デート・ア・セブン   作:疾風海軍陸戦隊

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闇に潜む狂気

「士道さん・・・・まだでしょうか」

 

公園のベンチに腰掛けて士道を待っている狂三はそう呟く

 

「・・・・まあ、でも、良いですわ…どうせ最後はわたくしの者になるんですもの」

 

そう言いふふと微笑む狂三。彼を初めて知ったときから彼女は故意に近いものを感じていた。見た目は普通の少年なのにどこか普通の人とは違う。まるで別の何かが人間の姿を借りているようなそんな感じがした

 

「はぁ・・・・彼のことを思いますと胸がどきどきしてますわ・・・・本当になおさら彼のことが欲しくてたまりませんわね」

 

と、狂三はさらに笑みを濃くし、立ち上がると、不意に子猫の鳴く声が聞こえた

 

「あら?子猫?どこで鳴いているのかしら?」

 

動物好きの狂三は子猫の鳴いている方へ向かう。そこは少し薄暗い森の奥であり、子猫の鳴き声の他に複数の男性の声と何かがはじける音が聞こえた。するとそこには四人の男性が、いずれも銃器、おそらくモデルガンで、生まれて間もない仔猫を、おそらく改造モデルガンの試射か、低レベルなストレス発散か、まあそんな所だろうと、狂三はスッと目を細め、その四人の男をゴミを見るような目で見る。

 

「・・・・あらあら、ずいぶんと面白いことをやっていますのね?」

 

「ん?あんた誰だよ?」

 

「まあ、そんなに身構えないでください。わたくしも仲間に入れてほしいんです。こう見えて銃の扱いには慣れていますのよ」

 

「おい?どうする?」

 

「まあ、いいんじゃねえの?」

 

狂三の言葉に男性たちは困惑するが、狂三が美人なこともあってか仲間に入ってもいいというと狂三はニヤッと笑い

 

「あら、ありがとうございます。それでなんですが一つご提案があります。何簡単な話ですわ。ただ少し的を変える・・・・・だけですわ」

 

と、狂った笑みをするのであった。その瞬間狂三を監視していた琴里質のモニターが一気にシャットアウトした

 

「なっ!?どうしたの!?」

 

「故障か?復旧を急げ!!」

 

フラクシナクス内では慌ただしくなっていた。

 

 

 

 

 

 

一方、十香は士道を探していた

 

「むう・・・・シドーはどこへ消えたのだ・・・・」

 

十香は眉をひそめながら、首を左右に振って辺りを見回した。辺りにはたくさんの人に溢れており、士道の姿は見受けられない。あの後すぐに戻ると言いながらなかなか戻ってこない士道に十香は彼を探す。

すると誰かとぶつかり倒れてしまう

 

「むぉ・・・・っ!」

 

その場で尻餅を突いてしまった十香は、お尻をさすりながら立ち上がった。

 

「す、すまん。急いでいたのだ」

 

「大丈夫。こちらも不注意だった」

 

十香が謝意を述べると、ぶつかった相手も抑揚のない声で返してきた。だがその人物は十香がよく知る相手だった

 

「と・・・・、鳶一折紙!?」

 

「・・・・っ、夜刀神十香っ」

 

相手は折紙だった。そして折紙も相手が十香と知って驚く

 

「なぜおまえがいる鳶一折紙!」

 

「あなたの質問に答える義理はない。夜刀神十香」

 

「な、なんだとっ!!」

 

言い返そうとするが、今は折紙に構っている場合ではないので、思い直した。

 

「・・・・まあいい。私は今忙しい。貴様を相手にしている暇は無いのだ」

 

「そう。私も今忙しい」

 

「ふん、何をしているのか知らんが・・・・」

 

「「士道を探しているのだ!・・・・え?」」

 

二人の言葉がはもり、そして二人とも指導を探していることに驚く二人、そして

 

「「待て。シドーは私とデェトしている。なぜ貴様がちょっかいを出してくるのだ?」

 

「そんな筈はない。彼は今日、私とデートしている」

 

「な・・・・っ、なんだと!? 嘘をつくな!」

 

「嘘ではない!!士道は私とデートしている!!」

 

と、二人は睨みあいになる。すると折紙が

 

「はっ!(まさか他にも?もしそうなら・・・・・)」

 

何かに気づいた折紙は十香を置いて走り出す

 

「ちょ、ちょっと待て! 話は終わってないぞ! どういう事だ!」

 

十香は、折紙の後を追っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・」

 

一方士道は公園の森の中でツルク星人を探していたが一向に見つけられないでいた

 

「(おかしい・・・・・気配はするが現れない。一体どこに)・・・・ん?」

 

ツルク星人を探し森を歩く中、士道はツルク星人とは別の何かの気配を感じた。するとインカムから

 

『士道。士道聞こえる?』

 

「ああ、聞こえる。どうした?」

 

『狂三を見失ったわ。でもあなたの近くに狂三と同じ精霊反応があったから向かってくれる?』

 

「わかった」

 

そう言うと士道はツルク星人の捜索を中断し、狂三のいる場所へと向かった。そしてその地点に向かうと、そこは信じられない光景があった。

 

「・・・・これは」

 

士道が目にしたものは真っ赤な血だまりだった。しかも一つだけじゃない無数にありそのたまりのところに赤い肉片があった

その光景に士道はおろかモニターで見ていた琴里も驚愕していた

 

「あら?」

 

すると聞きなれた声がし士道は顔を向けると、その、赤い海の上に、黒い少女が立っていた。

 

「・・・・士道さん。もう来てしまいましたの?」

 

赤と黒の霊装を纏い、細緻な装飾が施された古式の短銃を握っていた時崎狂三が、振り返りながら士道に向かって言ってきた。

そこで士道はもう一つの事柄に気づく。

狂三の前に、男が1人、全身をガタガタと震わせながらへたり込んでいたのだ。

若い男である。なぜか腹部に、血で同心円が三つ描かれており、まるで的当てのようだった。

 

 

「ひーーーッ、ひーーーッ。た・・・・ッ、助け・・・・く、れ・・・・ッ! なん・・・・、こいつ・・・・、化物・・・・ッ!!」

 

男は今にも死んでしまいそうな呼吸をしながら、士道に懇願するように目を向ける。 

 

「あらあら」

 

狂三は顔を男の方に戻すと、手に握った銃を向けた。

 

「狂三!やめろ!」

 

士道は狂三を止めるが

 

「あら、なぜですの士道さん?何かを殺そうと言うのに、自分は殺される覚悟が無いだなんて、おかしいと思いませんこと? 命に銃や剣を向けると言うのは、こういうことですのよ?」

 

そう言うと士道は狂三のそばにいる木津着いた子猫を見て何かを悟った。そして狂三が引き金を引こうとしたその時・・・・

 

「っ!?(ゆ、指が動かない!?)」

 

急に狂三は金縛りの状態に襲われる。そしてちらっと士道を見ると士道が両腕をクロスさせていた。士道は人間の姿でできる技ウルトラ念力で狂三の動きを封じていた。そして士道は男性を厳しい目つきで見て

 

「お前もこれに懲りて二度と命を痛めつけるようなことはするな!いいな!!」

 

「ひ・・・・ひぃぃぃーーーー!!!」

 

その男性は震えながら頷き泣きべそをかきながら、森の奥へと逃げて行った。そして士道はしばらくして念力を取り狂三を見ると狂三は

 

「なぜ助けたのですか?あんな平気で生き物をいじめようとするようなゴミを?」

 

「確かに彼がやったことは許されない行為だ。だが、だからと言って君のやることを見過ごすこともできない」

 

「そうですの・・・・それより士道さん。あなた先ほどの金縛りと言い・・・・本当に人間ですの?それとも最近噂になっている宇宙人ですの?」

 

「・・・・・」

 

狂三の言葉に士道は何もしゃべらない。それおみた狂三は何を聞いてもしゃべらないと思い軽くため息をつくと

 

「まあ、いいですわ。あなたが人間であれ宇宙人であれそのどちらでもなくてもわたくしのやることは同じですわ」

 

そう言い狂三はニンマリと口角を上げてそう言うのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ‥はぁ…なんなんだよあの化け物共は・・・・」

 

先ほどの男は暗い森の中で息を切らしてそう言う。すると風もないのに草木が揺れた

 

「な、なんだ?」

 

怯える男はそう言った瞬間。金切り声のような声が響くのと同時に

 

「ギャアァァァァーーーーーー!!!」

 

先ほどの男が悲鳴を上げるのと同時に彼の上半身と下半身が何者かによって真っ二つにされ別々に宙を舞い血が飛び散る。

そしてその男の亡骸に一体の不気味な宇宙人が立つその宇宙人は両腕が鋭利な刃物になっていた

 

「・・・・・・」

 

そしてその宇宙人。宇宙の通り魔の異名を持つ宇宙人。ツルク星人は先ほど男性が逃げてきた方をじっと見て、そしてその場へと走るのであった

 

セブン以外に来るウルトラ戦士は誰がいい?

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