魔法少女リリカルなのは〜半壊の天使に惹かれる少女達   作:エム3

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33話目です。
温泉編後編となります。



Lively night

場所は変わり、男湯。ロックオン、ハロ、グラハム、士郎、恭弥、デビット、クロノ、ユーノ、カグラ、ザフィーラのメンバーは刹那達と同じく、露天風呂に入っていた。

 

ロックオン「ふぅー、あったけぇな。初めて温泉に入ったが、こりゃあなかなかいいな。なあ?ハロ?」

 

ハロ「アッタカイ!アッタカイ!」

 

ユーノ「ろ、ロックオンさん。ハロを温泉に入れていいんですか?機械なんですよね?」

 

ロックオン「まあ、ハロには防水加工もあるし、一応魔法で浸水はしないようにしてあるからな。大丈夫だろ。」

 

クロノ「にしても、片言とはいえパートナーの言葉を理解し、狙撃のサポートをするデバイス・・・やっぱり、僕達の世界と、ロックオンさんの世界には技術的に差があるみたいだ」

 

ロックオン「そりゃあ、俺達もそうだ。こっちにはそもそもデバイスなんて存在しないぜ。あるのは、人殺しの兵器だけだ。こっちの方が何倍もマシだぜ。」

 

ロックオンはどこか懐かしむように、夜空に浮かぶ月を見ながら、呟いた。

 

士郎「・・・やっぱり、ロックオン君達には、こんな時間はなかったのかい?」

 

ロックオン「んや、俺達にはなかったが、Ms.スメラギ・・・ガンダム マイスターじゃない女のクルー達には休暇でビーチで遊んだりしてたさ。俺は・・・まあ、家族の墓参りをしてたな。」

 

士郎「・・っ!・・す、すまない」

 

ロックオン「たはは、気にすんなよ。俺達の世界で、家族がいない奴らはごまんといるぜ?俺を除いてもな?刹那を見てきたあんた達ならわかるだろ?」

 

刹那の異様な雰囲気。まるで、歳に合っていない大人の雰囲気を持つそれは、ここにいる全員が分かっていた。そして、彼が話してくれたからこそ、それを理解できていた。だが、それはあまりにも悲惨で・・見ていられない物だった。

 

ロックオン「まあ、あんた達が刹那の事をどう思ってるのか・・・それはわからねぇ。けどな・・・頼む。刹那と・・・仲良くしてやってくれ。あいつは・・・変わろうとしてる。嬢ちゃん達のお陰で、いい方向に。だから、あんた達にも頼む。俺と一緒に・・・刹那を支えてくれ。」

 

ロックオンは頭を少し下げ、士郎達に懇願する。クロノとユーノ、そしてカグラは顔を見合わせて、頷き、ロックオンに言葉を掛ける。

 

ユーノ「当たり前ですよ。僕にとって刹那は、親友なんです。刹那がどう思っているかはわからないですけど・・刹那は大切な友達です。任せてください。ロックオンさん。」

 

クロノ「僕もだ。彼にはちゃんと幸せになってもらう。その為に、僕は何でもするさ。仲間として、友として。」

 

カグラ「俺もそれに乗った。刹那は今まで、辛すぎる道を歩んで来てるんだ。俺達が少しでもあいつを幸せにする。俺達の普通を。刹那にとっての普通にしてやるさ」

 

3人の言葉に、ロックオンは微笑む。

 

ロックオン「あいつは、いい奴を友達にしたんだな。他の奴はどうだ?」

 

恭弥「俺もいいと思う。あいつにはなのはを助けてもらった借りもある。それに、俺個人として、幸せにしたい。」

 

士郎「私も賛成だ。私も、刹那君やロックオンさんと同じ人を殺してきた。だけど、桃子と出会い、恭弥、美由紀、なのは。大切な家族と一緒に幸せな時間を暮らしている。なら、刹那君も同じようにできるはずだ。その為に、私も協力しよう。」

 

ザフィーラ「俺も、刹那には迷惑をかけてしまった。許されることではないが、せめて罪滅ぼしをさせてほしい。」

 

グラハム「愚問だ。少年や、ソレスタルビーイングとの因縁は断ち切った。今は彼の友、いや、仲間として彼の為の行動をしたい。」

 

全員の意思を聞き、ロックオンはもう一度微笑んだ。刹那達が温泉を堪能している中、男湯では新たな絆が結ばれていた。

 

温泉から上がり、部屋に戻った刹那達は、浴衣に着替え、食事の時間までのんびりとした時間を過ごしていた。それは、刹那も例外ではなく、今は。

 

刹那「・・・美味い・・」

 

ヴィータ「だろ!風呂上がりのアイスはギガ美味いんだ!」

 

ヴィータに誘われ、一緒にアイスを食べている。これから、食事もあるはずだが、折角の誘いなので、刹那は了承した。他のみんなも、牛乳を飲んだり、酒を飲んだりと色々だ。ちなみにロックオンはリィンフォースにお酌してもらいながら、グラハムとの酒を嗜んでいる。

 

ロックオン「まさか、お前さんと酒を交わすことになるとはな」

 

グラハム「人生とはわからぬ物だ。君達と手を取り合い、共に戦える事が来るとは思ってもいなかった。だが、だからこそなのだろう。」

 

ロックオン「だな。改めて、ロックオン・ストラトスだ。今までは敵としてだったけどよ。今度からは仲間として、宜しく頼むぜ。黒いフラッグのパイロットさん。」

 

グラハム「グラハム・エーカーだ。あの時のガンダムのパイロットに会えて恐悦至極。貴殿の狙撃の腕は期待させてもらうぞ。ストラトスよ」

 

ロックオンとグラハムはコップを持ち、カランと鳴らす。ソレスタルビーイングとユニオンは敵同士。だが、今は手を取り合い、同じ仲間として戦っている。わかり合う事ができた証拠だった。二人の様子を見て、リィンフォースは微笑み、自分も酒を嗜んでいる。その様子を刹那は見ていた。すると、刹那に近づく人物がいる。それはザフィーラだった。

 

ザフィーラ「セイエイ、少しいいだろうか?」

 

刹那「・・・?」

 

ザフィーラは刹那の隣に腰を下ろす。

 

刹那「・・・どうしたんだ?」

 

ザフィーラ「いや・・・改めて謝罪をさせてくれ。セイエイ、お前の過去を知らず、俺は純粋にセイエイとの戦闘を楽しんでいた。それがお前が一番嫌う事だとは知らずに。俺のせいでセイエイには辛い思いをさせた。すまない」

 

ザフィーラは刹那に向けて頭を下げる。

 

刹那「・・・別に気にするな。これは俺の問題だ。お前のせいではない。」

 

ザフィーラ「・・・セイエイ・・・」

 

刹那「もし、それでもお前の気が済まないのならば、一つだけ、頼みがある。」

 

刹那の言葉に、ザフィーラは首を傾げる。だが、刹那の次の言葉に驚愕の表情になった。

 

刹那「ザフィーラ、改めて、俺の友人になってくれ。」

 

ザフィーラ「・・・それで・・・セイエイはいいのか?」

 

刹那「ああ。」

 

ザフィーラ「・・・・わかった。私は、セイエイ、お前の友人となろう」

 

刹那「なら、俺のことは刹那で構わない。友達になるには、名前を呼ぶという事がいいらしいからな」

 

ザフィーラ「刹那・・これでいいのか?」

 

刹那「ああ。」

 

ザフィーラと刹那、二人はお互いに握手をして絆を結び、わかり合う事ができた。その様子を、他の守護騎士や、主人であるはやては見守り、微笑んでいた。

 

しばらくすると、士郎達に呼ばれ、刹那達は部屋を移動する。移動した部屋には豪勢な食事が用意されていた。その光景になのは達は目を輝かせ、刹那とロックオンは驚愕する。

 

刹那「これは・・・!」

 

ロックオン「すげーな・・・」

 

なのは「わぁ〜♪美味しそうなの!」

 

デビット「今日の食事は、私が用意させた物だ。たくさん食べてくれ。好きな場所で食べてもらって構わない」

 

アリサ「パパったら、張り切っちゃって・・・」

 

刹那「ロックオン、俺は離れて食事を取る。ロックオンはリィンフォースと一緒にいろ」

 

ロックオン「いいのか?刹那一人になっちまうぜ?」

 

刹那「構わない」

 

刹那は一言そう言い、空いている席に座る。すると、なのは達の目が光り、集合する。はやてに連れられ、守護騎士達も同行する。もちろん、男性陣は除外して、女性陣だけが集まっている。その光景に、父親達は驚愕し、刹那は一度視線を向け、そして外す。

しかし、女性陣といっても、刹那の使い魔達は既に集まって席を取っており、母親達は娘達の様子を微笑ましく見ていた。

アリサ「みんな・・・わかってるわよね?」

 

すずか「うん・・・わかってるよ。アリサちゃん」

 

セリカ「誰が刹那君の隣に座るのか・・」

 

はやて「勝負するんやね・・!」

 

アリシア「いくら、フェイトでも刹那君の隣は渡さないよ・・!」

 

フェイト「私だって、姉さんにもみんなにも負けないよ・・!」

 

なのは「私だって負けないの・・!」

 

ヴィータ「そんなに刹那の隣がいいのか?アタシにはわからないんだが・・?」

 

シグナム「そうは言ってるが、ヴィータは先程、刹那とアイスを食べていたではないか。食事でも刹那の隣にいたいのではないのか?」

 

ヴィータ「な、何言ってんだよ!べ、別に、刹那の・・・隣・・・なんて・・・//」

 

シャマル「ヴィータちゃん、ほっぺを赤くして否定しても説得力がないわよ?」

 

勝負に燃える少女達。空気を読み、流れに乗る者達もいるが、愛する者の隣を決める為の戦いが今、幕を開けた・・・といっても。

 

 

「「「「「ジャーンケーン!ポン!!」」」」」

 

ただのじゃんけん大会なのだが。だが、彼女達の熱意が闘志が伝わってくる。だが、一人だけ気付かない者もいる。読者の皆様は察しがついているはずだ。そう、我らが主人公。刹那だ。

 

刹那「・・・ただの食事の時間に何をしているんだ・・?」

 

ダブルオー「まあ・・・マスターならそう反応しますよね・・・」

 

ラグナ「小説読んでる意味ねぇじゃねぇか。つーか、マスターの隣の席に座りたいんだろ?」

 

刹那「・・・そうなのか?」

 

刹那の問いにラグナとダブルオーはため息をつく。すると、なのは達の方から歓声が上がり、視線を向けると、喜んでいる二人と、明らかに落ち込んでいるその他のメンツ。どうやら、勝者は決まったようだ。勝ち取った二人は刹那の隣に座る。その二人とは。

 

刹那「・・・アリサとすずかか。」

 

アリサ「ええ!勝ち取ったわよ!刹那の隣!」

 

すずか「あ、あはは汗勝っちゃった・・・でも、嬉しいな//」

 

アリサとすずかの二人だった。アリサはガッツポーズを取り、刹那に向かって微笑む。すずかは苦笑しながらも、頬を赤らめて、刹那の隣になれたことを喜んでいるようだ。その様子を離れた場所で恨めしそうに見るなのは達。

 

なのは「うぅ〜・・・悔しいの・・・」

 

フェイト「な、なのは。まだチャンスはあるから。ね?」

 

はやて「でも、なのはちゃん、ジュエルシード事件やっけ?その時ずーっと刹那君と一緒だったんでしょ?なら、アリサちゃん達に恵んであげてもええんやないの?」

 

なのは「それとこれとは別なの!私も刹那君と一緒にご飯食べたいの!」

 

セリカ「なのはちゃんも我が儘だね。でも、なのはちゃんにもチャンスがあるのは確かだよ?」

 

アリシア「?どういう事?セリカ?」

 

セリカ「ふっふーん♪それは部屋に戻ってからのお楽しみだよ♪」

 

何故かご機嫌のセリカの様子を見て、疑問を抱くアリシア。だが、気にせず食事を取る。大人組や使い魔達も食べ始めている。刹那、すずか、アリサの3人は談笑しながら、食事をしている。

 

刹那「・・美味い。流石というべきだな」

 

アリサ「当然よ!パパが選んだからね!」

 

すずか「本当、美味しいね。やっぱり、旅館の料理は普段のご飯とは違うなぁ」

 

その後も、次々出されていく料理を食べて、お腹を満たし、刹那達は部屋に戻っていく。部屋に戻ると既に布団が敷かれていた。

 

ロックオン「ふぅ〜、結構食ったな。腹がパンパンだぜ」

 

刹那「ああ。」

 

クロノ「さて、これからどうする?もう寝るのか?」

 

カグラ「ちょい待ちな!!」

 

すると、シュバッ!と、手を上げ、カグラは制止する。

 

クロノ「きゅ、急にどうしたんだ?カグラ?」

 

カグラ「折角、旅館に来てんのに、もう寝るなんてつまらねぇよ!なら、これから少し遊ぼうぜ!!」

 

ユーノ「けど、もう夜も遅いよ?貸切とはいえ周りに迷惑をかける遊びはできないよ。どうするの?」

 

カグラ「ふっふっふっ・・・実は前もって用意してたもんがあるのよ!セリカちゃん!あれを!!」

 

カグラがセリカに指示を出すと、セリカは頷き、自身の荷物を漁り始める。その様子に刹那達は首を傾げる。すると、セリカは荷物から何かを取り出した。それは。

 

刹那「割り箸・・・・か?」

 

そう。セリカが手に持っていたのは、割り箸だった。だが、既に割り箸は割られており、使い物にはならない。はずだった。

 

クロノ「割り箸を使った遊びなのか?」

 

カグラ「おうよ!俺からの提案だ!これから・・・・

 

 

 

 

王様ゲームを開催するぜ!!」

 

「「「「王様ゲーム!?!?」」」」

 

なのは、アリサ、すずか、はやては驚愕の声を上げる。だが、他の者達は首を傾げてしまう。

 

刹那「王様ゲームとはなんだ?」

 

ロックオン「何か名前的に嫌ーな雰囲気のゲームなんだが・・・」

 

カグラ「まあ、ルール説明はするけどよ。まずは実践してみたほうがいいだろ!と、いう事で、みんな!順番に割り箸を引いてくれ!」

 

カグラが全員の前に割り箸を持ってくる。すると、なのは達はノリがいいのか全員が割り箸を引いていく。刹那とロックオン、リィンフォースは顔を、一度見合わせ、余った割り箸を引く

 

カグラ「みんな引いたよな?じゃあ!自分の割り箸を見て、書いてる奴確認してくれ!」

 

カグラの指示通り、全員が割り箸を確認する。刹那の割り箸には4と書かれていた。

 

カグラ「その割り箸には王って書いてた奴手、を上げてくれ!」

 

ユーノ「あ、僕だよ。」

 

ユーノが割り箸を見せながら、手をあげる。たしかにユーノが手に持つ割り箸には王の漢字が書かれていた。

 

カグラ「よし!ここからが、このゲームの醍醐味だぜ!ユーノ、何かして欲しいことってないか?」

 

ユーノ「え?えーと・・・なら、ここにいる人数分の飲み物が欲しいとかでいいの?」

 

カグラ「OK!最初は軽くいくか!じゃあ、ユーノは好きな番号を言ってくれ!何個でもいいけど、ここにいる人数以上の番号は言うの禁止だからな!」

 

ユーノ「えーと・・・じゃあ5番と17番」

 

ロックオン「お?俺が17番だな」

 

シャマル「私が5番だけど・・・」

 

当てられた番号の人物は、ロックオンとシャマルの二人。

 

カグラ「うし、なら当てられたお二人さんは今から飲み物買ってきてくれ」

 

ロックオン「・・・はぁ?」

 

シャマル「えーと・・・この部屋の人数分ってこと?」

 

カグラ「おうよ!これが王様ゲームだ!!王様になったやつが他の奴に命令を出せる!命令された人物は王様の言う事は聞かなければならない!絶対だ!これが王様ゲームだぜ!」

 

刹那「・・・どんな命令でも聞かなければならないのか?」

 

カグラ「そうだな。あんま過激なもんじゃなけりゃあ何でもいいぜ!」

 

ロックオン「しゃあねぇな。金は残ってるし、行ってくるか。シャマル、行こうぜ」

 

シャマル「そ、そうね。今行きます!」

 

ロックオンは部屋を出ていき、シャマルも後を追うように部屋を後にする。

 

カグラ「んじゃ、二人が戻ってくるまで時間あるし、2回戦目といきますか!」

 

「「「「おおー!!!」」」」

 

刹那「・・・」

 

カグラの言葉に、ノリがいいなのは達は笑顔で答える。刹那は変わらず無表情だが、参加するようだ。もう一度、全員が割り箸を引く。

 

カグラ「んじゃあ、行くぜ!せーの・・!!」

 

 

 

「「「「「「王様だーれだ!!!」」」」

 

刹那は謎の掛け声に反応するが、全員が割り箸を見ている為、視線を逸らし、自分の割り箸を確認する。

 

アリサ「やったわ!私が王様よ!」

 

セリカ「アリサちゃんが王様かぁ」

 

すずか「どんな命令にするの?アリサちゃん」

 

アリサ「そうねぇ・・・・じゃあ、3番の人が、7番の人に膝枕!」

 

なのは「ひ、膝枕!?」

 

フェイト「?膝枕って何?」

 

アリサの命令に、なのはは驚愕し、フェイトは首を傾げる。

 

アリサ「ほら!さっさと確認しなさい!」

 

アリサの言葉に、全員が番号を確認する。

 

ユーノ「あ、僕、7番だよ」

 

刹那「・・・3番だ」

 

当たった番号を持っていたのは、ユーノと刹那の2人。つまり、刹那がユーノに膝枕である。

 

刹那「・・・名前の通り、膝を枕にすればいいのか?」

 

アリサ「そうね。刹那の膝にユーノが頭を乗せる感じよ」

 

刹那「そうか。ユーノ。いいぞ」

 

ユーノ「えっと・・・じゃあ、よろしくね。」

 

ユーノはコテンと横になり、刹那の膝に頭を乗せる。

 

アリサ「あ!追加で、3番は膝枕をしている間、7番の頭を撫でる事!」

 

刹那「・・・こうか?」ナデナデ

 

刹那はゆっくりと優しく、ユーノの頭を撫で始める。

 

ユーノ「・・これ・・・何か・・思ってた以上に・・恥ずかしいな・・//」

 

刹那「我慢しろ。命令は絶対らしいからな」

 

すると、部屋の扉が開き、飲み物を購入してきたロックオンとシャマルが帰ってくる。

 

ロックオン「全員の分の飲み物、買ってきたぜ〜・・って、何かすげえ事になってんな?それも命令なのか?」

 

刹那「ああ。アリサからの命令で、俺が膝枕をしなければならないという命令だ」

 

シャマル「その相手がユーノ君・・・・っていう事?」

 

刹那「ああ」

 

ユーノ「あ、あまり見ないでくれるかな?//その・・・されてる側は・・結構恥ずかしいんだけど・・・//」

 

ユーノは羞恥のあまり頬を赤らめ、照れくさそうにしている。だが、そんなことは露知らず、刹那は動きを止めずに、ユーノの頭を撫でている。

 

ロックオン「お、おお。結構、えげつない命令をしてるんだな。」

 

刹那「ロックオン達も戻ってきた。次に行くぞ。カグラ」

 

カグラ「お、おうよ!」

 

一度、割り箸を回収し、カグラは割り箸をシャッフルさせ、もう一度、全員の前に差し出す。全員が引き確認をすると、今度は。

 

アリシア「あ!私が王様だ!!」

 

フェイト「姉さんが王様なの?」

 

なのは「それなら、アリシアちゃん、命令はどうするの?」

 

なのはの問いに、アリシアはキラーン⭐︎と目を輝かせる。すると、とんでもない命令を下すのであった。

 

アリシア「それじゃあ!4番の人が、9番にキスする事!!」

 

「「「「!!!???」」」」

 

アリシアからの命令に、全員が驚愕の表情をする。だが、一人だけ例外がいた。

 

カグラ「お♪中々すげー命令だな!それじゃあ当たったやつは手をあげてくれ!ちなみに俺ではないからな!」

 

カグラは意外とノリノリである。全員が割り箸を確認し、番号を見る。すると、刹那が手を上げた。

 

刹那「・・・9番は俺だ。」

 

刹那の割り箸には9と書かれていた。という事は、刹那はされる側の方である。あとは4番の人物なのだが。中々出てこない。

 

ロックオン「何だ?4番いないのか?ちなみに俺じゃねぇぞ?」

 

ユーノ「僕も違うよ」

 

クロノ「僕も違う」

 

グラハム「右に同じく、私ではない」

 

ザフィーラ「俺でもない。」

 

男性陣が違うと断言する。そうなると必然的に女性陣の中に4番がいるという事なのだ。すると、ゆっくりと手を上げる人物がいた。その人物とは。

 

アリサ「わ、私・・・//」

 

アリサが頬を赤く染めながら進言した。一応確認をすると、たしかに4番と書かれている。

 

アリシア「なら!アリサちゃんが!刹那君にキスする事!!」

 

アリサ「・・・うぅ〜・・・//」

 

唸りながら、刹那を見るアリサ。どうやら恥ずかしいようだ。それもそうだろう。何せ、全員が見ている中で。刹那にキスをしなければならないのだから。

 

アリシア「王様の命令は絶対なんでしょ?早く早く!」

 

はやて「あ、アリシアちゃん、案外ノリノリやね・・・・」

 

なのは「アリサちゃん、諦めも肝心なの・・・・(羨ましいけど・・・)」

 

フェイト「・・・・・//」

 

セリカ「こういう時は勢いだよ!それに・・・」

 

セリカはアリサの耳元まで顔を近づけ。

 

セリカ「もしかしたら・・・他の人よりリードできるかもね?」ヒソヒソ

 

アリサ「・・っ!?//」

 

セリカがアリサに何かを話しているが、小声の為、刹那達には何を話したのか、わからない。すると、決心したのか、アリサが刹那の方へ近づいてくる。ちなみに、ユーノは刹那の膝枕から離れている。

 

アリサ「すー・・・はー・・・・よ、よし。行くわよ」

 

刹那「あまり無理はするな。」

 

アリサ「む、無理なんかしてないわよ!//」

 

刹那「・・・・そうか。」

 

アリサ「・・じゃあ・・・・んっ・・・//」

 

アリサは刹那の頬に軽く口付けをする。フェイトの時とは違い、刹那は目を開けていた為、アリサの行動を目にした時、驚愕していた。キスをされたのは、フェイトと転生前のネーナ・トリニティの時で3回目になる。だが、フェイトの時もそうだったが、ネーナ・トリニティの時のような、不快感はまるでなかった。そして、アリサは口付けをやめ、刹那から目を背ける。

 

アリサ「ど、どこにとは言ってないでしょ!!//」

 

アリシア「そ、そういえばそうだった!!」

 

ロックオン「いや〜、しかし、こっちとしてはいいもんが見れたけどな?なあ?リィンフォース?」

 

リィンフォース「ストラトス、バニングスの気持ちを考えろ。羞恥のあまり、顔を隠してるぞ?」

 

グラハム「・・・少年には、女子を魅了する力もあるのか?」

 

ザフィーラ「・・・それは違うと思うぞ?グラハム」

 

ユーノ「うん。あれも、刹那だからだと思う。」

 

クロノ「ああ。刹那の今までの行動・・・そして、結果と思い・・・全てが刹那だからこそ出来ることだ。」

 

グラハム「少年の存在する境地にはまだまだ及ばぬか・・・」

 

 

 

男性陣とリィンフォースが、なのは達に囲まれている刹那を見ながら、談笑していた。その後、全員が疲れ果ててしまったのか、布団に入り、眠りについていた。だが、刹那は、一人、外の景色を見ていた。

 

刹那「・・・・」

 

刹那は空を見上げる。星が輝く夜空に、綺麗な満月が昇っている。

 

刹那(・・・こんなにも平和な時間を過ごす事など・・・なかった。)

 

刹那「・・綺麗なものだな・・・」

 

 

 

 

 

薄く微笑みながら、刹那は一人、そう呟いた。戦争を生き延びてきた、一人の少年は、新たな仲間達と、束の間の平和を過ごしたのだった。

 

 




ご愛読ありがとうございます。
温泉回終了となります。これ以上は自分の技量では無理なんや・・・
さて、次回の、話ですけど・・・空白期はまだ続くんじゃ。
もう少しですけど・・・
それと・・・この作品が終わったら、刹那を主人公にした新たな小説を作ります。まあ、簡単に言えば続編ですね。
次の世界は・・・・まだ秘密です。これからの話を見てくれると、伏線がある・・・・かもしれません。まだわかりません。


次回予告

度重なる戦闘の疲れを癒した刹那達。新たな戦いに向けて、特訓やデバイス制作の作業を開始する。そして、学校では更なるイベントが起きようとしていた。

次回 魔法少女リリカルなのは〜半壊の天使に惹かれる少女達。


「新たなるGと、狸の入学」



少年達は、新たな力を得る。

最新章で出す、ダブルオーの形態

  • ダブルオーライザーまで
  • ザンライザーまで
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