さつきの家にバド星人たちが潜伏し、そして平賀参謀がバド星人に捕らえられている可能性があると見た。士道と澤はさつきの家に向かっていた。
街はいまだに空間振警報が解除されていないのか、誰もいなかった。そしてさつきの家に向かい最中、澤は
「士道君…あなたはただの学生よね?戦えるの?今なら引き返せるわよ?」
「大丈夫です。自分の身は自分で守れます。それを言うなら澤さんの方は大丈夫なのですか?」
「自衛隊員をなめないで頂戴。これでも私は幼いころから少林拳法を習っていたから大丈夫よ」
澤がそう言うと士道は
「(少林寺拳法・・・・・ゲンを思い出すな・・・・・ゲンは今頃何をしているのだろうか・・・・・)」
士道は自分の弟子であるゲンのことを思い出していた。自分が・・・MACがいなくなった今、一人で戦うことになっているだろうが、一人で大丈夫だろうか・・・・そう彼のことを心配していた
「士道君。大丈夫?」
「え・・・・・ああ、大丈夫です」
心配そうに言う澤に士道はそう言い、二人はさつきの家に到着する
「ここがそうね?」
「はい・・・・・」
二人がそう言い念のためにインターホンを押すが無論返事はない。そして二人は家のドアの前に立ちノックをするがそれも返事がなかった
「いないわね・・・・・・」
「とにかく入りましょう。もしかしたら監禁されている可能性があります」
「いや、入るってどうやって入るのよ?見たところ鍵もかかっているし・・・・はぁ・・・こんなことならさつきさんから鍵を借りてくればよかった」
と、ため息をつく澤だったが
「あ、それなら、問題ないですよ?」
「え?」
そう言い士道は懐からケースを取り出し、そこから4つのカプセル・・・・・・ではなく一本の鍵を取り出し、ドアのカギ穴に差しドアを開ける
「さ、入りましょう」
「え・・・ええ・・・・・・・て、ちょっと待て!?何であなたがこの家のカギを持っているの!?」
「え?ああ、これは以前、ペガ・・・・・茂さんから預かったものだよ。もし何かあったらこれで入ってくれって」
「参謀が?・・・というより士道君と参謀てどんな関係なのよ?参謀の娘さんの先輩だけじゃ鍵なんて渡さないわよ?」
「まあ・・・・彼とは古い知り合い・・・・・かな?」
「古い知り合いって、士道君一体いくつなのよ・・・・」
いろいろと突っ込みたいところだが、これ以上は面倒だと、軽いため息をつき澤はこれ以上士道には何も言わなかった。そして家の中に入るが中には誰もいなかった。
「誰も・・・・・居ないわね?」
澤がそう言い一歩前へ踏み出した瞬間
「危ない!」
そう言い士道が澤を押し倒すと、壁にかかっている鏡から光線が放たれる。そして澤はすぐに体勢を立て直し拳銃で光線が飛んできた方へ撃つと、そこからh名が聞こえたかと思った瞬間二人の前にバド星人が現れ,先ほど澤に撃たれたのか胸を押さえ倒れると青白い炎とともに消えてしまい、残ったのは黒い灰とバド星人の持っていた光線銃だけだった
「やっぱり、バド星人はここに潜伏していたみたいですね?」
「そうね。ありがとう士道君。助かったわ」
澤は士道に礼を言いうと、先ほどのバド星人の光線銃を拾い
「参謀が危ないわね。もしかしたらこの部屋のどこかに監禁されているかもしれないわ。士道君。私は上の階を調べてみるから、士道君は下をお願い」
「わかりました」
「ああ、あとこれ」
澤は士道にもう一丁、予備として持っていた拳銃を渡す
「本当は一般市民にこういうことしちゃいけないんだけど。万が一はこれで身を守ってね」
「は・・・はい」
「
そう言い士道は拳銃を受け取り、梓は上の階段へと上がる、
「・・・・・・・よし」
士道は梓が見えなくなったことを確認し、胸ポケットからウルトラアイを取り出し、装着しようとした瞬間
『士道!士道聞こえる?』
急にインカムから琴里の声が聞こえた。その声に士道は少し驚いたが、すぐにインカムを取り
「琴里か?どうした?もしかしてさつきさんに何かあったのか?」
『いいえ。彼女は今あんたの家で十香たちと打ち解けているみたいで楽しくおしゃべりしているわ。まあ若干不安そうな所見せているけど、そこは十香が励ましたりしているわ』
「そうか・・・・」
『それで士道。あんた本気?宇宙人から彼女の父親助けるなんて?』
「彼女と約束したからな。必ず助けるとね。あのバド星人のことだきっと何か悪いことを企んでいる。早く彼女の父親を助けなくてはいけない」
『そう・・・・』
「ん?どうしたんだ琴里?」
『士道・・・あんた本当に何者なの?』
「え?」
『あんた、十香と出会ってから・・・・いやあのハイキングの時、セブンという宇宙人が現れてからおかしいわよ。ただの高校生にしては宇宙人について詳しすぎよ』
「それを言うなら、中学生で精霊を保護する組織の司令官をしている琴里もそうじゃないか?」
『それはそうだけど・・・・・・』
「琴里。安心しろ。俺はお前のお兄ちゃんだよ。お前が不安になる気持ちもわからなくはない。だが、俺を信じてくれ」
士道がインカムでそう言い琴里はしばらく黙っていたが
『・・・・分かった。でも無理だけはしないでよね』
「ああ、約束する」
そう言い士道はインカムのスイッチを切り、そして・・・・
『デュワっ!!』
ウルトラアイを目にかざし、士道はウルトラセブンへと変身する。そしてセブンは辺りをきょろきょろと見渡し、そして大きな鏡の前に立つ
「(やはり・・・・・以前と同じようにこの中に潜んでいるな)」
セブンはそう思い鏡に手をそっと触れる。そしてセブンの手は鏡に吸い込まれていき、そしてセブンは鏡の内部へと入るのだった
一方、バド星人の宇宙船内では警報が鳴っていた
「ん!?どうしたんだ!」
「ボ、ボス!大変です!!侵入者です!!」
「なに!?あの地球人か?」
「い、いえ!ウルトラセブンです!!奴は次々と仲間を倒してこちらにやってきています!」
「なっ!?そ、そんな馬鹿な!奴め生きていたというのか!?それになぜこの世界に!?」
部下の言葉にリーダーのバド星人は驚くと平賀は
「バド星人。もう諦めろ。侵略なんて諦めてこの星を去れ」
「黙れペガッサ星人!!ええい!仕方がない。もうこうなった以上、お前からダークゾーンについて聞くのは諦めよう。しかしこの地球は破壊させてもらう」
「そんなことセブンが許さないぞ!」
「アハハ!今にセブンも我々の連れてきた奴の餌食になるだろう。なんだって奴はウルトラマンを一度倒したことのある怪獣だからな!!」
「まさか・・・・・ゼットンか?」
「さあぁね?」
とそう言いバド星人は高笑いすると彼の背後にあったドアがものすごい勢いで倒れる
「ぐわっ!!」
倒れたドアに押しつぶされバド星人が倒れる。そして倒れたドアからセブンが入ってくるのだった
「茂さん・・・いやペガ。大丈夫か?」
「ダン!すまない助かった」
セブンは平賀を拘束している金具を外す
「ダン。さつきは?」
「大丈夫だ。さつきさんは今私の家に保護している。それよりバド星人は?」
「バド星人なら・・・・・・・」
そう言い平賀はバド星人のいるところに指をさすと・・・・
「・・・・・・」チーン
ドアの下敷きになり口から泡を吹いて絶命しているバド星人の姿があった
「「・・・・・・」」
その姿に二人は一瞬、黙るが平賀は
「ダン!奴らは怪獣を隠し持っている。すぐにでも止めないと天宮市は大変なことになる」
「怪獣だと?]
そう言った瞬間、地面が揺れ始めた。
「な、なんだ!?]
平賀がそう言うとモニターから一つの映像が映し出された。そこは天宮市の街であった。そしてその道路が光ったかと思うとそこから大きな罅が割れ。そして地面がむくれあがったかと思うとそこから頭にブーメランをつけた巨大生物が叫び声とともに現れる
「なっ!?あいつは」
セブンはその怪獣に見覚えがあった。
そう、バド星人が言っていた奥の手というのは、かつてウルトラマンレオを倒し、自分と同じ頭部のブーメランを自在に操る怪獣、凶剣怪獣カネドラスだったのだ。
セブン以外に来るウルトラ戦士は誰がいい?
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初代ウルトラマン
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ウルトラマンジャック
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ウルトラマンエース
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ウルトラマンタロウ
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ウルトラマンレオ
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ウルトラマンキング