魔法少女リリカルなのは〜半壊の天使に惹かれる少女達   作:エム3

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空白期第2話です。
改めて思った。駄文すぎる・・・・と。
さて今回は、胸糞回と多分ですが、R15描写ありです。
ですが、書いていて思いました。
これ・・・・R15で済んでるかな・・・?と。
不満や不快になる点があるかもしれませんが許してください。


刹那と車椅子少女

料理を作り終えた刹那は、新たに加わったギル達の歓迎をしていた。

すると、「あっ!」と島風が何かを思い出した様な声を上げる。

 

島風「ところでマスター、学校はどうしたのですか?」

 

綾波「そうです。さっき学校から電話がかかってきたの、です。マスターが突然、いなくなっていたと」

 

ギル「ほう?マスターは学舎に通っているのか?」

 

刹那「・・・・・・」

 

島風達の質問に、刹那は何も答えない。その様子に、その場にいる全員がある一つの結論に至った。何か学校であったと。

 

リンデ「マスター、何かあったのですか?」

 

エクシア「マスターの代わりに私が説明させてもらいます。」

 

エス「エクシアさん」

 

エクシア「マスターは学校を辞めようと思っているのです」

 

「「「「「「・・・・・・え?」」」」」」

 

ギル「何?」

 

エクシアの言葉に、使い魔達はそれぞれの反応をする。

 

ギル「どういう事だ?何故、マスターは学舎を辞めようとしている?」

 

エクシア「マスターのクラスにはマスターと同じ、帝という転生者がいます。その転生者がマスターの過去をクラスの全員に明かしてしまったのです」

 

エス「・・・それは本当のことなのですか?」

 

ギル「ええい!我らにもわかる様に説明しろ!!」

 

ギルはマスターの過去を知らないため、苛立ちを隠しきれずに、他の皆に怒鳴りつける。刹那は目で合図を送り、島風、綾波に刹那の過去を話す様に伝えた。そして、刹那の過去を知ったギルは。

 

ギル「ふん。その雑種共は阿呆の集まりよな」

 

刹那「・・・どういう意味だ?」

 

ギル「他者の過去を知り、それを表面でしか見ることのできない雑種共だということだ。人間というものは、表面上のことは理解できよう。だが、相手の内面までは見ることはできない。なんとも煩わしい生き物だ」

 

刹那「・・・・・」

 

ギル「だが、マスター、貴様も貴様だ」

 

刹那「・・・・?」

 

クラスの人達の話から、突然マスターである刹那の話になったことに、全員は驚く。当の本人である刹那も首を傾げる。

 

ギル「マスター、貴様はたった一度の拒絶で、人間から逃げるのか?」

 

ギル「貴様は、自身の今までの行動をとったことに、嘆き、後悔をしているか?」

 

ギル「そうではないだろう。貴様はただ恐怖しているだけだ。今まで仲睦まじくそのクラスの雑種達と過ごしてきたのだろう。だが、それが些細な事で、崩落した。そして全員との関係が変わってしまった。それを恐れているだけだ。なんとも軟弱なマスターよ」

 

エス「ギルガメッシュさん。口を謹んでください。新参者の分際で」

 

刹那「・・・ギルガメッシュの言う通りなのかもしれないな」

 

肯定する刹那に、全員の視線が向く。

 

刹那「俺は、今までは恵まれていたのだろう。マイスター達がいて、トレミーの皆がいて、そしてお前達や・・・なのは達がいて。」

 

刹那「拒絶や恐怖の目を向けられるのは初めてではないが、それは俺ではなく、俺が操縦していたガンダムに向けてのものだ。それを今、俺自身が受けることによって・・・恐怖しているのかもな。俺は」

 

エクシア「マスター・・・」

 

刹那はクラスメイトの目を思い出してしまう。恐怖と軽蔑の視線、それが刹那は怖かったのだろう。だが、ギルガメッシュの言い放った言葉は驚嘆する言葉だった。

 

ギル「ならばこそ、出来る限り学舎へ通うといい、マスターよ」

 

刹那「・・・?何故だ?」

 

ギル「簡単な事よ。貴様は学舎では一人なのか?そうではないのだろう?それに我は貴様を認めているのだぞ?我のマスターが、有象無象の者達の視線に恐怖し、逃げ出すなど断じて許さん!!」

 

ギルが高らかに、刹那に指を指しながら、命令を下す。使い魔と主人もはや立場が逆転しているが、ギルの言葉は刹那の胸に響く。

 

刹那(そうだな・・・俺は・・・今も一人ではないのだな・・・)

 

刹那「ギルガメッシュ・・・ありがとう」

 

ギル「ふん!民を正しい道へ導くのも王の役目よ。このくらい当然であろう。それと、我の事は、特別にギルと呼んでもいいぞ」

 

刹那「・・・・・ギル?」

 

ギル「なに、我の渾名のようなものよ。特別にお前はこの名を呼ぶのを許可する。マスターだけだ」

 

刹那「・・・ありがとう。ギル」

 

ジャック「・・・ねえ、マスター」

 

先程まで、黙り込んでいたジャックが、刹那に声を掛ける。

 

刹那「どうした?ジャック」

 

ジャック「その帝って人の事、憎い?」

 

刹那「・・・わからない。少なからず憎いとは思った事はないが、迷惑ではある。俺以外にも、クラスの全員が迷惑している」

 

ジャック「・・・そうなんだ。マスター、迷惑してるんだ」

 

刹那「・・・・ジャック?」

 

すると、突然ジャックは立ち上がり、玄関へと歩みを進める。

 

魔神「ジャック、どこへ行く?」

 

魔神の言葉を聞かず、ジャックは家を出て行ってしまう。何かある、その場にいた全員はそう感じ取った。

 

刹那「エクシア、ラグナ、行くぞ。綾波、島風、沖田、魔神、リンデ、エス、レーヴァテイン、ラグナロク 、ロンギヌス 、お前達は待機、アルマス、ティニ、ギル、一緒に行くぞ。」

 

「「「「「了解」」」」」

 

刹那の指示に、全員は了承する。刹那、アルマス、ティニ、ギルの4人は部屋を出て、ジャックの捜索を始めた。

 

ギル「マスターよ。あの切り裂き魔の居場所はわかるのか?」

 

刹那「先程の話を聞いた後だとすると、帝の捜索をしているのだろう。エクシア、帝の居場所はわかるか?」

 

エクシア「すでに、レイさんから居場所を受け取っています・・・これは?」

 

アルマス「どうかしたの?エクシア?」

 

エクシア「帝さんと一緒に行動している人達がいます・・・これは・・・!?なのはさん達です!!」

 

エクシアの言葉に刹那は驚嘆の表情になる。何故なら、なのは達が帝と行動を共にしているとは、全く持って思っていなかったのだ。

 

刹那「何故、なのは達は帝と行動を?」

 

アルマス「嫌な予感がする。あの男がなのは達と一緒にいる時点で不安しかない。絶不吉」

 

ジャック「あ、マスター♪」

 

そんな話をしていると、何故かジャックが、刹那の隣にいた。

 

刹那「ジャック、何故ここに?」

 

ジャック「えっとね?マスターの事が心配で、その帝?って人を解体しようと思ってたんだけど、誰かわからなかったの・・・」

 

ジャックは不吉な言葉を話していたような気がするが、特に気にせず、刹那はジャックの頭を右手で撫でる。痛みはあるが、動かないわけではない。ジャックは撫でられるのが嬉しいのか、目を細めて、微笑んでいる。

 

刹那「・・・・全員、今すぐ、この場所に向かう。」

 

アルマス「わかった」

 

ティニ「了解しました」

 

ギル「・・・ふん」

 

ジャック「うん!!」

 

刹那の言葉にそれぞれが返事をし、刹那はなのは達のもとへと歩みを駆け出す。その場所で、ある出来事が起こるとも知らずに。

 

 

なのはSIDE

 

 

なのは「・・・帝君、話ってなんなの?」

 

アリサ「こんな人気のない場所まで連れ回して!!あんた、なにがしたいのよ!?」

 

すずか「うん。そうだよ。こんな場所で話す事なの?」

 

私達は、帝君へ立て続けに質問をする。私達がいる場所は人気のない裏路地の開けた場所。そこで、アリサちゃん、すずかちゃんと、帝君に連れ回されていた。セリカちゃんとカグラ君は、アースラでお話中なの。

 

帝「なあ、俺の嫁達」

 

アリサ「あんたの嫁じゃないんだけど・・・?」

 

帝「学校の一件で分かったことがあるんだよ。」

 

なのは アリサ すずか

 

「「「・・・・・・?」」」

 

帝君が訳のわからない事を言ってるの。分かったことってなんなの?

 

帝「それはな。やっぱり嫁達はあの男に、何かされてるんだよな!?脅されて友達でいろとか、そんな脅しをされてるんだよな!?」

 

アリサ「・・・・はあ?」

 

すずか「・・・帝君、何言ってるの?」

 

なのは「・・・・あの男って・・・・刹那君の事?」

 

帝「そうだぜ!だってよ!他の奴らはそうでもないのに、あいつだけ、嫁達と話してるだろ!!やっぱり、なんかされてるとしか思えねぇ!!」

 

帝君の言葉に私達は呆気に取られてしまう。刹那君に脅されてる?私達が?

 

アリサ「・・・あんた、ここまで馬鹿だったの?」

 

帝「なん・・・!?」

 

アリサ「あんたみたいな馬鹿に付き合ってる時間はないの。私達は、刹那と一緒にいたいからいるの。あんたと一緒にいる方が嫌なのよ。わかる?」

 

すずか「帝君、もういい加減諦めてよ。私達は帝君より、刹那君の方が好きだから。関わらないで・・・ね?」

 

なのは「帝君なんて大嫌いなの。刹那君の事、悪く言ってみんなから刹那君は怖がられてるの。全部帝君のせいなの。もう・・・知らない」

 

私達は来た道を戻り、帰ろうとする。だけど、私は気づいたの。

 

なのは「二人とも、止まって」

 

アリサ「?なのは、急にどうしたのよ?」

 

なのは「帝君、これ、結界だよね?なんで結界で帰れないようにするの?」

 

私は帝君を見て、問いかける。私たちを囲んでいるのは、多分だけど、帝君が作った結界。私が出られないようにするための。

 

すずか「なのはちゃん、結界を使うとどうなるの?」

 

なのは「帝君が使ってるのは、周りから見られないようにする物と、私達を出られないようにするための結界。」

 

アリサ「帝!!あんた、なんのつもりよ!!??」

 

帝「・・・・はは!」

 

なのは アリサ すずか

 

「「「・・・!!??」」」

 

突然笑い出した帝君に、私達は体を震わせる。だけど、次の帝君の言葉に私達はさらに体を震わせる。

 

帝「そんなの決まってるだろ!?あいつに!!刹那・F・セイエイに嫁達を取られる前に!!俺の物だって証拠をつけてやんだよ!!」

 

なのは「え!?」

 

アリサ「そ、そんなのお断りよ!!なんであんたなんかのものにならなきゃいけないの!!」

 

すずか「そうだよ!もうやめてよ!!帝君!!」

 

帝「ああ。もうやめるよ。嫁達に俺のものだって証拠を残したらな!!」

 

私達の言葉を聞かず、帝君は右手を上げ始めた。その時、私達の気持ちは多分だけど一つになったと思うの。嫌な予感がする、と。

 

帝「さあ!!嫁達!!俺と一つになれ!!」

 

 

 

※ここから先は、3人称視点でいきます。

 

 

帝の右手に魔法陣が形成される。そこから現れたのは、紫色の触手の様なものだった。複数の触手が、なのは達に一直線に向かい、体に巻きつく。

 

すずか「きゃっ!!離して!!」

 

アリサ「ちょっ、ちょっと!!なんなのよ!これ!!」

 

なのは「帝君!!これ、なんなの!!」

 

帝「はははは!!!!これはな、俺の使役している魔物みたいなもんだよ!!」

 

帝は高笑いをしながら、触手に囚われている3人を見ている。

 

帝「こいつはな、俺にも制御しづらくてな!!たまにこうやって出してやらないといけないんだよ!!しかも、それだけじゃダメでな!!」

 

帝は触手の説明をなのは達に聞かせる。その間も、なのは達は触手を振り解こうとしているが、触手の力が強い事、そして、女性な事もあったため、振り解けない。だが、帝の次の言葉に体を固めてしまう。

 

帝「こいつはな!!女の体が好きなんだよ!!しかも、小学生みたいな女がな!!だから、定期的に女の体を楽しませなきゃいけないんだよ!!でもな!それは俺には好都合!!こいつと俺の体の感覚は共有している!!だからな!こいつが女の体を楽しんでる時!!俺にも快楽がくるんだよ!!」

 

なのは アリサ すずか

 

「「「!!??」」」」

 

なのは達は帝の説明に恐怖する。そして、恐怖の時間は訪れようとしていた。

 

帝「さあ!!嫁達を盛大にヤっちまえ!!そして、俺に快感を与えろ!!全力でな!!」

 

帝の命令に、触手の動きが変わる。彼女達の服の隙間から入り込み、胸部など撫でる。その他にも、服に巻きついていた触手は、謎の液体を出す。その液体は彼女達の服を溶かし、柔肌を露わにさせる。

 

なのは「い・・いやっ・・!やめっ・・・ん・・!///」

 

すずか「嫌っ!!やめて・・//やめてよ・・・!///」

 

アリサ「こ・・この!!//やめっ・・なさいよ・・!!///」

 

帝「いい反応だなぁ!!その調子だ!!!ヤっちまえ!!ヤりまくれ!!」

 

帝の更なる命令に触手は更なる動きを見せようとしていた。その時、彼女達は、目を閉じてたった一人の人物が来てくれるのを願っていた。

 

なのは アリサ すずか

 

「「「助けて・・・!!刹那(君)・・・!!!!」

 

そして、触手は彼女達に向かう。その瞬間、何故か、その触手は切り裂かれ、地面に落ちる。その光景に帝が驚愕している。

 

帝「な!?なんだ!?何が起こった!!」

 

「・・・帝・・・」

 

その時、誰かが帝の名前を呼ぶ。声が発せられた方向に、全員が目を向ける。そしてその人物を目にした時、ある者は驚愕し、ある者達は安堵が訪れる。

 

帝「な!?お、お前は!!」

 

なのは「・・・刹那・・・君・・・んっ///」

 

そう。その人物とは、この物語の主人公、そしてなのは達が愛している人物、刹那・F・セイエイだった。刹那は、なのは達の姿を見た後、帝に視線を向ける。そして、帝は気づいた。いつもと変わりのない刹那の目。だが、何故か帝には光が無い様に見えた。

 

刹那「・・・帝、お前は何をしている?」

 

帝「ひ、人殺しには関係ねぇだろ!!さっさと消えろよ!!」

 

「ほう、我のマスターを人殺し呼ばわりか。随分と身の程を知らぬ雑種もいた者だ」

 

「この人が・・・マスターに迷惑をかけてる人?」

 

「まあ、この光景を見たら、そうなるわよね。やっぱり、私もあんたの事嫌い。絶嫌悪」

 

「今回はアルマスに同意します。こんな事する人を好きになるはずありません。」

 

すると、突然、刹那の使い魔である、ギル、ジャック、アルマス、ティニが現れる。現れたギル達に帝は驚愕の顔から、恐怖の顔になる。

 

帝「ぎ、ギルガメッシュ・・!!それに・・・ジャッ、ジャック・ザ・リッパー・・!!アルマス・・だと!!」

 

ギル「貴様の様な雑種が、我の名前を呼ぶな。不快になる」

 

刹那「・・・・ジャック、なのは達に纏わり付くあれを切り裂け。アルマス、ティニはこれをなのは達に」

 

ジャック「はーい♪・・・・それじゃあ、解体するよ?♪」

 

アルマス「分かったわ」

 

ティニ「了解しました」

 

刹那の命令通り、ジャックはその場から姿を消す。するとその直後、なのは達に纏わり付いていた触手が切り裂かれ、なのは達は自由になる。その後、アルマス、ティニの二人は刹那から受け取った毛布をなのは達にかける。

 

刹那「・・・帝、お前は自分が何をしたか・・・分かっているのか?」

 

帝「そ、そんな事わかってんだよ!!大体、俺がこんな事したのは刹那・F・セイエイ!!お前のせいなんだよ!!」

 

刹那「・・・そんな事はどうでもいい。俺は、貴様を駆逐するだけだ。覚悟はいいか?だが、手を下すのは俺では無いが。」

 

帝「ど、どう言う意味だ!!」

 

刹那「・・・ジャック、よろしく頼む」

 

帝「な!?」

 

帝はジャックへと視線を向けようとするが、先程までの場所にジャックの姿はない。

 

帝「な!?ど、どこに!!??」

 

ジャック「こっちだよー♪こっち、こっち♪」

 

姿を見せたジャックがいた場所は帝の背後だった。ジャックは自身の得物である、血に染まった様な紅いナイフを二本、帝の首に当てていた。

帝は、汗を垂らし、歯をカタカタと鳴らせ、涙を浮かべている。

 

帝「や・・・、やめ・・・殺さないで・・・!」

 

刹那「やめろと言われて、お前はなのは達にした行動を止めたか?」

 

帝「も、もう、なのは達と一緒にならない!お前にも迷惑をかけない!!だから、殺さないでくれ!頼む!!なんでもするからぁぁぁぁ!!」

 

刹那「お前は歪みだ。この世界の歪み。俺はソレスタルビーイングのガンダムマイスター。歪みを正す。ジャック」

 

ジャック「残念だったね?じゃあ、解体するよ♪」

 

ジャックはナイフを首から動かし、左右の腕を切り裂く。切り裂かれた場所から鮮血が吹き出る。

 

帝「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!俺の!!俺の腕がぁぁぁ!!!」

 

ギル「騒がしい。その口を閉じろ。雑種」

 

ギルの指摘を帝は聞かず、その場から逃げる様に立ち去っていく。あの怪我ならば死ぬ事はないだろうが、当分の間は学校には来れないだろう。その姿を刹那は一瞥すると、なのは達のもとへ駆け寄る。

 

刹那「3人とも、大丈夫か?」

 

アルマス「あ!マスター!!こっちみちゃダメ!!絶不注意!!」

 

刹那「・・・何故だ?見なければ怪我の確認もできない」

 

アルマス「とにかくダメ!!マスターはデリカシーがない!!絶鈍感!!」

 

アルマスの言葉に、刹那は首を傾げる。やはり鈍感な様だ。すると、なのは達が刹那に抱きつく。突然の行動に刹那は目を見開くが、彼女達の肩が震えている事に気づき、刹那はされるがままにしていた。

その時、結界が消えたからか、その場に数人の人物が現れた。

 

恭弥「なのは!!無事か!?」

 

なのは「お兄ちゃん!!」

 

デビット「アリサ!!」

 

アリサ「パパ!」

 

忍「すずか!大丈夫!?怪我はない!?」

 

すずか「うん!!大丈夫だよ!!お姉ちゃん!」

 

其々の家族が、娘や妹の安否に安堵する。その光景を離れた所から、刹那は見ていた。

 

刹那「・・・やはり・・・俺のせい・・・だな」

 

帝はこの行動を起こしたのは、刹那のせいだと、そう言っていた。その言葉が、刹那の頭に残ってしまう。

 

刹那「・・・俺はやはり・・・学校にいるべきではない・・・な」

 

刹那は誰も知らない所で、一つの決意を決めていたのであった。

この出来事の後、帝は怪我が酷く、入院し、しばらくの間、学校には平和が訪れていた。

 

数日後、学校が休みの日、刹那は海鳴市を歩き回っていた。

 

刹那「この街には、俺の知らない場所が多い。クルジスにはなかったものばかりだ」

 

エクシア「マスターの街や世界が変なんですよ。これが普通なんです。そして、マスターがこれから過ごしていく世界ですよ」

 

刹那「・・・そうか・・・うん?」

 

刹那はある場所の前に立ち止まる。

 

エクシア「マスター、どうかしましたか?」

 

刹那「・・・ここは・・・図書館?というのか・・・」

 

エクシア「そうですよ。様々な本・・・マスターには資料と言えばいいですか?その様なものが多く置いてあり、閲覧、借りる事ができる施設ですよ」

 

刹那「・・・入ってみるか」

 

刹那は図書館の中に入っていく。中に入ると、多くの人数がいて、其々本を手にとり、席に座って、本を読んでいた。

 

刹那「・・・色々な人が・・・訪れているんだな」

 

エクシア「そう見たいですね。あ、マスター、この施設の中では静かにしてくださいね?周囲の人達に迷惑ですから」

 

刹那「・・・了解」

 

エクシアの注意を聞きつつ、刹那は本を手にとり、読んでいく。海鳴市に関する本、エクシアのメンテナンスのため機械工学の本などを手にとっていく。

 

刹那「・・・2つでいいか」

 

「んっ・・・!!うーん・・・!」

 

刹那「・・・?あれは・・・」

 

刹那が見たのは、車椅子に乗る少女が必死に手を伸ばしている姿だった。どうやら、手にとりたい本がある様なのだが、車椅子なため届かないらしい。周囲にも人はいるが、誰も助けに入ろうとはしない。見かねた刹那は、彼女のもとへ歩み寄る。そして、少女が取ろうとしていた本を代わりに取り、彼女の前に差し出す。だが、刹那は気づいていないが、少女は刹那の顔を見た後、目にわかるくらいに頬を赤くしていた。

 

刹那「・・・この本でいいのか?」

 

「え、あ、はい、ありがとう、ございます///」

 

刹那「・・・気にするな・・・この場所によく来るのか?」

 

「は、はい。私は、この体、なので」

 

途切れ途切れに会話する少女。その様子に刹那は違和感を感じ取っていた。

 

刹那「普通に喋っても構わない。俺はお前とは同い年だろう」

 

刹那の指摘に彼女は驚愕の表情になる。

 

「どうして・・・?」

 

刹那「あまりにも違和感があった。ただそれだけだ。それに慣れている話し方の方が、相手とも会話が成り立つ。普通に話していい」

 

「あ、ほんまに?なら、そうさせてもらうわ〜♪」

 

少女の喋り方が急に変わり、刹那は少し目を見開く。

 

「あ、自己紹介がまだやったね?うちは【八神はやて】、よろしゅうな」

 

刹那「・・・刹那・F・セイエイ、よろしく」

 

二人は軽く自己紹介をする。すると、刹那はあることを思い出し、はやてに問い掛ける。

 

刹那「八神はやて、お前に尋ねたい事がある。」

 

はやて「はやて、でええよー。どうしたん?」

 

刹那「・・・女心とはなんだ?」

 

はやて「・・・・え?」

 

刹那「知り合いに女心を学べと言われていてな。だが、どうすれば女心を知る事ができるのかわからない。」

 

刹那はある日、カグラに「刹那は女の事をわかってねぇ!まずは、女心から学ぶといいぜ!」と言われていた。それからと言うもの、様々な方法を駆使し、女心について調べていた刹那だが、成果は得られずにいた。

 

はやて「うーん?刹那君はそのお友達に女心学べ言われたから調べてるん?」

 

刹那「その通りだ」

 

はやて「へぇー・・・ふーん・・・なら、恋愛小説でも見てみたらええんやない?」

 

刹那「恋愛小説?」

 

はやて「うん。女心は簡単にはわからへんけど、それに関することなら恋愛小説でわかると思うんやけど?」

 

はやての言葉に刹那は思考する。今までは、成果が得られなかったが、何故かはやての言葉には説得力がある。

 

刹那「・・・それはどこで手に入る?ここにあるのか?」

 

はやて「ここにはないんや。本屋さんに行けば、あると思うんやけど・・・」

 

刹那「・・・わかった。今度、立ち寄ってみよう。感謝する。はやて」

 

はやて「ええんよ。刹那君とお話しするの、うちも楽しいもん」

 

刹那「そうか」

 

刹那達は手に持っていた本を借り、図書館を出た後、エクシア念話をし、時計に目を向ける。時間の流れはあっという間なのだろう。時間は夕方になっていた。

 

刹那「俺はそろそろ帰る。はやても帰るといい。家族を心配させるな」

 

はやて「・・・っ!・・・うん。そやね」

 

刹那ははやての表情が変わるのをみた。その時、刹那は感じ取ってしまった。もしかしたら、彼女は俺と同じなのではないか、と。

 

刹那「・・・はやて、家族と何かあったのか?」

 

はやて「う、ううん!何にもないんやけど・・・うちな、家族がいないねん」

 

衝撃的な発言に、刹那は驚愕する。まさか、自分と同じ様な人物がいるとは思っていなかったからだ。

 

はやて「うちな、小さい頃、事故にあって、お母さんもお父さんも亡くなってしまってん。それからずっと一人・・・あ!もちろん援助してくれてるひとはいるんよ!?けど・・・ずっと一人やったんや」

 

はやて「でも、今日は刹那君に会えた。今日は一人じゃなかった。それが嬉しかったんや、だから・・・今日はありがとう」

 

はやては途中、涙で目を潤ませて、話をした。すると、刹那は無言で紙に何かを書き、はやてに渡す。はやてが紙を見ると、書いてあったのは、数字。

 

はやて「刹那君・・・これって・・・」

 

刹那「・・・電話番号だ。」

 

はやて「・・・なんで・・・?」

 

刹那「一人が苦しいのはよくわかる。俺は・・・家族や友人を失った。一人の辛さはよくわかる」

 

刹那の言葉に、今度ははやてが驚愕する。自身と多分同じくらいである刹那が、家族も友達も失っていた。そんな事は普通あり得ないだろう。

 

刹那「だから・・・苦しみに耐えきれなくなった時、電話するといい。あまり力にはなれないとは思うが、話し相手ぐらいにはなれる」

 

はやて「・・・刹那君はお人好しなんやね///」

 

刹那「俺は自分がしたいことをしているだけだ」

 

はやて「・・・ありがとう。刹那君・・・その時は、よろしゅうな?」

 

刹那「・・・了解、はやて、家まで送ろう」

 

はやて「え!?いや、ええんよ!ひ、一人で帰れるから!!」

 

刹那「あまり暗い時、一人で帰ろうとするな。お前は車椅子だ。それに、はやては可愛い女だ。危険が多すぎる」

 

はやて「か、かわっ!?///」

 

刹那の天然発言にまた犠牲者が現れた。だか、刹那は気づかず、言葉を紡ぐ。

 

刹那「・・・はやて、道案内を頼む」

 

はやて「う・・うん///」

 

刹那は、後ろに行き、はやての車椅子を押す。そして、はやての道案内を受け、無事はやての家に到着し、挨拶をして二人は別れた。

 

これが・・・二人の最初の邂逅。新たな物語の始まりの序章だった。

 




ご愛読ありがとうございます。
さて、ようやくA’s編のキーとなる少女、八神はやてさんの登場です。
はやての言葉遣いが難しいです。がんばって書いていきます。
よろしくお願いします。

次回予告

八神はやてと邂逅した、刹那。彼女との出会い。そして、新たなる事件の発生。それは、これから起こる事件の序章に過ぎなかった。

次回 魔法少女リリカルなのは〜半壊の天使に惹かれる少女達

「新たな物語の始まり」

刹那となのは達の新たなる物語が始まる。

最新章で出す、ダブルオーの形態

  • ダブルオーライザーまで
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