戦いの世界を生き抜いた女主人公は様々な世界で冒険するようです。 作:銅英雄
未来side
学校を後にした私達は素材収集を目的に倉庫へと向かっている。逆鱗等の素材は殆んどあの倉庫で拾った物なので、今日も行こうと思う。人数は多いに越したことはないものね。
青野「おいおい、なんだあれは……?」
その道中に青野柴夫が前方を指差した。
落田「戦車!戦車でやんす!!」
夏菜「戦車……なのか?車両みたいなのは見えないが……」
皆が指摘しているのはワークボットね。ガラクタや銅を落としてくれるけれど、堅いのよね……。そういえば3日目からが解禁日だったかしら?他にもライムやハッパが倉庫、モール、公園に彷徨き始める筈……。
ホンフー「何やら変わった物体ですね。あれも宇宙人からの刺客なのでしょうか?」
未来「恐らくね。折角だから戦ってみるかしら?」
夏菜「面白そうだな!私は戦ってみたい」
落田「ええ!危険でやんすよ?」
夏菜「なんだよ。どうせ眼鏡は見てるだけじゃないか」
落田「もしも全滅したら皆ハタ人間になってしまうでやんす!それだけは絶対に避けたいでやんす!!」
夏菜「それなら意見を聞いてみよう。石田はどうだ?」
石田「ボクはどっちでもいいよ~」
落田「石田はマイペース過ぎて参考にならないでやんす!」
……なんか喧嘩が始まったわね。収拾が面倒だわ。
落田「青野もなんか言うでやんす!!」
青野「この面子のリーダーは響なんだから響に聞いてみたらどうだ?」
……は?私この面子のリーダーだったの?こういった役割は鈴音の領分でしょう?それに大人枠のウ・ホンフーがいるにも関わらず何故私がリーダーになるのかしら?
夏菜「それ良いな!」
落田「少なくとも無鉄砲な霧生さんが決めるよりはマシでやんす!」
石田「ぶぅ~。おなか減ったな~」
青野「そんな訳で頼む」
ホンフー「私よりも適任だと思いますよ?」
私がこの問題児共を纏めなきゃいけないのね……。
未来「はぁ……。わかったわ。とりあえず今は退きなさい。まずは倉庫に行くわよ」
夏菜「……まぁ倉庫に行くのが本来の目的だからしかたないか」
落田「……っていうかオイラ達の目的は響さんのサポートなんでやんすから、響さんの行動が第1なのは当たり前でやんす」
落田君がそう言うと、さっきまで騒がしかったのが大人しくなった。
ホンフー「皆纏まったようですし、倉庫に向かいましょうか」
未来「……私に纏め役を押し付けた時点で貴方に言われたくない発言ね」
ホンフー「まぁまぁ、細かい事は気にしたらいけませんよ♪」
この男は……。
ともあれ皆が指示を聞いてくれるようになったのでとても不服だけれど、私がリーダーとして倉庫を目指す事になったわ。
今回はここまでです。
次回、倉庫にて未来達が見つけたのは……?