人斬りだった少年は九鬼家の従者部隊に   作:傲慢です

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2話

あれから更に時が経ち揚羽は13歳に忍は15歳となった、この数年であったことは揚羽にもう一人の専属従者が出来た武田小十郎で忍の事を師匠と思っているがその小十郎には問題があったそれは本番に弱いと言うことだ。そのせいでよく失敗して忍にハリセンで叩かれている。

 

次に英雄の親友と共に小雪を助けた、小雪とは英雄と英雄の親友の葵冬馬に井上準と遊んでいたところに小雪がやって来た、その時に忍が小雪の異変に気づいた、小雪は母親に虐待にあっていた所を忍が助け出した、その後小雪は榊原夫婦の養子になり忍の事を兄のように思い会うたびに抱き付く忍は元気になった小雪にほっとした。

 

更に海外でパーティーがありそこに九鬼帝に九鬼英雄がそして忍もそこに居た忍は英雄の護衛として来ていた、するとそのパーティーの最中テロリスト達が襲撃してきた、忍はすぐに帝と揚羽そしてそこに来ている人達を助けた行ったが英雄が『まだ逃げ遅れた人が居る』と言って助けに向かおうとした時に瓦礫が落ちてきたそれを忍は助けたが、その時に重症をおったが英雄に『守る為なら命を捨てる覚悟はある』とそこにある女性が居たその女性は忍の姿を見て惚れてしまった。女性は忍に掛より手当てをしようとしたが忍が言った

 

忍「俺の事よりも若を安全な場所まで連れていけ」

 

英雄「何を言っておる!このままでは忍が!」

 

忍「若、俺は死にませんよ。逃げ遅れている人を必ず助け帰って来ます。」

 

英雄「忍」

 

忍「おい」

 

女性「はい!」

 

忍「若を安全な場所まで連れていけ、頼んだ」

 

女性は忍の言葉を聞き最初は断ろうとしたが忍の目で何も言えず忍の言葉に従い英雄を連れてビルの外に向かった忍は逃げ遅れた人達を助け出しビルから出た後に忍は倒れたその後手術を受けて暫くして目を覚ましたその場に居た英雄に連絡を貰った揚羽が居た。揚羽は忍が目を覚ました途端に抱き付き涙を流した。それから3日後に忍は退院した。そして忍に手当てをしようしていた女性は九鬼家従者部隊に入ったその女性の名は忍足あずみで忍は今回の事を踏まえてあずみに英雄の専属従者になってほしいと言った。あずみはそれを受け入れた。

 

 

 

そして今揚羽に忍はヒュームに連れられて川神院に向かっていた。

 

ヒューム「川神院には川神鉄心の孫川神百代が居る、揚羽様には川神百代に試合して貰います」

 

揚羽「はい」

 

忍「楽しそうですね、お嬢」

 

揚羽「うむ!」

 

暫くして川神院に到着した

 

鉄心「久しいのヒューム」

 

ヒューム「久し振りだな、鉄心」

 

揚羽「初めまして川神鉄心殿、私は九鬼揚羽です」

 

鉄心「宜しく頼むぞい、彼は?」

 

忍「お嬢の専属従者である神条忍です」

 

鉄心「宜しくの(こやつなんとゆう強さじゃモモを越えとるの、ヒュームめこやつを何処で見つけたのじゃ)」

 

自己紹介した揚羽と忍は鉄心に連れられて川神院の修行場に来た、そこには多くの修行僧が居た。そしてその中には二人の女子が居た、少しして休憩になり鉄心は女子を呼んだ飛んできた。

 

百代「ジジイ、呼んだか」

 

鉄心「うん、ここに居る九鬼揚羽ちゃんと試合をして欲しいんじゃ。なにモモにとって良いライバルになるじゃろう」

 

百代「川神百代です」

 

揚羽「九鬼揚羽だ、宜しくな百代」

 

百代「こちらこそ、揚羽さん」

 

ヒューム「揚羽様、私は仕事があるのでこれにて」

 

揚羽「すまぬなヒューム」

 

ヒューム「忍、揚羽様の事頼むぞ」

 

忍「誰に言っている」

 

ヒューム「ふん」

 

ヒュームはふんと笑い消えた。少しして揚羽と百代の試合が始まったが結果は引き分けに終わった、忍は揚羽のダメな所と良いところを言って今後の課題だなと忍はそう言った後に揚羽の頭を撫でた揚羽は顔を真っ赤にして嬉しそうにしていた。その後鉄心の計らいでお昼を食べていた。忍は先に食べ終えた後に自身の刀を手入れしていた。ふと思った百代は揚羽に聞いた。

 

百代「揚羽さん、彼は」

 

揚羽「ああ。あいつは神条忍と言ってな、私の専属従者で序列11番でな我が忍を気に入って専属従者にしたんだ。それに我より二つ上でな、我も英雄も兄のように慕っている」

 

百代「強いんですか」

 

揚羽「当たり前だ、我でも勝ったことは一度もない。最近はヒュームと互角にやり合うようになったからな」

 

揚羽の言葉にその場に居た者は驚いていた特にヒュームの事を一番知っている鉄心は驚きを隠せなかった。

 

鉄心「(ヒュームと互角に渡り合えるとは!)」

 

百代「そうなんですか」

 

すると一人の男が忍に話し掛けた。

 

釈迦堂「おい、坊主俺とやらないか」

 

忍「何故、試合をやらないと行けない。俺はお嬢の護衛として来ている、戦いに来たわけではない」

 

釈迦堂「真面目だな、坊主」

 

忍「……うぜぇ、おっさんだな」

 

釈迦堂「ほう、言うじゃねか!ガキ!」

 

釈迦堂は忍を睨み付けて忍は刀を手入れしながら闘気をむき出しにしていた。

 

揚羽「忍よ」

 

忍「何でしょうか、お嬢」

 

揚羽「戦ってみたらどうだ」

 

忍「お嬢、俺は護衛として来ています」

 

揚羽「だ、ダメなのか忍」

 

揚羽は忍に涙目&上目遣いをして忍を見ていた、忍もため息を吐き

 

忍「分かりましたよ」

 

忍がそう言うと揚羽はパアッと明るい顔になった、少しして忍と釈迦堂の試合が始まろうとしていた。

 

鉄心「東、釈迦堂刑部」

 

釈迦堂「おう」

 

鉄心「西、神条忍」

 

忍「……はい」

 

忍の雰囲気が変わったことで鉄心達は驚いていた

 

鉄心「それでは、始め!!」

 

釈迦堂「無双正拳突き・乱打!!」

 

釈迦堂は連続で拳を忍に放つが忍は動かず受けてしまった釈迦堂も当てた感覚があったしかし

 

釈迦堂「!!」

 

忍「俺はここだぞ」

 

釈迦堂「(いつの間に後ろに確かに感覚があったはず)」

 

釈迦堂は訳が分からなくなっていた隙を見て忍が技を繰り出した

 

忍「一刀流、断月・斬黒羽」

 

忍は神速の早さで釈迦堂を斬った後に連続で斬りつけた

 

釈迦堂「グッ!やるじゃねか!」

 

忍「断月を喰らっても立っていられるとはな」

 

釈迦堂「上から目線かならこれならどうだ!逝けよリング!」

 

釈迦堂のリング状の気弾が忍に迫る

 

忍「断月・無明」

 

忍は黒い斬撃を放つと釈迦堂の放ったリングが吸い寄せられて消滅し釈迦堂に向かっていた釈迦堂はすぐに避けたが忍はすでに構えていた。

 

忍「一刀流奥義!」

 

釈迦堂「まずい!」

 

忍の刀に青黒い物を纏って居た、釈迦堂は間に合わないと分かると防御に入った。

 

忍「双破滅風刃!!」

 

忍が放つ斬撃は釈迦堂はまともにくらいその場に倒れた。

 

鉄心「そこまで勝者、神条忍!!」

 

忍は刀を鞘に戻し一礼した、その後百代にも勝負挑まれたが断り揚羽にそろそろ帰る時間になったので川神鉄心にお礼を言って揚羽と共に九鬼家に戻った。


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