MACが全滅し、私が別世界へ転生してから5年がたった。私は今、自分のベッドで寝ている私の腹の上で情熱的なサンバを踊っている少女の姿があった
「・・・・琴里・・・・私のかわいい妹よ」
「おおっ!?」
その声に腹の上で踊っている少女は元気よく振り返ってくる。その少女は炎のように真っ赤な赤いツインテールをしたかわいげな少女であった。彼女の名は五河琴里。私の妹に当たる
「なんだ?私のかっこいいお兄ちゃんよ」
ニッコリ笑顔でそういう彼女に私は顔を引きつらせ
「できればサンバを踊るのなら、私のお腹の上ではなく床でしてくれないか?と、いうより降りてくれ・・・・・痛いのだが?」
私は苦笑してそう頼むのだが、彼女はにっこり頷く。降りてくれるのかと思っていたら、彼女はジャンプするとそのまま私の腹へ向けて思いっきり踏んづける
「ぐふぅ!!!!」
「あははは、ぐふだって!陸戦型だー!」
レオのレオキックも真っ青な強烈なキックに私は腹を抑え、そして琴里は笑いながら無邪気に言う。私は軽くため息をつき起き上がる
「わかった琴里。お兄ちゃんの負けだ。起きるよ。起きて朝ごはん作ってあげるから」
「ほんとっ!?」
「ああ、いま着替えるから先に下に行って待てってくれ」
「うん!」
琴里は嬉しそうに返事をし部屋を出て階段を下りるのであった。私は軽く息をつき
「やれやれ、困った子だ」
と、そう言うと私服から学生服に着替えるとふと鏡に映った自分の姿を見る
「……これが転生というものなのだな」
そう呟く。私はかつてモロボシ・ダンでありM78星雲の宇宙人ウルトラセブンであった。だが今の姿を見ると私の姿は黒みを帯びた群青の短い髪の少年の姿であった。私があの事件の直後、死んだと思った私の耳に聞こえたあの女性の声が聞こえた後。気が付いたら私はモロボシダンでもなくましてや宇宙人ウルトラセブンでもないただの地球人である少年・・・・・五河士道という少年の姿になって生まれ変わっていた。
無論、地球人に生まれ変わっているため、元の姿であるセブンに戻るためのアイテム、ウルトラアイはもちろん無い。ただ、前世の名残なのであろうかウルトラ念力だけは使えた。それを除けば私はこの世界に転生してから5年間、地球人の少年。五河士道として生きていたのだ
「お兄ちゃ~ん!まだぁ~?」
と、下で私の今の家族であり妹である琴里の声が聞こえた
「すまない。すぐに行くよ」
そう言い私は制服の上着を着て部屋を出るのであった。そして下に降りると琴里はソファーに座ってテレビを見ていた。そして私は朝ご飯の支度をし始めた。するとテレビから
『今日未明、天宮市近郊で小規模な空間震の発生・・・・・』
「(・・・・・また空間震か・・・・)」
私は朝ご飯を作りながらそう思った。私が転生したこの世界ではウルトラマンが存在しない。また過去にウルトラマンがやってきたという記録もなく。代わりに空間震という災害がたびたび起こっている。空間震とは発生原因不明の爆発や焼失、その他諸々の現象の名だ。文字通り空間による揺れであたりを根こそぎ破壊する。不思議な災害だ
この現象が初めて確認されたのはおよそ30年前。ユーラシア大陸、ユーラシア大空災をはじめに半年間、世界各地で小さい規模ながら同じ現象が発生した。もちろんその災害の被害は日本にも及んだ。東京都南部から神奈川県北部一帯が円状にすべて吹き飛ばされ焦土と化した。これはのちに南関東大空災と呼ばれている。ちなみにだが、そこは今、私たちの住んでいる天宮市となっている。あの南関東大空災から25年間は何もなかったのだが5年前・・・・そう。私が五河士道として転生したときのことだ。それを皮切りに空間震は増加していた。しかもこの日本を中心としてだ。
最初、私は異星人の仕業と思っていたが、この現象は宇宙人の仕業とは何かが違う・・・・まるで
「何かが転送されたような現象だな・・・・・・」
「ん?お兄ちゃん何か言った?」
「え?いいや何でもないよ。なあ琴里。最近、この現象の数が増えていないか?」
「んーー、そうだね。ちょっと予定より早いかなー」
琴里の言葉に私は何かの違和感を覚えた
「予定より?どういう意味だ琴里?」
「え?あんでもあーい」
そう言い琴里はチュッパチャプスを咥え笑ってごまかす。気になることだが、そこは深く聞かない方がいいかもしれない。いやそれ以前に
「琴里。朝食前にチュッパチャプスは舐めるな。ごはん食べれなくなるぞ?」
「大丈夫だよお兄ちゃん。ちゃんとご飯も食べるよ。お兄ちゃんのごはん美味しいもん♪」
「そうか・・・・ただし舐めるのはそれ一本だけにしなさい。朝食ができたぞ」
「おー!愛してるぞ、お兄ちゃん!」
そう言い琴里は席に座り、私と一緒に食事をとる
「ところで琴里。今日も中学は始業式だよな?昼ごはん。何かリクエストとかあるか?」
私がそう訊くと琴里は首をかしげ考えるそぶりをすると
「デラックスキッズプレート!」
「それはファミレスのメニューだが、いいのか?何なら私が腕を振るうってご馳走を作るぞ?」
「お兄ちゃんのご馳走は夜!だからお願いお兄ちゃん!」
「はぁ・・・・わかった。なら昼食は外で食べようか」
「やったぁー!お兄ちゃん大好き!」
と、笑顔でそういうのであった
ファミレス前
「じゃあ、お兄ちゃん。学校が終わったらここに集合ね」
「わかったよ」
「絶対だからね!絶対約束だからね!地震が起きても火事が起きても空間震が起きてもファミレスがテロリストに占拠されても宇宙人が襲来してもだぞ!」
「テロリストに占拠されたら営業していないじゃないか?まあ、琴里これだけ言っておく」
そういうと私は琴里の頭をポンと手を置くと
「お前はどんなことがあっても絶対に守ってやるからな」
と笑顔でそういうと、琴里は笑顔で
「うん!お兄ちゃん待っているからね!・・・・・・・・ん?お兄ちゃんどうしたの?」
琴里は急に首をかしげる。私の目線は琴里ではなく、別の場所空を見上げていたのだ。一瞬・・・・ほんの一瞬だがこの空の上で何かの視線を感じ見上げると何かが浮かんでいるように見えた。何か見えない装置か何かで隠れているそんな感じがしたのだ。
「・・・・・・あ、いや。なんでもない。この上空に何かが浮かんでいるのが見えたような気がしたんだが・・・・どうやら気のせいのようだな」
「変なお兄ちゃん?」
「ま、とにかく。私は学校へ行くから、琴里も気を付けて行けよ」
「うん!」
そう言い私は学校へと向かった。そして残されたことさとは先ほどのにこやかな表情とは違い真顔になっっており、そして先ほど私が見上げていた空を見て
「・・・・・・まさか・・・・ね?」
そう言い彼女も学校へと向かうのであった
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