戦いの世界を生き抜いた女主人公は様々な世界で冒険するようです。 作:銅英雄
私達はとある山までハイキングがてら鍛練を行っていた。
キィンッ!キィンッ!
ベル「マスミ、ヨウの低い踏み込みにも対応していって!ヨウは斜め方面からの攻撃に反応がやや遅れてるよ!」
ヨウ「くっ……!」
マスミ「了解……!」
この様に2人の剣術を見ていっている。2人共呑み込みが早くて凄いなぁ……。
ベル「じゃあ一旦休憩。それぞれ水分の補給を忘れないでね」
2人が頷いているのを見て私は歩き出す。
マスミ「何処か行くの?」
ベル「ちょっと散歩にね。鍛練の再開は2人のタイミングに任せるよ。でも無理だけはしないでね」
ヨウ「わかった。ありがとう」
礼を言われると何かむず痒い……。早いところ退散してよっと!
~そして~
暫く歩いていると寺が見えたら。寺の名前を見ると『頑張寺』とあった。
ベル(こんな所に寺があったとは……。折角だからちょっと見ていこうかな?)
中をチラッと覗くと……。
???「集中力が乱れているでござるよ!」
バシーン!バシーン!
カイト「うっ!すみません……」
……なんかカイト達が叩かれていた。あれは座禅?何の為に?そう思っていると声を掛けられた。
???「おや?修行の方ですかな?」
ベル「いえ、私は偶々通りすがっただけで……。寺があるのは珍しく思い、見ていた次第です」
この人は確か小野君だ。ダッシュに出ていた坊さん見習い的な人物……。この世界では本当の坊さんって訳だ。
カイト「あっ!ベルさん!?」
バシーン!
カイト「うっ……!」
オノ「修行中でござるよ」
カイト「すみません……」
ベル「あらら……。なんか大変そうだね。どうしてそうなったの?」
ハーシバル「あ……。実はだな……」
カイト「ハーシバル、恥ずかしいから言うな!」
恥ずかしい?何でだろう?カイトの制止を無視してハーシバルは私に耳打ちした。
ベル「霊感を身に付けたい?」
カイト「……ああ。今俺達はヴァンさん達と仕事をしているが、俺達には見えない霊とかの敵に遭遇した時に見えないと足を引っ張りかねないと思ってな」
ベル「私が造ったゴーグルをあげようか?」
前にインカの遺跡に行った時にカイト達に貸した代物だ。
カイト「……それじゃあ駄目なんだ。確かにあると助かるだろう。あの時も世話になったし……。でもそれだと破損した時にまた見えなくなるから、道具なしでも霊感を身に付けたいんだよ」
ベル「……成程ね」
確かにカイトの指摘は尤もだ。私が造ったゴーグル……命名シルフスコープはちょっとやそっとの衝撃じゃ壊れないけど、造るのに鉄等の金属を多用してるから酸攻撃には弱い。強力な酸をぶつけられたら一瞬でゴーグルが溶けるだろう。
カイト「……そういえばベルさんは霊感があるんだったな」
オノ「なんと……!どの様な修行をしたら霊感が身に付いたのか気になるところでござるな」
あっ、そういえばカイト達には私に霊感がある事を話したんだったね。パワポケ12の世界で仲間にしたヨウやキンジョウさん、フミカにイツキ達にも私に霊感がある事をその内教えておこう。
ベル「そっちのやり方とそう変わらないよ。ひたすら精神統一をしていただけ」
因みにパワポケ7の裏サクセスで詩乃ちゃんがやっていたやつね。私もドラゴンボールの世界ではよくやっていたよ。落ち着く為にね。まぁ霊感は気付いたら勝手に付いていたけどね……。
ベル(そういえばあの子は今頃どうしているだろうか……)
あんな別れ方をしたから、ちょっと不安なんだよね……。
ベル「……まぁ大切名のは日々の積み重ね。ちょっとずつ、ちょっとずつ繰り返しやっていけば自ずと身に付くよ」
私がそうだった様にね。
オノ「その通りでござる」
カイト「日々の積み重ね……」
ベル「じゃあ私は仲間を待たせているからそろそろ行くよ。修行、頑張ってね」
ウィンクをかまして私は寺を出る。まぁ良い気分転換になったね。
今回はここまでです。
次回、銀の盾と……。