デート・ア・セブン   作:疾風海軍陸戦隊

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ダーク・サイド

空間振の警報に市民が地下シェルターへ避難し、天宮市も町は誰もいなくなった。その瞬間、大きな黒い渦が現れ、町の建物を吸い込んだりまたはそれに起きる暴風で倒れたりする。そしてしばらくしてそこから一人の少女が飛び出てきた。そう先ほどバド星人に襲われていたさつきだった

 

「あ・・・れ?ここは・・・・・」

 

さつきは辺りを見渡す。

 

「え・・・・と。私、さっきまで家にいて・・・・・」

 

さつきは先ほどまで、自分が何をしていたのかを思い出す

 

「はっ!そうだ、私。変なのに襲われて・・・・・・て、あれ!?何この姿!!」

 

さつきは自分の姿を見て驚く。さつきの姿はパジャマではなく、白黒のゴスロリの服を着ていた。そして自分の姿を建物にあるガラスで見ると髪型も変わっていた

 

「なんで・・・・・それになんで私街の中にいるの?もしかして夢かな?」

 

そう言いさつきは自分の頬を抓る

 

「痛っ!やっぱり夢じゃない・・・・・・」

 

夢じゃないことを認識したさつき。すると上空から何かがやってくる。それはASTの隊員たちであった

 

「え?・・・・・なに?人が空を飛んでいる!?」

 

空からやって来たASTの隊員たちに驚くさつき。それはそうだろうASTは自衛隊の中でもトップシークレットの部隊であり空間振の原因である精霊を倒すための攻撃隊。精霊やASTの存在を知らないさつきが驚くのも無理はない

 

「やっぱり夢?・・・・でもあの変なお化けじゃなくて人なら助けてくれるかも・・・・お~い!!」

 

さつきは両手を振って呼びかける。しかしASTの隊員たちはさつきに銃口を向け

 

「新たな精霊発見!これより攻撃する!!」

 

「・・・・・・え?」

 

 

 

 

 

 

空中艦フラクシナクス

 

「来たわね。士道・・・・・」

 

士道が来るとそこには琴里たちがいた

 

「琴里。また精霊か?」

 

「ええ・・・・でも今回は少しおかしいのよ」

 

「おかしい?」

 

琴里の言葉に士道がそう訊くと令音が

 

「空間振警報は出ている。だが、空間振が発生していないんだ」

 

「・・・・どういうことだ?」

 

「普通なら警報が鳴り空間振が発生し、精霊が出るのだが、その空間振の前兆が見えない」

 

「え?」

 

士道はモニターを見る。すると突如ブラックホールみたいなのが発生し、あたりを吸い込む

 

「ブラックホール・・・・・今まで空間振のとは違いますね?」

 

「(あのワームホール・・・・・・まさか!?)」

 

神無月の言葉とは裏腹に士道はそのワームホールを見て何か気づく。するとわワームホールから精霊みたいな少女が出現する

 

「っ!?」

 

その精霊を見た士道は驚愕する。そんな中、琴里は

 

「今まで見たこともない精霊ね?」

 

「いろんなデータを調べて見ますが未確認の精霊です」

 

「新種ってわけね・・・・・・・ん?士道どうしたの?」

 

椎崎の言葉に小鳥は頷く。だが士道はじっとモニターを見ていたそれを変に思った琴里は声をかけると

 

「・・・・・・やっぱり・・・間違いない。さつきさんだ」

 

「さつき?士道。あの精霊のことを知っているの?」

 

「彼女は精霊じゃない!私の知り合いの人の子で、うちの学校の後輩だ!」

 

「なんですって!?」

 

士道の言葉に琴里は驚くと中津川は

 

「確かに、彼女には精霊反応がありませんが・・・・それに似た別の反応があります」

 

中津川の言葉に琴里は士道を見て

 

「士道・・・・彼女のことについて何か知っている?もしかして彼女はあなたが言っていた宇宙人というものなのかしら?」

 

「・・・・・・」

 

琴里の言葉に士道は言うべきか迷った。だが・・・・

 

「いいや。()の彼女は地球人だ。それは私が保証する」

 

「・・・・・・そう」

 

士道の言葉に琴里はそう一言いっただけで何も言わなかった。すると

 

「AST!来ます!!」

 

川越がそう言うとモニターからはASTの隊員たちが現れる。するとさつきは彼女らに向けて両手を大きく振った

 

「何をしているのでしょうか?彼女は?」

 

「おそらく呼んでいるのでは?」

 

椎崎たちがそう言い。士道は

 

「まずい!」

 

士道がそう言った瞬間、ASTの隊員たちはさつきに向かって攻撃をしそれを見たさつきは慌てて逃げだす。それを見た士道は

 

「琴里!すぐに私を彼女のもとに転送してくれ!」

 

「え?」

 

「すぐにでも彼女を助けなければいけない!私は彼の父親にそう約束をしたんだ!それに下手をしたら彼女の能力であるダークゾーンが暴走する可能性がある」

 

「ダークゾーン?」

 

「いいから、早く!」

 

「わ、わかったわ」

 

士道の剣幕に琴里は頷き、士道をさつきのいる町の近くに転移させるのであった。そして琴里は

 

「・・・・・(士道は・・・・お兄ちゃんは十香とのデートの時以来、何か変わっている。それにやけに宇宙人に詳しすぎるし。あのウルトラセブンとかいう宇宙人に教えてもらったにしては不自然なところが多いわ。それにさっきの精霊に似た霊力を持つさつきという少女に対しての言い方も気になる。士道・・・・何を隠しているの?あなたは本当に私の知っているお兄ちゃんなの?)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

天宮市の街

 

「えっ!!?なんで!なんで攻撃するの!!?それに精霊って何!?」

 

さつきは今街の中を走ってASTの銃撃を必死に避けて逃げていた。声をかけただけなのになんで自分が攻撃されないのかとさつきは思っていた。そんな彼女にASTの隊員たちは

 

「追い込むわよ!集中攻撃!!」

 

「「了解!!」」

 

日下部の言葉に隊員たちはさつきに向かってミサイルや銃弾を発射する。それを見たさつきは

 

「ミ、ミサイル!?・・・・て、わっ」

 

ミサイル攻撃にさつきは思わずつまずき倒れる、そして振り向けば無数のミサイルがさつきの方へと向かう。それを見たさつきは

 

「(私・・・・死んじゃうんだ・・・・・いやだ…そんなの嫌だ!!)」

 

死にたくないそう思ったさつき。すると彼女の目の前に無数のカーブミラーぐらいのブラックホール・・・・ダークゾーンが現れてミサイルを吸い込み、ミサイルはさつきに一発も当たらなかった

 

「「なっ!?」」

 

放ったミサイルがさつきの出した(※正確にはさつきの恐怖心と不安感によって発生した)ダークゾーンに吸い込まれるのを見て日下部達は驚く

 

「ミサイルが仕舞い込まれたですって・・・・・・」

 

日下部がそう言う中折紙は

 

「ならば・・・・当るまで撃つ!今なら仕留められる」

 

そう言い折紙は頬けているさつきに向けて対物ライフルを向けた。そして引き金を引こうとした瞬間、

 

ヒュッ!ヒュッ!ヒュッ!

 

突如彼女らの前に銀色のボールが三つほど飛んできた。そして・・・・

 

ボムッ!!

 

「「「っ!?」」」

 

銀色のボールから突如赤い煙がASTたちを包み込む

 

「な、何この煙!?」

 

「ゲホゲホゲホッ!!」

 

と、せき込むASTたち、そして折紙は

 

「煙幕のつもりなら無駄・・・・・・この程度の煙幕なら私には見えている」

 

そう言いフィ-ルドスコープを覗きさつきを捉え、また引き金を引こうとした瞬間

 

「「ぎえぇぇぇーーー!!」」

 

「「っ!??」」」

 

突如、煙を吸った5,6名の隊員たちが奇声を上げて、日下部や折紙、そしてほかの隊員へ襲い掛かった

 

「ちょっ!?あんたたちどうしたのよ!!」

 

「おいっ!髪の毛引っ張るな!・・・て、誰!どさくさに紛れてお尻触っているの!!」

 

「邪魔しないで!奴を撃てない!!」

 

発狂した隊員たちのせいで折紙は撃てない状態であり、他の隊員も発狂した隊員を押さえつけるのに精いっぱいであった。そして少し離れた建物でその様子を見ていたのは

 

「やれやれ・・・・貴重な宇宙ケシの実煙幕弾なのに三つも使っちゃたね。まあ、これで少しは時間が稼げるでしょう」

 

先ほどの煙幕弾を投げたのはメトロン星人こと夢露であった。そして夢露は

 

「さてと・・・・・じゃあ、後は頼むよセブン・・・・・いや士道君」

 

そう言い彼女は姿を消すのであった

 

 

 

 

 

 

 

「え?何?何が起きたの?」

 

さつきが混乱していると

 

「さつき君!!」

 

と、誰かが自分を呼ぶ声が聞こえた。そして彼女の目の前に一人の少年が立っていた

 

「い・・・・五河・・・・先輩?」

 

「大丈夫か?ケガはないか?」

 

「は・・・はい。せ、先輩・・・なんでここに?それにあの空を飛んでいる人たちは・・・・・」

 

「説明は後だ!とにかくここを離れよう」

 

士道がそう言うとさつきは頷き、とともに逃げる。そして人気のない路地裏当たりのところまでつく

 

「もう、ここいら辺までくれば大丈夫だ」

 

「先輩・・・・・ありがとうございます。あ、あの・・・・・」

 

さつきは何で士道がここにいるか訊こうとした瞬間、

 

『へへっ!捕まえたぞ!!』

 

「きゃあっ!?」

 

「っ!?」

 

突如ごみ箱からさつきのダークゾーンに吸い込まれたはずのバド星人(部下)が飛び出し、さつきを捕まえる。

 

「さつき君!!」

 

「おっと、地球人の少年。ありきたりなことを言おう。動くな動けば彼女の命はないぞ?」

 

そう言い光線銃をさつきの頬につけそう言うバド星人

 

「お前はバド星人!!」

 

「・・・・・ほう?この宇宙でも我々の名が知れ渡っているとはな。アハハ!やはり帝王の名は全宇宙に広がっているのだな!!」

 

と悪党のごとく高笑いするバド星人。そして士道は

 

「バド星人!彼女に何をさせるつもりだ!」

 

「そんなことお前が知る必要はない!さて、地球人の少年よ我々の姿を見られたからにはお前には消えてもらうぞ」

 

「五河先輩逃げてください!!」

 

さつきがそう叫びバド星人は光線銃を士道に向け士道は構える。すると、突然銃声が鳴る

 

「ぐわっ!!」

 

「「っ!?」」

 

銃声が止み、バド星人は倒れる。そして炎に包まれ消えるのであった。すると・・・

 

「あなたたち!大丈夫!!」

 

と、そこへ一人の女性が拳銃を片手に立っていた。そして女性は士道を見て目を見開き・・・・・

 

「あなたは・・・・・五河士道君!?」

 

「あなたは・・・・あの時の?」

 

士道も驚いた表情をしていた。なぜなら、士道を助けた女性は以前のハイキングでともにクール星人と戦い。そしてAATの隊員であり、そして現在休暇を取っているはずの澤梓隊員だったのだった。

 




次回でセブンに変身させたいと思います

セブン以外に来るウルトラ戦士は誰がいい?

  • 初代ウルトラマン
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