士道が精霊と平和的に話し合って解決するため、妹である琴里はある方法を教えた。それは精霊に恋をさせ士道にデレさせるという方法であった。そして琴里はその特訓をし始め、士道にギャルゲーをするように指示し、特訓からまる一日・・・・・
「はぁ…・・何とかクリア・・・できたな」
目には隈ができやつれ状態の士道が自室でそう呟く。家に戻ってから明朝まで彼はギャルゲーの特訓に励んだ。だが、ゲームをする中彼はヒロイン相手だけではなく心の中にいる自分とも戦っていた
「あはは・・・・とてもこの姿、ゲンやハヤタに見せられないな・・・・・特にゾフィーには絶対に見せられない」
乾いた笑みでそういう士道ことセブン。なれない恋愛ゲームにセブンは何度も心の奥底にある何かと戦いながらゲームを続けていた。たまに恥ずかしさのあまりアイスラッガーがあったら思わずパソコンごとぶった切りたいと思う気持ちも何度かあったが、士道はそれを乗り越えついにゲーム全ステージをクリアしたのだ。
「あはは・・・・・全部クリアしたのにこの虚しさは何だ・・・・」
セブンのその独り言に誰も答える者はいなかった・・・・・
学校、物理室
「へ~たったの1日でほかのステージをコンプリートして超難易度で誰もクリアしたこともないステージまでクリアしたの?さすがね士道」
「褒められているのに嬉しくないのだが琴里・・・・・」
「シン。顔色が悪いぞ?どこか具合でも悪いのかい?それとも寝不足なのならそこのベッドで仮眠でもするかい?」
「いや。大丈夫だ。睡眠は先ほどとった・・・・・・逆に胃薬が欲しいかな?」
「そういう冗談を言えるのなら大丈夫そうね。じゃあ第二段階に入るわよ士道」
「(冗談ではないのだが・・・・・)第二段階?何をする気だ?まさかまた難易度の高いのをやるつもりか?」
「そうね・・・・ある意味。正解だシン。それとシン。そのまま動かないでくれ・・・・・」
そう言うと令音は士道に近づき彼の耳にインカムをつける
「これは・・・・・?」
「第二段階の訓練は実戦よ士道」
「実戦・・・・・て、まさか・・・・・」
嫌な予感がする指導に琴里はいたずらな笑みを見せるのであった。
「あの~五河君。私に何か用ですか?」
「(やはり実戦ってこういうことか・・・・・)」
士道の前には担任の先生である岡峰先生であった。そう琴里の言った実戦とは、相手を口説くということであったった。するとインカムから琴里が話しかける
『何をボーと突っ立っているのよ士道。先生を口説きなさい!精霊をデレさせる訓練だといったでしょ?人間一人口説けないでどうするのよ?』
「だからと言って、無責任にに相手を口説くなんてそう言う事は俺はしたくない」
士道は先生に聞こえないように小声でそういうと
『あんたってばどこまで真面目なのよ!?ああもう、わかった!じゃあ百歩譲って相手を褒めなさい!それならいいでしょ!?』
「それなら・・・・」
「あの~五河さん?」
「え?ああ、大した用じゃないんだけど。先生。先生の来ている服。かわいらしいですね。何かいいことがありましたか?」
「え、そうですかぁ?これ実は新作で発売された人気の服なんですよ」
と、嬉しそうに言う先生。意外と好印象だった。
「そうなんですか。ではその髪飾りも?」
「いいえ、実はこれ。実家の母の手作りなんですよ。私の誕生日に送ってくれたんです。似合っていますか?」
「ええ。とても似合っていますよ先生」
「ふふ、ありがとうございます」
と、ニコッと笑う士道に先生は顔を赤くする。それをモニタリングしていた琴里と令音は
「これは・・・・予想外だ。シンは恋愛経験皆無だと思っていたが、これほどの褒め殺しができるとは・・・・」
「そうね。これは私たちのアドバイスはいらなさそうね。これなら一気に口説けそうね」
と二人は様子を見ていると
「先生。実は私一言先生にお礼が言いたいのです」
「お礼ですか?」
「はい。最近学校に来るのが楽しいんですよ。それも担任である先生の授業のおかげです。ほかのクラスの皆もそうです」
「そ、そんなぁ過大評価しすぎですよぉ」
士道の言葉に先生は嬉しそうに笑みをこぼす
「いいえ、先生ほど教え上手で生徒たちに明るい笑顔で接し皆から慕われる人はそう、いないです。そして・・・・・」
と士道は一呼吸入れると
「私自身も先生の授業が楽しくて大好きです」
「っ!?」
不適の笑みでそういうと、その言葉に先生は目を丸くする。士道の言葉に嘘はない。実際に士道は先生の授業が分かりやすくそして笑顔で教えるその姿に興味があり、そして士道は彼女のことを素直に思ったことを褒めたのだった。すると・・・・・
ガシッ!
「え?」
いきなり先生が士道の肩をつかむ。そして先生は
「五河君・・・いえ士道君!年上は嫌いですか!?もし嫌じゃなかったら。このまま私と結婚しちゃいます!?」
「は、はい?」
いきなりの告白に士道が驚く
「五河くんが結婚できる年齢になったら私30越えちゃいますけど卒業したら実家を継いでくれますか?婿養子とか大丈夫ですか?」
「・・・・・」
目を輝かせて興奮状態でいう先生に士道は唖然とし苦笑してしまう。するとインカムから
『あんた褒めすぎよ。逆に向こうから口説いて来てるじゃない』
『それに彼女は独身・女性・29才にとってああいう言葉は甘い毒だ。周りは次々と家庭を築き始め、両親に急かされ、自分に関係ないと思っていた三十路の壁を越える寸前という追い詰められた状況に君のああいう言葉をかけられたらそうはなる』
「いや、私はただ単に正直に先生を褒めただけなんだが・・・・・」
『いいから、これ以上絡まれると厄介だし、一応は目的も果たしたし、適当に理由付けて逃げなさい』
「わ、わかった・・・・それでは先生。また授業で!」
そう言い士道は逃げるようにその場を離れるのであった
「はぁ・・・・・驚いた。しかし、ただ褒めただけなのにああなるとは・・・・」
『あんたの場合は褒めすぎなのよ士道。あれで陥落しない女性はいないわよ』
「そう言うものか?(地球の女性の気持ちはよくわからない。こんなことになることを知っていれば、ウルトラ警備隊時代にアンヌにアドバイスとか聞くべきだったかな・・・・・)」
そう思いながら士道は廊下を歩き角を曲がろうとすると誰かにぶつかる
「す、すまない。大丈夫か?」
士道はぶつかった相手に謝る。ぶつかった相手は鳶一だった。おまけにぶつかった時に尻餅をついたようで、士道に向けてM字開脚していた。その姿に士道は驚くが、鳶一はすかさず起き上がり
「・・・・平気」
「そ、そうか…立てるか?」
そう言い士道は手を差し伸べると鳶一は彼の手を握り立ち上がるのだが・・・・・
「あ、あの……鳶一。いつまで私の手を握っているんだ?」
「・・・・一生」
一瞬、士道の首筋にゾクりと冷たい感覚が襲ったが
「冗談はよしてくれ。それにこのままだとほかの相手から恋人にみられてしまうぞ?」
笑ってそういう士道だが。鳶一は無表情で
「・・・・・構わない」
「え、何て?」
「恋人でも構わない、と言った」
「い、いや。鳶一。恋人っていうことわかっているか?それは男女交際的な・・・・」
「わかっている。無論そのつもり」
「い、いや・・・・その・・・」
まさかの返答に士道はどう答えればいいかわからなくなってしまう。すると・・・・
ウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!
校舎内に警報音が鳴り響く。
「なっ…空間震警報…?」
「急用ができた、また。後、士道の手を握ったこの手、一生洗わないから」
「最後に聞こえたの何!?」
突然折紙は踵を返して立ち去ってしまう。最後に何か言ったような気がしたが気のせいであってほしい。するとインカムから焦ったように琴里の声が。
「士道。分かってるとは思うけど、空間震よ。一旦フラクシナスへ移動するわ」
「やっぱり、精霊か?」
「そうよプリンセスよ。そして、出現予測地点は、来禅高校・・・・ここよ」
「わかった。すぐに行く」
数時間後、夕暮れの中、空間震の起こった学校は半壊し、そしてその学校の近くの森にはASTの隊員たちが待機していた。そして士道は学校の校舎の中にいた。すると士道の耳に付けているインカムから
『士道。彼方かなりのラッキーね。ASTのCRユニットは屋内での戦闘を目的としていないわ。プリンセスが屋内に入ったことでASTもそう簡単に突入できないの。だから士道彼方にしかできないの精霊を助けたいんでしょ?」
「もちろんだ。もう、これ以上あの精霊に悲しい顔はさせたくない」
『あなたならそう言うと思ったわ士道。安心して士道、我がラタトスクのクルーには頼もしい人材がいっぱいよ。もしあなたが対話に詰まったら彼らがサポートするわ』
そう言うと指令室にいた5人の職員が立ち上がる
「一人目、五度もの結婚を経験した恋愛マスター・〈早すぎた
「・・・・・正直コメントに困るのだが琴里(本当に大丈夫か?この星の人類の将来は)」
『大丈夫だシン。皆腕は確かだ』
『ほかにも見えない協力者がいるからあなたは自信を持っていきなさい。士道』
「わかっている。では行ってくる」
そう言い士道は精霊プリンセスのいる教室へと向かうのであった
セブン以外に来るウルトラ戦士は誰がいい?
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