がっこうぐらし 不思議なデータディスク 作:フランシス・アルバート
やらかしましたねぇ、許してください続き書きますから!
Ps,他の作者のRTA小説が段々終盤になりはじめて結構焦る今日この頃
よくコンビニとかに置いてあるガムシロップ並みに甘い甘いナメプ始まるよ~
昔友人に水だと騙されて飲んだことがあるガムシロップは本当にヤバかった
って言うか持ってきた二つ目の水もガムシロと言う二重トラップをやった友人にはいつかクラブジャムーンでも食べさせてやろう(仕返し)
とそんなこんなで始まりましたがっこうぐらし
今回は悲鳴が上がってゾンビが湧き出した直後からになります。
「どうしたの?めぐねぇ?」
おっと、めぐねぇが電話を耳に当てて青い顔をしていますね、あれは神山先生で間違いないでしょう
と言うことは三階までゾンビが進行してきていると言うわけですね
取り敢えず扉を開けて確認……
「ヴァァアァァッッ」
こんにちわ
扉を開けて覗いたらゾンビとバッチリ目があってしまいました。目と目が見つめ会う、まさか!?これが運命の相手?恋と言うものか!
と冗談は置いといてめぐねぇ達は下がるように言います。噛まれちゃったら大変だからね
扉を叩く音、うっすらと見える影、呻き声
これは結構な数いますね、あまり運がない
実はこの序盤が意外にも山場です。理由はめぐねぇ達がいる目の前でゾンビを殺ろ殺ろするとパニック状態の二人の正気度が鉱石掘削の様にガンガンと削れて気力が底をつきます。
すると今後精神異常を起こしやすく、自殺などbadend直送やヤンヤン等めんどくさい展開が起きやすくなり、それらをケアするのが非常に面倒です。
ですのでこ↑こ↓は不殺で行きましょうね~見とけよ見とけよ!
それと姫萩は武器を使いません、と言うより使えません。
だってコイツが武器で殴ると大体ゾンビが天に召されちゃうんだもん、筋肉お化けかな?だから素手で行きます。
めぐねぇにもし溢れたゾンビがいた場合、自分で遠ざけて貰うためにモップを渡し、後ろを必ずついてくることを伝えて扉を開けます
来ました!ゾンビです!
先ずは三体
掴んでくる腕を逆に掴み返して引っ張り、顎をガツンと拳で撃ち抜きましょう
勿論俺らは抵抗するで!拳で!
すると脳が揺れて気絶になり、一定時間動かなくなります。
横の一体は足を膝から蹴り砕き、顎にボロパンチしてダウン
最後の奴は腕を巻き取り背中に回し、肩を極めて他のゾンビに対する盾にしましょうね。おいおい、CQCは俺の方が上だ(銀河万丈さん風)
しかしやはり廊下にも多いですねぇ、こういう時はアレ…やっちゃいますか!
盾にしているゾンビの襟を掴み、極めている手を横に伸ばします。
くらえ!ハチャメチャジャーナリスト直伝!えーと……なんだっけ?えー…もういい忘れた!ゾンビダッシュ!
怪しい足取りで周りを薙ぎ倒しながら走るゾンビ…
見ろよ、ゾンビが走ってやがるぜ!しかも男が男に突っ込んで行っているのはおホモ達ニキ大歓喜!
おや?女の子ゾンビにも突っ込みましたね、ノンケニキ達大歓喜
これはもう女の子ゾンビを女の子に突っ込ませるしかないよなぁ?
おら!行け!走れ!フランシス大歓喜!
二回もゾンビを走らせたせいか廊下にはボウリングのピンを薙ぎ倒した様にゾンビが倒れていますね。爽快!
今のうちに抜けてしまいましょう。めぐねぇ、ゆきちゃん、カモン!屋上に向かいましょう
走っている途中、突然ロッカーからゾンビが飛び出し掴みかかってきました。珍しいパターンですね。
ここから出てくること少ないのに…
「姫萩さん!」
自分が掴まれた事に驚いたのでしょう。めぐねぇが声を上げます。
しかし心配入りません、体を捻り回避しゾンビを背負い投げしましょう。
本ゲームに置けるゾンビを投げた時のポイントとして頭や首から落とせばゾンビは殺せます。ですが頭と首をやらぬように背中全体がつくよう投げるとゾンビは死にません
ちょっとした小技ですね。
さて、ちょっとしたアクシデントがありましたが問題ありません、復活する前に駆け抜けてしまいましょう……いいや、めぐねぇとゆきちゃん抱えて走っちゃえ!
「えぇっ!?」
「わわっ!?」
左手ゆきちゃん、右手めぐねぇを小脇に抱えて走りましょうね
その方が足捕まれてロスする事もありませんし
そもそもゾンビ野郎におみ足とかスカート掴まれるとかそんな羨ましい事はあってはなりません
それとゆきちゃんのスカート覗こうとした視聴者、後で出てきなさい、用務員怒るから
ちなみにこの様に他人を抱っこしたりおんぶしたり手を繋いだり抱えたりするとゾンビの攻撃が少し遅くなります。所謂ゾンデレですね。
意外と嬉しい救済措置なので筋力が足りてれば試してみる価値はありますよ(通常プレイでは二人は抱えられません)
それじゃあ屋上前のゾンビを壁蹴りジャンプで飛び越してゴールイン!
◇
屋上に着きました
めぐねぇ達を下ろして早速武器を作りましょう
パイロンにスピーカー、後はラジカセとバッテリー、この四つを組み合わせて起きましょうね。yes!
その他には鉈とノコギリを組み合わせてと……
扉を叩く音が喧しいのとくるみちゃんが来るのでその間はゾンビの迎撃と行きます。
きちんとスコップも忘れず指定の場所に起きましょうねぇ~
「姫萩さん…何を?」
めぐねぇが青い顔のまま此方に話し掛けています。
ここは素直にゾンビを迎撃すると言いましょうね~無視すると正気度下がるから
「やめてください!死んでしまいますよ!」
おや?珍しくおこなめぐねぇ、略しておこねぇ
どうしてそんなに怒ってるのと言いたいところですがここは真面目にまだ生存者がいるかもしれないと言っておきましょう。子供を守り助けるのは大人の義務ですから
「どうしました先生?」
めぐねぇが声を荒げたのを聞き付けたのかりーさんが心配そうに此方にきました。
ですので同じ事を伝えます。
「そんな!?ダメです、佐倉先生の言うとおりとても危険過ぎます!」
大丈夫戻ってくるから(フラグ)
めぐねぇに生徒を守ってくれと説得をし無理矢理納得させましょう。姫萩なら無理矢理納得させられます。
「わかりました……」
「先生!?」
諦めたような、少し暗い顔のままめぐねぇが許可を出してくれます。このちょっとした絶望顔に興奮するニキもいるそうですが、私は興奮しません。罪悪感とめぐねぇの可愛さにサンドイッチされて大興奮するだけです
りーさんが物凄く取り乱して居ますがすぐに治るのでガクブルゆきちゃんの事を任せましょう
そして扉から中へ……の前に忘れるところだったガラスの部分にガムテープをアスタリスク状に貼りましょう
この後の備えてってやつですね
それじゃあ作った武器を携えて行きましょう
◇
階段にゾンビが押し寄せて来ています。ここは所謂イベント戦、ゾンビの無限湧きになっています。
そして一定時間防衛するか噛まれるかするとイベントが進行し、ルートが分岐しますが姫萩の場合、任意でルートを選ぶことができるようになっています。
ここはくるみちゃんの避難後、チョーカーさんを捜索救出しましょう。その方が効率良いし
しかし先ずはこの階段のゾンビを倒しておくとくるみちゃんが結構早めに避難してきます。
じゃけんゾンビ狩って狩って狩りましょうね~
kill解禁じゃ~!!!さっき作ったノコギリ鉈が疼くぜ!
匂い立つなぁ、たまらぬ血で誘うじゃないか
ちなみに先程パイロン、スピーカー、ラジカセ、バッテリーで作ったのはアルティメットシャウトと言う音でゾンビを吹き飛ばす、バランスブレイカーを引き起こす武器でもあります。
しかもここで使用すると狭い空間に音が反響するのか一番下の階までゾンビが全て吹き飛び一掃することも可能です。しかし今使うとくるみちゃんが肩を貸している先輩まで消し飛び、この後のくるみちゃん覚醒時期がかなり遅くなります。また先輩をここで殺してしまうとくるみちゃんの正気度がもの凄く下がり、発狂する可能性もあるのでやめましょう
それじゃあやっていきましょうかね
右手にノコギリ鉈、左手に釘打ち機(ネイルガン)
ゾンビ狩りじゃー!ひゃっはー!
手始めに前方にノコギリ鉈を横に振る
すると三体ほどゾンビの肉を削ぎ落として殺せました
横から近づいて来るやつには頭にネイルガンを叩き込み、怯んだ所をモツ抜き
パリィ致命はちゃんと取りましょうね~
って言うか頭に当たってんだからそのままで良かったわ、オーバーキルってはっきりわかんだね
でもモツ抜きせずには入られない!(使命)
そのままバッサバッサと無双!閉廷!
あら!?調子に乗って振り回してたら掴まれてノコギリ鉈を落としちゃいましたね
そんな時は掴まれた腕を逆に巻き取り、頭に一発、ぶちこんでやるぜぇ!
CARシステムってやつですねぇクォレワ!
犬殺された殺し屋?配属初日にバイオった元警官?違いますサム・フイッシャーです。
しかし数はやっぱり多いですねぇ、いちいち面倒なのでノコギリ鉈を…
ゾンビの海に飲まれてやがる…
ゾンビの中にノコギリ鉈がある
拾いに…アッ!このゾンビ多い!
吹き飛ばそ
ジャーナリスト直伝!ダブルラリアット!
ゾンビがバタバタと吹き飛びますが残念ながらあまり死んでいません
ここはアレを使っちゃいましょう
テレテテッテレー!ビームソード!
懐中電灯と宝石組み合わせれば完成する強武器であり、威力は高いですが難点として耐久力が少し低いです。まぁここを蹴散らすくらいわけないですけどね
毎回つける度に色が変わりますが今日はブルーでした。フォースと共にあらんことを
「助け…!助けてくれ!先輩が大怪我して!」
おっとくるみちゃんが来ました。お疲れ様っす
その肩には先輩を連れていますが明らかに噛まれてますねぇ。運命には抗えないってはっきりわかんだね
そのまま屋上に避難する様に伝えます。それと生存者を救出しに行くことも伝えて起きます。
本来なら屋上へ撤退ですが先程伝えた様に姫萩は別の救出ルートへと行けますのでそちらに向かいます。またくるみちゃんが避難すると同時にゾンビが無限湧きでは無くなるので殲滅してしまいましょう。
くるみちゃん避難したー?
居ないっぽいですね。一応屋上見て居ることを確認の後、きちんと扉を閉めましょう。
では殲滅しましょう。アルティメットシャウトを準備!
階下に向かって星を守るピンク色の貪食戦士のように……
プゥピィィィィッ!!
それもういっちょ!
ドリャアアアアアアッ!!!
もう一つオマケに…
チェストオォォォォォオッ!!!
窓ガラスが吹き飛んでいますがまぁ大丈夫、コラテラルってやつです。と言うか吹き飛んで怪我しないように屋上の扉窓にガムテープ張り付けて来たんですから怪我人は居ないでしょう。(調子のって三回もやったけど…)
さて、ゾンビが殲滅されたのでチョーカーさん事袖村ちゃそを救出しに行きましょう
◇
『めぐねぇ』
ゆきちゃんの補習テストを行い、そしてくるみちゃんの恋愛相談に乗った後の事だった
教室に戻ってくるとゆきちゃんの楽しそうな声と誰かの声
くるみちゃんと結構長いこと話してしまったのでゆきちゃんの事が少々心配であった
「ウィラメ……は地……」
「良いな……そん…経…」
だが耳を澄まして聞こえる話し声は楽しそうに聞こえ退屈はしてなさそうだ
このまま待つのも良さそうだがもう良い時間である。ちょっと悪い気はするが教室に入ることにした。
「あっめぐねぇ!」
「終わった?」
教室に入るとそこにはゆきちゃんとそして薄緑の作業着を着た姫萩さんが居た
「姫萩さん…」
彼は不思議な人だった
いつも突然現れては何かしている人
そして私が意味も理由もない説教を受けているときに然り気無く助けてくれる人
見た目はちょっと怖いけどとても面倒見が良く優しいのも知っている
そんな彼が何故此処に、と思ったが彼の持っている蛍光灯で理解した。
ちょうどこの教室の電気が切れていたのだろう、それを交換しに来たのだろうと思う。
そしてゆきちゃんのテストが終わり暇を持て余していた所を話し相手になってくれていたのだろう
やはり彼は優しい、まだこの学校に配属されて日は浅いけどその優しさには何故かホッとしてしまう気がする。
「めぐねぇ、お腹空いた~」
ゆきちゃんがふにゃりとしたまま、お腹をならし抱きついてくる。それを受け止めるようにギュッと抱き締め返した
「もう、めぐねぇじゃなくて佐倉先生でしょ?」
友達感覚、教頭先生に言われたあの言葉が頭を過る
だがこうして見ると距離が近いのも悪いものではないと私は思っている。
「くれるの?ありがとう!用務員さん」
少し考え事をしているとき、お腹をすかせたゆきちゃんに姫萩さんが飴をあげていた。
本来はダメなのだろうが微笑ましいその光景は見ていてとても癒される
そんな時であった
キ゛ャ゛ーーーー!!!
悲鳴が聞こえた
つんざくようなその悲鳴はあまりにも生々しく、そして嫌な汗を背中に滲ませる。
ゆきちゃんも何やら怯えており、私に抱きついた
そんな時、私の電話が鳴り響いた。神山先生からだ
「佐倉さん!?今どこ?」
「神山先生?」
「佐倉さん!今すぐ逃げて!もう教室は…!」
それを境にプツッと電話が切れた、何が起きたのだろうか、慌てて携帯を確認すると更に母さんからも連絡が入っている。
お題…緊急
「なに…これ…」
母のメールには学校の近くで起きた事件の動画が乗っており、その動画には人が人を食べている様子が映っている。
まるで映画のようだった
だがこれは現実である。先程の神山先生との電話もそう言う事だろう
「佐倉先生、ゆきさん…後ろに下がって」
携帯を見ている間に姫萩さんが扉を少し開け外を覗いていた。
扉の隙間から呻き声が漏れて聞こえる。
「はぁ……またかよ……」
めんどくさそうな顔をする姫萩さん
今この人またって……
「今からここを出ましょう。下は下校中の学生で溢れて危険ですのでこの時間なら屋上の方がまだ安全です。なのでそこに向かいますのでついてきてください、それと佐倉先生」
「は、はい!」
「一応、念のためにこれを持ってください」
姫萩さんがロッカーからモップを取りだし私に渡してくる。
このまま屋上へ?とてもじゃないが廊下から聞こえる声も多い、危険過ぎる
「じゃあ行きます…よっと!」
危険だと言う前に彼は扉を開けた
「ヴァァアァァッッ!!!」
虚ろな目をした生徒、いや生徒だった者達
それが扉から三人雪崩れる様に飛び出してきた
「ゆきちゃん!後ろに…」
咄嗟にゆきちゃんを後ろに庇う
しかしそれは杞憂に終わった
何故なら一瞬にして姫萩さんがあっという間に三人を倒し、そして一人を拘束している。アクション映画のような動き、格闘技に疎い私からしてもわかるほどその動きは洗練された物だった
「後ろから離れないでついてきてください」
生徒だった者を盾にし、姫萩さんは先に廊下に出る。
それに続くように私達も廊下に出た。
「ひッ!!」
ゆきちゃんが小さく悲鳴を上げる。
その視線の先には沢山の生徒だった者がいた。
虚ろな目をし、頬をケチャップをつけたように赤く染め今なお何かを人を貪っている。
良く聞けば貪られている方からも微かながら声が聞こえて助けを求めるように手を伸ばしているがあれは助けられない
私にもっと力があれば…助けられない歯痒さを噛み締める
「二人とも後ろから離れないで」
姫萩さんの声で意識を正す
そうだ今は安全な所に向かうのが先だ
だが見渡す限り生徒だった者、いや奴らばかりであり、この大群の中を突っ切るのははっきり言って自殺行為に等しいだろう
まな板の上の魚だろうか、行ったら最後、あの生徒のように食べられる
それだけは駄目だ、こうなってしまった以上ゆきちゃんだけでも逃がしてあげたい
いくら姫萩さんでもこの大群は……
突然姫萩さんが盾にしていた奴らの拘束を少し緩くし立たせる
そして投げ飛ばし……いや突き飛ばすように奴らを前に押すと奴らを巻き込みながらそれは走っていき揉みくちゃになりながらも、バタバタと奴ら同士で倒れて道が空いた
今なら行ける、そう思ったのだが姫萩はまた奴らを一人立たせて同じ事を繰り返し更に廊下全ての奴らをひっくり返してしまった。
「行きましょう」
淡々とした声だった
まさか二回だけ奴らを投げただけで絶望の盤上をひっくり返すとは思わなかった。開いた口が塞がらない
そもそも一回でほぼ全て倒して居たから二回は必要なかったのではないかと考えて……ああそうかと思いつく
彼は私達のために二回も今のを行ったのか
「離れないでついてき…」
彼が後ろを確認しながら進んでいるとき突如として横のロッカーから奴らが飛び出し、彼に掴みかかる
「姫萩さん!」
危ない、そう思った時に彼はそれを避け、綺麗な背負い投げをしてそれを投げてしまった
心配いらなかったようだがとても心臓に悪い、ほっとする前に先に屋上に向かおうとした時だった
「佐倉先生、ゆきさん、ちょっと失礼します」
彼は廊下を一瞥した後、突然私とゆきちゃんを脇に抱え始めた。
「えぇっ!?」
変な声が漏れる。男性とお付き合いした事が無いため、男性に触れられた事がほぼない免疫体制ゼログラビディの私の心が跳ね上がったまま戻らなくなり、顔が赤くなった
勿論学生の時もそんな事は経験していない、灰色の学園生活と言えばわかるだろう(喪女とは言わないで)
そんな私がパニックっている間に私とゆきちゃんを抱えた姫萩さんはもの凄いスピードで彼等の中を突っ切り、壁を蹴って奴らの頭上を飛び越して屋上へと飛び込んだ。
彼…本当に人間なのだろうか
屋上には園芸部部長の若狭 悠里さんが眼下を青い顔しながら見ていた。
「一体何が起きてるの…!?先生!?先生無事だったんですか!?」
彼女も混乱している様子だ。気持ちは痛いほど良くわかる
しかし説明はほぼ出来ない、だって見ている光景が今のところ全てなのだから
「落ち着いてゆうりさん、今は何もわからないのだから先ずはあの扉を塞いで安全の確保…」
「めぐねぇ…」
震える手で私の裾を引く
「どうしたのゆきちゃん?」
「あれ…用務員さんが……」
ゆきちゃんの視線の先には何かを作っている姫萩さん、その手にはパイロンが沢山ついた何かとカマキリの腕の様になったノコギリのような物、そしてどっかから持ち出したネイルガンが置いてある。
「姫萩さん…何を?」
「まだ避難してくる人が居るかもしれない、だから奴らを迎撃します。」
奴らを迎撃する?あの数の奴らを?
いくら彼が強くともそれは無謀ではないだろうか
「やめてください!死んでしまいますよ!」
その声に彼は反応したのか、少しだけ、本当に一瞬だけ作業を止めた。
「どうしました先生?」
私の声に反応したのだろう、ゆうりさんが此方へとよってきた
「いえ、大丈夫で……」
「奴らを迎撃しに行きますのでゆうりさん、バリケードの準備お願いします。」
また彼は淡々と言い切った
その意味を理解するのに少しかかったのだろう、ちょっとだけゆうりさんは止まり
「そんな!?ダメです、佐倉先生の言うとおりとても危険過ぎます!」
「子供を守るのは大人の義務、もしまだ生き残っている誰かがいるなら守り助けなくちゃならない」
強い意志を目に宿しながらも彼は何かを作る手を止めない
「今いる大人は自分と佐倉先生…貴方だけです。だから私は他の人を助けますので佐倉先生はここで子供達を守ってください。それが先生の役目、いや大人としての責任なのですから」
やはりこの人はとてつもなく優しい
ただ人を助けたいからと危険に自ら突っ込むのは想像以上の優しさだ
はっきり言って馬鹿と言われるだろう、だからそんな貴方の事が……
「わかりました……」
「先生!?」
何を言ってもこの人は行くのだろう
だけどまたすぐにひょっこりと帰ってくると思う。
だから送り出そう、少しでも無事な様に祈って…
「佐倉先生、そこにもう一つネイルガンがありますので使ってください。それとゆうりさん、ゆきさんを慰めてあげてください。では行ってきます。」
それだけ伝えると彼は扉を開けて出ていった。
◇
姫萩さんが出ていって少し立った後、少し前に恋愛相談に乗った相手、くるみさんが屋上に大怪我したOBの先輩を連れて避難してきた。
「めぐねぇ!先輩が!先輩が大怪我して!」
「落ち着いてくるみさん、そこに彼を寝かせて」
見た感じとても酷い傷だ
これは早く救急車を呼ばなければ
ゆうりさんに救急箱を取りに行かせ携帯119番をする。
『ただいま、通信が大変混雑しており……』
繋がらない、やはりこれらが原因だろう
「あれ?先輩?」
フラりと立ち上がるくるみさんの想い人
ゆらりゆらり揺れるそれは奴ら見たいで……
「くるみちゃん、それから離れて!」
私は咄嗟にネイルガンを向ける。
(大丈夫、大丈夫、奴らはもう人間じゃない)
大丈夫と言い聞かせて、ネイルガンを向けるも震える指先は言うことを聞かなくて
私は怯えて…
『子供達を守ってください』
姫萩さんの言葉が頭に響き、引き金を引いた
引き金を引くとプシュっと軽い音と共に釘が発射されて肩に命中する。
それに反応したのだろう、此方に向きを変えると滲み寄ってくる。
(倒れて!)
プシュ、プシュと何発も打ち込むが倒れること無く此方へと寄ってくる。
このままでは…ふと思い出す
姫萩さんは奴らを倒した時にどうやって奴らを倒したのか
確か腕を掴んで頭を……
そうか、頭だ
何故気が付かなかった。生物の基本的な弱点だ
そこを狙えば良い
そう思いネイルガンを向けるがそれより先に奴らに払われネイルガンを落としてしまう
このまま掴まれて噛みつけられて…いいやまだ終わらせない、後ろに走り壁に飛ぶ、そして姫萩さんが見せた様に壁を蹴って方向転換しキックした。
ドンッと言う音と共に吹き飛ぶソレ
そして吹き飛んだ先の柵に当たり跳ね返り転がる
(できた…)
飛び蹴りが成功し少し安堵した所でネイルガンを拾い上げる。
止めを刺さなくては…
「先輩!?やめてくれ先輩!?」
くるみさんの声に反応し見ると彼女に襲い掛かるソレ
蹴って転がった先がくるみさんのいる場所だったのだろう、油断した
「くるみさん!」
再び打とうとしたが射線にくるみさんがおり、打てない
そしてくるみさんは押し倒されて
「うわぁぁぁぁ!!!」
ゴンと鈍く金属の音が響く、くるみさんが手に持っているスコップからだ
「アァあぁぁぁ!!」
倒れた所をくるみさんは更に頭にスコップを突き入れた、何度も何度も原型が残らなくなるまで
その光景に呆然としてしまう。守ると決めたのに、守ってくれと言われたのに
生徒に辛い事を背負わせてしまうなんて私は…
私は…教師失……
プゥピィィィィッ‼
ドンッと言う音と共に衝撃が扉から漏れて尻餅をついてしまう
「えっ?何?」
そう呆けた瞬間…
ドリァアアアアアアッ!!!
またもやドンッと衝撃が来る
「何が起きてるの!?」
チェストォォォォォオッ!!!
二度あることは三度ある。また衝撃が走り、そして学校が揺れた
「今の…今の何!?」
ゆきちゃんが涙ぐみながらオロオロしだし当たりをしきりに見渡している。
地震でも爆発でもない衝撃、窓ガラスが吹き飛んだ音が聞こえたが臭いがまだしないからガス爆発ではない
今のはもしかして姫萩さんなのだろうか
思い当たる節として先程姫萩さんが作ってたパイロンを組み合わせたあれ、確かスピーカーとか組み合わせて気がする。
それを使用したと言うことは生きていた
それに安堵し良かったと涙が出てきたのだが同時にこう思った。
一体何を彼はやらかしたのだろう
何かめぐねぇがデッドライジング化しているけどあまり気にしないでくだせぇ
姫萩が扉前でゾンビ狩りまくってるから扉押さえる必要が無くなり、考えた結果悪のりしただけでございます。
そう言えば姫萩のステータス書くの忘れてましたので記載しておきます。
筋力 M2ブローニングは手に持って撃ってた(ブレない)
持久力 とある場所で3日以上は動いてた
知力 ガラクタから兵器は作れる 本も瞬時理解可
精神力 ターミネーター
運 御守りによってカンスト
こんな感じかな?
よろしければ感想、評価お願いします。マッテルヨッ!