戦いの世界を生き抜いた女主人公は様々な世界で冒険するようです。 作:銅英雄
未来side
荒井三兄弟を追っ払った後、私達は倉庫の2階へと上がる。
落田「なんだかここは獣臭いでやんす……」
恵理「本当ね。あと血の臭いもするわ。なんでかしら……?」
獣臭という事は鈴音達が宇宙ビーストを倒したけれど、完全に止めを刺さなかったようね。血の臭いはその死骸かしら?
青野「おい!彼処に誰かいるぞ!」
落田「えっ!?」
青野柴夫が指差した前方にはギャスビゴー星人がいた。
「……おまえは倉庫の宝をぶん取っていった女じゃないか」
どうやら宇宙人側には完全に私の顔を覚えられているようね。
未来「そうね。流暢な言葉を話す貴方は宇宙人のボス格と見て間違いないかしら?」
「だとしたらどうするんだ?」
未来「決まっているでしょう。貴方達ギャスビゴー星人を殲滅させるのよ。ボス格の貴方がいなくなれば統率が取れる仲間はいなくなるのではないかしら?」
これだけ流暢に話せる宇宙人はそう多くはない筈……。なら司令塔であるあの宇宙人を潰せばこの倉庫はこれ以上侵略されないでしょう。
「……ふっ、大方俺を倒せばギャスビゴー星人はまともに機能しなくなるとでも思っているのか?」
未来「……だとしたらなんなのかしら?」
「甘い……。教えてやるよ!俺の他にも司令塔は複数に別れて様々な箇所で仲間を従えてハタ人間を増やして町を侵略していくんだよ!」
恵理「そ、そんな……!」
落田「埋め立て地だけじゃなくて他にもそんな所があるんでやんすか!?」
「何故おまえ達が埋め立て地の基地の事を知っているかは知らないが、此処で始末すればそんなのは気にならない。やれ、おまえ達!」パチンッ!
指パッチンと同時に3体のギャスビゴー星人がゾロゾロと出てきた。ギャスビゴー星人の指はどのような仕組みになっているか少し気になるわね……。
未来「皆、準備は出来ているかしら?」
恵理「ええ、大丈夫よ!」
青野「此処に来る途中に倒してきた相手で準備運動もバッチリだ」
光山「小森寺で身に付けた拳法の相手にはうってつけだな」
アルベルト「私が隠し持っていたトムプソンが火を吹きまーす!」
落田「オイラも手榴弾で援護するでやんす!」
未来「準備は出来ているようね。……いくわよ!」
『おうっ!』
~そして~
「ふん、中々やるじゃないか?」
結論から言えば苦戦する事なく3体のギャスビゴー星人を倒す事が出来た。
落田「ふふん!余りオイラ達を舐めない方が良いでやんすよ?」
「……そのようだな。ならば此方も切札を出させてもらうとしよう」
ゴゴゴゴゴ……!
落田「な、なんでやんすか!?この地鳴りは……」
「紹介しよう。我が死霊術を駆使して蘇ったアンデットビーストだ!」
地鳴りと共に出てきたのは鈴音達が倒した宇宙ビーストだった。
「さあ、楽しみはこれからだ!」
……唐突な打ち切り宣言ね。
今回はここまでです。
次回、死霊術によって蘇った宇宙ビーストと戦う未来達に更なる敵が……?