戦いの世界を生き抜いた女主人公は様々な世界で冒険するようです。 作:銅英雄
未来side
先程の道の話を聞いた直後に越後竜太郎が学校に来た。
落田「え、越後!?どうして此処にいるでやんすか!?」
越後「俺がいちゃいけないのか?少し学校に用があるだけだ。それよりも青野達はどうした?確かおまえ達と行動してたよな?」
未来「彼等は家庭科室へ行ったわ。恐らく霧生さんの付き合いでしょうね」
越後「成程な……」スタスタ
落田「何処に行くんでやんすか!?」
越後「……雉を撃ちに行くんだよ」
そう言って越後竜太郎は歩いていった。
落田「雉を撃つって……。あいつは何をしに何処へ行ったんでやんすか?」
未来「雉を撃ちに行く……というのは男性が御手洗いに行く時に使われる表現ね」
御手洗いに行く時に男性は雉を撃つ、女性は花を摘むと言うらしいわね。
落田「トイレならそうと言ってほしいでやんす……」
未来「デリカシーに欠ける言葉は慎んだのでしょう。大人になったらそういった気を遣う表現を用いる事があるから覚えた方が良いわよ」
落田「そういうもんでやんすか?」
未来「そうね」
……そういえば私と落田君の2人切りじゃない。このままだとまた七不思議を語られてしまうわ。確か次は5つ目だから……!成程ね。だから越後竜太郎は学校に来たのね。恨むわよ。
※違います。
落田「……トイレと言えば七不思議の5つ目がトイレに纏わるものでやんす」
……始まってしまったわ。4つ目を聞いてからまだ1時間も経っていないじゃない!
落田「この学校の3階奥の男子トイレから何やら呻き声が聞こえるらしいでやんす」
未来「呻き声?」
確かその声の正体は越後竜太郎の『バッチコイ』だったわね。本来ならその通りに進むけれど、今の越後竜太郎は人格が変わってしまっているから……いえ、先程越後竜太郎が何処かに行った事を考えると元はやはり彼で合っているかもしれないわ。
落田「そうでやんす。なんでも『……だぜ』とそれは呟きにも近い呻き声なのでやんす」
……それは単に彼が『やれやれだぜ』と言っているだけでしょうね。
落田「だからその正体が寡黙で学ランを来た渋い男の幽霊だと言われているらしいでやんす……」
未来「何故そんなに具体的なのかしら……」
その条件は完全に空条条太郎が当てはまるわね。今の越後竜太郎の人格はそれそのものだけれど……。
越後「……戻ったぞ」
未来「何処まで行っていたのかしら?」
越後「詳しくは秘密だが、俺しか使われていない場所だ」
落田「越後しか使われていないってどういう事でやんすか?」
越後「何故俺しか使われていないのかはわからん。だが、そこは何か不気味なものを感じたぜ」
……もしかしたら今の越後竜太郎には近寄りにくい感じがするからなのかもしれないわね。
以前白木恵理が彼は一部の人達を除いた皆が彼から一定距離以上は近付かないと聞いた事があるから、そのトイレも彼しか使わないのでしょう。謂わば『越後竜太郎専用トイレ』と言ったところね。
今回はここまでです。
次回、鈴音達はピコピコ動く少女を発見する……!