デート・ア・セブン   作:疾風海軍陸戦隊

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姿なき侵略者(前編)

「ちょっと梓。もうちょっとスピードでないの?」

 

「無茶言わないでよあゆみ。私、免許取ったばっかりなんだしそれに安全第一。調査だといっても交通法は守らないと」

 

パジェロの中で調査に向かったASTの隊員である。澤梓と山郷あゆみがいた

 

「でも隊長。なんで一緒に行かなかったのかな?指揮を執るって張り切っていたのに」

 

「仕方ないよ。警察と一緒にパトカーに乗って周辺を探索しろってう上の指示が出たんだから」

 

「ASTのアーマースーツ着て?」

 

「そんなわけないでしょ。私たちの格好もそうだけど、ちゃんとした普通科連中と同じ服装よ・・・・それよりも鳶一さん。なぜ隊長と同行しなかったんだろう?それに私たちとも同行しないで?」

 

「さあ、いきなり調べたい場所があるからって言ってどこかへ行っちゃたし・・・・」

 

 

不思議そうに首をかしげる二人。実はお折紙は調査の依頼を受ける前、鳶一は士道に、この前、撃ったことを謝りたいのとそのお詫びをしたいということでデートに誘おうと携帯で連絡をしたのだが・・・・・・

 

 

               数時間前、折紙

 

『すまない折紙。今日はちょっと用があってな・・・・『シドー起きたぞ!!早く天宮山に行ってハイキングとやらに行こう!!』ああ・・・・だからすまない。今度、埋め合わせするよ・・・・』

 

「天宮山・・・・わかった。こっちもちょうど用事ができた」

 

と、そういい電話を切ると彼女は捜査に出て山の入り口につくのと同時に、『調べたい場所があるから、先に行って』とそういい単独でどこかに行ってしまったのだ

 

 

 

 

「でも、天宮山か~今の季節。ハイキングにはもってこいだけど人が少ないわね」

 

「行方不明者が続出している場所だからね。警察が一部のハイキングコースを除いて立ち入り禁止にしているらしいわよ?」

 

「だから人がすくな・・・・・てちょと待って!?あそこに人がいるわよ!」

 

「「っ!?」」

 

運転をしていた澤がそういうと道の向こうに学生くらいの少年と少女がいた。

 

「なんで立ち入り禁止になっている場所に人がとにかく避難させないと」

 

そういい澤はパジェロのクラクションを鳴らす。そして二人の前に止まり、

 

「ちょっとあなたたち何をしているの!!ここは今立ち入り禁止よ!」

 

車から降りてそう言うのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

天宮山にハイキングに来た十香と士道だが、何者かの気配に気づいた士道は突然山を下

りようと言い出し、十香は疑問に持ちながら一緒に山を下りる

 

「シドー。一つ聞いてもいいか?」

 

「ん?なんだ十香?」

 

「山の頂上に上らない理由って、崖崩れが多いいだけなのか?私にはもっと別の理由の気がするんだが・・・・・」

 

十香がそういうと士道は

 

「実は十香・・・・その通りなんだ。私がこの先を上るのを中断したのはがけ崩れもそうだがもっと重要でそして危険だと判断したからなんだ」

 

「危険?」

 

士道の言葉に十香は首をかしげると士道は

 

「十香・・・・実はなこの先・・・そう、あの道の向こうには恐るべき宇宙人が・・・・・・」

 

と、そう言いかけたときいきなりクラクションが鳴る。二人が振り向くと一輌の車がやってきた。その車は陸上自衛隊の74式小型トラック。通称74式パジェロであった。するとパジェロは士道たちの前で止まり

 

「あなたたち何をしているの!」

 

と、茶髪の少女。しかもASTの隊員が車から降りてそう聞くのであった。すると十香は

 

「メカメカ団!?まさか私を・・・・・」

 

「待て、十香。あの様子から見て十香が精霊だと気づいていないみたいだ。ここは私に任せてくれ」

 

と、そういうと士道は彼女たちの前に出ると澤が

 

「あなたたちここで何をしているの?ここは、立ち入り禁止令が出ているのよ?」

 

「いや。すみませんハイキングコースを通っていたら迷ってしまって・・・・・ところであなたたちは自衛隊の人ですか?もしかしてこの先に何か用事があるんですか?」

 

「そうよ?」

 

と、そう答えると士道は真剣な顔つきで

 

「なら、そっちのほうへ入ってはいけません。命が大切だと思うのならこれ以上は進んではいけません」

 

と、そういうと山郷隊員は笑って

 

「あなた何を言っているの?この先に危険だなんて?」

 

「笑い事じゃありません。今あなた方が相手にしているのは恐るべき宇宙人です!そしてこの先には恐るべき宇宙人、クール星人が見張っています」

 

「宇宙人?シドー?なんだそれは?」

 

「あはは!あなた特撮かアニメの見過ぎじゃないの?そんなのいるわけないでしょ?」

 

とそう笑う山郷に対し澤は

 

「(精霊と戦っている私たちも人のこと言えないけど・・・・・)」

 

と、苦笑していた。そして澤は

 

「とにかく。私たちはこの先に行かなきゃいけないの。あなたたちは早く山を下りて街に行きなさい。ハイキングはまたくればいいから」

 

と優しくそう言い、二人はパジェロに戻ろうとすると士道が

 

「やめなさい。罠に落ちるようなものだ」

 

「そ、そうだ。何だかわからないけど。シドーの言うとおりにしたほうがいいぞ!」

 

そう警告するとパジェロの後ろからパトカーがやってくる。そのパトカーには警察官と日下部隊長が乗っていた。そして士道はパトカーに乗っている警官と日下部隊長に

 

「ここから先へは危険ですよ?」

 

と、そういうが彼女はその言葉を無視して澤たちのほうへ顔を向き

 

「あなたたち何をそこで油を売っているの!それにその民間人は!ちゃんと避難させなきゃダメでしょ?」

 

「は、はい。すみません日下部隊長・・・・それで日下部隊長たちは何でここに?」

 

山郷が聞くと運転をしていた警察官が

 

「この山周辺を巡回していますが今は以上ありません。これからこの先の道を行くつもりなんですよ」

 

「そう言うことよ。あなたたちもこの二人を町へ避難させたらさっさと任務に戻りなさい」

 

「は、はい・・・・・」

 

「わかりました」

 

と、そう言い彼女を乗せたパトカーは先の道へと向かってしまう

 

「危ない!行っちゃいかん!」

 

と、そういった瞬間。先へ行ったパトカーの上から突如光線が飛んできてパトカーに命中。そしてパトカーは姿を消すのだった。

 

「え!?」

 

「ちょっと嘘!?」

 

「シドー消えてしまったぞ!?」

 

と、驚く中、士道は上を見上げて

 

「まずい見つかったか、十香、今すぐここから直ぐに離れるんだ!」

 

「士道はどうするのだ!」

 

「ちょっと君たち言い合っていないで早く車に乗りなさい!」

 

「危ない!」

 

と、士道そういった瞬間、またもや何も無い空間から今度は次々光弾が発射される。4人はすかさず、岩の陰に隠れるとまたも何もない空から光弾が発射される。これでは車に近づくことができない。何か隙を作らなくてはいけない。すると士道は、光弾の攻撃を岩の陰で隠れている十香から少し離れて3人にバレないようこっそり岩の陰に隠れると懐から箱を取り出し、一個の黄色いカプセルを出す

 

「ウインダム。頼むぞ!」

 

そういいカプセルを放り投げると、そこから煙が上がり、そしてそこから銀色の巨大なロボットのような物が現れる。

 

「な、何あれロボット!?」

 

「メカメカ団の新兵器か!?」

 

十香は突然現れた巨大なロボットに驚く。そしてウィンダムは額のランプから光弾の降ってくる方向へ闇雲に白いビームを乱射する。当たってはいないがその攻撃のおかげで見えない攻撃はやむ

 

「よし、今のうちに早くパジェロに」

 

「了解。ほら、あんたも乗りなさい!」

 

「ま、待ってくれシドーはどこに?」

 

十香は士道の姿が見えないことに気づき探そうとすると澤が

 

「その子は私が探すから。あなたは先に車に乗って」

 

「ほら、早く!」

 

と、そういうと山郷は十香の手を取りパジェロへ、そして澤は士道を探しに行くのであった。そして士道はというとあたりを見渡し目を光らせる。それはセブンの透視能力であった。すると森の上空に浮遊する虫型の円盤を発見する

 

「ウインダム!あそこだ!あそこを撃て!!」

 

と、指をさしてその場所を教えると、ウインダムはその方向に向かってビームを放つ。ビームは円盤にそれたが、それに驚いたのか円盤は逃げるように素早く遠くのほうへ飛んでいくのであった・・・・・

 

「ウインダム。戻れ!!」

 

そういうとウインダムは光の粒となってカプセルの姿に戻り士道の手に飛んで戻ると士道はカプセルをキャッチして箱に戻す。すると

 

「あ、いたわ!!」

 

そこへ澤がやってくる

 

「ほら、何をしているの街まで送るから早く来なさい。あなたの友達も心配しているわよ」

 

「あ・・・・はい」

 

そう答え、士道は澤に連れられる。そして士道と十香は町の駅まで送られた

 

「じゃ、詳しい話を聞きたいところだけど。今は山のほうへ単独に言った仲間が心配だから、私たちはこれで・・・・」

 

と、そういうと澤たちはまた山のほうへ戻ってしまった。そして残された十香と士道は

 

「ごめん十香。せっかくのハイキングが台無しになって・・・・」

 

「ううん。別に気にしていないぞ?それよりシドー。私との約束忘れていないな?」

 

「ああ、さっそくパン屋に行ってきな粉パン買い占めてくるか」

 

「やったぁー!!」

 

と、十香は嬉しそうにそういうとインカムから

 

『士道。聞こえる?』

 

「な、なんだ?琴里?(しまった・・・・琴里のことすっかり忘れていた・・・・)」

 

『後でいろいろと聞きたいことがあるからフラクシナクスへきて・・・・・・』

 

「(もしかして・・・・ばれたか?)わかった・・・・・」

 

そういい士道はその後、パン屋で十香が満足するほどのきな粉パンを買い、十香とともにいったん家へと帰るのであった・・・・・

 




怪獣・宇宙人解説コーナー!!


カプセル怪獣ウインダム

身長:ミクロ~40m
体重:0~2万3000トン
出身地:M78星雲メタル星

セブン(士道)が何らかの理由で変身できないときに代わりに戦ってくれるカプセル怪獣の一匹。金属質の表皮と電子頭脳を有している機械生命体で額の発光部からビームを撃てるが、弱点でもあるという脆さがあるのが玉に瑕。今回は初陣と同じくクール星人の円盤を攻撃する(ただし内容は初陣の時と違い、十香たちが車に避難させる時間を稼ぐため)

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