デート・ア・セブン   作:疾風海軍陸戦隊

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心優しき精霊、四糸乃

四糸乃を家に連れてきた士道は

 

「まあ、自分の家のように寛いでくれ。今料理を作るからな」

 

そう言い士道はエプロンをつけて料理を始める。そして料理をする中士道は

 

「そう言えば四糸乃。君にとってよしのんは友達だということはわかった。だが君の口からよしのんはどう言う存在かは知らない。四糸乃、君にとってどういう存在なんだ?」

 

問うと、四糸乃は恐る恐る、たどたどしく唇を開いた。

 

「よしのん、は・・・・友達・・・・です。そして・・・・ヒーロー、です」

 

「ヒーロー?」

 

四糸乃はウンウンと頷いた。

 

「よしのんは・・・・私の、理想・・・・憧れの、自分・・・・です。私、みたいに・・・・弱くなくて、私・・・・みたいに、ウジウジしない・・・・強くて、格好いい・・・・」

 

「“理想の自分”・・・・か。私は今の四糸乃も十分魅力的だと思うぞ?」

 

「はう///!?」

 

士道の言葉に四糸乃は顔を赤くし背を丸めフードをたぐって顔を覆い隠した。

 

「よ、四糸乃・・・・? どうした?」

 

「・・・・そ、そんなこと、言われた・・・・初め・・・・った、から・・・・」

 

「そうなのか?」

 

士道が首をかしげるとインカムから

 

『相変わらずの褒め殺しね。計算でやっているって疑っちゃうわ』

 

「別に計算とかはしていないが?」

 

『知っているわ。「司令映像の解析が終わりました」わかった。士道。引き続きお願いね』

 

「ああ。わかった……さて四糸乃。食事ができた。簡単な料理だが美味しいはずだ」

 

そう言い士道はテーブルに親子丼と食べやすいように蓮華を四糸乃の前に置く

 

「はいお待たせ。熱いからフーフー拭いて食べてね」

 

士道がそう言うと四糸乃は恐る恐る親子丼を蓮華で掬うと一口食べる

 

「っ!?」

 

一口食べた瞬間、、四糸乃はカッと目を見開いて、テーブルを可愛らしくペシペシと叩くと目をキラキラ輝かせ、グッ、と士道に親指を立てる。どうやら口に合ったみたいだ。それを見た士道は嬉しそうに笑顔で

 

「そうか。私も作った甲斐があった。どんどん食べてくれ」

 

そう言うと四糸乃は小さな口を目一杯広げ、すぐに平らげてしまった。そして四糸乃の食事が終わるのを見て士道は

 

「なあ・・・・四糸乃。ちょっと訊きたい事があるんだが・・・・幾つか質問してもいいかな?君はASTに襲われても、ほとんど反撃しないらしいじゃないか。何か理由があるのか?」」

 

士道がそう質問をすると四糸乃は少し悲しそうな顔をし

 

「・・・・わ、たしは・・・・いたいのが、きらいです。こわいのも・・・・きらいです。きっと、あの人たちも・・・・痛いのや、怖いのは、いやだと・・・・思います。だから、私、は・・・・」

 

「四糸乃・・・・君は」

 

「でも・・・・私、は・・・・弱くて、怖がり・・・・だから。1人だと・・・・ダメ、です。痛くて・・・・怖くて、どうしようも、なくなると・・・・頭の中が、グチャグチャに・・・・なって・・・・きっと、みんなに・・・・ひどい、ことを、しちゃい、ます・・・だ、から・・・・よしのんは・・・・私の、ヒーロー・・・・なんです。よしのんは・・・・私が、こわく、なっても・・・・大丈夫って、言って・・・・くれます。そした、ら・・・・本当に、大丈夫に・・・・なるんです。だから・・・・だ、から・・・・」

 

悲しそうな表情でそう言う四糸乃。そしてそれを見ていた士道は四糸乃の頭に手をポンっと手を置きなでる

 

「四糸乃・・・・よく頑張ったな」

 

「あ・・・あの・・・」

 

「四糸乃。君は弱くない・・・・君は強いよ」

 

「私が・・・・強いですか?」

 

「ああ、君は人がなかなか持っていない強さを持っている。それは優しさだ」

 

「優しさ・・・・ですか?」

 

「ああ。君は痛みや怖さを知っている。だから自分がされて嫌なことを相手にすることはできない。それは優しい心を持つ証拠だ。無くしてはならない大切な心だ。君は・・・四糸乃はその大切な心を持っている。だから君は弱くないよ」

 

士道はそう言い彼女の頭をなでる。士道にはわかっていた彼女の強さを。そして誰よりも優しい心を持っていることを。精霊も人も宇宙人も関係ない。そんな子が悲しい思いをし続けることに士道は放っておくことができなかった。

 

「だから、四糸乃。私は君に約束する。必ず君の友達であるよしのんを見つけ。そして君たち二人がもうこれから怖い思いをしないように私が君たちの盾になろう」

 

士道の言葉に四糸乃は驚き目を見開きしばらく黙っていたが数十秒の後、小さく唇を開いた。

 

「・・・・あ、りがとう、ございま・・・・す」

 

「ああ。どういたしまして」

 

四糸乃は嬉しそうにそう言うと士道は頷く。そして士道は

 

「さて・・・・それじゃあ探しに行こうか」

 

士道がそう言うと四糸乃は頷くと・・・・

 

「シドー!さっきはすまなかった!!!」

 

と、そこへ十香が入ってきたのだが・・・・

 

「シ、シドー・・・・・その子は」

 

銃かは士道が四糸乃の頭をなでている姿を見て固まってしまう。そして四糸乃は人見知りなのかはたまた他人に頭をなでられる姿を見られて恥ずかしかったのか、瞬間移動で消えてしまう。そして今にいるのは十香と士道だけとなった 

 

「十香・・・・・」

 

「シドー・・・・やはりお前は私よりも・・・・・・・っ!!」

 

「待ってくれ十香!!」

 

十香は涙目になり走り去り自分の部屋に閉じこもってしまう。

 

「十香・・・・」

 

士道は十香のもとに行こうとすると、突然携帯が鳴る

 

「ん?誰からだ?」

 

そう言い携帯を見るとそれは知らない番号であった。士道は電話に出ると

 

『いや~やっと出たねセブン・・・・いや士道君』

 

「君はメト・・・・いや夢露」

 

電話の相手はメトロン星人こと夢露であった

 

「どうして私の電話番号を知っている?」

 

『あははは!私に知らないことはないさ・・・・・と、言いたいところだが事実のところ君の電話番号を知っている後輩に教えてもらった』

 

「なるほど・・・・・で、何の用だ?」

 

『いや。君もこの状況を見て分かると思うけどポール星人が来ているみたいだね~大丈夫?君たちM78星雲人は寒さに弱いけど?』

 

「大丈夫だ。いつまでも寒さに弱いという弱点を克服するため日々鍛錬している・・・・・」

 

『ソッカ・・・・・それで士道。君。何か悩んでないかい?よければ相談に乗るよ?』

 

「・・・・・・・実はだな」

 

そう言い士道は夢露に今までのことを話すと夢露は

 

『う~ん。それは確かに難しい問題だね・・・・・人間・・・・いやこの場合精霊か。まあ生きる者にとって感情は様々だ。今は無理に解決しないといいと私は思うぞ。こういう時はゆっくり時間をかけて誤解を解けばいい。はじめは伝わらないと思うけどいつかはその十香っていう子もわかってくれると思うぞ?』

 

「そうか・・・・確かにそうかもしれないな。すまない相談に乗ってくれて」

 

『いいって、いいって。君と私は前世の仲ではないか。また何かあったらいつでも相談してくれ』

 

「ありがとう」

 

そう言うと電話が切れる。するとインカムから

 

『士道。士道、聞こえる?』

 

琴里の声が聞こえる

 

「ああ、聞こえている」

 

『ちょっと大丈夫?十香が出て行ったあと変な妨害電波が出ていたけど?』

 

「(妨害電波?きっとメトロンがやったんだな?)いや。大丈夫だ何も問題はない・・・・・ところでよしのんは見つかったのか?」

 

『ああ、そうだったわね。ええ見つかったわ。けど・・・・』

 

「けど?」

 

『何というか・・・・とても厄介な場所にあるわ・・・・・』

 

気まずそうに言う琴里に士道は嫌な予感を感じるのであった。

 

 

 

 

 

一方、天宮市AST基地では

 

「・・・・これで良し!梓。看板の設置終わったよ」

 

「ありがとうあゆみ・・・・・さてこれでできたね。ASTの新設部署が」

 

と、ASTの隊員である澤梓と山郷あゆみは看板のかかった部屋を見てそう言う。そしてその看板にはAATと書かれていた。その意味は『Anti Alien、Team』つまり宇宙人攻撃隊と書かれていた

 

「まさか、上が対宇宙人用の部署を作ってくれるなんてね・・・・梓が望んでいた精霊を保護する部署じゃないのが残念だけど」

 

「そうだね・・・できればそっちのほうがいいけど、上の人が『この前の宇宙人みたいな事件に対応できるように、またASTの装備で宇宙人に対抗できるか試験するため』という理由で実験的に設立した部隊だからね・・・・責任重大ね」

 

「ま、でも宇宙人が現れなければその部隊の意味もないけどね。それがなければ私たちはいつもと同じように精霊退治しなきゃいけないけどね~それに隊員っといっても・・・・」

 

「私とあゆみの二人だけだしね・・・・・・ほかの子を勧誘しても無視されるし、鳶一一曹は精霊しか興味示さないし・・・・」

 

「仕方ないよ。鳶一さんはASTのエースだしね・・・・・・あ!そうだ澤。あの子を誘ってみたら?」

 

「あの子?」

 

「ほら、あのクール星人の時に私たちに協力してくれたあの五河士道くん!彼って宇宙人に詳しそうだったじゃない。きっといい戦力になるよ」

 

「ああ、あの子ね・・・・あの後、急にいなくなっちゃったけど・・・・・でも一般人をASTに入れても大丈夫かな?」

 

「まあ、上の人は『表向きには陸自の臨時隊員にしてもいい』って言っているし。ほら鳶一さんの例もあるし」

 

「ああ・・・・なるほどね。でも彼てどこにいるんだろう?」

 

そう二人が話していると

 

「なかなか、かっこいいじゃない二人とも」

 

「あ、日下部隊長!?」

 

そこへ日下部がやってくると日下部は

 

「ところでさっそくで悪いんだけど二人には私たちと一緒に出動してもらうわ」

 

「え!?また精霊ですか?確かあの気弱なハーミットですよね?私たちみたいな後方支援も出す必要が?」

 

「普通なら、実動隊だけで事足りるけど、今回はそうはいかなくなったのよ」

 

「どういうことですか?」

 

「澤一士・・・・いいえ三曹。今回あなたたちに出てもらうのはこれを迎撃してほしいのよ」

 

そう言い日下部は手に持っていたタブレットを動かすとそこにはデパートに現れたガンダーの姿が写っていた。それを見た山郷が

 

「な、なんですかこのカタツムリというか…蝙蝠みたいな生き物?」

 

「わからないわ。ただこれはハーミットの天使とも増しては精霊とも違う生物。そして今この天宮市の異常気象を引き起こしている原因かもしれない生物よ」

 

「こんな生物・・・・・地球上では見たことがありません・・・・・はっ!もしかして宇宙人の!?」

 

「その可能性はあるわ。だからこそ、対宇宙人チームのあなたたちにも出動してもらいたのよ。お願いできる?」

 

「わかりましたAATの澤梓三曹と山郷あゆみ三曹。ASTとともにその生物の迎撃をして見せます!」

 

と、敬礼をしてそう言うのであった。そして天宮市の外ではどんどんと気温が下がり始めそして雪も激しく降り始めるのであった・・・・・・

 

 

 

 

 




早く士道をセブンに変身させたい・・・・・

セブン以外に来るウルトラ戦士は誰がいい?

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