デート・ア・セブン   作:疾風海軍陸戦隊

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雪の天宮市

ハーミットとコンタクトを取った士道だったが、いきなりの十香の乱入と突如現れた凍結怪獣ガンダーが現れ、たちまち現場は大パニックになり、その騒動の中、ハーミットは消え、そして士道はガンダーとハーミットの冷凍ガスから十香を守るため盾となり、体中氷漬けになり意識を失い『フラクシナス』の医務室へと強制送還されたのだった

 

「令音。士道の状態は?」

 

琴里は心配そうな表情で解析官であり一応は看護の担当をしている令音に聞くと

 

「心配ない。命に別状はない、軽い凍傷が残るだけだ。今は自宅の部屋でおとなしくしているよ」

 

「そう・・・・・よかった」

 

令音の言葉に琴里は安心した表情をしほっと息をつく

 

「それで十香のほうは?」

 

「この前のことでいろいろあったからね。部屋に引きこもっているよ・・・・」

 

「やっぱりハーミットや士道のことかしら?」

 

「それもあるかもしれないが、事実は彼女に聞いてみないとわからない。琴里。十香の件は私に任せてはもらえないだろうか?シンは見た通りだし、それに女性同士のほうが何かと話しやすいと思うが?」

 

「なるほどね・・・・じゃあ、お願い」

 

琴里がそう言うと令音は頷き、その場を後にするのであった。すると川越が

 

「それにしてもハーミットとのコンタクト中に現れたこの生物は何でしょうか?」

 

そう言うとモニターには先ほど現れたガンダーが映し出された

 

「観測で調べましたがハーミットの天使でもないようです。それに生体反応がありました」

 

「と、いうことは生き物ということだが・・・・こんな生き物見たことがないですね?まるでアニメに出てくる怪獣のようです・・・司令何か知っていますか?」

 

「知っているわけないじゃない・・・・・・・でも士道なら何か知っていそうね。前のクール星人の時もそうだったし・・・・・それにしても外の気温がマイナスって一体どうなっているのよ。映像を見る限り雪が降っているじゃない?もう春なのよ?」

 

「異常気象って言ってもこれはどういうことなんでしょう?」

 

琴里は考えるそぶりを見せそう言ううのであった。

 

 

 

 

一方、部屋で寝ている士道。部屋の外は雪が降っていた。すると寝ている士道の脳裏に、いきなり炎が現れる。すると・・・・

 

『まさか、この世界で君に会えるとは思わなかったよ。久しぶりだなウルトラセブン』

 

と、炎の中から小さい三角頭の宇宙人が現れる

 

『お前は、ポール星人!?』

 

士道の前に現れたのはかつて過去に地球を二度も氷漬けにして氷河時代を作った張本人であり、そして士道の前世の世界でガンダーを使い第三氷河時代を作り上げようとしたポール星人であった

 

「なぜおまえがこの世界に!?」

 

『我々は年に一度のバケーションの途中で突如、いきなり現れたワームホールに吸い込まれこの世界に来た。まあ、我々の科学力があればすぐに元の宇宙へと戻れるがな。だが、何もしないでここを去るのは何かとつまらない。それにこの世界でも同じ地球があるではないか。そこで我々は本来の目的である第三氷河時代をここで始めるつもりだ』

 

「なに!?」

 

『元居た宇宙の地球では君に邪魔され、そしてそこに住む人間たちの忍耐と使命感に負けた。だがここでは負けない。セブンこれはこの世界の地球人と君に対しての挑戦状だ!ハハハハハ!!ついでに言っておくが我々の連れてきたガンダーは君が戦った個体よりも強力だ。はたして寒さに弱い君に勝てるかな?アハハハハハ!!!!』

 

ポール星人はそう言うと士道の前から姿を消すのであった

 

「・・・・・・はっ!?」

 

士道はベッドから飛び起きる

 

「夢・・・・・・・いや。以前と同じ幻覚で現れたのか」

 

そう言うと士道は先ほどのことを思い出す

 

「そうだ・・・・・私はハーミットと会ってそれでそこへ十香が・・・・・そうだ十香!」

 

そう言い士道はベッドから降りて体が痛いのを我慢しながら十香の部屋に行きノックをする

 

「十香。いるのか?」

 

と、そう言うが返事がない。それ以前に部屋の中から十香の気配がない。もしかして外出中なのか?そう思い士道は今のほうへ行くと置手紙があった。その内容は

 

『シンへ、十香とともに出かけてくる。もし出かけるときは部屋の鍵を閉め忘れずに。令音より』

 

と、書かれていた。どうやら令音さんと一緒にどこかへ出かけたらしい。

 

「そうか・・・・私自身が十香と話がしたかったが・・・・女性と一緒なら話しやすいかもしれないな・・・」

 

士道は令音さんが十香を連れ出した理由に心当たりがあるのかそう呟く。そして冷蔵庫を見ると

 

「うむ・・・・・・少し買いだしたほうがいいかな?」

 

士道はそう呟き外を見ると、雨の代わりに雪が降っていたがそんなに激しくはなかった(ただし気温はマイナスである)

 

「・・・・厚着でいけば大丈夫か」

 

そう言い、士道はコートを着て外へ出かけるのであった

 

 

 

 

 

一方、ファミレスでは

 

「・・・・・さて、十香。単刀直入に言わせてもらおうか?君が先ほどいら立っている理由と原因を教えてくれないか?やはりシンがほかの女の子と会っていたのが許せないのかい?」

 

店内の中、令音が十香にそう質問をする。この店は今外の寒さと雪のせいだろうか客の数は少なかった。すると十香が

 

「な、なぜそこでシドーが出てくるのだ!?」

 

「おや?関係がなかったのか?」

 

十香はそう言うが令ねは首をかしげてそう言うと図星だったのか十香は頭をわしゃわしゃと掻き

 

「わからないのだ・・・・・自分がなぜ、こんな気分になっているのか・・・・・シドーがだれと会おうが私が咎めるはずがない。だが、それを見た瞬間。何というかとてつもなく嫌で寂しい気持ちになったんだ。それでシドーが私よりもあの娘が大事だとあのウサギが言うのを聞いて、もうどうしようもないくらい悲しくて怖くて・・・・・令音。私はどこかおかしいのだろうか?」

 

悲しい表情でそう言う十香。すると令音は砂糖をたっぷり入れたコーヒーを一口飲むと

 

「君はおかしくないよ十香。しかし誤解は解かなければいけない」

 

「誤解?」

 

「ああ。。シンが君よりもあの子を大事に思っている証拠もない。もし、シンが君のことを大事に思っていなかったらあの時、君のためにあの少女を叱ったり、君を文字通り命がけで君を守ったりはしないと思うが?」

 

「っ!?」

 

令音の言葉に十香は目を見開き八とした表情をする。確かに士道が助けてくれなければ十香はハーミットやガンダーの出した凍結ガスによって命を落としていたかもしれない

 

「・・・・・・・」

 

十香は令音の言葉を聞いて深く考えるのであった・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、士道はというと買い物を終えて家に帰る途中であった

 

「・・・・気温がどんどん下がっていく・・・・それにこの雪もやはりポール星人の仕業だな。しかしなぜあいつらはこの前みたく一気にこの街を凍らせない・・・何か別の理由があるのか?」

 

小声でそう呟くと先ほどよしのんと少女が出会ったあのデパートを通る。すると半壊したデパートの隅で誰かが何かを探しているのが見えた。士道は不思議に思い近づくと

 

「・・・・・君は!」

 

「っ!?」

 

士道に声をかけられた少雨所は慌てて逃げようとするが

 

「待ってくれ。怖がらなくていい。私は君をいじめたりはしないよ」

 

そう言うと少女は立ち止まると士道はあることに気づく

 

「ん?君?友達のよしのんはどうしたんだ?一緒にいないのか?」

 

そう、いつも手に装着しているはずのウサギのパペットのよしのんが装着されていなかったのだ。それを聞いた少女は目を見開きすかさず士道のもとに駆け寄ると何かを伝えたいらしく士道の服を引っ張る

 

「・・・・もしかしてよしのんを探していたのか?」

 

「・・・・(コクコク)」

 

士道がそう聞くと少女は頷く。そしてその後、少女から詳しい事情を聴いた。どうやらあの騒ぎの後、よしのんを無くしてしまったらしくずっと探しているのだという。そして士道は耳につけているインカムで琴里に連絡する

 

「どうだ?琴里?」

 

『今映像を解析させているわ。彼女の関心を士道に向けさせたいから直接は応援は出せないけど捜索のサポートは最大限にするわ』

 

「わかった・・・・・・・」

 

士道は小声で返事をすると

 

「それじゃあ、一緒に探そうか・・・・えっと・・・?」

 

士道は少女の名前を知らないので少し困っていると少女は

 

「私は・・・・・四糸乃・・・・です」

 

「そうか。四糸乃か・・・・・それでは四糸乃。一緒によしのんを探そう」

 

「あ・・・・・ありがとう・・・・ござい・・・ます」

 

士道の言葉に四糸乃は嬉しそうにそして消えてしまいそうなほど小さな声で士道に礼を言う。そして四糸乃は歩こうとするが

 

「ああ、ちょっと待ってくれ四糸乃。その姿だと寒いだろう?」

 

そう言うと士道はコートを一枚脱ぎ四糸乃にかぶせた

 

「寒い日には温かくしないとな」

 

「で・・・でも・・・・」

 

「私は大丈夫だ。さ、早く君の友達を探しに行こう」

 

そう言い士道と四糸乃はパペットを探しに行く。そして一時間以上が警戒したのだろうか、しばらく残骸の中をかき分けてよしのんを探していると、急に四糸乃の腹が鳴り始め四糸乃は恥ずかしそうにお腹を押さえる

 

「四糸乃。お腹がすいたのか?」

 

士道がそう言うと四糸乃は顔を真っ赤にしてブンブンと首を横に振った。が、そのタイミングで、またも四糸乃のお腹がきゅるるるるるると鳴った。そして四糸乃はフードを引っ張って顔を完全に隠してしまう。それを見た士道は

 

「少し休憩でもしようか。そうだ私の家に来ると良い。何か作るよ」

 

士道はそう言うと四糸乃は、無言のまま、小さく頷き、そして士道とともに士道のうちへと向かうのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、とある場所では

 

『おい!いつになったら天宮市を凍らせるんだ!ガンダーだけでは力が足りぬぞ!』

 

『無茶を言うな。我々はもともとバケーションの途中だったんだ。前みたいに準備とかはできていない!あと3時間ほど待て!そうすれば天宮市は氷点下の世界になりそしてそこから地球中に広がり再びこの地球に氷河時代が訪れるだろう!!」

 

とポール星人たちが話していたのであった

 

 

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