしょうから、貴女も試合を見ておきなさい」
ミク「はい」
今日はベル達が参加する野球大会の決勝戦。私とミク(未)はこの試合が終わった後に起こるであろう出来事を未然に防ぐ為に動いている。
ミクには試合の経過を私に伝えてもらって、私は事件を起こそうとしている人間を観察している。
(ぐぬぬ……!あんな小娘共に私が造った最高傑作達が負けるなんて……。認めん。私は絶対に認めんぞ!この試合が終わったら大会を滅茶苦茶にしてやる!)
ミライ(……憎悪の心が漏れ出ているわね。放っておいてもベル達がどうにでもするでしょうけれど、折角だからあの子達には野球を楽しんでもらいたいわね)
それなら私達でこの事件を終わらせてしまいましょうか。
ミク「あっ、先制した!」
……この子もこの子で野球を楽しんでいるわね。
~そして~
ミク「手に汗握る試合ですね……。どっちも激しい攻防を繰り返しています」
この子こんなに野球が好きだったかしら?それとも此処がパワポケの世界だからなのかしら?
ミライ「3回が終わって3対5……。うちが負けているわね」
ミク「あの満塁弾がキツかったですね」
ミライ「それでも後続を抑えているから、ルナもまだ死んでいないわ」
ミク「それに3回戦の試合でも大量に点を取り合っていた事を思い出しますね」
ミライ「その状況と違うのは決勝戦の相手が3回戦の時とはくらべものにならない位高いレベルだという訳ね」
私は現実世界でも野球観戦をそれなりにするから、この決勝戦がどれ程レベルが高いのかもわかる。出来れば何時までも見ていたいけれど……。
~そして~
時は進み6回の表が終わり、ベル達が逆転した。これで勝負は決したかしらね?
ミライ「名残惜しいけれど、そろそろ行くわよ」
ミク「はい」
私達は事件を沈静化させる準備を行う。……とは言っても事件を起こそうとしている人間に頃合いを見て接触させて『消すだけ』だけれどね……。
~そして~
『ゲームセット!!』
「あの小娘共が勝ったか……。まぁどちらが勝とうが同じ事。見てろよ……!」
ミライ「悪いけれど、それはさせないわ」
「誰だっ!?」
ミライ「誰と言われて名乗る程気を許していないわ。どうせもう会う事はないのだから。ミク、やってしまいなさい」
ミク「はーい。では失礼しますね」
「なっ!?な、何をする!や、止めろ!!」
ミョンミョンミョンミョン。
「…………」
ドサッ!
ミク「終わりました」
ミライ「ありがとう。後は此方でやっておくから、貴女はベル達と合流してきなさい」
ミク「はい」
さて、これで此方の仕事は終わったわね。後処理をしっかりこなして私もタイミングを見計らってベル達と合流しましょうか。
今回はここまでです。
次回、優勝後の……。