戦いの世界を生き抜いた女主人公は様々な世界で冒険するようです。 作:銅英雄
有栖side
鈴音さんが堀北さんを庇って櫛田さんの銃撃を受けた。櫛田さんの持っている銃は浴びせると石化してしまう物らしく、光線を受けた鈴音さんは石化してしまった……。
櫛田「まずは1人……。あと4人だね。言っておくけど、私拳銃の腕前には自信があるから」
真澄「あの銃を被弾したら一貫の終わりね……」
榎本「坂柳さん、何か作戦はある?」
真澄さんと榎本さんは鈴音さんが石化してしまったので、私の指示待ちとなっている……。でも私は……!
堀北「坂柳さん、しっかりして。大宮さんの事が大切なのは貴女を見たらわかるわ。……私が不意を突かれたせいでこうなってしまったもの。けれど今はこの状況をなんとかするのが先ではないかしら?」
堀北さんの言葉で私は気を取り直す。……そういえば鈴音さんが言っていた私に渡したあれ……っ!成程、そういう事でしたか。
だとしたら鈴音さんが仰るように使うタイミングが重要ですね。
有栖「3人共、まずは櫛田さんの持っている石光線銃を破壊するのを先決に動いてください」
真澄「わかった」
榎本「了解!」
堀北「ええ」
櫛田「ちっ……!」
真澄さん達は櫛田さんの周辺を掻き乱す。その隙に私は銃を取り出して、櫛田さんの持っている石化光線銃を目掛けて撃った。
バンッ!
櫛田「っ!しまった……」
有栖「今です。破壊を!」
堀北「はぁっ!」
ガシャンッ!
櫛田「くっ……!」
真澄「追い詰めたよ。観念しな」
榎本「序でに宇宙人達の事も吐いてもらおうかな」
真澄さんと榎本さんが櫛田さんを壁際まで追いやり、万一突破された時の事を考えて私と堀北さんで櫛田さんの前方に立つ。
有栖「これでチェックメイトですね」
櫛田「……まだ終わってない。銃を破壊したからって勝った気にならないでよね!」
櫛田さんは懐から何かを取り出して下に投げ付けた。
ボンッ!
辺りが煙で覆われた。これは……。
榎本「けほっ!けほっ!」
真澄「な、何これ!?」
有栖「……どうやら煙幕の類いですね」
暫くして煙が晴れると、櫛田さんは既にいなくなっていた。
堀北「逃がしたわね……」
有栖「……今は鈴音さんを元に戻すのが先です」
真澄「……戻せるの?」
有栖「大丈夫です。こんな事もあろうかと対策はバッチリですから」
私はポーチから1つのペットボトルを取り出した。
榎本「ペットボトル……?」
有栖「このペットボトルには石化を解除する液体が入っています」
真澄「……そんなの何時の間に造っていた訳?」
有栖「宇宙人の基地破壊に向かう前に鈴音さんが造っていました」
始めはなんの為にあるのかと思いましたが、まさか敵の攻撃を予め対策していたとは……。流石鈴音さんですね。
今回はここまでです。
次回、石化解除の液体の秘密に迫る……!