魔法少女リリカルなのは〜半壊の天使に惹かれる少女達   作:エム3

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はい。27話目です。
いよいよA’s編も大詰めです。あと2話ぐらいかなと思っています。
それでは・・・どうぞ!!


セブンソード/G

アレハンドロ・コーナーに向けて突撃する刹那に、ロックオンは少し呆れた様に声をあげる。だが、その表情は笑顔であった。

 

ロックオン「ったく、この馬鹿が!!おい!!刹那の使い魔とかいう奴らは一緒に刹那の援護にまわんぞ!他の奴らはここで待機だ!」

 

ロックオンは後ろにいる全員に指示を出す。だが、クロノはその指示に反論した。

 

クロノ「待ってくれ!僕達も管理局の人間だ!僕達だって戦える!あなたや刹那だけに、戦わせるわけには・・・!!」

 

ロックオン「あいつはお前達が束になっても勝てねぇよ!!それに、あいつの使っている武器は、細胞の再生の阻害って言う効力もあんだよ!!当たって腕や足が無くなったら最後!治すこともできねぇんだよ!!」

 

ロックオンの怒声で発せられた言葉に、クロノ達は驚愕する。そして、さらに追い討ちをかける様に言葉を続けるロックオン。

 

ロックオン「それに、もしあいつがGNフィールドを展開できんなら、対抗できるのは実体剣を持つ刹那だけだ!!俺達はただ指をくわえて見てることしかできねぇんだよ!」

 

なのは「え!?」

 

アリサ「それじゃあ私達は・・・!何の為に戦える力を持ってるわけ!?」

 

すずか「そうですよ!刹那君が渡してくれたガンダムで!私達は刹那君を助けるんです!!」

 

アリサとすずかの反論に、ロックオンは困惑の表情をする。だが、その2人の反論を冷たく突き放す言葉が投げ掛けられる。

 

ギル「自惚れるなよ。雑種風情が」

 

ギルの怒りの視線が2人に突き刺さる。

 

ギル「そこの男や、マスターに追いつけない貴様達がマスターを支えるだと?ふん、雑種以前の問題だな。貴様達は唯の阿呆だ」

 

アリサ「・・・っ!!あんたに何がわかるの!!刹那に助けてもらってから何も返せてない!!なら!今度は私たちが・・!!」

 

ギル「ふん、そこの愚か者達も、マスター以前に、今、ここに向かっているようだが、空を駆ける黒い奴にも勝てぬ貴様らが行っても、何もできぬぞ?それこそ、貴様達が死ぬぞ?」

 

すずか「け、けど!刹那君だけが戦う必要はないはずです!!」

 

アリサとすずかが反論した瞬間、彼女達の首に剣が置かれている。それは絶剣アルマス、黄昏剣、コマンド・ユグドラシル、刹那の使い魔、アルマスとラグナロク持っている得物だった。

 

アルマス「いい加減黙ってくれない?絶不愉快だから」

 

ユーノ「あ、アルマスさん?」

 

アルマス「マスターに助けられた、だから助けたい。その思いを否定するつもりはない。けど、ろくに戦えないあなた達がマスターのところへいってもギルガメッシュの言う通り唯の足手まといなのよ。」

 

ラグナロク「その通りね。あなた達は唯、マスターから受け取った力に酔ってるだけ。【自分も戦える力を持てた】って。けど、それだけよ。戦えるようになった。それだけの事。」

 

ロンギヌス「な、なのはさん達ならともかく、あ、あなた達はマスターの【邪魔】になるんです!」

 

レーヴァテインとティニを除く者達が、冷たく否定する。アリサ達は反論しようとするが、1人だけ悔しそうに唇を噛んでいた者がいた。それはフェイトだった。

 

フェイト「・・・アルマスさん達の言う通りだよ。私達はいつでも刹那の援護に行けるように待機してよう」

 

なのは「フェイトちゃん!!何言ってるの!?」

 

アリサ「フェイト!!あんた!!刹那の事が心配じゃないの!?」

 

フェイト「誰も心配してないなんて言ってない!!」

 

フェイトが否定する。それもかなりの大きな声で、アリサ達は押し黙ってしまう。

 

フェイト「・・・前に、レーヴァテインさんに言われたの。刹那の邪魔だけはするなって。今は刹那の邪魔になるから。私はいかない。」

 

レーヴァテイン「・・・ふーん、覚えてたんだ。」

 

フェイト「あの人は強い。刹那でも簡単には勝てないと思う。けど、私達が行っても何も変わらない。逆に、迷惑になる。あの金色のロボットが私達を狙ってくるから、刹那がうまく動けなくなっちゃう。」

 

ギル「ふん、愚か者達の集まりかと思っていたが、貴様は自身の身の程を弁えている様だな?」

 

ギルはフェイトを褒めている様に見える。だが、ギルの目はフェイトを睨んでいる。ギルの内心は少しもフェイトの事を認めてはいなかった。

 

フェイト「・・・レーヴァテインさん。」

 

レーヴァテイン「・・・何?」

 

フェイト「私は・・・いえ、私達は・・・どうすればいいですか?」

 

レーヴァテイン「何で私に聞くの・・?自分で考えればいいでしょ?面倒くさい」

 

フェイトはレーヴァテインにどうすればいいのかを頼る。だが、レーヴァテインは冷ややかな目を向けて、冷たく突き放す。

 

レーヴァテイン「アルマス、私はマスターの所に行くから。実体剣なら私の魔剣も大丈夫でしょ・・・?私の剣は、世界に破滅を齎す剣・・・GNフィールドとか知らないし・・・マスターの邪魔をするなら・・・全部壊す!!!!」

 

アルマス「え!?ちょっと!?レーヴァテイン!?」

 

レーヴァテインは魔剣を持ち、刹那の元へ駆け寄る。

 

アルマス「ああもう!!レーヴァテインは!!ロンギヌス!!ラグナロク!!私達も行くわよ!!沖田達はこの子達と一緒にいて!!あいつが狙わないって保証はないから!!ティニはアースラに連絡して!!あいつを倒しても闇の書を破壊しないといけないと思うから!!」

 

アルマス、ラグナロク、ロンギヌスも跡を追う様に、駆ける。するとその直後、置いて行かれたなのは達の後方に魔法陣が形成される。そして現れたのは、フラッグを纏ったグラハム。そして何故かはわからないが、シグナム達が現れたのだ。

 

 

はやて「シグナム!ヴィータ!シャマル!ザフィーラ!」

 

シグナム「主・・・我らヴォルケンリッターの騎士、今ここに集いました。」

 

はやて「無事でよかった・・!!ほんまに・・・!!」

 

クロノ「・・・グラハムさん。父さんが・・・生きてました・・!!」

 

クロノは初めてクライドを見ていた時、必死に涙を堪えていた。だが、涙が止まらず、グラハムへ涙を流しながらも笑う。グラハムもクロノに向かって微笑み返す。

 

グラハム「それは上々。だが、感動の再会は後だ。私は少年の手助けに馳せ参じた。フラッグの整備により遅れをとってしまったが、このグラハム・エーカー。フラッグファイターとしていざ!飛翔せん!」

 

クロノ「僕も行きます!例え足手纏いでも、僕は自分の意思でここにいる!戦う意思も!!刹那を守る事はできる!」

 

クロノとグラハム。2人の執務官がレーヴァテイン達と合流し、戦闘をしている刹那の元へ駆ける。その様子を見てギルは高らかに笑っていた。

 

ギル「ふはははは!!!あの男達は愚か者達と言うことか!!何と滑稽な事だ!!だが!!面白い!!それでこそ人間というもの!例え愚かと蔑まれようと!自身の意思を貫く愚直な姿!人間はこうも我を楽しませてくれる!!」

 

ギルは気分がいいのか、ずっと笑顔になっている。すると、なのは達の表情は何か決意を決めた様な目をしている。そしてギルを見つめていた。

 

なのは「・・・ギルガメッシュさん。私、決めました。」

 

ギル「なんだ?今の我は機嫌がいい。多少の無礼は許すぞ?」

 

なのは「私も刹那君のところに行きます!」

 

ギルはその言葉を聞き、笑うのを止め、なのはの目を直視する。

 

ギル「・・・ほう?貴様達、力無きものが、我のマスターの支えになると?」

 

なのは「・・・たしかに、私は力が足りないかもしれない。刹那君を・・・誰かを守る力なんてないです。でも、何もしないのは嫌なんです。あの時、刹那君が助けてくれて、会えなくなった時、すごい後悔したの。会えなくなってから凄く胸が痛かった・・・もうあんな後悔をしたくない・・・だから、私は行きます!今度は後悔しない為に!!」

 

フェイト「私も行きます。家族を救ってくれた刹那を守りたい。そんな身勝手な意思です。守る力がなくても、何もしないよりは絶対マシです。例え、レーヴァテインさんの忠告を無視するとしても、私達は行きます。」

 

なのはとフェイトの言葉にアリサ、すずか、カグラ 、セリカ、ユーノ、そして、はやてとシグナム達が全員頷く。どうやら、ここにいる全員の意思は同じらしい。その光景を見て、ギルは呆れた様にため息を吐き、沖田達は微笑んでいた。

 

沖田「いいじゃないですかぁ。ギルガメッシュ王。なのはさん達もこう言ってますし」

 

ギル「戯言も大概にしろ、病弱剣士・・・だが、確かに、行動を起こさぬ者達よりも、無謀と知りながらも行動を起こす者を我は好む。」

 

ギルは顎に手を置き、思考する。そして、全員の顔を見た後、もう一度大きなため息を吐き。

 

ギル「・・・貴様達がマスターの深淵を打ち破るか・・・試してみるのもまた一興か・・・。」

 

エス「では、なのはさん達もあの男の撃破に向かわせてもいいという事ですね?」

 

ギル「・・・良かろう。我が許可する、貴様達が参加する事で何か変わるとも思えんがな。だが、我らの足を引っ張るなよ?」

 

「「「はい!!!」」」

 

ギルの許可を得て、なのは達は声を揃えて返事をする。一方、刹那はアレハンドロとの戦闘を続けていた。時には撃ち合い、鍔迫り合いが行われ、一進一退の攻防が続いていた。ダブルオーのGNソードⅡ、アルヴァアロンのビームサーベルがぶつかり合い、プラズマが発生している。

 

刹那「貴様は、何が望みだ!?また、支配をしようというのか!?」

 

アレハンドロ「支配ではない!!イオリアの計画をこの私が引き継ぐ!!そしてこの世界の人間を正しく導くのだ!!」

 

刹那「それは貴様の思い上がりだ!!貴様の様な男の思い通りにはこの世界は動かない!!」

 

アレハンドロ「黙れ!イオリア・シュヘンベルグの亡霊が!!」

 

両機は一度距離を取り、お互いにライフルを撃ち合う。だが、アルヴァアロンはGNフィールドがあるために、ライフルではダメージを与えられない。刹那もダメージはないが、お互いに有効打を与えられずにいた。

 

刹那「・・・・GNフィールドがある以上、ライフルは効かない。やはり接近戦をやるしか・・・」

 

ラグナ「けどよ?あのフィールド?とかいうやつには実体剣じゃねぇと突破できねぇんだろ?その剣以外に実体剣はあんのか?」

 

刹那「いや、この剣以外はない・・・セブンソードがあれば・・・」

 

刹那はエクシアの武装であるセブンソードなら突破できると考えていた。だが、あの時よりアルヴァアロンの性能は格段に上がっている。恐らくエクシアでは倒せないと刹那は考えていた。

 

ダブルオー「・・・マスター、少しの間、時間を稼いでくれませんか?」

 

刹那「・・・?何か考えがあるのか?ダブルオー?」

 

ダブルオー「時間は掛かりますけど、エクシアのセブンソードをダブルオー用に変えます。なので時間を稼いでください」

 

刹那「了解。」

 

アレハンドロ「どうした!?オリジナルの太陽炉を積んだガンダムもこの程度か!?」

 

ダブルオーとの念話が終了した直後、苛立った様な声でアレハンドロが刹那に向けて挑発する。刹那も何か言い返そうとしたが、その時、アルヴァアロンに向けて桃色の弾丸が向かっていく。だが、それもGNフィールドによってかき消されてしまう。撃ち込まれた方向を見ると、デュナメスを纏ったロックオンがライフルを構えていた。

 

ロックオン「刹那の方だけ見てんなよ。ガンダムは一機だけじゃあねぇんだぜ?」

 

刹那「ロックオン!」

 

アレハンドロ「忌々しいガンダム共g・・・「ウオオオオオ!何!?」

 

アレハンドロがロックオンに目を向けた瞬間、デュナメスの後ろから凄まじいスピードでサーベルを構えたフラッグが飛翔してくる。一瞬動きが止まったアルヴァアロンだったが、すぐさまサーベルを構え、攻撃を受け止める。すぐさま、フラッグは後ろへ下がり、ダブルオーの隣へと静止する。

 

グラハム「少年ともあろう者が、随分と苦戦している様だな?」

 

刹那「・・グラハム、フラッグの整備が終わったのか?」

 

グラハム「遅れた事には謝罪しよう。だが、ここからはこのグラハム・エーカーも戦場に参加させてもらう!」

 

アレハンドロ「ユニオンのパイロットと、ソレスタルビーイングが共闘だと!?フラッグのパイロット!!貴様はソレスタルビーイングの敵ではないのか!?」

 

グラハム「確かに私はソレスタルビーイングの行動には許す気はない。だが、それは【ソレスタルビーイングという組織に対して】だ。少年と少年の仲間には、復讐心などもはや不要なのだ!今!私が少年達に感じているのは!ガンダム・・・いや!少年達を超えたいという!己の意志のみ!!」

 

刹那「・・・グラハム・エーカー・・・」

 

グラハムの生きる意志。部下の敵討ちから、自分の生きる意志を持った1人の男に、刹那は何かを感じ取る。すると、何か背後に気配を感じた刹那は振り返る。そこにいたのは、遅れながらも合流を果たした。クロノの姿。

 

刹那「クロノ・・・」

 

クロノ「刹那、僕も一緒に戦う。」

 

刹那「危険だ。例えクロノでもそれは聞けない」

 

クロノ「勘違いしないでほしい。僕は管理局としてここにいるわけじゃない。僕は【クロノ・ハラオウン】としてここにいる。親友の君だけを戦わせるわけにはいかない・・・だから、僕の背中を刹那に預ける。刹那の背中は僕が守る」

 

刹那「・・・クロノ・・・」

 

ロックオン「ヒュウ♪見せつけてくれるねぇ。男の友情ってやつか?」

 

ロックオンは2人光景を見て、茶化す様な言葉を投げかける。すると刹那は、クロノの目を見た後、アルヴァアロンの方へ再び視線を移す。

 

刹那「・・・背中は任せる。クロノ」

 

クロノ「・・・!!ああ!!任せてくれ!!刹那!!」

 

ロックオン「ハロ、俺達はバックアップだ。回避運動は任せるぜ!相棒!」

 

ハロ「リョウカイ!!リョウカイ!!」

 

グラハム「グラハム・エーカー!参る!!」

 

刹那とグラハムが自身の得物を持ち、アルヴァアロンへ駆ける。クロノとロックオンはライフルとデバイスでの後方支援に回る。引き金を引き、撃ち出される弾丸と魔法。刹那とグラハムは接近戦を仕掛けるが、アルヴァアロンに回避されてしまう。

 

アレハンドロ「どれほどの数がきたところでこのアルヴァアロンは倒せはしない!!ファング!!」

 

アルヴァアロンから金色のファングが刹那達に向かってくる。アルヴァアロンは闇の書の闇の力を得ており、アルヴァトーレに付属していた武装を全て使用できるのである。

 

グラハム「その様な兵器で、このグラハム・エーカーを落とせるか!」

 

刹那「あの時から動きは変わっていない・・・なら!!」

 

グラハムと刹那、2人はファングの攻撃を掻い潜り、アルヴァアロンに接近する。ファングは2人を追い続けるが、突如として、桃色と水色の光がファングに向かって行き、ぶつかった瞬間、ファングは爆発する。それはクロノの魔法とロックオンが狙撃をしたのだ。

 

ロックオン「その武装、こっちは見飽きたんだよ!!」

 

クロノ「刹那!グラハムさん!」

 

グラハム「少年!!」

 

刹那「わかっている。」

 

グラハムはソニックブレイドを、刹那はGNソードⅡを振るい、アルヴァアロンへ攻撃を仕掛ける。アルヴァアロンはGNフィールドを展開し攻撃を防ぐが、勢いを殺しきれなかったのか、後ろへ大きく後退した。

 

刹那「・・・これでも・・・ダメなのか?」

 

ロックオン「ヴァーチェ以上の粒子量ってわけか。そりゃあ、GNフィールドの強度も硬ぇわな。んで?どうする?」

 

クロノ「確か、刹那の実体剣なら、あのフィールドを突破できるんでしたよね?」

 

ロックオン「あと他に手があるとすりゃ、あの粒子量を超える攻撃を通す事だな。だが、そんなもんトランザムを使ったヴァーチェ以上の火力が必要になる。そんなもんあるわけねぇだろうからな」

 

クロノ「・・・いえ、もしかしたらあるかもしれません」

 

ロックオンの言葉を受けたあと、クロノは何かその考えを否定した。

 

刹那「・・・何か手があるのか?クロノ?」

 

クロノ「アースラにアルカンシェルという兵器がある。威力が絶大な分魔力を必要とするが、アースラの持つ最大火力だ。だけど、地球に向かって撃ってしまうと・・・」

 

刹那「アルカンシェルの威力に地球が耐えきれなくなる」

 

ロックオン「下手をすれば、地球ごと俺達は粉微塵・・・ってか?」

 

刹那とロックオンの言葉にクロノは黙って頷く。そうするとアルカンシェルの使用という方法は使えないかに見えた。だが、その直後、レーヴァテイン達となのは達が合流する。

 

レーヴァテイン「・・・あなた達・・なんできたの?」

 

ギル「戯言はよせ。破滅姫よ。この愚者達は我の許可を得て此処にいる。」

 

レーヴァテイン「まあ、あなた達が居たところで何か変わるとは思えないけど・・・」

 

ラグナロク「それより、マスター。あの男を倒す。状況を」

 

刹那「簡潔に説明する。俺とロックオン、クロノとグラハムの4人では致命傷は与えられなかった」

 

ロンギヌス 「マスターさん達のデバイスの武装も効かなかったのですか?」

 

ラグナロクは相変わらずのコマンドキラーズ、だが、ロンギヌスはブラックキラーズの禍々しい黒の服装ではなく、純白で、神々しい服装をした姿になっていた。

 

ロンギヌス ・聖鎖、ガブリエル。それが今のロンギヌスの姿だった。

 

刹那「・・・ああ。だが、ロールアウト間近の形態を使ってみようと思う。それが有効打にならなければ他の方法を試すしかない。クロノのアルカンシェルという兵器はかなり有効だと思ったのだが」

 

フェイト「使えないの?もしかして・・・故障・・とか?」

 

ロックオン「いや、地球に向かって発射して、もし当たらなかったら、地球に尋常じゃねぇ被害がでちまうんだと。だから無闇に撃つ事が出来ないみてぇだ。」

 

ロックオンは頭をかきながら説明をする。すると、なのは達は何やらヒソヒソと会話をしていた。だが、とうとう我慢出来なかったアレハンドロは怒りの声を上げる。

 

アレハンドロ「貴様ら!!この私を無視し挙句には本人の目の前で対抗策を練るなど!貴様らは私をなめているのか!?」

 

ダブルオー「マスター、新形態、完成しました」

 

刹那「・・・了解、ダブルオー、モードチェンジだ」

 

ダブルオー「mode、change。モード、7SG。complete」

 

瞬間、ダブルオーの体が光り輝く。一瞬の光だったが、光が収まると、ダブルオー以外の全員は驚愕した。ダブルオーの体が大きく変化していたのだ。GNソードⅡは腰にかけてあり、手に持っているのは大型のライフル。そして足には新たな実体剣の一つ。GNカタール。そして最大の特徴はダブルオーのバックパックに、ついている大剣だ。カグラのものとは大きく異なり、白と蒼でカラーリングされたGNバスターソードⅡ。それが新たにダブルオーに、搭載されていた。

 

ダブルオー「これが!ダブルオーガンダム7S/Gです!!」

 

刹那「セブンソード・・・エクシア を受け継いだ。新しいダブルオー・・・」

 

相棒から新たな相棒に受け継がれる力。新たなダブルオー。その瞬間に刹那は感動した。ガンダム馬鹿と、言われる所以は此処だろう。

 

刹那「・・・ダブルオーガンダムセブンソード。先行して敵機を叩く!」

 

グラハム「私も共に舞うぞ!少年!!」

 

なのは「私たちも行こう!!みんなで終わらせるの!!」

 

クロノ「今、艦長からの連絡があった!アルカンシェル発射完了までの間!僕たちは時間稼ぎ、及び防御魔法の破壊を行う!!」

 

ロックオン「しょうがねぇな・・・ハロ!こっからは狙い撃たねぇ・・・圧倒させてもらうぜ!!」

 

ハロ「GNアームズ展開!GNアームズ展開!」

 

リィンフォース「主、我らも・・・」

 

はやて「うん。行こう、リィンフォース!みんなと一緒に・・・!うちらの未来を掴むんや!」

 

リィンフォース はやて

 

「「ユニゾン、イン!!!」」

 

管理局全員が自身の持つ力を最大限に使ってアルヴァトーレに向かっていく。これより始まるのは最終決戦。

 

アレハンドロ「亡霊と餓鬼の集団に何ができる!?貴様達はアレハンドロ・コーナーの新世界創生の礎としてくれる!!」

 

アレハンドロは自身の持つライフルを乱射し、攻撃を開始するが、全員に向かっていく弾丸を回避していく。

 

アレハンドロ「ええい!ちょこまかと!!」

 

忌々しく声を上げるアレハンドロはバックパックを動かし、アルヴァアロンの武装、アルヴァアロンキャノンの発射準備にはいるが、突如として、バックパックのバインダーが切り落とされる。切り落としたのは、刹那の使い魔達、キル姫達がバインダーを、ギル以外の全員が切り落とした。

 

レーヴァテイン「実体剣しか効かないなら、私達の武装は全部実体剣だし・・・」

 

アルマス「あんたみたいなのが作る世界なんて、私達は絶対御免。絶拒否」

 

ラグナロク「貴様のような男の方が存在しない方がいい。終焉を迎えるのは貴様だ。キザ男」

 

ロンギヌス 「マスターに害を齎す貴方に・・・私から終焉と絶望を刻んであげます」

 

エス「皆さんに敵機のウィークポイントの位置を送っていてよかったです」

 

沖田「私や、私オルタの刀も実体剣です!!」

 

魔神「だが、オルトリンデの槍は実体剣と言えるのか?」

 

リンデ「いえ、なので、ギルガメッシュさんに槍をお借りしました。これなら、突破できるとギルガメッシュさんが・・・」

 

アレハンドロ「人間のなり損ないどもがぁ・・・!!!!」

 

アレハンドロの忌々しげな声を上げる。だが、その言葉に反応したものがいる。それは彼のマスターの刹那だった。刹那は新たに実体剣、GNカタールを両手に持ち、アレハンドロに向かっていく。咄嗟の出来事にアレハンドロはGNフィールドを展開するが、フィールドを貫通し、アルヴァアロンにダメージを与える。すると、GNフィールドが消え、展開不能になる。

 

刹那「・・・みんなは俺達と同じ人間だ。」

 

アレハンドロ「ええい!!GNフィールドが無くなろうと!貴様達ではこのアルヴァアロンには勝てん!それに!GNフィールド以上の防御魔法がかかっている!まともな攻撃が通るのはガンダムのみ!!」

 

刹那「それは違う。なのは達は成長を続けている。今のお前では俺達には勝てない。」

 

アレハンドロ「舐めるなぁ!!!!!!」

 

アレハンドロは刹那に向かい、ビームサーベルを振り下ろすが、アルヴァアロンの動きが急に停止する。それは、なのは達と一緒に現場に来ていた、ユーノ、アルフ、そしてザフィーラ、シャマルのバインドだった。

 

ユーノ「悪いけど!刹那は絶対にやらせない!!」

 

アルフ「あいつの動きは私たちが止める!!」

 

ザフィーラ「主達は、攻撃に専念を!」

 

シャマル「行って!!はやてちゃん達!」

 

アレハンドロ「情報体と獣までも邪魔をするか!!!」

 

アレハンドロは体を動かし、3人のバインドを破壊していく。だが、ロックオンがGNアームズtype.dの兵装、GNミサイルを最低限使用し、アルヴァアロンの、右腕を破壊する。

 

ロックオン「GNアームズでも、これくらいの狙撃はできねぇとな!!今だ!嬢ちゃん達!!」

 

ロックオンの呼びかけになのは達は頷く。

 

なのは「みんな!!いくよ!!」

 

フェイト「これが・・・私達の!!」

 

はやて「みんなの絆の力や!!」

 

アリシア「母さんの作ってくれたアストレアの力・・・見せてあげる!!」

 

アリサ「すずか!!合わせるわよ!!」

 

すずか「うん!アリサちゃん!セリカちゃんも!」

 

セリカ「私だって!回復だけじゃないよ!行こう!ミネルヴァ!」

 

カグラ「おうさ!行くぜ!!クロノ!!」

 

クロノ「ああ!!これで・・!!過去の因縁に決着をつける!!」

 

なのは達は自身の持つ最大火力の技を構える。アルヴァアロンは撤退しようと、もがくがユーノ達のバインドによって、身動きができずにいた。そして。

 

なのは「スターライト・・・!!」

 

フェイト「スラッシュザンバー・・!!」

 

はやて「ラグナロク・・!!!」

 

アリシア「GNランチャー!射撃準備!完了!!」

 

アリサ「行くわよ!GNハンドミサイルユニット!」

 

すずか「GNバズーカ・・!!フルチャージ・・!!」

 

セリカ「サーブル・アングレイス!!」

 

カグラ「これが・・!!黒龍の一撃だ・・・!!」

 

クロノ「ブレイズカノン・・・!!」

 

これが魔導師達の絆。困難を乗り越え、敵同士だった者たちが分かり合い、紡いできた対話の力。

 

なのは フェイト はやて

 

「「「ブレイカァァァァァーッ!!!!!」」」

 

アリシア すずか はやて セリカ カグラ クロノ

 

「「「「行っけぇぇぇーーーーっ!!!!!」」」」

 

全員の最大火力が撃ち出される。全ての一撃は混じり合い、一つの光となって、アレハンドロに向かっていく。眩い光が奴を包み込み、ダメージを与えていく。

 

アレハンドロ「ウォォォォォ!!こ・・・こんなことで・・!私は終わらない・・・!!終わってはならないのだぁぁぁぁぁ!!!」

 

だが、アレハンドロは諦めが悪い。自身が新たに周囲に砲塔を顕現させ、手当たり次第に攻撃を開始していく。だが、刹那とロックオンは、なのは達に向かう弾丸を切り裂き、防ぎ続けていく。だが、突如として異変は起こる。突如として、ダブルオーの警報が鳴り出した。

 

刹那「なんだ!?ダブルオー!?」

 

ダブルオー「まずいです!マスター!地上に生体反応です!!」

 

刹那が目を向けると、そこには複数の子供いた。よく見るとそれは刹那を虐めていた男やクラスメイトの生徒達が固まっていた。突如として訪れる命の危機の恐怖。先生もついているようだが、彼らは恐怖で動けずにいた。すると、アレハンドロもそこに視線を向けている。

 

アレハンドロ「ふはは・・!私はまだ戦える・・!!あの餓鬼どもを殺そうとすれば・・!あの女達は守ろうと動くはず・・!!」

 

アレハンドロの生み出した砲塔は、彼らに向かって発砲する。なのは達も最初は疑問に思っていたのだが、飛翔した方向を見ると、顔を青ざめている。

 

ロックオン「野郎!!子供達を狙ったのか!!」

 

クロノ「あんな所に民間人が!?」

 

刹那「・・・っ!!トランザム!!!!」

 

刹那はトランザムシステムを作動させ、子供達の場所へ向かう。そして、グラハムとすれ違う時、刹那はグラハムに向かってある物を投げる。すると、グラハムは受け取った物を見ると、何か察したように、刹那に向かって頷く。刹那は目で確認すると、クラスメイトの元へ全速で向かっていく。弾丸がクラスメイト達に当たる瞬間、弾丸とクラスメイトの間に入り、その瞬間爆発する。弾丸はクラスメイト達には当たらなかった。だが、ダブルオーのヘッドパーツに直撃する。防御魔法を展開させていた為、ダメージは少ないが、左のメインカメラが壊れていく。すると、刹那の素顔が少し晒されてしまったのだ。

 

刹那「・・・っ!!メインカメラが・・・!!」

 

「は・・?お前・・・刹那・F・セイエイ・・・か?」

 

刹那「・・・無事のようだな・・エス!転移魔法を!彼らを安全な地帯に運べ!!」

 

エス「・・・了解しました」

 

「ちょっと待てよ!!お前!!このヤバイ状況!作り出したのお前なのかよ!?」

 

刹那「・・・死にたくなければ逃げろ。死にたくはないだろう?」

 

「・・・ちっ!!疫病神で死神かよ!!」

 

エス「・・・このまま貴方達も死にますか?」

 

「・・・っ・・い、いや・・死にたくは・・・ない!」

 

エス「なら、もう喋らないことですね。私達のマスターを侮辱しないことです」

 

エスは彼らを連れ、一時離脱する。刹那とダブルオーは戦場に戻ろうとするが、突如として、ツインドライヴの出力が落ちる。

 

ダブルオー「ツインドライヴの出力低下!トランザムを使ったことが原因かと!!」

 

刹那「・・ダブルオー、単体の太陽炉なら稼働するのか?」

 

ダブルオー「え?あ、はい。可能ですが・・・」

 

ラグナ「そうか!エクシアなら動かせんのか!!」

 

ラグナの言葉に頷き、刹那はエクシアを纏う。そして、戦場に向かうと、何故かアルヴァアロンの姿は無く、なのは達は上空を見上げていた。

 

刹那「みんな・・・奴はどこだ?」

 

クロノ「今、母さん達から連絡があった。アルカンシェルの発射準備が完了したと。今は母さん達からの通信を待っているんだが・・・」

 

刹那「だが、アルカンシェルは地上に向けては撃たないはず・・」

 

グラハム「少女達の提案でな。衛星軌道上なら、アルカンシェルの発射の妨げになるものはない。今回は彼女達の意見に助けられたと言うことだ。それに・・少年から受け取った、これも役に立った」

 

グラハムは手に持った、GNソードに視線を向ける。フラッグには実体剣が装備されていないので、刹那はグラハムに手渡していた物だ。

どうやら奴を転移魔法で、宇宙空間へと飛ばしたらしい。たしかに宇宙空間ならば被害を受けそうなものもなく、遮蔽物もない。何もなければ当たるはずだ。そう、奴がMSでなければ。すると、リンディからの通信が入る。

 

エイミィ「こちらアースラ!!アルカンシェルは彼には効果がないみたい!敵は地上に向けて進行中!!」

 

「「「「「「え!?」」」」」

 

リンディ「もう一度、アルカンシェルの準備をする時間はないわ!!」

 

クロノ「・・・っ!!なら、どうすればいいんだ!?」

 

クロノは唇を噛み、そう告げる。奴がいる場所は宇宙空間。この場にいる殆どの人が宇宙空間には行けず、かつ有効打を与えられない。うつてなし。そうなるはずだった。だが。

 

刹那「・・・ロックオン、やれるか?」

 

ロックオン「お?やるか?距離的には外しはしないぜ?」

 

刹那「了解。軸線状の雲は俺が切り裂く。ロックオンはいつも通りで行くぞ」

 

刹那とロックオンが何か打ち合わせをしている。

 

クライド「刹那君、何か手があるのかい?」

 

刹那「奴のGNフィールドは消滅した。二度と展開はできない。防御魔法がかけられてはあるが、ガンダムの兵装ならダメージを与えられる。宇宙空間に向かう必要もない。」

 

ロックオン「なら、こっから狙い撃てばいい。」

 

グラハム「もしや!?ここから宇宙空間にいる敵機を狙撃しようというのか!?」

 

アルフ「そ、そんなの無理に決まってるじゃないか!!こっからあいつの所まで!どんだけ離れてると思ってるんだい!?」

 

刹那「・・・リンディ、奴の位置座標を送ってくれ」

 

リンディ「エイミィ!!刹那君に敵の位置情報を送って!!」

 

リンディ「りょ、了解です!!」

 

刹那「創造、超長距離狙撃ライフル!!」

 

刹那が作り出したのは、かつてロックオンが、地上から宇宙ステーションに向けて、狙撃を行う時使用した超長距離狙撃ライフルだ。ロックオンはGNアームズを解除し、デュナメスの状態に戻り、ライフルを握る。

 

ロックオン「おっし、何も違和感がねぇ。予定通り、俺達はいつも通りのやり方でやるだけだ。軸線状の雲を切れ!刹那!!」

 

刹那「・・・了解」

 

刹那は送られてきた情報を元に、アレハンドロが降下してきている位置に存在する雲に向かっていく。そして。

 

刹那「ハァァァッ!!!!!」

 

刹那はGNソードを振るい、雲を切り裂く。すると、空を覆っていた雲が切り裂かれる。何も遮るものが無くなり、スナイパーとしての絶好の環境。敵機は目視はおろか、スコープを覗いたところで何も確認はできない。だが、ロックオンにとっては充分、いや、ほぼ最高の状態だった。

 

刹那「ロックオン!!」

 

ロックオン「これで終わらせる・・・!!」

 

ハロ「チャージカンリョウ!!チャージカンリョウ!!」

 

ハロの言葉の通り、狙撃の準備が完了する。それは、この事件の終わりを告げる最後の言葉。

 

 

 

 

 

 

 

 

ロックオン「その名の通り・・・・・・

 

 

 

狙い撃つぜぇぇぇぇぇぇーーーーっ!!!!!!!!!」

 

 

 

 

引き金が引かれ、大きな桃色の閃光が宇宙に向かって撃ち出される。ただ真っ直ぐ飛翔する一筋の光は新たな未来への架け橋の如く。そして、アースラのカメラには映し出されていた。金色のモビルスーツの体に、風穴が開き、爆発する瞬間を。

 

 

刹那「セカンドミッション・・・・・」

 

 

ロックオン「終了だな・・・・・」

 

刹那はロックオンに向けて、拳を突き出す。すると、ロックオンは何か分からず首を傾げるが、何かわかると、驚愕の表情をするが、すぐに微笑み、刹那の拳に向けて、己の右手を突き出し、拳をぶつける。

これがソレスタルビーイング。

 

 

 

 

刹那「そうだ・・・・俺達が・・・」

 

 

 

 

ロックオン「ガンダムマイスターだ・・ってね。」

 

 

 

 

 




ご愛読ありがとうございます。
どうでしたか?こんな終わりでよかったですか?
さて、A's編が終わり次第、空白期を入れ、reflection、及び、detonation編へと向かっていきます。使い魔は・・・増やしていきたいかなと。これ以上増やしたら訳が分からなくなるかなと思ってもいます。皆さんからも意見も募集しています。気軽にコメントをお願いします。


次回予告

アルヴァアロンを撃破した刹那。だが、闇の書の闇はリィンフォースの体を蝕んでいき、彼女は自身の消滅を希望する。だが、彼らは・・・いや、彼は諦めてはいなかった。


次回

魔法少女リリカルなのは〜半壊の天使に惹かれる少女達

「Aim at the heart」


「お前を俺の女にする・・・!!!嫌とは・・・言わせねぇ!!!!」

最新章で出す、ダブルオーの形態

  • ダブルオーライザーまで
  • ザンライザーまで
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