戦いの世界を生き抜いた女主人公は様々な世界で冒険するようです。 作:銅英雄
未来side
はぁ……。顔の熱がまだ治まらないわね。それも……。
将来結婚するなら未来みたいな家庭的な人が良いよね。
という鈴音が思っていた事を見抜いてしまったからよ。そのせいで顔が赤くなり、表情が緩んでしまう。……駄目ね。このままでは。
未来「っ!」パンッ!
私は頬を両手で叩き顔の緩みと熱を冷ます。……よし、これで問題ないわね。小波君達と合流しましょう。
未来sideout
~そして~
十一郎side
俺達は今響さんに変わって食料調達の為にモールの食品売り場に来ているが……。
十一郎「こ、こんなに食料を取るのか!?」
落田「ガタガタ言うなでやんす!響さんはなんの躊躇もなくホイホイと抱えていたでやんすよ!?」
十一郎「それはそれで問題な気がするが……」
夏菜「確かに未来ならこれくらい思い切りが良いよな。私も見習いたいぜ!」
青野「まぁ見習って良いのかは定かではないけどな」
梨子「ねぇねぇ十一郎、これなんか面白そうだよ!」
十一郎「何処から取ってきたんだそんなの!早く戻しに行け!」
梨子「ちぇっ!」
全く……。遊びに来てる訳じゃないぞ。
落田「小波君、危ないでやんす!」
十一郎「えっ?うわぁっ!」
背後のハタ人間に気付かなかった。しまった!ハタを立てられる!!
バシャッ!!
そう思った瞬間に水をかける音がしたので見てみると響さんがそこにいた。
十一郎sideout
未来side
……なんとか追い付いたけれど、ギリギリだったわね。もう少し遅かったら小波君がハタを立てられていたわ。
未来「間に合ったようね」
十一郎「ありがとう響さん。……でも休まなくても大丈夫なのか?ここ4日間不休だろう?」
未来「最低限の休息は取っているから問題ないわ。ここからは私も行動するけれど、大丈夫かしら?」
十一郎「ああ、響さんがいてくれると心強いからな。ここからはリーダーとして頼む」
未来「何を言ってるの?リーダーは小波君、貴方がやるのよ」
十一郎「お、俺が!?俺よりも響さんの方が良いだろ?実力もあるし……」
未来「私はどちらかと言えばサポート側よ。基本的にリーダーは貴方か鈴音がやってそれ以外の人間はそのサポートをするのよ」
十一郎「そ、そうか……」
未来「それで?食料はある程度集まったみたいだけれど、この後はどうするのかしら?」
十一郎「あ、ああ……。この後は学校で昼食予定だ」
未来「そう。なら学校に向かいましょうか」
十一郎(……やっぱり俺よりもリーダーに向いてる気がするんだよなぁ)
未来「そんな事ないわ。貴方は司令塔気質なのだから、この場においての適任者は小波君しかいないもの」
十一郎「……俺口に出してないのに、なんでわかったんだ?」
未来「わかりやすいのよ。貴方も鈴音も」
あの2人は似た者同士だから、考えてる事がわかりやすいのよね。……なんだかまた顔が熱くなってきたわ。
十一郎「ど、どうしたんだ響さん。顔が赤いぞ?」
未来「……なんでもないわ」
はぁ……。学校に着くまでにこの熱を冷まさなければいけないわね。
今回はここまでです。
次回、家庭科室に幽霊が!?