戦いの世界を生き抜いた女主人公は様々な世界で冒険するようです。 作:銅英雄
さて、全員基地に戻ってきたので、自己紹介と食事を済ませて一部のメンバーを除いて就寝した。起きているのは私、未来、坂柳さん、ホンフーさん、白木さん、越後君の6人。この6人で話し合いをする事になった。
鈴音「さて、これで全員かな?」
未来「そのようね。では話し合いを始めましょうか」
ホンフー「話し合い……ですか」
越後「この面子で宇宙人対策の会議……と言ったどころか。やれやれだぜ」
有栖「少なくともこの6人なら話し合いが有意義なものになりそうですね」
恵理「そもそも何故この6人なのかしら?小波君や紫杏とかも参加してもらった方が……」
未来「神条さんを参加させていない理由もこの話し合いの内容の1つよ」
そう。今未来が言ったように神条紫杏を話し合いメンバーに入れていない理由、それは……。
未来「神条紫杏は宇宙人sideの人間である可能性が高いからよ」
越後「なに……?」
恵理「ど、どういうこと!?」
未来「昨日の夜中に私は宇宙人の事についての情報を幾つか入手していたのだけれど、この写真がその証拠になる物よ」
そう言って未来は1枚の写真を見せた。
恵理「これは……!」
有栖「家……話の流れから推察するに神条さんの家ですね。そこに宇宙人といえる生物が侵入していますね」
未来「それだけじゃないわ。そこでしていた会話を録音したのがこれよ」
更に未来は録音機を取り出して再生した。
『フフフ、コレデヤツモホンライのモクテキヲオモイダスダロウ。ワレワレノヤボウノタメニモヤツハヒツヨウフカケツダカラナ』
『デスガヤツハモドッテクルデショウカ?』
『ヤツハモドッテクルサ。アシタアタリニワレワレニサカラウレンチュウノモトニセッショクサセテヤツラ二ドウコウサセテ、コロアイヲミハカラッテコチラ二モドッテキテモラウノサ。ソノタメニワレワレガツクッタソンザイガカノジョナノダカラ』
ここで会話が途切れた。会話にあった明日辺りというのは今日というかさっき橋であった出来事の事だろう。道中で眼鏡をハタ人間に叩き割られていた。
恵理「そんな……」
越後「ちっ……!」
ホンフー「これはこれは、驚きですねぇ。まさか裏切り者内部にいたなんて」
鈴音「まぁ少なくとも小波君には見せられないよね」
この会話シーンはゲームではなかったイベントだ。未来が独自で取ってきた情報。昨日の夜中に出掛けていたのはこのためだったんだね。全く……。本当に無茶するんだから。
未来「厄介なのは神条紫杏にはまだその自覚がない事よ」
有栖「自覚がない……?では神条さんは自分の正体に気付いてないという事ですか?」
未来「そうなるわね。それとこの写真も見て」
新しい写真を未来が見せる。これはあの眼鏡だね。
未来「恐らく神条紫杏にこの眼鏡をかけさせて本来の目的を思い出させるという魂胆でしょうね」
越後「だがそれは神条が自宅に戻らなければ済む話なんじゃあないのか?」
未来「本来ならばそうなのだけれど、宇宙人側が神条紫杏を自宅に戻るように誘導している可能性があるわね。彼女の性格的に……例えば参考書を取りに帰る為に自宅に戻るとかね」
恵理「紫杏の性格上その可能性は高いわね。彼女、何かと勉強に執着しているところがあるから……」
そういえば白木さんと神条さんは仲が良さそうに見えた。互いに名前で呼んでたし。
未来「これ以上の情報は今のところないわ。これからも随時情報収集はするつもりだから、結果がわかり次第また知らせるわ」
恵理「…………」
白木さんはこの状況を未だに信じたくないという感じだけど、事実なんだからしょうがない。
未来「さて、2つ目の議題に行きましょうか。白木さん、越後君、貴方達の事よ」
恵理「えっ……?」
越後「…………」
話し合いの2つ目。それは白木恵理と越後竜太郎について。この2人の性格は変わってしまった。越後君に至ってはスタンド使いになってるし……。それが元からとは考えにくいし、何か切欠がある筈。
鈴音「越後君に白木さん。2人は『何時からその人格になっている』の?」
恵理「……っ!」
越後「……白木、これ以上隠し通すは無理だ。話すしかなさそうだぜ」
恵理「……そうね。覚悟を決めるわ」
白木さんは諦めたような表情で口を開く。どんな経緯で今の人格が出来上がったのか?その真相に続く!
今回はここまでです。
次回、恵理と越後に何があったのか……。その真相に迫る。