戦いの世界を生き抜いた女主人公は様々な世界で冒険するようです。 作:銅英雄
グループ分けは大きく分けて3つで基地破壊班、素材収集班、そして待機班。基地破壊班と素材収集班は多くても6人ずつにしておきたい。余り多くても行動しにくいと思うしね。
ここで重要なのは小波君を必ず基地破壊班に入れる事。これを踏まえて考えよう。
戦力を3グループ均等にするにあたって私と未来はまず別々にして、未来はサポーターだからほぼ確実に素材収集班に入れる事と大人が丁度3人いるので、各班1人ずつ配置しておこう。
……うん、考えが纏まってきた。
未来「おまたせ。連れてきたわよ」
鈴音「ありがとう未来」
未来が連れてきたのは昨日の面子に+して石川さん、青野君、光山さんを加えた面子。
鈴音「皆、集まってくれてありがとう。宇宙人達は明日以降侵攻を更に進めてくるから、改めてそれぞれの役割を決めておこうと思う」
私が説明すると辺りがざわつく。
鈴音「まずは待機班からね。この人達は宇宙人達が攻めてきた時の事を考えてここにいない人達と一緒にこの基地を守ってもらう。メンバーは榎本さん、越後君、堤君、椿さん」
主力を基地破壊班に固めておきたいけど、待機班の今いる人達以外は大半が戦闘未経験だから、此方にも戦闘能力が高い人物を置いておきたい。此処にはいないけど、白瀬さんもいるしね。
鈴音「素材収集班が未来、落田君、青野君、白木さん、光山さん」
素材収集班は未来とサポーターの落田君を中心に近接戦闘員を固めた。遠距離にいる敵は落田君の手榴弾や未来の攻撃だけでも事足りるだろう。
鈴音「最後に基地破壊班は小波君、私、坂柳さん、石川さん、神室さん、ホンフーさん」
この面子には坂柳さんと石川さんがいるから喧嘩は避けられないだろうけど、坂柳さんのストッパーには神室さんに、石川さんのストッパーには小波君に任せておけば問題ないだろう。というかそうしてもらわなきゃ私が胃痛で置物になりそうだし。
近接戦闘は石川さんと神室さん、遠距離戦闘は小波君と坂柳さん、そして中距離には私とホンフーさん。私は遠距離寄りに、ホンフーさんは近距離寄りに戦う事でバランスが良くなるしね。
鈴音「この配分に何か意見はあるかな?」
すると石川さんが手を挙げる。
梨子「あたし、坂柳と一緒は反対」
有栖「おやおや、相変わらず威勢が良いですね」
鈴音「理由を聞こうか?」
梨子「あたしが坂柳と組んでも上手くいかないよ。喧嘩ばっかりになるけど、それでも良いの?」
有栖「石川さんが私に噛みつかなければ良いのではないですか?」
まぁ想定内の理由だね。それなら反撃させてもらうとしよう。
鈴音「それだけが理由なら却下ね。それが嫌なら石川さんには待機班に回ってもらって代わりに越後君を入れる事になるよ」
梨子「……っ!」
おーおー、悔しそうな顔をしてるね。でもこれくらいは言わなきゃ彼女は一生我儘な人間になってしまう。
鈴音「これでも石川さんの『自分も基地破壊班に入りたい』というのと『小波君と同じが良い』という希望を通して今の班分けだからね。坂柳さんからは石川さんに絡んでいないし、これまで一緒に行動した時もそうだったよね?」
十一郎「……梨子、今回は梨子が悪い。あんまり大宮さん達に迷惑をかけるな」
梨子「……わかったわよ」
小波君が石川さんを宥めてこの空気は少しマシになった。うんうん、これからも石川さんを宥めるのは君の仕事だよ!
鈴音「他に何か意見はあるかな?」
私が尋ねると特に意見はないようだ。
鈴音「なら今回の会議はこれでおしまい。明日に備えて皆休んでね」
皆はそれぞれの部屋に戻った。勝負は明日だね!今日のところはゆっくり休んでおこう……。
今回はここまでです。
次回、基地破壊班の進撃!