戦いの世界を生き抜いた女主人公は様々な世界で冒険するようです。 作:銅英雄
その後私達は学校に行き平山君を救出して、その帰りにハタ人間に襲われた。開口1番にさっきの2人には逃げられたと言っていたので、その2人が青野と夏菜だろう。出来ることなら未来達に2人を救ってほしいものだ。
1度基地に帰り今度は公園の方に行こうとなったが、余り大人数で行くのもあれだから私と小波君の他にあと3人くらいでいいだろう。かといって唐沢教授を1人にするのもあれなので、平山君に残ってもらう事にした。4裏でも平山は黒野魔王の相手をしてたし、対爺さん◯を持ってる彼なら教授の相手も多分勤まるでしょ。
そんな訳でまずは北公園に行くのだが、その道中で……。
瑠璃花「十一郎、薬を作っておきましたので持っていってください」
十一郎「ありがとう瑠璃花」
瑠璃花「……全く、貴方は私がいないと駄目なんですから」
……私はこのイチャイチャに慣れないといけないのか。
鈴音「北公園は病院の右側にある公園でよかったよね?」
瑠璃花「はい。公園は見通しも良いですし、隠れる場所もそれなりにありますので、もしかしたらクラスメイトがいるかもしれません」
十一郎「昔はよくかくれんぼとかしてたな……」
瑠璃花「そうですね。……昔を懐かしむのもいいですが、今はクラスメイトの救出を優先しましょう」
十一郎「そうだな。1人でも多く助けよう!」
瑠璃花「はい!」
……もう私いらないんじゃないかな?かな?未来のところに行こうかなぁ。
十一郎「着いた。此処が北公園だ」
鈴音「とりあえず入ろうか」
私達は北公園に足を踏み入れた。
~そして~
やっぱり公園内にもハタ人間がウロウロしてるな。奥の方まで行って漸く一息吐けるよ……。っていうかそこのベンチに誰かいるんだけど。
鈴音「彼処に誰か座ってるみたいだけど……」
あのシルエットは……そうそう、恵理だ。白木恵理(しらきえり)さんだ。ぅ絵里ちゃん!……じゃなくて恵理か。
十一郎「誰かいるのか……?俺にはよく見えないけど」
鈴音「うん、短めの黒髪に碧眼の可愛い感じの女の子」
瑠璃花「短めの黒髪に碧眼……。エリですね」
やっぱり恵理で合ってた。でもなんか違和感があるような……。
十一郎「生徒会長がいるのか!?」
生徒会長?それはぅ絵里ちゃん!のことであってここの恵理とは関係無い筈だけど……。それっぽい役職が思い浮かぶ人物といえば神条紫杏(しんじょうしあん)だけど、紫杏は委員長の筈だし。
瑠璃花「エリ!」
そんな事を考えてると瑠璃花が声をかけた。
恵理「……?あら、貴方達」
十一郎「生徒会長、無事だったのか!?」
恵理「ええ……。とは言ってもさっきまでハタを立てている人達に追いかけられて、やっと撒いたからこのベンチで休んでいたのよ」
いや誰これ?私が知っているハタ人間編の恵理はパニックに陥り安くて、泣き虫な女の子なのに、今いる恵理とか真逆なんだけど?しかも生徒会長って言ったよね?もう完全に恵理じゃなくて絵里だよ!
恵理「正直今見つかったらもう駄目だったから助かったわ。ありがとう」
瑠璃花「いえ、エリが無事でよかったです」
恵理「……ところでそっちの子は?服装からしてうちの中学じゃないわよね?」
あっ、此方に気付いた。
鈴音「えっと……。大宮鈴音です。訳ありでこの町で起こってる問題の解決を務めるためにいます」
な、なんか敬語になっちゃったよ!
恵理「そう……。白木恵理よ」
十一郎「大宮さんと此処にはいないけど、もう1人のおかげで俺達が無事でいれたんだ」
恵理「そうだったのね。ありがとう大宮さん。うちの生徒達を、私のクラスメイト達を救ってくれて……。後でそのもう1人にも御礼を言わないといけないわね」
鈴音「気にしなくてもいいよ。さっきも言ったけど、此方も訳ありなんだよね。だからなんとかしてこの騒動を解決しないと」
恵理「…………」
とりあえず恵理を救出できたし、次はどうしようか……。
十一郎「次はどうしようか?」
鈴音「もう少しこの辺りを彷徨いてみようか。もしかしたらまだ君達のクラスメイトがいるかもしれないし」
序でに此処の地形を把握しておきたいし。
瑠璃花「とはいえ此処から先は行き止まりですので、今度は南東の方にいってみましょうか」
十一郎「確か南東の方には事務所があったっけか……。でもそれくらいしかなくないか?」
ああ事務所ね。あの便利素材がいっぱいある場所ね。……なんで公園内に事務所があるんだろう。なんの事務所?
恵理「そうね。此処をよく知らない大宮さんが地形を把握するために行きましょうか」
そんな訳で南東へレッツゴー!
~そして~
南東に着きました!時間は午前5時か……。まだ暗いから見通しが悪いな。
瑠璃花「しかし暗いからかこの辺りは見通しが悪いですね」
十一郎「ああ、突然ハタ人間が襲ってきたら不意を突かれそうだ」
ガサガサ!
恵理「……!そこに何かいるわ。皆気を付けて!」
うん……?この方角にガサガサという物音。ということは……。
十一郎「な、なんだ!?」
瑠璃花「ご、ゴキブリ……!?」
恵理「それにしては大きくないかしら……?猫くらいの大きさよ?市販の殺虫剤が効かなさそうね」
やっぱり人食いゴキブリ!……っていうか女性陣なんか冷静だね。精神力の高さが伺えるよ。
鈴音「戦うよ小波君。さっき教授から貰った銃を構えて。南雲さんと白木さんはこの水鉄砲を受け取って。もしもゴキブリの相手している最中にハタ人間がいたらその相手を御願い。ハタ人間はその水鉄砲で倒せる筈だから。それまでは辺りを見ておいて」
瑠璃花「わかりました!」
恵理「了解よ!」
十一郎「わかったが、大宮さんはどうするんだ?」
鈴音「基地を出る前に木刀を作っておいたんだ。当面はこれと素手でハタ人間以外の相手をするよ。小波君は遠距離担当を御願いするよ」
十一郎「おう!」
さて、ハタ人間の次は人食いゴキブリだ。私特注の小太刀モデルの木刀の試し斬りといこうじゃないか!
~そして~
十一郎「これで最後だ!」バンッ!
鈴音「これで全滅だね。南雲さんに白木さん、そっちは誰も来なかった?」
一応戦いながら2人を見張っていたけど、特に何もなかった蓮。でも念のために確認しておかないとね。
恵理「ええ、問題ないわ」
瑠璃花「誰か来た……というのはありませんでした」
鈴音「ならよし。……この公園の地形も把握出来たし、一旦基地に戻ろうか」
十一郎「そうだな。生徒会長にも基地の場所を教えないといけないし」
恵理「基地……?そんなものがあるのね」
鈴音「この公園から南下したところに廃ビルがあるんだよ」
恵理「彼処ね……」
白木さんが怪訝な表情をしていた。……まぁ生徒会長やってるみたいだし、生徒が危なそうな所に行くのを見過ごせないということかな?
恵理「わかったわ。そこに食料とか準備してありそうだし、行きましょうか」
白木さんも納得したので私達は基地に戻ることにした。その道中に村山君を救出したけど、人が変わった恵理と人食いゴキブリのせいで他のクラスメイトを救った印象が飛んでいったよ……。
今回はここまでです。最後に人格が変わった恵理のステータスを紹介。( )内の数値は人格変化前……もとい本来の恵理のステータスです。
白木恵理
体力 8(2)
力 8(4)
器用さ 8(9)
巣早さ 8(7)
精神 9(5)
得意武器 格闘 ハンドガン (なし)
苦手武器 なし (格闘 刀剣 ハンドガン)
特殊行動 囮になる かばう がんばって! (泣く)
スキル 冷静 連打 先制 (警戒 逃げ足 治療)
次回、鈴音達が奮闘している頃の未来達は……。