戦いの世界を生き抜いた女主人公は様々な世界で冒険するようです。 作:銅英雄
未来達は先にモールへと向かった。私達も早いところ出発しないと……。
鈴音「それでこれからどうするの?」
十一郎「まずは一旦家に戻ろうと思う」
鈴音「戻るって……。家族はその、ハタ人間になってるんでしょ?戻ってもハタを立てられそうになるだけじゃ……」
でも小波君の幼馴染的存在が同じマンションに住んでるんだっけ?
十一郎「……でも俺が住んでいるマンションには瑠璃花……幼馴染が戻っているかもしれないから戻らなきゃいけないんだ!」
瑠璃花……。南雲瑠璃花(なぐもるりか)の事だね。表では小学生だけど、この世界では中学生なんだよね。そういえば11終了時点の時系列では大体19歳くらいなんだっけ。彼女も成長したもんだ。
鈴音「……わかったよ。じゃあそのマンションに案内してくれるかな?」
十一郎「ありがとう」
私達は小波君が住んでいるマンションのある東方面に進んでいった。
~そして~
それでそのマンションに着いた訳だけど……。
鈴音「いけそう?」
十一郎「ああ……。よし、いくぞ!」
「こら!こんな時間まで何処に行ってたの!?」
十一郎「しまった!母さんに見つかった!!」
行こうと思ったら出鼻を挫かれました……。台詞からは普通に子を心配する親だけど、ハタ立ってるから敵なんだよね……。
十一郎「く、くそっ!応戦するしか……!」
鈴音「ねぇ小波君、その幼馴染はマンションの中にいるの?」
十一郎「確証はない。でもこの目で見ておかないと不安なんだ……」
鈴音「なら私が足止めするから小波君は幼馴染が戻っていたらそのまま救出して!」
十一郎「でも……!」
鈴音「いいから早く!間に合わなくなっても知らないよ!?」
十一郎「わ、わかった!」タタタッ
「何処に行くの十一郎!?早くお母さんのところへ戻ってきなさい!」
鈴音「おっと、おばさんの相手は此方だよ。遊んであげる!」
「……生意気な小娘め。やっちまいな!!」
小波君がマンションの中に入ったのを確認してハタ人間達の相手をする。なんか急に性格変わったんだけど……。怖いよ。
鈴音「武器を使わなきゃ問題ないよね?手加減するから勘弁してね。超龍撃拳!」カッ!
私はハタ人間達にラッシュを浴びせた。殺してないよ!
~そして~
ふぅ、なんとか全員気絶させる事ができた……。汗をかいたので額を拭っていると、小波君が青髪の女の子を連れて出てきた。彼女が瑠璃花だね。改めて本物を見ると可愛ぇ……。ハタも立ってないみたいだしよかったよ。
十一郎「大宮さん、無事か……ってなんじゃこりゃ!?」
瑠璃花「十数人はいるハタ人間が全滅……。凄いですね」
鈴音「おかえり小波君。そしてそっちの子は初めましてだね。私は大宮鈴音だよ。これからよろしく」
瑠璃花「な、南雲瑠璃花です。よろしくお願いします」ペコッ
礼儀正しいな瑠璃花……。動作の1つ1つが美しい。
鈴音「南雲さんを救出する事が出来たところで早く此処を離れようか。ハタ人間達が目を覚ます前にね」
十一郎「そうだな……」
鈴音「南雲さんは何か忘れ物とかない?」
瑠璃花「それなら部屋に戻ってもいいでしょうか?この状況下で役に立つ物が仕舞ってあった筈ですので……」
鈴音「うん、いいよ。小波君は南雲さんに着いていってあげて」
十一郎「わかった。行こう瑠璃花」
瑠璃花「はい、ありがとうございます大宮さん」
2人は瑠璃花の部屋に戻っていった。
~そして~
瑠璃花が取ってきたのはクリアワルザーだった。確かにこの状況に役立つ物だね。
瑠璃花「よかった……。まだちゃんと使えます」
十一郎「よくそんなの持ってたな」
瑠璃花「……覚えてないんですね」
おお、幼馴染のラブコメが始まった……。
十一郎「……そういえば小学校低学年くらいの頃の縁日で取ってやったやつだな」
瑠璃花「はい、これは十一郎が取ってくれたので、ずっと大切に仕舞って……って何を言わせるんですか!?///」カァァァ
わーお、瑠璃花の顔真っ赤。林檎みたい。
十一郎「えっ……?何か不味いこと言ったか?」
瑠璃花「なんでもありません!///」
鈴音「2人共イチャイチャしてないで早く行くよ」
瑠璃花「い、イチャイチャなんてしてません!!」
いやいや、誰がどう見てもカップゥーですやん。イチャイチャしてましたやん。
まぁそんなこんなで無事に瑠璃花を救出する事が出来た。私のゲーム知識が正しければ次に行かないといけないのは学校。平山と青野夏菜コンビ……。前者はタイムリミットが早いし、後者は日中に動かないとハタ人間になってしまう……。
未来達がモールの方に行ってるからどうにか青野と夏菜を救出してくれないだろうか……。
今回はここまでです。
次回、公園に入る鈴音達。そこにはまさかの人物が……!?