戦いの世界を生き抜いた女主人公は様々な世界で冒険するようです。 作:銅英雄
鈴音「それにしても本当に急だね。未来らしくもないよ」
未来「それについてはこの世界を出てから話すわ。それに……薄々は気付いていたのでしょう?私達がこの世界から去らないといけないタイミングは……」
鈴音「……まぁね」
未来が小波君達を鍛える……。それはこの先私達がいなくてもなんとか戦えるようにしたという事だ。
有栖「御待たせしました。鈴音さん」
真澄「ごめん。待たせたね」
鈴音「気にしなくて良いよ。小波君達にバレないように来てもらった訳だから」
真澄「それにしてもかなり急だよね。大宮さんと響さんが次に行かなきゃいけない世界に行くのって」
私もそう思っている。未来なら入念な準備をするタイプだ。何処ぞの慎重勇者までとはいかないにしても、二手三手先を常に見ている未来にとってこの事態は想定外だったのだろう。
未来「私はまだやる事があるから、先にこれに入っていて頂戴」
そう言って未来はワームホールを出した。この世界に来る時も御世話になりました!
真澄「こんなのフィクションでしか見られないと思ってた……」
有栖「この穴の先に私達が次に行く世界がある訳ですね」
鈴音「そう。此処とは似て非なる世界がね……」
さて、未来が戻ってくるまで何をするか……おや?なんかモニターがある。
真澄「彼処にモニターがあるんだけど……」
有栖「本当ですね。何のモニターでしょうか?」
鈴音「う~ん……。多分だけど……」カチャカチャ
私はモニターの電源を付けてボタンを弄る。
真澄「写った……」
有栖「写っているのは基地の様子ですね。小波君達が巨大ロボット相手に奮闘しています」
鈴音「未来が用意してくれた物っぽいし、戻ってくるまでこの映像を見てようか」
鈴音(頑張ってね小波君。君達ならきっとガンダーロボとその次に出てくる巨大UFO、そして2章で待ち受ける強敵も倒せるから……!)
映像を見ながら私達は小波君達を応援した。
~そして~
小波君達はガンダーロボを倒し、その後に出てきた巨大UFOも無事に破壊したところでモニターの映像は終わった。
有栖「宇宙人達の技術には驚きましたね。埋め立て地にあった巨大戦艦と言い、あの技術力は侮れません」
真澄「それよりも私は20人以上の人達があのロボットに乗ってUFOと戦った事に驚いたんだけど……」
坂柳さんと神室さんの言う事も尤もだ。まさかこれまで一言も喋らなかった有田君と村山君、そして教授の相手をしていた平山君までもがガンダーロボに乗っていたからね……。
未来「戻ったわ」
鈴音「お帰り。……漸くこの世界でやる事が全部終わったんだね」
未来「ええ、私も最後に一仕事出来て良かったわ」
そういえば未来はホンフーさんを過去に送ったんだっけ。あの戦いの直後でホンフーさんもよく対応出来たね……。
未来「では次の世界に行きましょうか」
鈴音「そうだね。2人共準備は良い?」
真澄「うん、大丈夫」
有栖「私も大丈夫です」
未来「では行くわよ」
全員の準備が整ったところで、未来が次の世界のゲートを開き、坂柳さんと神室さんが中に入る。早いところ私も行こう。
鈴音(バイバイ。パライソタウン!基地で私が使った部屋には色々な装備があるから、それは小波君達への選別だよ)
また……会えたら会おうね!
今回はここまでです。
次回、エピローグ!