魔法少女リリカルなのは〜半壊の天使に惹かれる少女達   作:エム3

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26話目です。


金色のモビルスーツ

GNーXを切り捨て、時には狙い撃ち、敵機を着々と撃破し、はやての元へと駆け付ける刹那達。幾度も戦闘を繰り返し、たどり着いた場所は。

 

刹那「これは・・・トレミーか?」

 

そう。そこにあったのは、刹那達、ソレスタルビーイングの母艦。プトレマイオスだった。

 

フェイト「刹那、この船って・・・?」

 

刹那「俺達がある組織に所属していた時、拠点にしていた母艦だ。」

 

ロックオン「正確な名前はプトレマイオスだな。長ったらしいから、俺達はトレミーって言ってたが。しっかし、俺達の記憶の中から、トレミーを作るとはな」

 

刹那「・・・・」

 

刹那は黙ってトレミーに近づくと、トレミーのハッチが開く。刹那はロックオンに目を向けると、黙ってロックオンは頷いた。3人はハッチからトレミーに入っていく。あの時から何も変わっていないトレミーの姿。MSハッチも、様々な部屋へ向かう通路も何も変わっていない。

 

刹那「変わっていない・・・あの頃から何一つ」

 

ロックオン「俺達が活動していた時、まんまだな。」

 

刹那とロックオンは、自身が使用していた部屋を見ながら、そう呟く。他のクルーの部屋も見て回ると、ある一室で刹那達は歩みを止める。

 

ロックオン「Ms.スメラギの部屋か。」

 

刹那は先に端末を操作し、部屋の中へ連絡を取るが、やはり他の部屋でもそうだったが、何も応答はない。刹那は部屋の扉を開き、中に入る。

 

刹那「スメラギ・李・ノリエガの部屋・・・」

 

ロックオン「たはは。あの人はやっぱり酒を溜め込んでるよなぁ。」

 

フェイト「こ、こんなにお酒が・・・」

 

ロックオンは彼女がいつも飲んでいたお酒の缶を見ると、懐かしむように笑い、フェイトはお酒の数を見て困惑していた。だが、刹那だけはある一点を見つめていた。

 

刹那「・・・・・」

 

刹那は無言であるものを手に取る。それは、写真立てだ。ソレスタルビーイング全員で初めて写真を撮ったあの時の。ロックオン達も刹那が何を見ているのか気になり、刹那の元へ集まり、写真を見ると。

 

ロックオン「懐かしいな・・・あいつら、今どうしてるんだろうな」

 

刹那「・・・俺にもわからない。だが・・・みんなはまだ戦っていると思う。俺達がいなくなっても・・・な」

 

フェイト「この人達が・・・刹那が言ってた人達?一緒に戦ってたっていう・・・」

 

刹那「ああ。」

 

刹那は懐かしく思ったのか薄く微笑む。

 

刹那「みんな・・・大切な仲間だ。」

 

ロックオン「その通りだな。みんながいなけりゃ、ソレスタルビーイングって組織はなかっただろうからよ」

 

同じガンダムマイスターのアレルヤとティエリア、トレミーのクルーだった、スメラギ、クリスティナ、フェルト、リヒティ、ラッセ、Dr.モレノ、そしてガンダム用の追加装備を生産してくれるイアン。全員がいたから、ソレスタルビーイングという組織は成り立っていた。

 

ロックオン「・・・そろそろ行こうぜ。名残惜しいけどよ」

 

刹那「・・・ああ」

 

ロックオンと刹那は悲しみの目をしながらもその部屋を出ていく。フェイトも後を追いかけるように部屋を出るが、彼らの悲しみの表情を見逃してはいなかったが、何も声がかけられなかった。

 

トレミーを後にし、刹那達は歩みを進め、たどり着いた場所。闇が一層濃く、その空間に近づく者を拒むように。徐々に息苦しくなっていく。

 

刹那「・・・いるな。確実に」

 

ロックオン「・・?わかんのか?」

 

刹那「ああ。何と言えばいいのかわからない・・・だが、確実に夜天の書もはやてもこの先にいる。」

 

フェイト「す・・すごい・・んだ・・ね。刹那」

 

フェイトは途切れ途切れに、言葉を紡ぐ。どうやらこの空間の異常な環境についてこれないらしい。

 

ロックオン「無理すんなよ、フェイト?俺達が異常なだけで、お前さんは普通の女の子なんだ。きつい時はそう言えよ?」

 

フェイト「う・・・実は・・かなりキツイ・・・」

 

フェイトは苦笑しながらそう言う。すると、ロックオンは刹那に目を向けて顎でフェイトを指す。それが何を示しているのか、何故か刹那は分かった。刹那はフェイトの後ろに回り、フェイトを腕で抱える。膝に手を入れ、背中に手を回して。そう。いつかフェイトにやっていたお姫様抱っこで。突然の刹那の行動に、フェイトは顔を真っ赤にしながらも、驚愕している。

 

フェイト「せ、刹那!?な、なな、何するの///!?」

 

刹那「このまま運ぶ」

 

フェイト「だ、大丈夫だよ!?一人で歩けるよ///!?」

 

刹那「無理をするな。今は体を休めていろ」

 

有無を言わせず、刹那はそのまま歩みを進める。フェイトは諦めたように、顔を俯かせながらも、刹那に身を委ねる。その光景に、ロックオンはニヤニヤと笑っていた。

 

ロックオン「たはは!!刹那も女の扱いがわかってきたみたいだな!」

 

刹那「カグラのお陰だろう。女の扱いを覚えろと言われた。その時にはやてに会い、恋愛小説を勧めてもらったんだ」

 

ロックオン「れ、恋愛小説!?マジかよ・・・お前さん、そんなの読んでるのか?」

 

フェイト(そっか・・・刹那も・・・そう言うの読むんだ・・・わ、私も・・//そ、そう言う本を読んで・・・、お、男の人が喜びそうな事覚えた方がいいのかな・・・?//)

 

刹那の衝撃的な発言に、驚愕するロックオン。それに反応し、自身も興味を持ち始めるフェイト。闇の中を唯々進み、たどり着いた場所にははやてと夜天の書が向かい合っていた。刹那はお姫様抱っこをやめ、フェイトを下ろした後、はやてに声を掛ける。

 

刹那「はやて」

 

はやて「・・!?せ、刹那君!!」

 

刹那が声を掛けると、はやては涙を流しながらも、声は嬉しそうに、表情は微笑みながら刹那に目を向ける。夜天の書も目を向けると、どこか悲しみのこもった瞳を、刹那達に向けている。

 

夜天の書「貴様達は・・・私の闇の中にいる事を望まないのか?」

 

刹那「作られた理想など、どうでもいい。」

 

夜天の書「私は・・・貴様達の過去を見た。そこの少女も辛い過去を持っているようだが・・・貴様達のは比べものにならないだろう」

 

ロックオン「まあ、確かに俺達の昔を知ってなきゃ、トレミーは作れねぇわな・・・それで?過去を見てお前さんはどう思ったんだ?」

 

ロックオンは夜天の書に問い掛ける。すると、夜天の者は拳を強く握り、涙を流す。

 

夜天の書「見ているだけでも辛い記憶だ・・!!お前達は・・!家族を失い・・!貴様は・・!ストラトスが目の前で死ぬ姿を目にしているだろう・・!!」

 

夜天の書の言葉にフェイトとはやては、目を見開き、刹那達に目を向ける。

 

ロックオン「・・そうか。そこまで見ちまってるのか。俺が一度死んだ人間って事もわかってるんだな。」

 

夜天の書「何故・・!お前達は平然としていられる!?お前達は大切な者達を失い!!世界にお前達の居場所はなくなった!!だが!この闇の中ならば!お前達は幸せに満ち溢れているのだぞ!?何故、身近な幸せに手を伸ばさない!?」

 

夜天の書の叫び・・・いや、説得するような言葉だ。だが、刹那は首を横に振る。

 

刹那「俺は、今、自分が生きている世界が一番好きだからだ。なのは達がいて・・・今、この世界に俺の新たな仲間や友がいる。それを捨ててまで、幸せになろうとは思わない」

 

ロックオン「俺も遠慮させてもらうぜ。確かにお前の言う通りなのかも知れねぇ。けどな、俺達がやってきた事を全て捨てて、全部なかった事にするのは御免なんだよ。トレミーの全員と一緒に戦って来た記憶も・・辛い記憶も忘れねぇよ。忘れちゃあいけねぇ。」

 

刹那「これが俺達の答えだ。」

 

刹那とロックオンの強い意思を夜天の書に伝える。すると、夜天の書は薄くだが、微笑んでいた。

 

夜天の書「そうか・・・お前達の望む世界は・・・ここにはないのだな・・・」

 

夜天の書は少し、悲しみの表情を見せ、言葉を紡ぐ。刹那とロックオンは話は終わったように、次の話題を振る。

 

ロックオン「うし!はやてちゃんと夜天の書はみつけた!!あとはこっから脱出するだけだな!!」

 

夜天の書「待ってくれ。ストラトス。少し時間をくれないか?」

 

ロックオン「お?夜天の書、なんかいい案があるのか?」

 

夜天の書「実は、お前達以外に、もう1人この闇に囚われている者がいる。その1人をここへ連れて来たい。」

 

ロックオン「俺は別に構わねえよ。刹那はどうだ?」

 

刹那「俺は別に構わない。フェイトは・・・?」

 

刹那はフェイトに確認を取ろうとするが、フェイトはそこにいなく、少し離れていたところで、はやてと談笑していた。何故か、フェイトが顔を赤らめたり、はやてが顔を赤らめたりしていたが、何故かはわからなかった。

 

刹那「・・・フェイトも問題はないだろう」

 

ロックオン「だな。今のうちに行って来いよ」

 

夜天の書「感謝する。すぐに戻ってくる・・待っててくれ」

 

夜天の書は闇の中を進んでいき、姿が見えなくなる。刹那達はフェイト達から離れた場所で、自分達が過ごして来た日々の事を談笑するのであった。

 

 

 

フェイトside

 

 

私は、刹那達が、夜天の書と話をしている途中、はやてに手招きされ、離れたところで私達は話し合っていた。

 

はやて「ふーん、フェイトちゃんは最初、刹那君とは敵同士だったんや」

 

フェイト「うん。ジュエルシードを母さんの為に集めていて、刹那となのはもジュエルシードを、集めていたからぶつかり合う事もあったよ。」

 

はやて「そうなんや。フェイトちゃんにも色々あったって事なんやね?」

 

フェイト「うん。でも私は後悔はしてないよ?それがあったお陰で、私はなのはと刹那に会えたから。二人と出会って、最初は戦いあって、私の家族の問題を解決してくれて・・・だがら、後悔なんてしないし、したくもないんだ。」

 

そう。私が辛い時は、あの二人がいてくれた。もちろん、セリカやカグラ達もいてくれたけど、自分の事、そして家族を救ってくれた刹那となのはに出会えた。だがら、何も後悔はしていない。それは紛れもなく私の意思だった。すると、はやてがニヤニヤ悪そうな顔で微笑みながら、私を見てる。

 

はやて「へー・・・ふーん・・・」

 

フェイト「な、なに?はやて、そんな顔して・・・」

 

はやて「いや、フェイトちゃんも刹那君の事、好きなんかなぁって思って」

 

フェイト「え!?そ、それは・・大好き・・だけど・・・//」

 

私は自分の思いを口にする。うぅー・・//やっぱり・・恥ずかしい・・//

 

・・・って、フェイトちゃん・・・・も?

 

フェイト「もしかして・・・はやても?」

 

はやて「そ、そうなんよ///うちも・・・刹那君の事、好きなんや///」

 

はやては頬を赤らめ、恥ずかしそうにそう告げた。確かにその様子は私達と同じ、好きな人がいるときの表情・・・それにしても。

 

フェイト「はやても・・・かぁ。なのはとアリサにすずか、セリカもそうだけど。やっぱり、ライバルが多い・・・」

 

はやて「・・・やっぱり、刹那君の事、好きな人っていっぱいいるん?」

 

フェイト「うん。私が会う前の話だけど、学校の女の子達全員が好きだったんじゃないかって。アリサとすずかが言ってた。今は・・・わからないけど」

 

学校での出来事を思い出してしまう。刹那がクラスのみんなから嫌われている事。刹那の事をなにも知らないくせに、罵詈雑言が刹那に向けられる、あの光景を。

 

はやて「そうなんや。なら、うちにもまだチャンスはあるっちゅう事やね?」

 

フェイト「うん。はやても頑張ろ?私も、絶対刹那に振り向いてもらえるように、頑張るから」

 

私とはやてはお互いに微笑み合う。私は今この時思ったんだ。

 

 

 

また、新しい、大切な友達ができたって。そして・・・刹那を絶対に、幸せにしたいって。

 

 

フェイトside out

 

刹那とロックオンは自身の過ごした日々を話し合っていた。

 

ロックオン「ってわけで、夜天の書も、暇そうにしてたから、ソレスタルビーイングでの出来事を話してたってわけだ。暇潰しにはもってこいだったからな」

 

刹那「そうか。」

 

ロックオン「にしても、今更だが、お前がそんなに小さくなって、一から新しく人生を過ごしてるって・・・なんつーか、本当に保護者の気分だぜ」

 

ハロ「セツナ!チッチャイ!」

 

刹那「・・・・・何故そうなる?」

 

ロックオンは別に刹那の身内といえば身内なのだが、家族という者ではない。だが、ロックオンの保護者の気分という言葉に刹那は首を傾げる。

 

ロックオン「お前さんは、昔から危なっかしい感じだったからな。アレルヤからも任務前に言われたぜ。【子供のお守りをよろしく】ってよ」

 

ダブルオー 「まあ、否定はできませんね。マスターは確かに危うい感じでしたから」

 

ラグナ「それだけ、そのガンダム?ってのに夢中だったんだろ?そりゃあ、確かに子供って表現は、当たってるんじゃねぇか?」

 

刹那は否定したいが、できずにいた。確かにロックオン達の言っている事は的を射ている。だからこそ、何も言えない。すると、ロックオンが笑いながらも、刹那の頭を軽く叩く。

 

ロックオン「そんなに不貞腐れんなよ。少し揶揄っただけじゃねぇか?」

 

刹那「・・・まあいい。」

 

刹那は諦めたように、ため息をつき、ロックオンから目を離す。すると、闇の中から夜天の書が現れる。だが、夜天の書だけではなく、近くには男性がいた。

 

刹那「戻って来たのか。夜天の書」

 

ロックオン「んで?今、連れて来たその男が、囚われた一人か?」

 

夜天の書「ああ・・・闇の書を自身の命をかけてまで、封印しようとした男だ」

 

「君達は・・・?」

 

ロックオン「俺はロックオン・ストラトス、お前さんと同じで、この闇の中で、囚われてた奴の一人だよ。んでこいつは・・・」

 

刹那「時空管理局、執務官、刹那・F・セイエイだ」

 

「時空管理局・・・そうか。この闇の書の封印がもう一度解かれたんだな。僕は、クライド・ハラオウン。」

 

刹那「ハラオウン・・・?クロノやリンディの身内なのか?」

 

ハラオウンと聞き覚えのある言葉に刹那は反応する。すると、クライドは驚愕の表情を取る。

 

クライド「き、君はクロノとリンディを知っているのか!?」

 

刹那「・・・ああ。今回の闇の書の件はアースラの管轄になっている。リンディはアースラの艦長で、クロノは執務官として、現在闇の書と戦っている。俺は新たにアースラに所属した執務官だ」

 

クライド「そうか・・・!」

 

クライドは嬉しそうに顔を綻ばせ、笑顔になっている。

 

刹那「クライド・ハラオウン、今からこの闇の中から脱出する。その後、お前はアースラに避難していろ。そして・・・二度と命を賭けるような真似はするな。お前が死んでしまえば、クロノやリンディが悲しむ。」

 

クライド「刹那君・・・わかった。僕はもう、クロノやリンディを悲しませる事は止めるさ。だけど・・・2人が大変な時は、戦うさ。それが・・・父親として、夫としての役目だからね」

 

刹那「・・・そうか」

 

ロックオン「んじゃま、とっととこんなとこから出るか。夜天の書、脱出する場所は?」

 

夜天の書「この闇に亀裂を入れればいい。どんな場所からでも脱出は可能だ。だが、この闇を消し去る事ができなければ、脱出すら無理だ。それにナハトヴァールには結界が張られている。それを破壊しなければいけないぞ?」

 

夜天の書が、脱出の為の必須条件を言った。すると、ロックオンは笑顔を崩さず、刹那に目を向ける。

 

ロックオン「なら、問題ねぇな。今までのやる事と同じだ。だろ?刹那?」

 

刹那「ああ。戦争の元を根絶する。それが・・・俺達、ソレスタルビーイングだ」

 

刹那とロックオンは、各々のデバイスであるダブルオー 、デュナメスを展開する。

 

ロックオン「ハロ、この空間で一番脆い場所を特定してくれ」

 

ハロ「モウヤッテル!!モウヤッテル!!ココダ!!ココダ!!」

 

ハロの示した場所ははやてとフェイトの間だった。フェイトとはやては少しその場から離れ、首を傾げている。

 

ロックオン「さっすが、相棒。仕事が早え。刹那、わかってるよな?」

 

刹那「わかっている」

 

クライド「なんて高性能なデバイスなんだ・・それに・・・あのデバイスは一体なんだ・・・?」

 

夜天の書「私が見た記憶の中では・・・あの機体達は、ガンダムと呼ばれている。彼らにしか扱えないデバイスらしい」

 

クライド「ガンダム・・・?」

 

クライドは首を傾げながら、問い返す。だが、夜天の書も詳しくは知らないらしく、首を横に振る。

 

ロックオン「戦術フォーメーションS32で対応だ。連携で行くぞ。闇に囚われた姫様達を助けるぞ。」

 

刹那「・・・了解。フェイトははやて達の護衛を頼む。ラグナ、お前も頼む」

 

フェイト「うん。わかったよ。はやて、私のそばにいてね?」

 

ラグナ「わーってるよ。ったく、マスターの命令だから仕方ねぇか。おい、てめぇは黙って見てろよ?」

 

クライド「わかってるよ。今の僕は戦力にもなりはしないだろうからね」

 

はやて「うちもわかっとるよ・・・そういえば、夜天の書って言いづらいし、なんか名前決めとかなあかんね?なんて名前がええ?」

 

夜天の書「主が決めてください。私は主のデバイスなのですから」

 

はやて「そう?なら・・・えーと・・・うーん・・・」

 

はやては夜天の書の新たな名前を唸りながらも考えている。そんな中、刹那とロックオンが一旦集中で、ハロの示した場所を最大火力で攻撃を開始する。もちろんのことトランザムの使用はしていない。

 

ロックオン「デュナメス、目標を狙い撃つ!」

 

刹那「ダブルオー 、目標を駆逐する」

 

ロックオンはGNスナイパーライフルを最大出力で、刹那はロックオンの狙撃の後、GNソードⅡで追撃を行い、それを繰り返す。すると、空間に亀裂が走り、砕けちる。その時、はやてが「うん!」と思いついた様に声を上げる。

 

はやて「あなたの名前は、リインフォース・・祝福の風・・リィンフォースや。」

 

リインフォースと名付けられた彼女は、新たな名前を喜び、名付けてくれたはやてに向かって微笑む。そして、その空間は、眩い白い光に包まれた。

 

 

 

 

闇の書の闇と戦闘を繰り広げていたなのは達は、徐々に劣勢に追い込まれていた。

 

なのは「はぁっ・・!はぁっ・・!魔力が・・!」

 

アリサ「なんなのよ・・!なんでやられないのよ!」

 

すずか「みんな頑張って攻撃してるのに・・!ダメージがある様に見えないね?」

 

アリシア「うーん、ちょっと厳しいなぁ。みんなの魔力ももう少ないよね?」

 

カグラ「俺は問題ねぇ。けどよ、一番きついのは、なのはちゃんとセリカちゃんだろ?収束魔法を使うなのはちゃん、回復魔法で俺たちの回復をしてるセリカちゃんがきついだろうからな」

 

セリカ「私は大丈夫!!みんな、頑張ってるんだもん!私はできることをやるだけだもん!」

 

クロノ「刹那達が囚われている以上、無闇に攻撃もできない。これ以上の威力を持つ魔法を撃ってしまうと、刹那達がどうなるかわからない」

 

ユーノ「僕やアルフのバインドもあまり効果がないみたいだし、攻撃も、防御魔法で防御されてる・・・」

 

アルフ「やっぱり、あの防御魔法をどうにかしないといけないね?けど、あたし達にはこれ以上強い魔法はないし、一体どうするのさ」

 

そう。なのは達には、収束魔法、そして収束砲撃以上の技はない。ならば、どうするか。だが、この場にはあの男がいる。

 

ギル「問題ない。我のマスターがなんとかするだろう。今、その瞬間を見逃す所だったがな?それに・・・どうやらようやく来た様だ」

 

ギルが後ろを見ると、刹那の使い魔達が集結していた。その光景を目にすると、突如として、闇の書が輝き出す。すると、闇の書の闇の一部が砕かれる。その光景になのは達は驚愕の表情になるが、ギルは面白い物を見るように、微笑んでいる。その場に現れたのは、はやてを連れたフェイトと、エクシアに似たガンダムを纏った人物達と男性と女性、そしてラグナだった。

 

なのは「フェイトちゃん!はやてちゃん!」

 

フェイト「なのは!みんな!無事!?」

 

アリサ「ふん!あたし達はどうって事ないわよ!」

 

すずか「はやてちゃん!無事だったんだね!よかった!」

 

はやて「うん!すずかちゃん、うちは大丈夫。刹那君、ロックオンさんもありがとうな?」

 

アリサ「・・・え?刹那、あんたなの?」

 

アリサは首を傾げる。それもそうだろう、先程、吸収されるまでエクシアを纏っていた刹那が、見知らぬデバイスを纏った状態で脱出してくる。それを見て、すぐに刹那だと見分ける事はできないだろう。

刹那はデバイスを一時的に解除して、姿を皆に見せる。

 

刹那「ああ」

 

すずか「ほ、本当に刹那君だ・・・エクシアは?」

 

刹那「俺の新たなデバイス、ダブルオーがエクシアの意志を継いだ。エクシアも当然はいるが、これからはダブルオーが相棒になるだけだ」

 

アリサ「そう。それとそこの人は誰よ?」

 

アリサはロックオンを指差して、問い掛ける。

 

ロックオン「おっと、すまねえ。自己紹介がまだだったな?俺はロックオン・ストラトス、刹那の仲間だ。まあ、お前達の仲間って認識で構わねえよ。

 

クロノ「刹那の・・・仲間、ですか?」

 

刹那「ああ。俺が信頼している仲間の1人だ。心配しなくても敵対するような事はない。」

 

刹那の話を聞き、アリサ達は納得したような顔をしている。すると、先程、現場に到着した刹那の使い魔達が駆け寄ってくる。

 

エス「マスター、突如、マスターの魔力反応が一時的に失われていました。何かあったのですか?」

 

刹那「闇の書に囚われていただけだ。外傷はない」

 

刹那がそう答えると、周辺の空気が下がったような感覚を感じる。それは、何故かレーヴァテインとアルマスの目からハイライトが消えていた。

 

アルマス「・・・要するに、マスターは捕まってたって事?」

 

刹那「そう言うことになる」

 

レーヴァテイン「そっか・・・私達の知らない間にそんな事があったんだ・・・・マスター、本当に良かった・・」

 

レーヴァテインとアルマスは、なぜか刹那に抱きつく。突然の行動に刹那は目を見開く。他の者も同じだ。すると、エスが闇の書に目を向ける。

 

エス「マスター、闇の書が変化を始めています」

 

エスの言葉に、刹那達は闇の書に視線を向けると、闇の書を覆う闇が、小さくなり、どこかロボットのような形になっていく。徐々に形取っていくその様子を見続けた刹那は何かを思い出したかのような表情になる。

 

刹那「・まさか・・・あれは・・!」

 

刹那はそのロボットに見覚えがあった。何故なら、そのロボットは刹那が駆逐したはずのMSの一つだった。

 

「ふふふふふ・・・・ふはははははは!!!!」

 

謎のロボットから、高笑いが聞こえる。どうやら中には人が入っているようだ。だが、恐らく、闇の書が作り出した人格だろう。

 

「私はこの世界に蘇った・・・!今この時を持って、この私・・・

 

 

 

 

 

アレハンドロ・コーナーが!!この世界の再生をするのだ!!」

 

 

 

ロボットの正体は、金色のMS、アルヴァアロンを操る。アレハンドロ・コーナーだった。

 

なのは「金色のロボット!?」

 

クロノ「刹那やロックオンさんの機体とは違うのか!?」

 

ロックオン「あいつが、親玉ってわけか」

 

アレハンドロ「ん?あれは・・・・!?ここにも貴様達が存在するのか!!ソレスタルビーイング!!」

 

クロノ「お前が、この事件の犯人なのか!?」

 

アレハンドロ「そうだ。私が闇の書を改変し、私の傷の治療と私のデバイス、アルヴァアロンの強化に必要な魔力を集めていたのだ!」

 

アレハンドロはライフルを構え、刹那達に向けて発砲する。刹那達は各々にばらけて回避する。

 

アレハンドロ「すでに充分な魔力を手に入れた!今、この時!この私・・アレハンドロ・コーナーが貴様達を新世界を導く為の糧としてやろう!!」

 

刹那「・・・見つけた」

 

ロックオン「・・・刹那?」

 

刹那はGNソードⅡを強く握りしめ、アレハンドロを睨み付ける。そして叫ぶ。

 

刹那「見つけたぞ・・・!!歪みを!!お前がその元凶だ!!!」

 

アレハンドロ「イオリア・シュヘンベルグの亡霊共がぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

両者は自身の得物を持ち駆け出す。いよいよ、この時間も佳境を迎えようとしていた。

 




ご愛読ありがとうございます。
どうでしたか?感想やコメントを待っております。


次回予告

真の元凶が姿を現し、最後の決戦を迎える刹那達。だが、アレハンドロは以前よりも性能が上がっており、刹那達は苦戦してしまう。だが、ダブルオーの人格となったエクシアのある形態により、形勢は逆転する。


次回 魔法少女リリカルなのは〜半壊の天使に惹かれる少女達

「セブンソード /G」

意思を継いだ新たな形態は、立ち塞がる運命を切り開く。

最新章で出す、ダブルオーの形態

  • ダブルオーライザーまで
  • ザンライザーまで
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