「さて、
どう言う事か
説明して貰いましょうか?
ヴェノムさん?」
「ぇ~っと・・・だめ?」
ちょっと遡ると↓
とある戦場
「魔法が飛んで来るぞ!!」
「防御魔法はっ!?」
「魔術師がやられたぞっ!!」
「くそっ、
こんな時
“毒蛇”はどこに行ったんだっ!!」
▽
(あ~ぁ、
気になって様子を見に来たら
案の定攻め込まれてるし、
押され気味だし・・・)
「・・・はぁ。」
渋々足に力を籠め立ち上がる
「すこぉ~しだけ、殺るかなぁ~。」
▽
これが原因で
ある子を見つけ
“お持ち帰りしてしまったのだ”
で、今↓
▽
「ぁの・・・。」
「まぁ、しかたがない、
メネも抱えているし
今更養うのが一人二人増えた所で
騒いでもしょうがない、
名前が・・・えっと、
自己紹介して貰っていいかい?」
「ぁ、はぃ、
メイリーン・フォン・アシガラ
西の国の元貴族の次女です。」
(あん?アシガラ?
足柄って、あの足柄?)
「もしかして
海か山に由来する?」
「え?はい、
足柄山のアシガラです、
どうしてご存知でなのでしょうか?」
「あれ?によっちに教えたっけ?」
(あ、つい)
「多少は知ってただけだよ、
それでね?
セントリーガンの代償なんだけど、
“幾ら”がいいかな?」
「っ!?・・・お、おいくら?」
正直、アレを出すだけなら
なんら支障は無かったのだが、
“維持”は別物で、
弾薬を精製する物質は、
“ギルドを介して輸入して貰っている”
確かに能力によって
万全の状態で使えるが
それっきりなのだ、
補給、修理に使う資材は自己調達
再度“呼び出せば”良いのかもしれないが
設定なりIDタグを新たに必要とし、
かなり面倒くさいのだ。
「・・・金貨8枚かな。」
あ、凹んでる。
「むっ!?むりよぉっ!?
そんなお金貯めてないもんっ!!」
あ~、かなりテンパってる
ヴェノムさん、テンパると、
語尾に“もん”が付きだす。
「ミオ姉さまっ!?」
あ、そうそう、
ヴェノムさんは
ミジカオヘビ・ラー・ヴェノムって言う
メイリーンと同じ、西の国の
“元王族の長女”
正当な第一王女後継者だったのだ。
「メイリーンっ!?
イソロクがイジメて来る~っ!?」
うわ~、長身の女性が
メネとあまり変わらない少女に
泣きついてるし
「みっ!?ミオ姉さまっ!?
こんな場所では嫌です!
ちゃんと“寝所”でなら///」
おい、なに口走ってるんだこの幼女は?
「め、メイリーン、
だって、ひと月振りなんですもん、
成長していくメイリーンを
隅々まで私がきれ」すぱん!!
「おすわり。」
「え?」
「おすわりっ!!」
「はぃっ!!」
あ、正座はあるんだ。
メネは・・・あ、気絶してた
「ヴェノムさん?
メネはいたって普通の少女です、
メイリーンとの関係は
咎める立場では無いにしても、
メネを巻き込むのは許しません、
それに貯蓄の金額も聞いてませんし
今後のやる事も
決めないといけませんね?」
更に無言の笑顔で圧力をかける。
「そ、ソウデスネ。」
「ミオ姉さま。」
「さて、実際いくら貯めているんですか?」
あれ?
「ミオ姉さま?
ちゃんとお約束しましたよね?
ひと月に金一枚か、銀一枚を
“ちゃんと貯蓄する”と、
私(わたくし)が遊びに行く時用に
きちんと貯めて置くと、
“名言と純潔”を」すぱん
「痛いですっ!?」
「・・・メイリーン?
キミ、いま幾つ?」
「・・・確か、先月で11才でしたっけ?」
「メイリーン、10の間違いよ?」
「そうでしたか?」
「そうよ。」
メネを一番頑丈な部屋のベッドに寝かしつけ
ぱたん
かちゃ
鍵を閉めた
「あ、あの、イソロクさま?」
「メイリーン、キミは
西の国での成人は幾つか知っているかい?」
「・・・すいません、
家庭教師からまだ教わっていません。」
「ヴェノムさん?」
「ハィ!!」
「成人は幾つですか?」
「エット、ソノ。」
「まさか・・・ミオ姉さま?」
「・・・14です、はい。」
「さ~って、
王様に売ったら幾らかなー。」
「そうですねー、
ミオ姉さまですから、
しかも第一王女様ですからねー。」
「アゥアゥアゥアゥ・・・。」
はぁ
「ヴェノムさん?
責任はちゃんと取りましょうね?」
「ハィ。」
「あら?売らないので?」
結構怒ってらっしゃる
「仮にそうしたら、
国のしがらみに巻き込まれるし
“戦神”と“元貴族の次女”が
行方不明だとしても、
大きな問題にはならないでしょうし。」
「え?どうしてでしょうか?」
「昨日のギルド回覧板を見たからさ。」
《戦神がまた行方不明!
魔力無しの貴族次女が
森林入口で死亡
魔物に襲われたか?》
「って、回って来てたからな。」
「・・・そう、でしたか。」
「メネと同じ境遇だ、
当面はここを使って良いけど
俺達は距離のある依頼も受けるんだ
往復に7日8日は掛かる物もある、
メイリーンには、
早急に自力(じりょく)を
あげて貰わなきゃならない。」
「では、ミオ姉さま?
責任、きちんと取って下さいまし?」
「ハィ。」
「ギルド登録も・・・そうだな、
俺の名前でいいだろ、
“リフラ・ニヨド”な?
この家の中ならメイリーンだけど、
一歩外では“リフラ”と
名乗って欲しい。」
「安直すぎではないでしょうか?」
「うるへー、
それにヴェノムさん?
貴女も受付嬢としての仕事は
“続けるには苦しいでしょ?”」
「痛い所を・・・
なら、貴方の名前を頂戴よ?」
「“ミラム・ニヨド”な、
拒否権は無し。」
「わかってるわよ、
で?メネちゃんはイソロクの
なんなの?」
かちゃ
あれ?なんで鍵が開くの?
「メネ、イソロクならいいよ?」
「・・・ちょっと、外に行って来る、
メネ、鍋に水を沸かしてくれ、
イノシシモドキの鍋にするから。」
有無を言わさず外にでて、鍵をかける。
▽
ぁ~、まじで理性が崩壊する所だった。
てか、メネ、
あんな色っぽい顔出来たんだな・・・
・・・はぁ、平均成人年齢を15として、
後最低4年か
「持つかな、理性。」
って考えながら
6頭目のイノシシモドキを狩り終える
「ただいまー。」
今では10頭引きずっても
疲れない身体になった
つまり、性欲もパワーアップする訳で
「・・・メネ、怒られる前に
ちゃんと服を着なさい、
成人したら責任取るから、
それまではお預け。」
「・・・はぁ~ぃ。」
でも、ウレシ///
「で、そっちの二人は?」
「「料理出来ません。」」
「・・・皿ぐらい並べてくれ。」