雑草でいいじゃない   作:扶桑畝傍

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ヴぇ「受付嬢よ」ア、ハイ

「一カ月も行き来すれば慣れるか。」

「そうね。」

以外にも徒歩圏内に

“ギルドを中心とした街があり”

いとも簡単にギルド員として登録できた

丁度、水筒の材料の胃袋が

品薄で順次納品待ちだった事もあり、

一袋=1銀貨=100円で

引き取って貰え、10個納品した

「しかし、高騰してるなぁ。」

「仕方ないのよ、

 紛争、小競り合いと言う名の国家間戦争、

 殺し合ったって、

 互いを苦しめるだけなのに。」

「ま、わかってても

 互いに譲れないモノがあるから、

 そう言う手に頼っちまうんだよな。」

調味料が無いのでは無く、

その原産国同士で戦争をしているので、

そもそもの輸入が出来る状態では無かったそうだ

この地域では既に採りつくされ

“死の森”で僅かにあるかどうかまで

減ってしまった為、今は採取禁止にされている

「とりあえず・・・。」

メネを抱えて“ギルドの裏口に隠れる”

(ちょっ!?こここ///

 こんなトコでスルのっ!?)

(あほ、

 尾行だ、最近水筒の高騰があっただろ?)

(うん、丁度南方と西方で・・・あ)

(あぁ、どちらかの間者だ、

 見つかるのは不味いな、

 メネと俺は魔力無し、

 そんな奴らが、どうして

 胃袋の納品が出来るのか探りに来てるんだろう)

「お二人共、こちらへ。」

「受付・・・。」

口元でしーっと、人差し指で口を押える

ちょっと茶目っ気の在る受付嬢さんが

招き入れてくれた。

「やはり来ましたね。」

「予想よりは遅い気もしますが、

 まぁ、良しとしましょう。」

「え?ふたりして何の話?」

「あら?言ってなかったんですか?」

「え?まぁ、その、

 ねぇ、“女の子にはキツイ話”も

 あるからさ。」

びくって、あ~ぁ、

メネ震えてる、だから言いたくなかったのに

「ほれ、おいで。」

ぎゅっと抱きしめ、

頭をぽんぽんする

「ごめんな、メネ、

 怖いだろうって思って

 話さなかった俺が悪いな。」

「ご・・ごめ、さい、

 でも、きき、聞くわ。」

「優しい旦那様ね。」

「「ぶっ!?まっ!?まだそんな関係じゃっ!?」」

「あら?違ったの?」

「“ヴェノム”さん?

 からかうのは程々にして下さい、

 それに貴女にもそう言う輩が

 着いて来てもおかしく無い、

 そうですね?」

「はぁ、そうね、

 ようやっと安住の地に住めたと思ったのに、

 あ~ぁ、また戦場に逆戻りは嫌なのよね~。」

この受付嬢さんこと、ヴェノムさんは、

戦場で出会ったら逃げろと言われる、

生ける戦神クラスの実力者であり、

本当に憧れの受付嬢をしたいが為に

“戦場から逃走を繰り返す戦神”でもある

「兎に角、間者は私が始末するから、

 むしろあなた達は、普段通りに行動して欲しいのよ。」

「ちょ、ヴぇ「受付嬢よ?」

 受付嬢さんは、それで大丈夫なんですか?」

「メネ、わかってるだろ?

 ここのギルド員で誰もヴぇ「受付嬢。」

 受付嬢さんに敵う人が居ないのは。」

「そうだけど。」

「ちょっとごめんなさい。」

(ちっ、メネ!)

「わっ!?」

メネをしっかり抱え

“これから起こるであろう事を見せない用にする”

ヴぇ「受付嬢」受付嬢さんは、

胸元の羽ペンを手に持ち

天井の僅かなスキマに“投てき”した

ぐぁあっ!?

誰かの叫び声だ

「あ、そうそう、

 その羽ペン、私の特別性だから。」

返事はその苦痛と絞り出すような声で帰って来る

「な゛・・・ぜ

 “毒蛇”がっ!?」

そして、その間者は身体中から血液を吹き出し

息絶えた

「ったく、

 また天井の張り直しと、

 床の張替えじゃないの、

 そんなに予算は潤沢じゃないのに、もぅ。」

ぷんすか、そう言う表現が合う

愛くるしいポーズをしている筈なのに

“滴る血液を美味しそうに嘗め回す仕草は”

妖艶、興奮を覚える輩が幾人か出るだろう

「受付嬢さん、

 せめてメネが見ない様に処理出来ませんか?」

ガタガタと震えるメネをしっかり押さえ

カウンター側に通じる扉へ移動する

「出来たらこんな事しないわよ、

 でも、この“味”

 西方ね、よりにもよって古巣からかぁ~。」

受付嬢さん曰く

血の味で、どこ出身の人間かわかるそうだ

 

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