魔法少女リリカルなのは〜半壊の天使に惹かれる少女達   作:エム3

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16話目です。
今回で、無印編は完結します。
戦闘描写は短いと思います。
トランザムの時間をもっと長くしたかったのですが、歯止めが効かなくなりそうだったのでこうなりました。


名前を呼んで

プレシア「赤くなったからなんだと言うの!!」

 

プレシアは、刹那に向けて、数発の魔法を撃ち出す。だが、刹那はその場から動かず、GNソードを振るい、魔法を切り裂く。

プレシアはその行動に驚愕する。そして刹那は、後ろにいるフェイトとアルフに視線を向ける。

 

刹那「フェイト、アルフ、待っていた。プレシア・テスタロッサを止めるぞ。俺達で、な」

 

フェイト「う、うん!!」

 

アルフ「任せな!あの鬼ババァは一回ぶん殴りたかったからね!」

 

刹那「フェイト、収束魔法は使えるか?」

 

フェイト「うん、使えるよ。少し時間がかかるけど」

 

刹那の推測は正しく、フェイトも収束魔法が使えるらしい。確認を取った後、刹那はフェイトと、アルフにある事を伝える。

 

刹那「フェイトは今から伝える事をなのは達に伝えてくれ。アルフは俺と一緒にあの傀儡兵とプレシア・テスタロッサの足止めをするぞ」

 

アルフ「わかったよ!」

 

刹那「フェイト、なのはと一緒に収束魔法の準備をしていてくれ。合図を出したら、即座に撃ってくれ。合図は・・・」

 

刹那はフェイトの耳元で、合図を伝える。プレシア・テスタロッサに聞こえない様に。

 

フェイト「うん。わかった。」

 

刹那「アルマス、レーヴァテイン、俺と一緒に傀儡兵の相手をするぞ。ロンギヌス、ラグナロクはプレシア・テスタロッサの足止めを頼む。オルトリンデ、エス、島風、綾波は、なのは達の護衛を頼む。」

 

アルマス「絶、了解!」

 

レーヴァテイン「わかった。」

 

ロンギヌス エス 島風

 

「「「わかりました」」」

 

ラグナロク 「了解した。」

 

綾波「了解、です」

 

刹那は自分の使い魔達に指示を出し、傀儡兵に向かい加速する。続いて、アルマス、レーヴァテインも後を追う様に駆け出す。傀儡兵は肩に付いている砲塔を動かす。すぐさま収束魔法が撃ち出されるが、トランザムによる加速と元々のスピードが速いエクシアの機動力を持って余裕で避ける。

そのスピードに全員が驚愕の表情をする。

 

プレシア「速い!?なんてスピードなの!?」

 

ユーノ「あれが・・・刹那の全力なのか!?」

 

セリカ「刹那君!すごい!すごいよ!!」

 

なのは「かっこいい・・///」

 

傀儡兵の攻撃を掻い潜り、刹那は自身の武器の射程に入る。刹那は刀身を展開し、GNソードを振るう。

 

刹那「ハァァァーーーッ!!!!」ザンッ!

 

GNソードを振るった刹那は、傀儡兵の腕を斬り落とす。

 

レーヴァテイン「ふっ!!」ザンッ!

 

アルマス「マスターに続く!絶、追撃!!」ザンッ!

 

アルフ「おりゃあ!!」

 

それに続き、レーヴァテイン、アルマスも傀儡兵に攻撃を入れる。ダメージは少ないが、着実に与えていた。アルフは得意の格闘術やバインドを使い、刹那達をサポートする。それを見ていた、プレシアは刹那達に向かって、魔法を放つが、ロンギヌス、ラグナロクが魔法を打ち消す。

 

ロンギヌス「マスターの邪魔はさせません」

 

ラグナロク 「貴様の相手は、私達だ。」

 

ラグナロク 、ロンギヌスは自身の得物の切っ先をプレシア・テスタロッサに向ける。その行動に、プレシアは汗を流し、攻撃を止める。

その間にも、刹那達は傀儡兵に向けて、何度も突撃して、得物を振るい、傀儡兵にダメージを与える。

 

刹那「レーヴァテイン、アルマス、アルフ、後はいい。」

 

レーヴァテイン「わかった」

 

アルマス「了解」

 

アルフ「わかったよ!」

 

レーヴァテイン、アルマス、アルフは傀儡兵から離れ、傀儡兵と向き合っているのは刹那ただ一人。これを好機と見たのか、傀儡兵は腕を振り上げ、刹那を潰そうと振り下ろす。だが、刹那は最小限の動きで攻撃を避け、己の得物であるGNソードを振るい、腕を斬り落とす。

 

刹那「武力による歪みの根絶!!!」

 

腕を切り落とされた傀儡兵は逆の腕を振り下ろす。刹那はもう一度回避し、腕を斬り落とす。腕を切り落とされた傀儡兵は感情はない筈だが、刹那から離れる様に後ずさる。まるで恐怖を感じている様に。

 

刹那「それこそが・・・ソレスタルビーイング!!!」

 

傀儡兵が軽々とやられていく姿を見て、プレシアは驚愕の表情をする。

 

プレシア「私の最高傑作が!?」

 

刹那「ガンダムがそれを為す!!!」

 

刹那は手を緩めず、トランザム中のスピードを生かし、縦横無尽に飛び回る。傀儡兵の周りを飛び回り、GNソードを振るい続ける。

 

刹那「俺達と・・・!!共に!!!!」

 

刹那は傀儡兵の正面に立ち、向かい合う。そして、GNソードの切っ先を前に突き出し、構える。そして、GNドライブの回転数が上がり、甲高い音を響かせる。

 

エクシア「GNドライブ、リミッター解除。フルスロットル!!」

 

刹那「そうだ・・・!!!俺が!!!」

 

刹那は傀儡兵に向かい突撃する。傀儡兵の体にGNソードが突き刺さる。そして刹那はそのままGNソードを上に向かって振るい、GNソードを抜く。さらに体を捻り、横に一閃。傀儡兵の体は横に傾く。GNソードの刀身をしまい、刹那は声高らかに。

 

 

 

 

 

 

刹那「俺達が!!!ガンダムだ!!!!!!」

 

そう宣言する。その直後、エクシアの色は赤色から元の色に戻る。

 

エクシア「トランザム、限界時間です。」

 

エクシアの言う通り、トランザムの限界時間に到達し、機体性能が格段と落ちる。だが、エクシアの猛攻を受けた傀儡兵は倒れず、肩についている片方の砲塔を、エクシアに向け放つ。その瞬間、プレシアは確信した。自分が勝ったと。

 

プレシア「甘いわね!!私の傀儡兵はあなたの攻撃も耐えるわ!!倒すなら、収束魔法でも撃ってくる事ね!!これで終わりよ!!」

 

プレシアは刹那に最後の一言を言い放つ。だが、刹那はプレシアに目を向けて、傀儡兵の攻撃を見もしない。

 

刹那「エクシア、GNドライブを最小限に。飛行魔法を使用。」

 

エクシア「了解しました。GNドライブ、出力最小。飛行魔法を発動します。」

 

エクシアは刹那に飛行魔法をかけ、傀儡兵の攻撃を回避する。

 

刹那「プレシア・テスタロッサ、俺が倒すと誰が言った?」.

 

プレシア「何!?」

 

刹那は呆れた様な顔でプレシアに声を掛ける。その後、一回ため息を吐き、プレシアの目を見つめてこう言った。

 

 

 

 

刹那「言ったはずだ。家族の問題は、家族で解決しろと・・・!なのは!!フェイト!!」

 

プレシア「な!?」

 

刹那の声に、プレシアはなのは達に目を向ける。そこに写っていた光景は、それぞれのデバイスを構えるなのはとフェイト、そして桃色と黄色の魔力光だった。

 

なのは「フェイトちゃん!!」

 

フェイト「うん・・・!!母さん!!」

 

プレシア「・・・っ!」

 

フェイト「これが私の意思!!私の想いだよ!!」

 

フェイトはそう宣言し、なのはと目を合わせ、二人はうなずき合う。そして、二人は刹那が大破寸前まで追い込んだ、傀儡兵を見つめる。そして、その瞬間は訪れる。

 

なのは「これが!!」

 

フェイト「私達の!!」

 

なのは フェイト

 

「「全力全開!!」」

 

桃色と黄色の極光が撃ち出される。二つの光は混ざり合い、一つの極光となり、傀儡兵を包み込む。

 

「「「「「いっけぇぇぇーーー!!!!!」」」」

 

刹那、プレシア以外の全員が同じく声を上げる。全員の想いが一つになり、フェイトの思いを乗せた極光に傀儡兵はなす術なく、爆発する。極光が無くなり、その場にあったのは、機能が停止した傀儡兵の姿だった。そして、プレシアは膝から崩れ落ちる。

 

プレシア「そんな・・・私の願いが・・・」

 

刹那「フェイトの想いが勝った。ただそれだけのことだろう」

 

プレシアは自身の願いが潰えた事に絶望し、刹那は表情を変えずに、プレシアに歩み寄る。そしてGNソードの刀身を出し、プレシアの首元に置く。

 

刹那「貴様を殺せば、歪みは正される。覚悟を決めろ」

 

プレシア「もう・・・どうでもいいわ・・・ころしなさいよ・・・」

 

刹那「俺は、貴様の歪みを破壊する」

 

刹那は腕を振り上げる。なのは達は止めようと、刹那に駆け寄るが、遅い。刹那は腕を振り下ろす。その場にいる全員が最悪の展開を目にするかに見えた。だが、振り下ろされたGNソードはプレシア・テスタロッサの真横を通り、空を切る。その行動に、プレシアは刹那に目を向ける。

 

刹那「これで、プレシア・テスタロッサは死んだ。後は勝手にしろ」

 

プレシア「どうして・・・?」

 

刹那「俺は管理局に協力しているだけだ。俺にお前を裁く権利はない。それに・・・」

 

刹那は言葉を区切り、フェイトに目を向け、そしてアリシア・テスタロッサに目を向けた後、言葉を紡ぐ。

 

刹那「あんたを殺してしまっては、フェイトやアリシアが悲しむ。そしてアルフに助けてと言われた。なら、すべてを救う・・・それだけだ」

 

刹那の言葉にプレシアは、フェイトとアリシアを交互に見た後、もう一度、刹那に目を向け、問い掛ける。

 

プレシア「私は・・・やり直せるかしら・・・?フェイトの母親として・・・生きていける・・・?」

 

刹那「それはお前達次第だ。フェイトとアルフ、二人と話し合って決めろ。俺は何も口出しはしない」

 

プレシア「・・・・・そうね。私達の・・・・家族の問題だものね」

 

刹那「それと、アリシアを救いたいと言う願い、俺が叶える」

 

プレシア「・・・・え?」

 

刹那「言ったはずだ。全員を救うと。それは、プレシア・テスタロッサ・・・貴様とアリシアも例外ではない。」

 

刹那「だから、ジュエルシードに頼るな・・・戦え。自身の罪を償い、フェイト達と幸せに生きる未来を掴め。これから先の未来のために!生きる為に、戦え!!」

 

刹那の声がプレシアの胸に響く。自分の大切な家族とただ暮らす。ただそれだけの為に戦え。それだけなのだが、どの様な言葉よりも、プレシアの胸に響く。それは、二人の元に向かって来ていた、全員の耳にも届く。

 

ユーノ「生きる為に・・・か。あれだけ辛い過去があるから・・・刹那はあの言葉を言えるんだね」

 

フェイト「あの・・・刹那の過去って・・・?」

 

フェイトの言葉を聞き、ユーノは刹那に念話を入れて、刹那は首を縦に振る。どうやら、話す事を許可したらしい。ユーノはなのはの方を見て、首を縦に振る。

 

なのは「フェイトちゃん、刹那君はね、お父さんとお母さんがいないの」

 

フェイト「・・・え?」

 

なのは「刹那君はクルジスって言う刹那君の故郷に来たある人物のせいで、両親を失ったの」

 

フェイト「・・・・っ!!」

 

なのは「クルジスって場所では、紛争・・・戦いがあったらしくて、刹那君と刹那君の友達は、戦いに参加していたって言ってた。でも、戦いが終わった時、刹那君の友達は誰も残っていなかった。残っていたのは・・・たった一人・・・刹那君だけだったみたいなの」

 

フェイト「そんな・・・そんなことって・・・っ!」

 

なのはの話を聞き、刹那の過去を知ったフェイトは、目に涙を浮かべながらもなのはの話をちゃんと聞いている。自身と同じ歳の男の子。そんな彼が、辛い過去を歩んでいる。何もできない自身に悔しさがこみ上げてくる。

 

ユーノ「家族も友達も・・・大切な人達を、全員失ったけど、前を向いて未来に向かって歩んでる刹那だからこそ、言える言葉だと僕は思う」

 

刹那を見ながら、ユーノはそう呟く。話の元である刹那はある人物に連絡を入れる。相手は、クロノだ。

 

刹那「クロノ、こちらはプレシア・テスタロッサを確保した。」

 

クロノ『僕達も、動力炉の破壊に成功した。もうすぐ、この場所は崩壊し始める。急いで、アースラに戻ってくれ』

 

刹那「了解・・・みんな、クロノ達も動力炉の破壊に成功した。急いで、アースラに戻るぞ」

 

なのは セリカ

 

「「うん!!」」

 

アルマス レーヴァテイン ラグナロク ロンギヌス ティニ

 

「「「「「了解(しました)マスター」」」」」」

 

刹那「フェイト達にも来てもらう」

 

フェイト「う、うん!」

 

プレシア「わかってるわ。わたしはもう抵抗なんてしないもの」

 

アルフ「わかったよ!」

 

そして、刹那はアリシアに視線を向けて、数秒後、もう一人の相棒に通信を入れる。

 

刹那「ラグナ、聞こえているか?」

 

ラグナ「おう。わかってるぜ。マスター」

 

刹那「そうか。なら任せるぞ」

 

刹那はアルマスにラグナを外してもらい、受け取った後、ラグナは輝き、ラグナは人間の姿になる。そして、ラグナはアリシアの入ったカプセルを担ぎあげる。その光景に刹那や使い魔達を除く全員が驚愕の表情をする。

 

刹那「エス、この場にいる全員を、転移、目標地点は、アースラのブリッジだ」

 

エス「了解しました」

 

全員を囲む様に、魔法陣が展開される。その瞬間、輝きが一層に増し、全員が目を瞑る。そして、目を開くと、そこは見慣れたアースラのブリッジの光景だった。

 

リンディ「お帰りなさい。みんな、よくやってくれたわ」

 

刹那達の帰還に、一番最初に声をかけたのは艦長である、リンディだった。

 

刹那「リンディ、ミッション終了だ。プレシア・テスタロッサの確保、及び、アリシア・テスタロッサの保護、どちらも完了した」

 

リンディ「わかったわ。ありがとう」

 

クロノ「艦長、ただいま帰還しました。こちらも、任務、完了しました」

 

リンディ「クロノもお疲れ様。みんなもありがとう。」

 

リンディは、全員に労いの言葉をかけながら、プレシアの元へと向かう。その後、真剣な表情で、プレシアと向き合う。

 

リンディ「プレシア・テスタロッサさん。あなたは過去の魔力暴走事故の件、そしてジュエルシードの所持、及び使用、複数の罪を持っています」

 

プレシア「ええ。わかっているわ」

 

リンディ「よって、私達は、あなたを逮捕しなければなりません」

 

プレシア「・・・・・」

 

リンディ「普通なら・・・ね?」

 

プレシア「・・・・え?」

 

リンディの発言に、プレシアは怪訝な顔をしながら、リンディに聞き直す。

 

リンディ「あるお人好しの子供がね?あなたが起こした魔力暴走事故のことを教えてくれたの。アースラにある情報端末を使って。まさか、ハッキングされるとは思わなかった。それで、その子が、研究員の仕業だったことが分かったから、証拠を集めた後、私に情報を渡してくれたわ。その情報は正しかった。真犯人も認めて、あなたの無実が証明されたわ。だから、あなたの罪はほとんど無くなったと言ってもいいわ」

 

リンディの説明に、プレシアを含め、フェイト、アルフが驚愕の表情をする。

 

プレシア「一体・・・・誰が?」

 

リンディ「だから、言ったでしょ?とある・・・お人好しの少年よ?」

 

リンディは目線をある人物を捉えている。全員が視線を追うと、その先にいるのは・・・

 

刹那「・・・なぜ俺を見ている?」

 

そう。刹那・F・セイエイだ。

 

プレシア「あなたが・・・・これを?」

 

刹那「こうしなければ・・・プレシア、貴様を救えないだろう?」

 

プレシア「あ・・・あなたは・・・//」

 

刹那の言葉を聞き、プレシアは顔を赤らめながらも、声を掛ける。

 

リンディ「それで、あなたに課せられた罪はジュエルシードの所持、使用のみ。なので、あなた達は、私達の監視のもと、地球で生活してもらうわ。」

 

プレシア「わかったわ。私はちゃんと、罪を償って、フェイト達と幸せに暮らしていくわ・・・ゴホッ!!」

 

フェイト「母さん!!!」

 

突然、咳き込む、プレシアに、心配して駆け寄るフェイト。咳き込んだプレシアの手についていたのは鮮血。その血にフェイトは驚愕する。

 

刹那「プレシア、貴様は病気持ちなのか?」

 

プレシア「そう・・なのよ・・・」

 

フェイト「そんな!!死んじゃ駄目だよ!!母さん!!」

 

フェイトは涙をこぼしながら、プレシアを抱きしめる。分かり合えたのに、突然訪れる永遠の別れ。そんなものは受け入れられない。受け入れられるわけがない。

 

プレシア「ごめんなさい・・・フェイト・・・あなたには・・・辛い思いをさせたわね」

 

フェイト「いいんだよ!!母さん!!私は!!母さんと一緒にいられればそれでいいんだよ!!」

 

プレシア「嬉しいわ。フェイト・・・でも、私はもう・・・」

 

プレシアは諦めようとしている。だが、その行動を止める人物がいる。それは、我らが主人公、刹那・F・セイエイだ。

 

刹那「プレシア・テスタロッサ、俺は言ったはずだ。生きる為に戦えと、ここで諦めるのか?フェイト達と幸せに暮らす未来を切り捨て、死んで罪を償うのか?」

 

プレシア「でも・・・もう私は・・・」

 

刹那「フェイト、お前に聞く。お前はプレシアに生きてほしいか?」

 

フェイト「刹那っ!お願い・・・!!母さんを・・・救って!!」

 

刹那にすがる様に願うフェイト。その行動、その意思、刹那が動く理由には充分だった。

 

刹那「了解。エクシア、GNカリバーを展開しろ」

 

エクシア「了解しました。GNカリバーを展開します。」

 

刹那の右腕に、水色の刀身を持つ、刹那のもう一つの得物、GNカリバーが顕現する。そして、刹那は魔力を刀身に流し、刀身は蒼く輝きだす。

 

刹那「彼の者達の願いを、今、ここに叶えよ!!」

 

 

刹那「アブソリュート、アウグーリオ!!!」

 

輝きはブリッジ全てを包み込む。輝きは数秒間続き、輝きが消えた後、刹那は一度、刀身をしまう。

 

刹那「これでいいか?」

 

刹那はフェイトに確認を取る。

 

フェイト「え・・・?か、母さん!?」

 

プレシア「フェイト?何をそんなに驚いているの?」

 

アルフ「あ、あんた!!なんでそんなに・・・

 

 

若返ってるんだい!?」

 

プレシア「・・・え?」

 

プレシアの唖然たした表情をし、刹那はクリエイションを発動させ、手鏡を顕現させ、プレシアに渡す。手鏡を通して、プレシアは自身の姿を見た後、驚愕の表情をする。

 

プレシア「な!?」

 

刹那「プレシアの病を直し、20代前半まで、年齢を若返らせた。これで、フェイト達と長い時間を過ごせるだろう」

 

フェイト「刹那・・////」

 

刹那が叶えたのはフェイトの願いと、自身が前から考えていた願いの二つ。その二つを叶え、今、プレシア・テスタロッサという人物を救ったのだ。そして、刹那は一度、息を吐く。

 

刹那「これで、プレシア・テスタロッサは救えた。あとは、アリシアの蘇生だけだな」

 

プレシア「本当に・・・アリシアを生き返らせることができるの?」

 

セリカ「大丈夫ですよ!!だって、刹那君ですもん!!」

 

謎のセリカの信頼に、便乗する様に他の全員も同意する。

 

なのは「そうですよ!刹那君なら大丈夫です!!」

 

ユーノ「そうだね!!さっきもそうだけど、刹那なら、大丈夫!!」

 

クロノ「そうだな。刹那は信頼できる。」

 

カグラ「だな!!刹那!!ちゃんとやれよー!!」

 

刹那「お前達は俺をなんだと思っている?」

 

なのは ユーノ セリカ カグラ クロノ

 

「「「「「すごく頼りになる友達(だな)!!!!」」」」」

 

満面の笑みで全員がそう答える。その時一瞬だが、刹那は驚愕の表情をするが、すぐに視線を逸らし、薄く微笑む。

 

刹那「プレシア、一つ聞きたい。アリシア以外に失った人物はいるか?」

 

プレシア「私の使い魔のリニスね。この日記の人物よ」

 

プレシアは日記を取り出し、刹那に渡す。どうやら、時の庭園に落ちていた日記を書いた人物、リニスも失っていたらしい。

 

刹那「了解した。もう一度、彼の者達の願いを叶えよ!」

 

もう一度、GNカリバーが輝く。そして、輝きが消えていく。すると、カプセルの中にいるアリシアの目が開く。そして、カプセルの隣から、一人の女性が現れる。

 

刹那「ラグナ、アリシアをカプセルから出せ」

 

ラグナ「おうよ。任せとけ」

 

ラグナは大剣を振るい、カプセルの中にいる、アリシアを出す。すると、ゆっくりだが、裸の女の子、アリシアがゆっくりと立ち上がる。

アリシアの視線は、プレシアを見据えている。

 

アリシア「かあ・・・さん・・・?」

 

プレシア「ア・・リシ・・ア・・・!」

 

フェイト「アリシア・・・姉さん!」

 

プレシアはアリシアに駆け寄り、抱きしめる。アリシアは何があったのかわかっていないため、困惑の表情をする。それは、プレシア以外の全員と、同じものだった。

 

クロノ「刹那、その剣はなんなんだ?人を蘇らせる・・・というわけではないだろう?

 

 

刹那「この剣は、GNカリバー、すべての歪みを駆逐し、すべての願いを叶える剣だ。他人が望む願い、そして、俺自身が望んだ未来を、現実として叶える剣だ。制限は何もない。人の蘇生や、病の治療。叶えられないものはない」

 

リンディ「過去に死んだ人物をも、蘇生できるの?」

 

刹那「それは、今、アリシアの蘇生が出来たのだから、可能だろう。」

 

刹那は全員にわかりやすい様に説明をすると、立ちくらみが起きたのか、刹那の体が傾く。だが、すぐに刹那は態勢を立て直す。

 

刹那「魔力を使いすぎたか。少し眠ってもいいか?」

 

リンディ「え、ええ。休憩スペースを空けておくわ。ゆっくり休んで」

 

刹那「了解」

 

リンディの了承を得た後、刹那は使い魔達を引き連れて、ブリッジを出る。出た後、エスに話しかけられる。

 

エス「フェイトさん達のことを考えての行動ですか?」

 

刹那「・・・家族の再会だ。それに、魔力の使いすぎというのは本当のことだ。」

 

エス「ふふっ、そういうことにしておきますね?」

 

刹那の言い訳に、エスは刹那の思いに感づいているのか、微笑む。その言動に刹那はエスに鋭い視線をするが、ため息をつき、歩みを進める。

 

刹那が立ち去った後、ブリッジでは、もう一人の女性がプレシアに話かける。

 

「これで、全員で幸せな時間を過ごせますね?プレシア、フェイト、アルフ?」

 

プレシア「ええ、あなたにも迷惑をかけたわね?リニス」

 

フェイト「リニス!!」

 

アルフ「リニス、あんた、どうしてここに?」

 

リニス「刹那さんに蘇生させてもらったんです。刹那さんは、アリシアを蘇らせる際、私も、蘇生させてくれたみたいです」

 

フェイト「刹那が・・・・?」

 

プレシア「・・・本当に、彼には感謝しかないわね。」

 

アリシアの蘇生だけではなく、リニスの蘇生。自身の娘と、パートナーを生き返らせてくれた刹那に、プレシアは感謝の気持ちでいっぱいになった。

 

リニス「私は、もう一度、あなたの使い魔として生まれた事が嬉しいです。もう一度、これからよろしくお願いします。プレシア」

 

プレシア「それは、こちらのセリフよ?リニス、これからも、よろしくね?私のパートナー」

 

プレシアは微笑みながら、リニスに向かって言葉を紡ぐ。今までの彼女なら絶対にとらない行動に、リニスは一瞬驚いた表情をしたが、すぐにリニスも微笑み返す。その時、アリシアはフェイトに向かって話しかけていた。

 

アリシア「あなたが、フェイト?」

 

フェイト「う、うん。アリシア姉さんの妹、フェイトだよ?」

 

アリシア「・・・・・・」

 

フェイトが答えると、アリシアは、顔を俯かせ、肩を震わせている。何が、不愉快にさせただろうかと、フェイトは困惑する。

 

フェイト「あ、アリシア姉さん?」

 

アリシア「フェイト、聞きたい事があるんだけどちょっといい?」

 

フェイト「え?う、うん。何?姉さん」

 

アリシア「フェイトは、私のクローンって言われて、母さんを憎まなかったの?」

 

アリシアの発言にその場にいる全員の視線がアリシアに向かう。

 

アリシア「私が同じ立場なら、憎しみはないと思うけど、少なからず、母さんを許せないと思う。それだけの事をしてきたのを私は見てきた。なんで、フェイトは母さんを許そうと思ったの?」

 

純粋な疑問なのだろう。アリシアは首を傾げながらフェイトに問いかける。フェイトは、その質問に、何故かもじもじとしていて、頬を赤らめながら返答した。

 

フェイト「それは・・・・せ、刹那がいたから///」

 

アリシア「刹那君が?」

 

フェイト「本当は辛かったし、悲しかったよ?でもあの時、刹那が言ってくれたんだ。『私を人形とは思わない。友達を馬鹿にされて、怒らないほど、薄情じゃない』って。それが嬉しかった。私を見てくれていた人がいた。もちろん、刹那だけじゃなくて、アルフやここにいるみんなも私を見捨てないでくれたもん。でも・・・やっぱり、刹那がいてくれたから・・・かな?///」

 

アリシア「へぇ〜、刹那君のおかげ・・・ね」

 

フェイトの答えに、アリシアはニヤニヤと微笑みながら、フェイトを見る。

 

フェイト「な、なに?アリシア姉さん」

 

アリシア「んー?フェイトもライバルなんだなぁっと思ってね?」

 

フェイト「え?ど、どういう意味?」

 

アリシア「私ね?刹那君の事、だーい好きなんだぁ///」

 

アリシアの衝撃の告白にフェイトは驚く。

 

フェイト「ね、姉さん!?」

 

アリシア「だって、私を蘇らせてくれて、私の大切な人たちを救ってくれた。それに、みんな気付いてないと思うけど、私に服を渡してくれたんだよ?」

 

刹那はブリッジを立ち去る前に、クリエイションを使い、アリシアのための服を作った。なぜなら、カプセルにはいっていた時も、ラグナがアリシアを出した時も彼女は裸だったのだ。それは、さすがの刹那も目のやり場に困ったので、即席だが、アリシアの服を作り、渡していたのだ。

 

アリシア「さりげなくそんな事して、なにも関係ない私達を助けるために、ここまでしてくれたんだよ?好きにならないわけないよね?///」

 

フェイト「そ、それは・・・そうだけど・・・」

 

アリシア「フェイトもでしょ?フェイトも刹那君の事、大好きでしょ?」

 

フェイト「・・・・・うん///」

 

アリシア「刹那君、カッコいいし、鈍感だから気付いてないと思うけど、絶対モテてるよ。ライバルは多いと思うよ?」

 

フェイト「・・・でも、私の想いは変わらない。私は・・・刹那が好き///助けてもらって、姉さんや母さんも、救ってくれた。刹那がいてくれたから、私は幸せになれた。だから・・・大好き///」

 

頬を緩め、満面の笑みで、頬を赤らめながら、そう言うフェイト。だが、すぐに真剣な表情になり、アリシアを見る。

 

フェイト「だから・・姉さんも頑張ろう!!」

 

アリシア「フェイト、私達で刹那に気持ちを伝えられるよう、頑張ろう!」

 

アリシアとフェイトの気持ちが今、一つになった。だが、そこに新たな乱入者が現れる。

 

アルフ「ちょっと待った!フェイト、アリシア!!」

 

フェイト「アルフ!?」

 

アルフ「あたしも、刹那が大好きさ!!そこは、二人にも負けてないよ!!」

 

アリシア「アルフさんもなの?それに、私達以外にも、そこにいる二人もそうだよね?」

 

アリシアが視線を向けた先にいたのは、なのはとセリカの二人だった。二人は頬を赤らめながらも、頷き返す。

 

カグラ「えーっとよ?ここにいる、なのはちゃんとセリカちゃん以外に地球にいる二人の女の子も刹那の事、好きみたいだからよ?」

 

アリシア「やっぱり、刹那君、モテてるんだね?」

 

アリシアの言葉に、カグラは苦笑しながら、首を縦に振る。

 

アルフ「そんなの関係ないよ!私も、刹那の事が大好きなのは変わらない!フェイトには悪いと思うけど、あたしはひかないよ!」

 

アルフの言葉に、フェイトは呆気に取られた顔をするが、その後、微笑みながらも返答する。

 

フェイト「うん。アルフも頑張ろ?アリシア姉さんも!!!」

 

フェイトの言葉に、二人は互いに頷き合う。今ここに、3人の女の子達が、刹那の虜になったのだった。

 

 

 

 

刹那「・・・・やはり、ここに来たか」

 

あの後、休憩スペースで、眠りについた、刹那はレイの存在する白い空間に立っていた。

 

レイ「刹那君」

 

刹那「レイ、今日は何だ?」

 

レイ「フェイトちゃん達を・・・救ってくれてありがとう♪」

 

レイは刹那に向かって、頭を下げる。

 

刹那「約束だろう。レイの願いを叶える。ただ、それだけだ」

 

レイ「・・・そっか///」

 

刹那「それだけを伝える為だけに、呼んだのか?」

 

レイ「ううん、それだけじゃないよ。これからの事について、少し説明をしておこうと思ってね」

 

刹那「これからの事?」

 

レイ「今回の事件で、救えたのはフェイト、アリシア、アルフ、プレシア、リニス、全員で5人を救えた。これら、最高の結果なのさ。本当にありがとう。それで、今度、救ってほしい人物達は約1ヶ月後が運命の時」

 

刹那「約1ヶ月後・・・」

 

約1ヶ月後と言うことは、クリスマスと言われた日だ。それを刹那は思い出す。だが、期間が短いと刹那は感じていた。だが、その後の、レイの言葉に刹那は驚愕する。

 

レイ「それと、これは私も予測できなかった事が起きたのさ」

 

刹那「予測できなかった事?」

 

レイ「アリサちゃんと、すずかちゃんに、リンカーコアがある。」

 

刹那「・・・何だと?すずかとアリサに?」

 

レイの衝撃的な発言に、刹那は目を見開き、驚愕の表情をする。

 

レイ「うん。本人達は気付いてないみたいだけどね。だけど、君が教えてあげればいいよ。」

 

刹那「彼女達を、戦いに巻き込めと言いたいのか?」

 

レイ「それを決めるのは彼女達次第だよ。それを決める権利は君にはない。刹那、君だってわかっているんでしょ?」

 

レイの言葉に刹那は黙ってしまう。たしかに、さっき言った事は、あくまでも刹那の意見だ。本人達の意見ではない。

 

刹那「・・・そうだな。納得はしないが、本人達が望めば、俺は了承する。」

 

レイ「わかってくれて、嬉しいよ♪そして、また、使い魔を増やしたいと思います。」

 

刹那「またか・・・?どのような人物なんだ?」

 

レイ「えっと・・・次の人達は、わたしにも手に負えないっていうか・・・あまり関わりたくないというか・・・」

 

刹那「・・・?」

 

レイのあまり見ない困惑した表情に、刹那は怪訝の目を向ける。

 

レイ「と、とにかく!次の人達は、送るのに時間が掛かるから、楽しみにしておいてよ!!」

 

刹那「了解」

 

レイ「よし!!後はいいかな?、本当に、ありがとうね!」

 

刹那「気にするな。それが・・・俺に与えられた任務だ」

 

刹那は、レイに返答した後、いつもの扉をくぐり、現実の世界へと戻っていった。

 

 

そして、刹那は目を覚ます。刹那の目に映ったのはクロノとリンディだった。

 

クロノ「刹那、目を覚ましたみたいだな?」

 

刹那「クロノ、リンディ、何かあったのか?」

 

リンディ「フェイトちゃん達について少し話があってね」

 

刹那「・・・地球での監視処分ではなかったのか?」

 

詳しくは、プレシア・テスタロッサの監視処分なのだが。

 

リンディ「それが、プレシアさんが関係している過去の魔力暴走事故について、事情聴取がしたいって、上層部の人達が提案をしてきたの。それで、フェイトちゃん達をミッドチルダに連れて行かなくてはいけなくなったの。」

 

刹那「・・・見送りをする・・・ということか?」

 

クロノ「その通りだ。なるべく早く連れて行く。見送りは明日にしたい、なのは達も了承してくれたが、刹那、君はどうだ?」

 

刹那「俺は問題はない」

 

クロノ「そうか。なら、刹那も地球に戻ってくれて構わない。今回の件、本当に感謝する。ありがとう」

 

刹那「何度も言わせるな。クロノ、お前は俺の友達だ。」

 

クロノ「・・・そうだったな。僕は、刹那の友達だったな///」

 

何故か、頬を赤らめながら、クロノは返答する。そして、刹那は無言で、右手をクロノの前に出す。クロノは、しっかりと握り返す。その後、刹那は転移ゲートへ向かい、地球の我が家へと帰っていった。

余談だが、家に戻った刹那は、何故か、全員と一緒に眠ったらしい。

 

 

 

そして翌日、クロノからの連絡で、刹那はある場所に向かう。そこは海鳴市にある普通の公園の一つだ。そこに、クロノやリンディ、そしてフェイト、アリシア、アルフ、リニスがいた。遅れながらも、なのは、セリカ、カグラ、ユーノも到着する。

 

クロノ「僕達が、プレシアさん達を連れて行く時間まで、少し時間がある。話したいことがあるなら、話しておくといい」

 

刹那「俺は話す事は戦いの最中に話し終えた。」

 

カグラ「俺も言いたい事は特にねぇかな。なのはちゃん、セリカちゃん、二人でフェイトちゃんと話しとくといいぜ」

 

ユーノ「僕もいいかな。お邪魔しちゃ、ダメだろうし」

 

男性陣+リンディ、プレシア、アリシア、アルフ、リニスは離れて、なのは達を見ている。

 

なのは「フェイトちゃん」

 

フェイト「・・・なに?」

 

なのは「改めて、私と友達になってくれないかな?」

 

セリカ「私とも友達になろうよ!フェイトちゃん」

 

フェイト「でも、私・・・友達ができたのが初めてで・・・どうすればいいかわからないよ・・・」

 

なのは「簡単だよ、名前を呼んでくれればいいの」

 

フェイト「名前を・・・?」

 

フェイトの疑問に、なのはとセリカは頷く。

 

なのは「私の名前は、なのは、だよ」

 

セリカ「私は、セリカ!!」

 

フェイト「なのは・・・!セリカ・・・!」

 

なのは セリカ

 

「「うん!!」」

 

フェイトは、なのはとセリカの名前を言い、二人は微笑みながら返事をする。その後、3人は抱き合い、涙を流していた。

 

アルフ「フェイトに・・・あんなにいい子が友達になったんだね」

 

リニス「そうですね。フェイトにも友達ができたのですね」

 

刹那「俺達もだ。アルフ、リニス」

 

カグラ「そうだぜ、アルフさん!!リニスさん!!俺と刹那、ユーノにクロノもフェイトちゃんの友達だぜ!」

 

刹那とカグラも、自分はフェイトの友だちと断言する。その言葉に、アルフ、リニスは目を涙で潤ませ、微笑んだ。

 

アリシア「せーつな君♪」

 

そこはアリシアが刹那の背中に抱きつくようにして現れる。

 

刹那「アリシア、急に抱きついてくるな」

 

アリシア「えへへ♪ごめんね?でも、どうしてもお礼が言いたくて。」

 

刹那「お礼?」

 

アリシア「私たちの事、助けてくれてありがとう!刹那君のおかげだよ!」

 

刹那「・・・俺が勝手にした事だ。礼を言われる事はない」

 

アリシア「それでも、だよ?」

 

刹那「・・・そうか」

 

すると、アリシアは、さらに体を密着させる。その行動に、刹那は鋭い視線をアリシアに向けるが、何故か微笑んでいるアリシアを見て、呆れた表情をする。

 

クロノ「そろそろ時間だ。転移の準備をする」

 

クロノは、アースラに連絡を取る。すると、フェイト達の足元に、転移魔法陣が出現する。だが、何故か、弾き出されたように、フェイトが刹那の元へとやってくる。フェイトは驚いた表情をして、背後を見ている。そこには何故か、ニヤニヤとしているプレシア、アリシアの姿があった。

 

刹那「フェイト、何故、こっちに来た?」

 

刹那はフェイトが自分の方へ来た理由を問う。

 

フェイト「刹那に、は、話があって///」

 

刹那「・・・クロノ、少し待っていてくれるか?」

 

クロノ「・・・・手短に頼む」

 

クロノからの許可を得る。フェイトは何故か深呼吸をして言葉を紡ぐ。

 

フェイト「さっき、アリシア姉さんも言ってたと思うけど、私達を助けてくれて、ありがとう。」

 

刹那「気にするな。俺が勝手にした事だ」

 

フェイト「だから、刹那に・・・お礼がしたくて」

 

刹那「別にいい。必要のない事だ」

 

フェイト「ううん。私がしたいの。だから、受け取って欲しい」

 

刹那「・・・了解」

 

フェイト「だからね。その・・・目を、閉じてくれないかな?///」

 

刹那「・・・何故だ?」

 

フェイト「そうしてくれないと・・・渡せないもの・・・だから///」

 

刹那はフェイトの言葉に首を傾げるが、言葉の通り、目を閉じる。すると、何か柔らかい物が、頬に当たる。これは、ソレスタルビーイングに所属していた時に感じたことのある物だ。それは、ガンダムスローネの一つに乗っていたパイロット、ネーナ・トリニティに口付けをされた時の感触に似ていた。

 

刹那「・・・・・・・」

 

フェイト「も、もういいよ?///」

 

フェイトの言葉を聞き、刹那は目を開く。そして映ったのは、元から赤らめていた頬を、さらに赤くしたフェイトの姿だった。そして、全員が呆然としている光景だった。

 

フェイト「じゃ、じゃあね!刹那!///」

 

その場から逃げる様に、フェイトはプレシア達の元へと戻って行く。そして、転移魔法が発動し、フェイト達はアースラに転移をした。残されたのは、刹那、なのは、ユーノ、セリカ、カグラとなる。

 

なのは「ふぇ、フェイトちゃん・・・大胆だったの///」

 

セリカ「わ、私達も負けてられないね///」

 

カグラ「こりゃあ、フェイトちゃんが一歩リードだな。」

 

ユーノ「あ、あはは。刹那も大変なんだね。」

 

刹那「・・・・何だったんだ?」

 

フェイトの衝撃的な行動にそれぞれの反応をする残された人物達。

 

 

 

後に、(ジュエルシード事件)と呼ばれるこの事件は、今、この時をもって全て解決された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ご愛読ありがとうございます。
もしよろしければ、様々なコメント待っています。
(誰を出してほしい、こんな話がいい、etc...)
さて、これからは、As編までの空白期を書こうと思っています。
次回をお楽しみに。

次回予告

ジュエルシード事件を解決した刹那達はいつもの日常へと戻って行く。新たな使い魔達との邂逅。そして、アースラに呼ばれた刹那はある人物と再会する。

次回 魔法少女リリカルなのは〜半壊の天使に惹かれる少女達

「邂逅 新たな使い魔と乙女座の戦士」

その出会いは、やはり、赤い糸で結ばれているのか・・・

最新章で出す、ダブルオーの形態

  • ダブルオーライザーまで
  • ザンライザーまで
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