ここはセブンの故郷であるM78星雲。別名「光の国」。そして光の国の中心にある一番巨大な建物。プラズマスパークタワーがあった。このタワーの室内には人工太陽プラズマスパーク・エネルギーコアがあり、光の国の中核をなす場所である。
そのプラズマスパークのエネルギーコアに近づこうとした青と赤の若いウルトラマンがいた。そして彼はそのコアに手を触れようとしたその時・・・・・
「待て!!」
そこへセブンが現れ、彼の手をつかみ引っ張り落とす。しりもちをついた若いウルトラマンは
「邪魔するな!!」
と、そういうがセブンは
「この光に近づくな・・・・・お前にはまだこの力は早すぎるんだ!!」
「はっ!なめるなよ・・・・・俺はこの力を使いこなしてみせる!!」
強気でセブンにそう言うと、そこへ・・・・
「そこを動くな!!」
ゾフィーとジャック、初代マン、エースがやってきてゾフィーが
「お前はM78宇宙警備法を破ったのだ!!」
「動くな一緒に来い!!」
「おとなしくしろ!!」
「くっ!!離せ!!離せよ!!!」
エースとジャックに連行される若きウルトラマン。そしてセブンは
「残念だが・・・・・・お前にはもう!ウルトラ戦士を名乗る資格はない!」
そう言うとセブンは悲しそうな表情をし顔をそむけるのであった・・・・・
「ゼロッ!!!」
士道は目を見開き起き上がる。
「はぁ・・・・はぁ・・・・・はぁ・・・・・夢か」
士道は額に流れる汗をぬぐう。そして士道はベッドから起きて時計を見るとまだ朝の6時だった。そして士道は胸ポケットからウルトラアイを取り出し、じっと見る
「・・・・・・・」
しばらく、ウルトラアイを見た後、士道は窓のほうへ歩き窓を開けると空を見上げる
「・・・・・・・やはりここは私のいた世界と違うんだな」
透視能力で空を見つめても自分の故郷であるM78星雲は見えない。改めて自分には帰る
「・・・・故郷の兄弟や・・・・・ゼロは・・・・大丈夫なのだろうか」
心配そうにそう言うと・・・・
「さて・・・・十香のお弁当でも作るとしようかな」
そう言うと士道は服に着替えて、下に降りるのであった
十香が現れてから数日後、空間振で破壊された校舎も復興部隊の手によって完璧に復元されていた。そして教室の中では・・・・
「シドー!くっきーというのを作ったぞ!」
と、十香がエプロン姿で箱いっぱいに焼いたクッキーを士道に渡す。なぜ十香がこの学校にいるかというと、ラタトスクのメンバーたちが十香の体にいある精霊の力がないことを検査し、異常がないことがわかると、転校生の夜刀神十香として士道の学校に通学することになったのだ。ちなみに戸籍はラタトクスがいろいろやりくりしてくれたらしい。そして彼女の苗字である夜刀神は令音がつけたものだ
「調理実習でみんなに教わって私が作ったのだ!!食べてみてくれ!!」
「そうか。じゃあ頂こうかな?」
十香が笑顔でそう言い士道も笑顔でそう言うと、そこへ折紙がやってきて士道の前に立つと十香は
「お前は何しに来たんだ!?また私とやる気か!?気をつけろシドー!!」
と、あたふたとそう言う十香。すると折紙は
「・・・・・・ごめんなさい。謝って済む問題ではないけれど」
と、頭を下げて謝る折紙。恐らく以前、折紙が士道を撃ったことについて謝っているのだろう
「いいや。気にする必要はないよ。こうして無事に学校に来ていることだし」
士道が首を横に振りきにしていないと言うと、折紙は存に姿勢を戻すと、次の瞬間、士道のネクタイを根元から引っ張り、無表情で
「でも・・・浮気はダメ」
「なんの話だ折紙?」
意味不明の言葉に士道は首をかしげると十香が
「こら!!シドーから離れろ!!シドーに触るな!!」
十香があたふたしながら言うと折紙は十香を見て
「報告は聞いていたけど‥…なんであなたがここにいるの?」
「貴様には関係ない!!さ、士道!!気にせず私のクッキーを食べてくれ!」
そう言い十香は士道にクッキーを渡そうとするが
「クッキーなら、私も焼いた」
そう言い折紙も箱いっぱいのクッキーを士道に渡す
「こら!真似をするな!」
「真似じゃない。私のほうが作り上げた時間が早い」
「う、うるさい!」
と、十香と折紙は言い争いを始める。それを見た士道は苦笑して
「(・・・・・なんだろうこの光景は・・・・以前、姉さんと妻も同じようなことで喧嘩をしていたような・・・・いいや、それよりもこの事態をうまく収集させなければ)」
士道はうなずき二人のクッキーをつかみ
「デュワ!」
「「っ!?」」
そう言うと二人のクッキーを同時に食べる士道。その姿に二人がじっと見ていると士道は
「うん。二人ともとても美味しいよ」
と、笑顔でそういう士道に二人はふふんと笑い
「どうだ?鳶一折紙。士道は私のクッキーのほうを早く食べてくれたぞ?」
「いいや、違う私のほうがあなたより0・01秒早かった。だから私が先・・・・」
とそう言うと二人は無言で見つめあう。しかもその二人の目線から火花が飛び散って見えた。それを見た士道は
「(どっちにしても・・・・・こうなってしまうのか・・・・女心はよくわからない)」
と、やれやれとした表情をしながら二人のクッキーを食べるのであった。
そして放課後、士道は廊下を歩いていると、いろんな部活の人たちが一年生たちや二年生の勧誘をしていた
「そうか・・・・もう部活勧誘のシーズンだったな・・・・」
と士道はそう呟くと、運動部の三年たちが士道のもとへ一斉にやってきて
「五河君!やはり君は野球部に入るべきだ!!今からでも遅くはない!!野球部に入部してともに甲子園に行こう!!」
「いいや!五河には是非ともサッカー部に!!」
「いいや剣道部だ!彼は侍の素質がある!!」
「いいや柔道部こそ彼にふさわしい場所だ!!!」
「え・・・いや・・・・その」
続々と群がる運動部の人たち、士道は運動神経抜群で体育の授業では常のトップクラスのため、彼らからしたら喉から手が出るほどの人材なのだ。そのため彼らはこの一年間、特に部活発表会時の勧誘の時は士道を入部させようと必死なのだ。大して士道はその勧誘を丁重にお断りしている。だが、今回はみな必死になっているので士道の言葉は耳に入らない。士道は軽くため息をすると素早い動きで運動部の人たちの間をすり抜け離脱する
「あ!逃げたぞ!」
「追え!!何としても入部させるんだ!!」
とそう言い運動部の人たちは士道を追いかける
「お、おい!?私ではなく、一年生を勧誘したらどうなんだ!?」
追いかけてくる運動部に士道はそう言うが
「「「一年よりきみだあ!!!!」」」」
と、目を血走らせながら追いかける運動部。士道は慌てて廊下を曲がる。そして士道は曲がってすぐの部屋に入る。そして運動部は士道が部屋に入ったのに気づかずそのまま通り過ぎる
「はぁ・・・・どうやら撒けたようだな・・・・・」
士道はそう言うと自分が入った部屋を見る。その部屋は薄暗くどこもかしこも変わったものが置いてあった。UFOの模型や宇宙ロケットに太陽系の星々、そしてタコ型宇宙人やSF映画に出てくる宇宙人のポスターが張られてあった
「ここは・・・・・」
「ここはね!宇宙人研究部だよ!、君、もしかして入部希望者?」
「っ!?」
後ろから声がし振り向くとそこにはいつの間にいたのか薄暗くて顔は見えないが女子生徒が立っていた
「え・・・・と・・・」
「あ、暗いよね?待っててすぐに電気つけるから」
そう言いその人は電気をスイッチをつけると部屋が明るくなる。そして
「ようこそ入部希望者さん。私は君が来るのを待っていたのさ」
「・・・・あれ・きみは・・・・」
「私はこの部活の部長よ。ま、立ち話もなんだし座りなよ。今お茶を出すから」
「い、いいえ。私は入部希望者じゃないのですが・・・・」
「あら?そうなの?てっきり入部希望者だと思ったわ。まあでもそれでもいいわ。ちょうど話し相手が欲しかったしね。ちょっと付き合ってくれるかしら?」
「え・・・・はい」
そう言いと士道は席に座り、彼女はバックからお茶の入った缶を出す
「ささ、飲んで飲んで」
「はあ・・・・・ところで先ほど宇宙人研究部といいましたが?この部活は・・・・」
「ああ、文字通り、宇宙人を研究する。まあ簡単に言えばオカルト部みたいなものよ~私はね。地球以外にも生命体の生息する星があるって信じているの。そこで立ち上げたのがこの部活・・・・といっても最近立ち上げたばかりだから部員は私だけなんだけどね~・・・・で、ところで君。君はこの部に入る気はないかい?今はいれば間違いなく副部長になれるよ?」
「お誘いは嬉しいんですが、私は今はどこの部にも入る気はないんです・・・・」
「そうか…まあ強制はしないわ。でもうちの部はいつでも君を歓迎するからまた遊びに来てね」
「は、はい。では失礼します」
そう言い士道は部室を出て部長はにっこり笑って手を振り彼を見送る。そして士道が部室を出ると部長は
「やっぱり・・・・・彼は・・・・・」
そう言いうと部長はお茶を飲むと
「いけない眼兎龍茶がなくなりそうね・・・・後で補充しに行かないと・・・」
「いったい何だったんだろう、あの人は……そういえば名前を聞くのを忘れたな」
そう呟き、士道は学校を出て空を見ると先ほどまで晴れだった空は黒い雲がかかって曇り空に変わっていた
「これは・・・・雨が降りそうだ。早く帰ったほうがいいな」
そう言い士道は家へと急ぐのであった
セブン以外に来るウルトラ戦士は誰がいい?
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