戦いの世界を生き抜いた女主人公は様々な世界で冒険するようです。 作:銅英雄
宇宙人の侵略と突然、さも当たり前のように言われて私達は目が点になっている。未来に至っては米神に手を当ててるし……。というか未来のそういった動作はすごく様になるよね!
十一郎「宇宙人の侵略……?」
唐沢「あっ、貴様今心の中でわしを馬鹿にしたな!?」
十一郎「いやいや、そんな事ないです!……ハタ人間なんてものを見た後じゃどんなとんでもない意見でも納得してしまいますよ!」
まぁあんな奇妙な人間を見ちゃったら宇宙人くらい簡単に受け入れられるだろうしね……私もそうだったし、未来なんか神様だもんね。
唐沢「ふん、そうやって目の当たりにしないと信用しないのがおまえ達凡人の悪いところじゃ。わしは5年も前から警告を出しておったのに、変人扱いされて大学を追われたのじゃ!」
鈴音(まぁ普通はそうするだろうね……)
十一郎「……まぁそうでしょうね」
唐沢「ええい、貴様までそう言うか!」
小波君と唐沢教授が言い合ってると未来と落田君が2人を制する。
未来「喧嘩はそこまでにしておきなさい。これじゃあ何時まで経っても話が進まないわ」
落田「……そういえばこの島の外はどうなってるでやんすかね?」
唐沢「うむ、そこのテレビとラジオによると特に変化はないようじゃ」
十一郎「この島の中だけって事ですか?じゃあ外に助けを呼ばないと!」
確かハタ人間現象が起こっているのはこの町だけなんだっけ?でも私がやったゲームの記憶が正しかったら確か封鎖されてる筈だけど……。
唐沢「まぁちょっとテレビでも見てみい」
そう言って唐沢教授がテレビを着けるとパライソタウンが封鎖されていて、内部の状況がわからないと言われていた。
鈴音「もう既に騒ぎになってるみたいだね」
唐沢「当然じゃな。此処にはそれなりの数の人間が住んでいて、本土とも橋を通じて行き来がある」
落田「それなら橋を渡って逃げるでやんす!」
未来「恐らく無駄でしょうね。さっきのニュースを見る限りだと橋の此方側と向こう側で封鎖されている筈よ」
唐沢「その通りじゃの。ちなみに政府は対策を協議中じゃ」
鈴音「それってつまり何が起きてるか向こうでもわかってないって事ですか?」
唐沢「そうじゃ!わしが5年も前から言っておるのに!」
十一郎「はぁ……。とにかく今は何処かに隠れて救出を待つしかないのか」
そうなるだろうね。けど……。
唐沢「それには幾つか問題があるな。まずは食料じゃ」
未来「それなら此処にあるわ」ドサッ
唐沢教授が食料問題を指摘すると未来が食料が入っている袋を取り出した。
未来「とりあえず此処にある分で私達は5人……。ざっと2日前後ね」
唐沢「その間は嬢ちゃんが持ち帰った分で凌げるが、そこから先の分も何処かで手に入れて此処に持ち帰らないといかん」
鈴音「食料ならモールが1番量があるし、安全だろうね」
道端で落ちている食料とか怖くて食べれたものじゃないからね……。
唐沢「次に問題は武器じゃな」
十一郎「それならこの水鉄砲が……」
鈴音「それだとハタ人間は倒せても宇宙人相手は厳しいんじゃない?」
唐沢「その通り!だからわしが作った此方にしておけ」
十一郎「……?見たところ俺達の水鉄砲と変わらないみたいですけど」
小波君が唐沢教授から受け取った武器を触っているが……。
唐沢「わっ、此方に向けるな!」
鈴音「……ということはそれって」
ずびびびーっ!
十一郎「うわっ、光線銃!?」
唐沢「ククク、こいつは強力じゃぞ~」
これがハンドガンか……。なんか見てると色々改造したくなっちゃうなぁ!
未来「貴女今碌でもない顔をしてるわよ?」
やめて!見ないで!!
鈴音「こほんっ……!でもこれはハタ人間相手には使わない方がいいね」
落田「確かに……。これじゃあ強力過ぎて相手が怪我しちゃうでやんす」
果たして怪我で済むのかな……?
十一郎「でもこんな武器どうしたんです?」
確かに……。見た目は私達が使っているクリアワルザーと瓜二つだけど。
唐沢「ふふふ、わしが作ったのじゃ。なにしろわしは天才じゃから、材料さえあれば武器だけではなく色んな便利アイテムが作れるぞ!」
十一郎「そういえばモールで何か拾ったな……」
唐沢「その拾った材料によってはわしが『合成』によってアイテムが作ってやろう」
ふむ……。
鈴音「唐沢教授、1ついいですか?」
唐沢「なんじゃ?」
鈴音「さっきもらった銃とか小波君が拾った材料を少し見る限りだと私にも武器とか作れそうなので私も『合成』してもいいですか?」
唐沢「……ふむ、よかろう」
……?今なんか様子が変だったような。
落田「……なんだか色々ありすぎて疲れたでやんす」
十一郎「それになんだか眠くなってきたな……」
小波君と落田君は疲れてるみたいだ。私達はまだまだ余裕だけど、流石に休んだ方がいいかな。
鈴音「その前に方針を決めない?」
十一郎「方針?」
鈴音「折角4人もいるんだから役割分担しないとね」
落田「大宮さんも響さんも強いんだからオイラ達と行動してほしいでやんす……」
十一郎「まぁいてくれた方が心強いよな」
確かに小波君達に比べたら戦い慣れしている私達の存在はとても心強いだろうけど……。
鈴音「でも私達だって君達に付きっきりという訳にもいかないよ?」
未来「なら二手に別れましょうか。私は食料と『合成』に必要な素材を調達してくるわ」
鈴音「1人で行けそう?」
未来「問題はないわ。人手が必要なら1度そっちに戻ってその内容を伝えるようにすればいいもの」
落田「ならオイラも着いていくでやんす!」
十一郎「落田?」
落田「オイラ達のクラスメイトの救出もかなり大事でやんす。もしも響さんがクラスメイトに会った時に知ってる人がいれば幾分やりやすい筈でやんす」
確かに……。もしも小波君達のクラスメイトとばったり会った時に未来1人で行くよりも知り合いの落田君がいた方が救出もしやすいだろう。
未来「……そうね。落田君、頼めるかしら?」
落田「ガッテン承知でやんす!!」
鈴音「なら私と小波君で2人のクラスメイトを救出しつつ、宇宙人についての情報収集をしようか」
十一郎「わかった。頼めるか?」
鈴音「任せてよ」
とりあえず方針は決まったね。これからは二手に別れて頑張ろう!
今回はここまでです。
次回、クラスメイトを救出に向かう鈴音達、まずは小波の住居に向かうが……?