戦いの世界を生き抜いた女主人公は様々な世界で冒険するようです。 作:銅英雄
う~ん、やっと基地に戻ってきた。もう日が登り始めてるね。
十一郎「……随分遅かったな?」
鈴音「うん、ちょっと未来達と素材収集に行っててね。小波君はこれから出るところ?」
十一郎「そうだな。疲れているようなら大宮さん達は休んでていいぞ」
小波君の提案に対して3人は私の判断に任せると言った。どうしようかな?体力的にはまだ余裕あるけど……。
鈴音「……じゃあ御言葉に甘えさせてもらおうかな」
私と未来は余裕があっても、坂柳さんと神室さんはそうでもないだろう。2人は無理をしてでも着いてきそうだしね。
十一郎「わかった。ゆっくりと休んでくれ」スタスタ
そう言って小波君達は去っていった。行ったのは小波君、落田君、石川さん、霧生さん、青野君の5人だった。さて、私達も休むとしましょう!
~そして~
廃ビルの一室。そこには私達4人がいる。折角だからガールズトークといこう。
鈴音「そういえば坂柳さんの親はハタ人間になっているの?」
いや質問下手か私!もっと内容というかオブラートに包む事ぐらい出来たよね!?
有栖「……私の父は校長先生にハタを立てられそうになりましたが、上手く反撃に成功してそのまま外で仕事をしている母の元へと向かいました」
そういえば坂柳父は理事長だったっけ?ならこの世界ではパライソ中学校の理事長なのかもね。
有栖「その場面を一通り見た後は1度学校に荷物を置いてモールへ食料を求めに行きました」
真澄「……あんた、その間はハタ人間に会わなかったの?」
有栖「運が良いことにモールに向かうまでは1人も会うことはありませんでした」
そういえば未来がモールで坂柳さんがハタ人間達に襲われているって言ってたっけ?
有栖「モールに着いた私は2階に上がってハタ人間の弱点だと思われる水鉄砲を拝借して、どのような組み合わせが出来るか様々な商品を見付けては頭で反撃手段を考えました」
真澄「今しれっと万引き宣言したよね……?」
有栖「状況が状況だから仕方ありません」
真澄「そうなんだけど、納得いかない……」
ああ、神室さんって原作では万引きしようとして坂柳さんに見つかって弱味を握られたんだっけ?それなら腑に落ちないけど、しょうがないよね。
有栖「それで思い付いた方法を実戦しようと1階に降りたのですが……」
未来「そこでハタ人間達に囲まれて、その場面を私達が見付けたという訳ね」
有栖「はい。未来さん、あの時はありがとうございました」ペコッ
成程ね。坂柳さんを助けた背景にはそんな出来事があったのか。
真澄「……それで1番気になったのは坂柳が杖を持ってないようだけど、これはどういう事?」
有栖「それはですね!」スクッ
うわっ!急に立ち上がった。そして心なしか物凄く興奮しているように見える。
有栖「私がハタ人間の動向を知りたく未来さん達と行動しようとしたのですが、それには私の先天性疾患が足を引っ張っていました……。しかし」
~そして~
有栖「……という訳で鈴音さんが丹精込めて造ってくださった薬のおかげで私の先天性疾患は見事完治しました」
真澄「そ、そうなんだ……」
坂柳さんの演説は約15分に渡って終了した。長い。神室さんドン引きしてるし……。あと坂柳さんには申し訳ないけど、私そんなに丹精込めてない!
……まぁ嬉しそうだし、それは言わないでおこう。
真澄「……私は疲れたからもう休むね」
有栖「私も今日のところは休ませてもらいます」
鈴音「2人共ありがとう。ゆっくり休んでね」
さて、2人が休んだし、私も休むと……。
未来「2人が休んだことだし、これで貴女をしごく事が出来るわね」ニッコリ
あっ、忘れてた……。
今回はここまでです。
次回、遅まきながらも始まった4日目もガールズトークに花開く。