「お前も・・・・・私を・・・・・殺しに来たのか?ならば早めに始末させてもらう」
悲しそうな表情で少女は士道に剣を向けてそう訊く。その言葉に士道は
「殺しに来た?なぜそう言いきれる?私はただ妹を探しに来ただけだ」
「妹・・・・だと?」
「そうだ。まだこの辺にいると思うのだが見ていないか?赤いツインテールをした子なのだが?」
「・・・・いいや。あいにくお前の妹などという人間は見ていない」
「そうか・・・・・・それで君は一体何者だ?名前はなんていう?」
士道は落ち着いて彼女にそう訊く。すると彼女は少し動揺した目で士道を見ると
「名前・・・・・私の名前は・・・・・」
彼女が何か言いかけたとき
「「っ!?」」
とっさに二人は何かを感じ空を見ると空の向こうから近未来的なスーツと翼、そして大量の重火器を持った女性たちが飛んできてそして無数の小型ミサイルを放った。
「なっ!?」
士道が驚くと少女はミサイルに向けて手をかざす。すると彼女の周りにバリアが張り巡らされ、ミサイルはバリアにぶつかり爆発する
「こんな攻撃、通用しないことをなぜ学習しないんだ?」
悲しい顔でそういう彼女にアーマースーツを着た少女たちは彼女に向って攻撃をする。すると彼女は飛び上がり剣でミサイルを切り、切られたミサイルは爆発する。それを見た士道は
「(どういうことだ?この現状は?それに・・・・それになぜあの少女はこんなにも・・・・)」
士道の先には先ほどの少女が士道に振り返っていた。その表情は
「(なぜ。こんなにも彼女はあんな悲しい顔をするのだ?)」
そう、士道が見たのはその少女が今にも泣きそうな悲しい表情をしていたのだ。その表情に士道は不思議に思っていた。すると先頭にいたアーマースーツを着た少女が彼女に向かってくる。士道はその少女に見覚えがあった
「あの子は・・・・・・鳶一折紙?」
そういうと。その言葉が聞こえたのか鳶一は士道の方へ顔を向けると
「五河・・・・士道?」
と、はじめ困惑と同様の混ざった顔をするのだが直ぐに彼女は、例の少女の方へ顔を向けるとまるで氷のように冷たい表情へと変わりビームソードみたいな武器を取り出すと彼女に向けて攻撃し、彼女も大剣で対抗する。激しいぶつかり合いを目の前で見ている士道だが、とても割り込めるところがなかった。だが、そのままにしては置けない。なぜなら鳶一の方はわからないが例の少女の方は明らかに好きで戦っているようには見えなかった。すぐにでも止める必要があった
「(・・・・・仕方ない。あれを使うしかないな)」
士道は少し離れると腕をクロスさせる。それは変身できないセブンこと士道に残された最後の武器である『ウルトラ念力』であった。しかしこの技は神経を集中させエネルギーを消耗するうえ長時間続ければ自分の寿命をも著しく縮めてしまう危険な技であった。だが、この争いを止めるにはその方法しかなかったのだ。そして士道のウルトラ念力は戦う二人の動きを徐々に止めていく。
「な・・・なに?」
「か、体が・・・・・うご・・・かない」
突然、金縛りのような感覚に襲われる二人。そして、とうとう二人の動きが完全に止まる。その時ウルトラ念力を使い体力を消耗したうえ、前世の宇宙人としての体ではなくただの地球人であるの士道は限界をむかえそのまま倒れ、気を失ってしまうのであった。
「司令。座標FZ1820。ターゲット、プリンセスの姿がロストしました」
「周辺反映波、特定界限下.ロスト確認!」
と、とある場所で先ほどのモニターを確認している者たちがそう言うと司令と呼ばれたものが
「そう・・・それにしても急に精霊とASTの隊員が急に動きを止めたのはなぜかしら?」
「それは私も同じです。ただ、その戦闘地域に謎の怪電波らしきものが発生していたみたいです」
「怪電波ですって?」
「はい。何やら念力みたいなものが・・・・・」
「念力?」
司令らしき人物の横にいた金髪の、顔立ちの整った男性がそう答え司令は眉を顰め首をかしげる
「まあいいわ。とにかくやっと上から許可がおりたんだもの。早速作戦開始といきましょうか。そういえば、肝心の秘密兵器は今どこにいるの?」
司令がそう言うと女性の職員らしき女性がモニターを動かし
「彼なら・・・・・・あ、わかりました。あそこにいます」
そう言い前にある巨大なモニターから映像が映し出され。その映像には先ほどASTと呼んだアーマースーツを着た女性たちと例の少女が戦闘してあたり一面が瓦礫の山になっていた天宮市の街の中に倒れた少年の姿が映し出されていた。それを見た司令と呼ばれた人はにやっと笑い
「なんで外に出ているのかしら?・・・・・・まあちょうどいいわ。彼を回収しちゃって」
「ゲン。あの夕陽を見ろ・・・・』
士道の脳裏にはババルウ星人の戦いの後、ゲンと一緒に初めて出会ったあの島での海岸での出来事を思い出していた
「ゲン・・・・あの沈む夕日は私だ。そして明日上る太陽はゲン、お前だ」
「隊長・・・・」
「お前はこれからもさらに苦難に立ち向かわなければならない。そして最も大切な決断を迫られる時が来るだろう。もしかしたら自分が宇宙人であることを人間たちに知られてしまう時が来るかもしれない」
「俺の正体がいつか・・・・知られてしまう?」
「そうだ、お前が本当に試される時がいつか来る日がやって来る・・・・」
なぜ士道…いやセブンがこの話をしたのかは自分自身でもわからない。もしかしたらこのときセブンはゲンの元を離れることを予感していたのかもしれない。そしてその話をした数時間後にあのMACの悲しい事件が起きたのだ。
すると・・・・・
『久しぶり…』
突然、誰かの声が聞こえる。その声に士道は聞き覚えがあった
『やっと…やっと、会えたね。嬉しいよ』
優しく、何処か儚げに響くその声。この声は確か自分が転生するときに聞こえた女性の声だった
『でも、もう少し待って。あと少しだから・・・・・もう放さない。もう絶対間違わない。だから…』
「待ってくれ・・・・君は一体誰だ?」
そう言った時、士道の視界は光に包まれる
「っ!?」
「ようやく目が覚めたようだね?」
光に包まれた士道が目を覚ますと目の前にペンライトのような何かを持った女性がいた。年齢は二十歳前後で、ぼさぼさの髪を無造作に纏め、目の周りには濃い隈ができていた。軍服のような服を身に纏い胸ポケットにはつぎはぎだらけの熊のぬいぐるみを入れていた
「・・・・・君は?」
「私は、ここで解析官をやっている、村雨令音だ。免許は持っていないが簡単な介護くらいはできる」
「解析官?それにここはどこだ?学校の保健室でもましては病院でもないみたいだが?」
「ここは"フラクシナス"の医務室だ。勝手ながら、気絶していた君をここへ運ばせてもらった」
「フラクシナス・・・・・・・」
聞いたことがない言葉に士道は首を傾げ、
「(確か私は琴里を探しに警報が鳴っているにもかかわらず、外に出て彼女を探し、不思議な少女と出会った・・・・そしてその少女と突然現れた鳶一の戦闘を止めるためにウルトラ念力を使って・・・・・・・琴里!?)すまない!あの町の中で中学生くらいの女の子を見なかったか!?名は五河琴里。赤い髪のツインテールの女の子だが!」
「落ち着きたまえ・・・・・彼女なら大丈夫だ。いろいろと訊きたいことがあると思うがまずは司令に聞くといい。ついてきたまえ」
「・・・・わかった」
そう言い士道は彼女についていくと彼女はあくびをし眠たそうな顔をする
「大丈夫ですか?眠たそうですが?」
「この頃、不眠症でね・・・・・」
「それは大変ですね。どのくらい寝ていないんですか?」
士道がそう訊くと彼女は指を三本立てた
「三日も・・・・・それはつらいですね」
「いや、かれこれ三十年程だ」
「それはもはや人間の域を超えていますね?薬は飲んでいるのですか?」
「毎日飲んでいる。一瓶全部飲んでいるが全く効かない」
「それだと逆に体を壊しますよ?」
「まぁ、最後に寝た日を思い出せないのは事実だ。…着いたようだ、入りたまえ」
そう言い二人がついたのは大きな部屋で扉が開くとそこには近未来的・・・・ウルトラ警備隊やMACの基地みたいなハイテクな装置やモニターが置かれていた部屋であった。
「…連れてきた」
令音がそう言うと金髪の男性がやってきて
「ご苦労様です。初めまして。私はここの副司令官、神無月恭平と申します。以後お見知りおきを」
「あ、はい。初めまして。五河士道です」
自己紹介する神無月に士道も丁寧にあいさつし名を名乗る。
「それとあそこにいるのが私たちの司令です」
そう言い横にある艦長席らしきところを振り向き。士道はそこを見ると、士道は驚いた。その席に座っていたのは
「ようこそ五河士道。歓迎するわラタトスクへ」
「・・・・・琴里?」
その席にいたのは自分が探していた妹である琴里であった。
セブン以外に来るウルトラ戦士は誰がいい?
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