魔法少女リリカルなのは〜半壊の天使に惹かれる少女達   作:エム3

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本編17話目、そしてA’s編第一話となります!!
新たに登場したキャラの言葉遣いが変だと思います!
ご了承ください!!そして、相変わらずの駄文です!!


A’s編
新たな物語の始まり


翌日、刹那は昨日の事を思い出していた。

 

刹那(あんな事が起こったのは・・俺のせいだ)

 

昨日の帝による騒動に、刹那は責任を感じていた。自分が学校に通わなければこんな事にはならなかったと。

 

刹那(いや・・・だからこそ・・・俺は通い続けなければならないのだろう。なのは達を・・・守るために)

 

新たな決意を胸に、刹那はなのはの家へと歩みを進めて行く。

 

、朝目覚めたなのはは、家族と一緒に食事を取っていた。

 

恭弥「なのは、もう大丈夫なのか?」

 

なのは「もう!お兄ちゃんは心配しすぎなの!私はもう大丈夫だよ!」

 

桃子「そうよ。恭弥、もしなのはに危険な事があっても、刹那君が守ってくれるわ。心配し過ぎよ?」

 

恭弥「・・・そう・・・だな。刹那がいるなら、なのはも大丈夫か。俺も信用できる。」

 

恭弥は初めて刹那とあった時を思い出しながら、その言葉を紡いだ。

 

恭弥(最初は、なのはに群がる奴らと同じだと思ったが・・・なのはが刹那を友達と言って、それに同意していた。あの言葉が嘘ではないというのは目を見たらわかったが・・・)

 

士郎「・・・なのは、話がある」

 

恭弥が思考していると、士郎が、なのはに話しかける。なのはは不思議そうな表情をし、士郎に目を向ける。

 

なのは「どうしたの?お父さん?」

 

士郎「・・・なのはは、刹那くんの事をどう思っている?」

 

なのは「・・・え?」

 

桃子「士郎さん?」

 

士郎「親として言わせてもらうが、私はもう、彼をなのはに近づかせたくはない。」

 

なのは「・・・っ!!なんで!?どうして!?」

 

士郎「彼が危険だからだ。あの帝という少年が起こした狂行、間接的にとは言え、刹那君が関わっている・・・違うかい?」

 

士郎の言葉にハッとした表情をするなのは。何故なら心当たりがあったからだ。確かに、帝は刹那とは犬猿の仲のような感じだった。と言っても帝が一方的に嫌っていただけなのだが。

 

士郎「そんな彼と一緒にいれば、必然的に彼の近くにいる人間にも被害や影響を受けてしまうんだ。それは、なのはも例外ではないだろう。もちろんアリサちゃんやすずかちゃん、カグラ君にセリカちゃんにも言える事だ」

 

なのは「・・・でも・・・!」

 

士郎「これは、親である私の意見だ。改めて言うが、私は彼を信頼はできない。彼が優しく、いい子だというのは私もわかってる。だが、なのは、お前が危険な目に合うのは容認できない。わかってくれ。」

 

なのは「・・・・みんなも・・・同じなの?」

 

恭弥「・・・正直、俺は迷ってる。」

 

恭弥の発言に全員が目を向ける。

 

恭弥「確かに、あの帝ってやつの起こした事は、刹那が関わってるのはわかる。けど、刹那は被害者だろ?」

 

恭弥「だけど、なのは達が危険な目にあったのは紛れもない真実、それは帝と刹那の二人の関係が原因。少なからず、刹那にも非があるってわけだ。」

 

恭弥「俺個人としては、刹那の事を信頼してるし、信用もしている。だが、兄の立場としてなら、俺はなのはには近づかせたくはない。それは俺も同じだ。だから・・・俺は迷ってる」

 

恭弥の意見も尤もだろう。自身の立場と、個人としての意思、その二つがぶつかり合い、彼は迷いを生み出している。

 

美由紀「・・・私も同じ・・・かな?」

 

次に発言したのは姉の美由紀だった。彼女は、下を向き、悲しそうな顔をしながら言葉を紡ぐ。

 

美由紀「刹那君の事は、いい子だと思ってるよ?それはみんな同じ気持ち。でもね?一番は家族のなのはが危険な目に遭うのが嫌。その気持ちが一番強い。でも、刹那君のせいって訳じゃないのも分かってる。だから・・・まだわからない」

 

なのは「・・・なんで・・・!」

 

桃子「私は刹那君を信じるわ」

 

桃子の唐突な宣言に、全員の目が桃子に向く。なのは以外の全員は驚愕の表情を浮かべながら。

 

士郎「・・・本気なのかい?桃子」

 

桃子「ええ。本気よ?だって、昨日、刹那君と話していた時、わかった事があるんだもの」

 

士郎「・・・わかった事?」

 

桃子「・・・彼は、自分を犠牲にしてでも、なのは達を守ろうとするわ。」

 

なのは「・・・っ!!」

 

恭弥「・・・どう言う事だよ?母さん」

 

恭弥は険しい表情で、桃子を睨みつけるように見る。

 

桃子「士郎さんも気付いてるでしょ?だから、あれだけ怒鳴ったんでしょ?」

 

士郎「・・・彼は自分の命を・・・軽く見過ぎている。彼がいなくなれば・・・悲しむ人は多い。それを気付いて欲しかったんだ。だが・・・彼の意思は固い。」

 

桃子「そう。でも、私はね、なのは達なら彼を変える事ができると思ってる。なのは達しか、刹那君を変える事はできないと思うわ」

 

士郎「桃子・・・」

 

桃子「だから、なのははいっぱい刹那君に自分の思いを伝えなさい。後悔しない為にも。なのはの気持ちを刹那君に伝えなさい」

 

なのは「私の・・・気持ち・・・」

 

なのはは、改めて刹那に対する思いを考えた。初めて会った時から、刹那に会うと、胸が熱くなる。鼓動が早くなる。それは恋だと、桃子から教えてもらった。彼に対する想いが溢れてくる。そして、なのはの目は決意を決めた目になる。

 

なのは「うん。あの時、刹那君は私を励ましてくれた。助けてくれたの。だから、今度は、私が刹那君を守るの!!」

 

桃子「・・・そう」ニコッ

 

なのはの言葉を聞き、微笑む桃子。すると桃子は士郎に目を向け、まさかの爆弾発言をする。

 

桃子「士郎さん、意外とすぐに、娘の晴れ姿を見られるわね。」

 

なのは「お、お母さん!?///」

 

士郎「・・・なのはの好きにしたらいい。父親としては、なのはには、好きな人と幸せになって欲しいからな」

 

恭弥「俺も同じ。個人としては、刹那なら、安心してなのはを任せられるからな。」

 

美由紀「私もぉ〜、刹那君なら賛成かなぁ?」

 

なのは「も、もう!!みんなもからかわないでよぉ〜!!///」

 

何故か、なのはの将来の幸せに関する話になってしまっている。先程まで刹那の話になっていたはずなのだが。朝食を終えた後、なのはは、家を出る為に扉を開けると、そこにはいつも通り、刹那がいた。だが、いつもと違うところがある。それは、刹那が右手に本を持ち、読んでいたのだ。すると、なのはに気づいた刹那は、本をしまう。

 

刹那「おはよう。なのは」

 

なのは「おはよう!刹那君!」

 

二人は挨拶を交わし、学校への道を歩む。その途中、なのはは、気になっている事を聞いてみた。

 

なのは「ねえ、刹那君、さっきなんの本を見てたの?」

 

刹那「・・・恋愛小説・・・というものらしい」

 

なのは「・・・・・・え?」

 

刹那の言葉に、なのはは耳を疑った。

 

刹那「・・・友におすすめされた、恋愛小説だ。なかなか、興味深い」

 

なのは「そ・・・そうなんだ。恋愛小説・・・なんだ」

 

刹那はなのはに返答をしながらも、歩みを続ける。

 

なのは(まさか・・・刹那君が恋愛小説を読んでるなんて思わなかったの。)

 

恋愛小説を刹那が読むとは思っていなかったのか、戸惑った様子になるなのは。そんなやりとりをしながら、刹那達はアリサ、すずか、セリカ、カグラと合流し、学校へと向かい、到着する。

 

刹那「・・・・」ガラッ!

 

刹那は扉を開き、教室の中へと入り、なのは達も後に続く。すると、周りの視線は刹那へと向き、突然、刹那から離れていく。そして、刹那に聞こえない程の「ヒソヒソ」と何か話しているように聞こえた。

 

刹那「・・・・・・?」

 

刹那は疑問の表情を浮かべるがその原因はすぐわかることになる。

 

アリサ「な・・!何よこれ!?」

 

刹那「・・・これは」

 

すずか「ひどい・・・!」

 

それは刹那の机に原因があった。何故か机は、ボロボロになっており、学校に来るな!!死ね!などの様々な暴言が殴り書かれていた。

だが、刹那は気にせず、自身の席に座る。その行動に、全員が驚愕する。すると、一人の男が近づいてくる。それは帝と一緒に行動をしていた一人だった。

 

「なに、気にせずに座ってんだよ?それはここにいる全員の意見だぜ?とっとと帰れよ、ここに来るんじゃねえよ!【人殺し】!!」

 

刹那「お前の意見を聞くつもりはない。」

 

「お前がここにいるだけで俺達は迷惑なんだよ!!人殺しがここにいるなよ!!」

 

刹那「お前の方が迷惑をかけているぞ?」

 

売り言葉に買い言葉とはまさにこの事である。どちらも引かず、男と刹那は言い合いのようなものを続ける。だが、痺れを切らしたのか、男の方が、拳を振り下ろし、刹那の頬に拳が突き刺さる。刹那は体が飛び、壁に叩きつけられる。だが、一切のダメージはない。

 

なのは「刹那君!!」

 

なのはが悲痛な叫びを出し、刹那の元へ駆け寄る。

 

刹那「・・・問題ない」

 

刹那は難なく立ち上がり、殴りかかった男を見つめる。蒼いその瞳は、ジッと男を見つめ、男は黙り続ける。すると、口を開いたのは刹那の方だった。

 

刹那「お前達がどう思っていようと、俺は・・・ここに通い続ける。気に入らないなら、今回のようにすればいい。だが、前の言ったように、なのは達に被害を及ぼすのならば・・・覚悟をしておけ」

 

そう言い、刹那はもう一度、席に座り直し、先程の小説を取り出し、読み始める。

 

「けっ!!なにが覚悟しておけだよ!!あいつが来なければいいだけの話だろうが!!」

 

男がそう言うと、突然

 

バチーン!!!

 

っと音がした。その突然の音に、クラスの全員はもちろんのこと、刹那も目を向けた。目にしたのは、頬が赤くなっていた男と、何故か右手を振り抜いていたなのはの姿。どうやら、なのはが、男の頬を叩いたらしい。

 

「な、なにしやがる高町?!!」

 

なのは「ふざけないでよ!なんで、刹那君を責めるの!!刹那君はみんなに何をしたの!!刹那君は助けてくれたんじゃないの?!!帝君から守ってくれてたんじゃないの?!!」

 

なのはの言葉にみんなは思い出す。たしかに、刹那はクラスの人達には何もしていない。それどころか、困っている人物達を率先して助けていた。その行動は誰の目に見ても明らかだった。

 

なのは「これ以上、刹那君を責めるなら、私はみんなを許さない!!」

 

なのはの怒りのこもった目に、男は当然のこと、クラスの人達も黙り込んでましう。それ程までの圧力が全員に襲いかかっていたのだ。なのはは、言いたいことを言い終えたのか、目線を全員から外し、自身の席へと戻って行く。

 

アリサ「私もなのはと同じ意見。何も知らないあんた達が刹那の事、侮辱してるとイライラするのよ。あんた達の事、絶対許さないから。」

 

アリサやすずか、刹那を慕う者たちも怒りの目を向ける。だが、タイミングがいいのか悪いのか、先生が入室し、教室内の騒動はクラスメイト以外は知る事なく終わったのだ。

 

刹那「・・・・・」

 

その様子を刹那は、横目に眺めていた。

 

学校を終え、放課後、刹那は早々に教室を立ち去り、アースラに向けて転移をする。その途中、なのは達から翠屋に来ないかと誘われたが、丁重にお断りした。アースラに転移すると、いつものメンバーである、クロノ、エイミィ、リンディ、グラハムがいた。

 

グラハム「刹那、よく来てくれた。」

 

刹那「急な連絡だと聞いたが、何かあったのか?」

 

クロノ「それが・・・刹那、君は時空管理局に入りたいと、執務官になりたい・・・と言う事でいいんだな?」

 

刹那「・・?たしかに、俺は管理局に入りたいとは思っているが・・・それがどうかしたのか?」

 

クロノ「実は、上層部からの連絡で、刹那、君をアースラ専属の執務官として君を所属することになった」

 

刹那「どう言う事だ?執務官になるためには、筆記、及び実技試験というものがあるのだろう?」

 

クロノ「それが・・・わからないんだ。刹那の事を報告書にまとめて出した。もちろん、過去の事は何も書いていない。あくまで、刹那の行動と、功績を書いた。だが、その後に連絡をもらった時、何故か焦ったような様子だったんだ」

 

クロノの説明では、今一つ確証に至る点はないが、刹那は自分のある物に目を向ける。

 

刹那「ブレイブルーとGNカリバーが原因かもしれない。」

 

グラハム「どういう意味だ?刹那」

 

刹那「ブレイブルーはロストロギア、GNカリバーは人の蘇生や、病の治療、ほぼ全ての願いを叶えてしまう剣、そんな物を個人が持っているならば、是が非でも、自身の目に届くところ、或いは自身の手にしたいと思っているだろう」

 

グラハム「なるほど。上層部は刹那から、その二つを回収、もしくは強奪しようとしているわけか。」

 

刹那「それか、使わざるを得ない状況にするだろう。俺の知り合いを人質にしたり、ロストロギア回収の作戦時に必ず負傷、死者が出た際、俺がGNカリバーを使えば、被害は事実上ゼロだからな」

 

刹那の言葉に、クロノは想像してしまう。上層部が部下に命を捨てる作戦を告げ、【刹那がいればお前達は何度でも蘇生される。お前達は命を捨ててくればいい。】そう告げる姿を。

 

クロノ「ふざ・・けるな!そんな事が・・!そんな事が許されるわけ・・・・!!」

 

グラハム「クロノ、それが事実だ。潔く受け入れろ。それは覆されない事実であることに変わりはないのだ。刹那が言っていることは正しい」

 

グラハムの言葉に、クロノは口を噛みしめる。それが事実。グラハムの言っている事はクロノも理解している。いや、理解しているからこそ、認めたくはないのだろう。

 

刹那「・・・その考えを変えるな。クロノ」

 

すると、突然の発言に、クロノは刹那に目を向ける。

 

刹那「クロノが言っている事は尤もだろう。だが、その考えは管理局の上層部・・・クロノ達の上司という人物にはその思いは届かない。だが・・・俺のよく知る人物は、こう言っていた。

 

 

【対話をする事で、分かり合う事ができる】

 

俺は最近それを知った。クロノ、お前と俺が・・・友になれたように。ならば、お前と考えを共にする人物がいる。俺やグラハムがそうだ。」

 

刹那は自身の意思をクロノに伝える。

 

刹那「だから、クロノ、意思を変えるな。自身の意思を。お前の意思を奴らに伝え続けろ。」

 

刹那の強い意思のこもった目はクロノを見据える。クロノは刹那の表情を見て、クロノは薄く微笑む。

 

クロノ「そうだな。僕は自身の思いを伝えるだけだ。それしか、できないからな。」

 

刹那「ああ。もし、一人ではどうしようもなくなった場合、俺に相談してくれ。一人で抱え込まなくていい。俺は、力になる・・・俺にできる事は、戦う事だけだが。」

 

クロノ「ああ。もしもの時は頼らせてもらう。その時は・・・よろしく頼む」

 

刹那「・・・了解」

 

クロノからの頼みを刹那は了承する。

 

クロノ「それと、刹那、君に渡したい物がある」

 

刹那「・・・なんだ?」

 

グラハム「刹那、これを」

 

グラハムは紙の束を刹那に渡す。受け取り確認をすると、そこにはジュエルシードの写真と、文章の書かれた紙の束だ。

 

グラハム「これは、我々管理局の保持、もしくは確保できていないロストロギアの書類だ。刹那は、これから管理局に所属する。つまり、ロストロギアに関しての知識はあまりないだろう?」

 

刹那「ああ。ジュエルシードがロストロギアだと言うことも、ユーノから教えてもらった事だ。」

 

クロノ「なら、その書類で、確認しておいてくれ。刹那には単独でロストロギア確保に行ってもらう場合がある。」

 

刹那「・・・・了解」

 

ロストロギアの書類を受け取り、刹那はクロノ達と別れ、アースラから立ち去る。地球に戻ると、空はすでに夕方を迎え、夜になろうとしていた。

 

刹那「・・・帰るか」

 

刹那は自宅へと歩みを進めようとした、その時だった。突如、刹那がいる区画を囲むように、周りに結界が出現した。

 

エクシア「マスター、結界魔法の発動を確認しました。」

 

刹那「エクシア、この結界は誰が発動したものかわかるか?」

 

エクシア「不明です。ですが、結界内にいる人物ではありません。確認できる魔力反応は6つです。その内2つは、なのはさんとユーノさんのものです」

 

刹那「なのはとユーノがいるのか・・・っ!!」

 

すると、突如、刹那はその場から後ろに向かって地面を蹴る。すると、刹那が立っていた場所に何かが降ってきた。

 

刹那「なんだ!?」

 

刹那はその場所を確認すると、そこにいたのは、甲冑のようなものを着たピンク髪の女性だった。手には、剣を持っている。

 

刹那「何者だ?」

 

「貴様、魔導師だな?」

 

刹那「質問をしてるのはこっちだ。お前は何者だ?」

 

「私はヴォルケンリッターの騎士、烈火の将、シグナム。貴様の魔力を奪いに来た。」

 

刹那「時空管理局、執務官、刹那・F・セイエイ。」

 

シグナム「そうか。セイエイ、お前の魔力を渡してくれないか?私達の目的の為に。」

 

目的。刹那はシグナムの言ったその言葉が気になってしまった。

 

刹那「お前達は何者だ!何が目的だ!!魔力を求めて何をしようとしている!!答えろ!!」

 

シグナム「我らは・・・いや、目的を話しても無意味だ。魔力を渡すか!できれば手荒な真似はしたくない!私の仲間も、もう一人の膨大な魔力を持つ人物に向かっている!!」

 

刹那「もう一人・・・!?」

 

刹那は嫌な予感がした。魔力を持つ人物。そして結界内にいる人物で、膨大な魔力を持つ人物。それは一人しかいない。刹那の知る人物であり、収束砲撃を撃つ事ができる彼女しか。そして、その予感は的中する事になる。

 

エクシア「マスター!なのはさんの魔力が減り続けてます!!」

 

刹那「な!?」

 

シグナム「我らの目的の為には魔力を集めなくてはならないのだ!!膨大な魔力を!!」

 

刹那「直ちになのはの元に向かう!!エクシア!!」

 

エクシア「はい!!」

 

刹那はエクシアを纏い、なのはの元に向かおうとするが、シグナムが刹那の前に立ちはだかる。

 

シグナム「はあ!!」

 

シグナムは自身の持つ得物を振り上げ、刹那へ向かう。刹那は反応が遅れ、シグナムの持つ剣が振り下ろされる。だが、それは刹那に当たる事はなかった。当たる寸前、刹那と剣の間に割り込むように、黒いデバイスが現れる。ガキィン!とデバイス同士がぶつかり、甲高い音が鳴り、シグナムは後ろに下がる。

 

シグナム「貴様は、セイエイの仲間か・・・?」

 

「違う・・・私は・・・刹那の友達だ!!」

 

刹那は見覚えのある姿を目にする。かつての敵だった彼女の姿を。

 

刹那「フェイト・・・!?」

 

そう。ジュエルシード事件以来、会う事がなかった、フェイト・テスタロッサだった。

 

フェイト「刹那、大丈夫?」

 

刹那「あ、ああ。助かった。だが、フェイト、何故ここにいる?」

 

フェイト「私だけじゃないよ?姉さんも、アルフも母さんもリニスもみんないるよ?」

 

刹那「何!?」

 

「刹那君、聞こえてるかしら?」

 

すると、突然、刹那の前にモニターが現れる。そこに映っていたのは、アースラの艦長、リンディ・ハラオウンだった。

 

刹那「こちらエクシア。聞こえている」

 

リンディ「間に合ったようね。刹那君、あなたはフェイトちゃんと協力して、目の前の魔導師との戦闘に集中して。」

 

刹那「しかし・・!」

 

リンディ「今、アリシアちゃん達をなのはちゃんの元へ向かわせているわ。だから、安心してとは言えないけれど、友達を信じてあげて」

 

刹那「・・・了解」

 

刹那は了承し、GNソードを構える。その時、シグナムは感じ取っていた。彼の殺気を。

 

シグナム(変わった・・・セイエイの気迫が・・・!!)

 

刹那「・・・・フェイト」

 

フェイト「?なに?」

 

刹那「・・・頼りにしている」

 

フェイト「・・!!任せて!!」

 

そして、刹那はGNソードの切っ先を、フェイトはバルディッシュの先端をシグナムに向ける。

 

フェイト「時空管理局、嘱託魔導師!フェイト・テスタロッサ!!行きます!!」

 

刹那「エクシア、刹那・F・セイエイ、目標を駆逐する。」

 

そして二人はシグナムへ向かい、飛翔する。運命の少女と天使、二人のタッグによる戦闘が今始まる。

 




ご愛読ありがとうございます。
今回は短めにしてみました。
でも、1万字以上を目指して書いているので頑張って書きます。
あとは、これから出るキャラ達の性格や、言動をしっかり書いていきたいと思っています。

次回予告

謎の魔導師、シグナムとの邂逅。そして彼女の目的とは一体。

次回

魔法少女リリカルなのは〜半壊の天使に惹かれる少女達

「運命と天使のタッグ」

二人の合わせた力で、立ち向かう!

最新章で出す、ダブルオーの形態

  • ダブルオーライザーまで
  • ザンライザーまで
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