魔法少女リリカルなのは〜半壊の天使に惹かれる少女達 作:エム3
温泉編後編となります。
場所は変わり、男湯。ロックオン、ハロ、グラハム、士郎、恭弥、デビット、クロノ、ユーノ、カグラ、ザフィーラのメンバーは刹那達と同じく、露天風呂に入っていた。
ロックオン「ふぅー、あったけぇな。初めて温泉に入ったが、こりゃあなかなかいいな。なあ?ハロ?」
ハロ「アッタカイ!アッタカイ!」
ユーノ「ろ、ロックオンさん。ハロを温泉に入れていいんですか?機械なんですよね?」
ロックオン「まあ、ハロには防水加工もあるし、一応魔法で浸水はしないようにしてあるからな。大丈夫だろ。」
クロノ「にしても、片言とはいえパートナーの言葉を理解し、狙撃のサポートをするデバイス・・・やっぱり、僕達の世界と、ロックオンさんの世界には技術的に差があるみたいだ」
ロックオン「そりゃあ、俺達もそうだ。こっちにはそもそもデバイスなんて存在しないぜ。あるのは、人殺しの兵器だけだ。こっちの方が何倍もマシだぜ。」
ロックオンはどこか懐かしむように、夜空に浮かぶ月を見ながら、呟いた。
士郎「・・・やっぱり、ロックオン君達には、こんな時間はなかったのかい?」
ロックオン「んや、俺達にはなかったが、Ms.スメラギ・・・ガンダム マイスターじゃない女のクルー達には休暇でビーチで遊んだりしてたさ。俺は・・・まあ、家族の墓参りをしてたな。」
士郎「・・っ!・・す、すまない」
ロックオン「たはは、気にすんなよ。俺達の世界で、家族がいない奴らはごまんといるぜ?俺を除いてもな?刹那を見てきたあんた達ならわかるだろ?」
刹那の異様な雰囲気。まるで、歳に合っていない大人の雰囲気を持つそれは、ここにいる全員が分かっていた。そして、彼が話してくれたからこそ、それを理解できていた。だが、それはあまりにも悲惨で・・見ていられない物だった。
ロックオン「まあ、あんた達が刹那の事をどう思ってるのか・・・それはわからねぇ。けどな・・・頼む。刹那と・・・仲良くしてやってくれ。あいつは・・・変わろうとしてる。嬢ちゃん達のお陰で、いい方向に。だから、あんた達にも頼む。俺と一緒に・・・刹那を支えてくれ。」
ロックオンは頭を少し下げ、士郎達に懇願する。クロノとユーノ、そしてカグラは顔を見合わせて、頷き、ロックオンに言葉を掛ける。
ユーノ「当たり前ですよ。僕にとって刹那は、親友なんです。刹那がどう思っているかはわからないですけど・・刹那は大切な友達です。任せてください。ロックオンさん。」
クロノ「僕もだ。彼にはちゃんと幸せになってもらう。その為に、僕は何でもするさ。仲間として、友として。」
カグラ「俺もそれに乗った。刹那は今まで、辛すぎる道を歩んで来てるんだ。俺達が少しでもあいつを幸せにする。俺達の普通を。刹那にとっての普通にしてやるさ」
3人の言葉に、ロックオンは微笑む。
ロックオン「あいつは、いい奴を友達にしたんだな。他の奴はどうだ?」
恭弥「俺もいいと思う。あいつにはなのはを助けてもらった借りもある。それに、俺個人として、幸せにしたい。」
士郎「私も賛成だ。私も、刹那君やロックオンさんと同じ人を殺してきた。だけど、桃子と出会い、恭弥、美由紀、なのは。大切な家族と一緒に幸せな時間を暮らしている。なら、刹那君も同じようにできるはずだ。その為に、私も協力しよう。」
ザフィーラ「俺も、刹那には迷惑をかけてしまった。許されることではないが、せめて罪滅ぼしをさせてほしい。」
グラハム「愚問だ。少年や、ソレスタルビーイングとの因縁は断ち切った。今は彼の友、いや、仲間として彼の為の行動をしたい。」
全員の意思を聞き、ロックオンはもう一度微笑んだ。刹那達が温泉を堪能している中、男湯では新たな絆が結ばれていた。
温泉から上がり、部屋に戻った刹那達は、浴衣に着替え、食事の時間までのんびりとした時間を過ごしていた。それは、刹那も例外ではなく、今は。
刹那「・・・美味い・・」
ヴィータ「だろ!風呂上がりのアイスはギガ美味いんだ!」
ヴィータに誘われ、一緒にアイスを食べている。これから、食事もあるはずだが、折角の誘いなので、刹那は了承した。他のみんなも、牛乳を飲んだり、酒を飲んだりと色々だ。ちなみにロックオンはリィンフォースにお酌してもらいながら、グラハムとの酒を嗜んでいる。
ロックオン「まさか、お前さんと酒を交わすことになるとはな」
グラハム「人生とはわからぬ物だ。君達と手を取り合い、共に戦える事が来るとは思ってもいなかった。だが、だからこそなのだろう。」
ロックオン「だな。改めて、ロックオン・ストラトスだ。今までは敵としてだったけどよ。今度からは仲間として、宜しく頼むぜ。黒いフラッグのパイロットさん。」
グラハム「グラハム・エーカーだ。あの時のガンダムのパイロットに会えて恐悦至極。貴殿の狙撃の腕は期待させてもらうぞ。ストラトスよ」
ロックオンとグラハムはコップを持ち、カランと鳴らす。ソレスタルビーイングとユニオンは敵同士。だが、今は手を取り合い、同じ仲間として戦っている。わかり合う事ができた証拠だった。二人の様子を見て、リィンフォースは微笑み、自分も酒を嗜んでいる。その様子を刹那は見ていた。すると、刹那に近づく人物がいる。それはザフィーラだった。
ザフィーラ「セイエイ、少しいいだろうか?」
刹那「・・・?」
ザフィーラは刹那の隣に腰を下ろす。
刹那「・・・どうしたんだ?」
ザフィーラ「いや・・・改めて謝罪をさせてくれ。セイエイ、お前の過去を知らず、俺は純粋にセイエイとの戦闘を楽しんでいた。それがお前が一番嫌う事だとは知らずに。俺のせいでセイエイには辛い思いをさせた。すまない」
ザフィーラは刹那に向けて頭を下げる。
刹那「・・・別に気にするな。これは俺の問題だ。お前のせいではない。」
ザフィーラ「・・・セイエイ・・・」
刹那「もし、それでもお前の気が済まないのならば、一つだけ、頼みがある。」
刹那の言葉に、ザフィーラは首を傾げる。だが、刹那の次の言葉に驚愕の表情になった。
刹那「ザフィーラ、改めて、俺の友人になってくれ。」
ザフィーラ「・・・それで・・・セイエイはいいのか?」
刹那「ああ。」
ザフィーラ「・・・・わかった。私は、セイエイ、お前の友人となろう」
刹那「なら、俺のことは刹那で構わない。友達になるには、名前を呼ぶという事がいいらしいからな」
ザフィーラ「刹那・・これでいいのか?」
刹那「ああ。」
ザフィーラと刹那、二人はお互いに握手をして絆を結び、わかり合う事ができた。その様子を、他の守護騎士や、主人であるはやては見守り、微笑んでいた。
しばらくすると、士郎達に呼ばれ、刹那達は部屋を移動する。移動した部屋には豪勢な食事が用意されていた。その光景になのは達は目を輝かせ、刹那とロックオンは驚愕する。
刹那「これは・・・!」
ロックオン「すげーな・・・」
なのは「わぁ〜♪美味しそうなの!」
デビット「今日の食事は、私が用意させた物だ。たくさん食べてくれ。好きな場所で食べてもらって構わない」
アリサ「パパったら、張り切っちゃって・・・」
刹那「ロックオン、俺は離れて食事を取る。ロックオンはリィンフォースと一緒にいろ」
ロックオン「いいのか?刹那一人になっちまうぜ?」
刹那「構わない」
刹那は一言そう言い、空いている席に座る。すると、なのは達の目が光り、集合する。はやてに連れられ、守護騎士達も同行する。もちろん、男性陣は除外して、女性陣だけが集まっている。その光景に、父親達は驚愕し、刹那は一度視線を向け、そして外す。
しかし、女性陣といっても、刹那の使い魔達は既に集まって席を取っており、母親達は娘達の様子を微笑ましく見ていた。
アリサ「みんな・・・わかってるわよね?」
すずか「うん・・・わかってるよ。アリサちゃん」
セリカ「誰が刹那君の隣に座るのか・・」
はやて「勝負するんやね・・!」
アリシア「いくら、フェイトでも刹那君の隣は渡さないよ・・!」
フェイト「私だって、姉さんにもみんなにも負けないよ・・!」
なのは「私だって負けないの・・!」
ヴィータ「そんなに刹那の隣がいいのか?アタシにはわからないんだが・・?」
シグナム「そうは言ってるが、ヴィータは先程、刹那とアイスを食べていたではないか。食事でも刹那の隣にいたいのではないのか?」
ヴィータ「な、何言ってんだよ!べ、別に、刹那の・・・隣・・・なんて・・・//」
シャマル「ヴィータちゃん、ほっぺを赤くして否定しても説得力がないわよ?」
勝負に燃える少女達。空気を読み、流れに乗る者達もいるが、愛する者の隣を決める為の戦いが今、幕を開けた・・・といっても。
「「「「「ジャーンケーン!ポン!!」」」」」
ただのじゃんけん大会なのだが。だが、彼女達の熱意が闘志が伝わってくる。だが、一人だけ気付かない者もいる。読者の皆様は察しがついているはずだ。そう、我らが主人公。刹那だ。
刹那「・・・ただの食事の時間に何をしているんだ・・?」
ダブルオー「まあ・・・マスターならそう反応しますよね・・・」
ラグナ「小説読んでる意味ねぇじゃねぇか。つーか、マスターの隣の席に座りたいんだろ?」
刹那「・・・そうなのか?」
刹那の問いにラグナとダブルオーはため息をつく。すると、なのは達の方から歓声が上がり、視線を向けると、喜んでいる二人と、明らかに落ち込んでいるその他のメンツ。どうやら、勝者は決まったようだ。勝ち取った二人は刹那の隣に座る。その二人とは。
刹那「・・・アリサとすずかか。」
アリサ「ええ!勝ち取ったわよ!刹那の隣!」
すずか「あ、あはは汗勝っちゃった・・・でも、嬉しいな//」
アリサとすずかの二人だった。アリサはガッツポーズを取り、刹那に向かって微笑む。すずかは苦笑しながらも、頬を赤らめて、刹那の隣になれたことを喜んでいるようだ。その様子を離れた場所で恨めしそうに見るなのは達。
なのは「うぅ〜・・・悔しいの・・・」
フェイト「な、なのは。まだチャンスはあるから。ね?」
はやて「でも、なのはちゃん、ジュエルシード事件やっけ?その時ずーっと刹那君と一緒だったんでしょ?なら、アリサちゃん達に恵んであげてもええんやないの?」
なのは「それとこれとは別なの!私も刹那君と一緒にご飯食べたいの!」
セリカ「なのはちゃんも我が儘だね。でも、なのはちゃんにもチャンスがあるのは確かだよ?」
アリシア「?どういう事?セリカ?」
セリカ「ふっふーん♪それは部屋に戻ってからのお楽しみだよ♪」
何故かご機嫌のセリカの様子を見て、疑問を抱くアリシア。だが、気にせず食事を取る。大人組や使い魔達も食べ始めている。刹那、すずか、アリサの3人は談笑しながら、食事をしている。
刹那「・・美味い。流石というべきだな」
アリサ「当然よ!パパが選んだからね!」
すずか「本当、美味しいね。やっぱり、旅館の料理は普段のご飯とは違うなぁ」
その後も、次々出されていく料理を食べて、お腹を満たし、刹那達は部屋に戻っていく。部屋に戻ると既に布団が敷かれていた。
ロックオン「ふぅ〜、結構食ったな。腹がパンパンだぜ」
刹那「ああ。」
クロノ「さて、これからどうする?もう寝るのか?」
カグラ「ちょい待ちな!!」
すると、シュバッ!と、手を上げ、カグラは制止する。
クロノ「きゅ、急にどうしたんだ?カグラ?」
カグラ「折角、旅館に来てんのに、もう寝るなんてつまらねぇよ!なら、これから少し遊ぼうぜ!!」
ユーノ「けど、もう夜も遅いよ?貸切とはいえ周りに迷惑をかける遊びはできないよ。どうするの?」
カグラ「ふっふっふっ・・・実は前もって用意してたもんがあるのよ!セリカちゃん!あれを!!」
カグラがセリカに指示を出すと、セリカは頷き、自身の荷物を漁り始める。その様子に刹那達は首を傾げる。すると、セリカは荷物から何かを取り出した。それは。
刹那「割り箸・・・・か?」
そう。セリカが手に持っていたのは、割り箸だった。だが、既に割り箸は割られており、使い物にはならない。はずだった。
クロノ「割り箸を使った遊びなのか?」
カグラ「おうよ!俺からの提案だ!これから・・・・
王様ゲームを開催するぜ!!」
「「「「王様ゲーム!?!?」」」」
なのは、アリサ、すずか、はやては驚愕の声を上げる。だが、他の者達は首を傾げてしまう。
刹那「王様ゲームとはなんだ?」
ロックオン「何か名前的に嫌ーな雰囲気のゲームなんだが・・・」
カグラ「まあ、ルール説明はするけどよ。まずは実践してみたほうがいいだろ!と、いう事で、みんな!順番に割り箸を引いてくれ!」
カグラが全員の前に割り箸を持ってくる。すると、なのは達はノリがいいのか全員が割り箸を引いていく。刹那とロックオン、リィンフォースは顔を、一度見合わせ、余った割り箸を引く
カグラ「みんな引いたよな?じゃあ!自分の割り箸を見て、書いてる奴確認してくれ!」
カグラの指示通り、全員が割り箸を確認する。刹那の割り箸には4と書かれていた。
カグラ「その割り箸には王って書いてた奴手、を上げてくれ!」
ユーノ「あ、僕だよ。」
ユーノが割り箸を見せながら、手をあげる。たしかにユーノが手に持つ割り箸には王の漢字が書かれていた。
カグラ「よし!ここからが、このゲームの醍醐味だぜ!ユーノ、何かして欲しいことってないか?」
ユーノ「え?えーと・・・なら、ここにいる人数分の飲み物が欲しいとかでいいの?」
カグラ「OK!最初は軽くいくか!じゃあ、ユーノは好きな番号を言ってくれ!何個でもいいけど、ここにいる人数以上の番号は言うの禁止だからな!」
ユーノ「えーと・・・じゃあ5番と17番」
ロックオン「お?俺が17番だな」
シャマル「私が5番だけど・・・」
当てられた番号の人物は、ロックオンとシャマルの二人。
カグラ「うし、なら当てられたお二人さんは今から飲み物買ってきてくれ」
ロックオン「・・・はぁ?」
シャマル「えーと・・・この部屋の人数分ってこと?」
カグラ「おうよ!これが王様ゲームだ!!王様になったやつが他の奴に命令を出せる!命令された人物は王様の言う事は聞かなければならない!絶対だ!これが王様ゲームだぜ!」
刹那「・・・どんな命令でも聞かなければならないのか?」
カグラ「そうだな。あんま過激なもんじゃなけりゃあ何でもいいぜ!」
ロックオン「しゃあねぇな。金は残ってるし、行ってくるか。シャマル、行こうぜ」
シャマル「そ、そうね。今行きます!」
ロックオンは部屋を出ていき、シャマルも後を追うように部屋を後にする。
カグラ「んじゃ、二人が戻ってくるまで時間あるし、2回戦目といきますか!」
「「「「おおー!!!」」」」
刹那「・・・」
カグラの言葉に、ノリがいいなのは達は笑顔で答える。刹那は変わらず無表情だが、参加するようだ。もう一度、全員が割り箸を引く。
カグラ「んじゃあ、行くぜ!せーの・・!!」
「「「「「「王様だーれだ!!!」」」」
刹那は謎の掛け声に反応するが、全員が割り箸を見ている為、視線を逸らし、自分の割り箸を確認する。
アリサ「やったわ!私が王様よ!」
セリカ「アリサちゃんが王様かぁ」
すずか「どんな命令にするの?アリサちゃん」
アリサ「そうねぇ・・・・じゃあ、3番の人が、7番の人に膝枕!」
なのは「ひ、膝枕!?」
フェイト「?膝枕って何?」
アリサの命令に、なのはは驚愕し、フェイトは首を傾げる。
アリサ「ほら!さっさと確認しなさい!」
アリサの言葉に、全員が番号を確認する。
ユーノ「あ、僕、7番だよ」
刹那「・・・3番だ」
当たった番号を持っていたのは、ユーノと刹那の2人。つまり、刹那がユーノに膝枕である。
刹那「・・・名前の通り、膝を枕にすればいいのか?」
アリサ「そうね。刹那の膝にユーノが頭を乗せる感じよ」
刹那「そうか。ユーノ。いいぞ」
ユーノ「えっと・・・じゃあ、よろしくね。」
ユーノはコテンと横になり、刹那の膝に頭を乗せる。
アリサ「あ!追加で、3番は膝枕をしている間、7番の頭を撫でる事!」
刹那「・・・こうか?」ナデナデ
刹那はゆっくりと優しく、ユーノの頭を撫で始める。
ユーノ「・・これ・・・何か・・思ってた以上に・・恥ずかしいな・・//」
刹那「我慢しろ。命令は絶対らしいからな」
すると、部屋の扉が開き、飲み物を購入してきたロックオンとシャマルが帰ってくる。
ロックオン「全員の分の飲み物、買ってきたぜ〜・・って、何かすげえ事になってんな?それも命令なのか?」
刹那「ああ。アリサからの命令で、俺が膝枕をしなければならないという命令だ」
シャマル「その相手がユーノ君・・・・っていう事?」
刹那「ああ」
ユーノ「あ、あまり見ないでくれるかな?//その・・・されてる側は・・結構恥ずかしいんだけど・・・//」
ユーノは羞恥のあまり頬を赤らめ、照れくさそうにしている。だが、そんなことは露知らず、刹那は動きを止めずに、ユーノの頭を撫でている。
ロックオン「お、おお。結構、えげつない命令をしてるんだな。」
刹那「ロックオン達も戻ってきた。次に行くぞ。カグラ」
カグラ「お、おうよ!」
一度、割り箸を回収し、カグラは割り箸をシャッフルさせ、もう一度、全員の前に差し出す。全員が引き確認をすると、今度は。
アリシア「あ!私が王様だ!!」
フェイト「姉さんが王様なの?」
なのは「それなら、アリシアちゃん、命令はどうするの?」
なのはの問いに、アリシアはキラーン⭐︎と目を輝かせる。すると、とんでもない命令を下すのであった。
アリシア「それじゃあ!4番の人が、9番にキスする事!!」
「「「「!!!???」」」」
アリシアからの命令に、全員が驚愕の表情をする。だが、一人だけ例外がいた。
カグラ「お♪中々すげー命令だな!それじゃあ当たったやつは手をあげてくれ!ちなみに俺ではないからな!」
カグラは意外とノリノリである。全員が割り箸を確認し、番号を見る。すると、刹那が手を上げた。
刹那「・・・9番は俺だ。」
刹那の割り箸には9と書かれていた。という事は、刹那はされる側の方である。あとは4番の人物なのだが。中々出てこない。
ロックオン「何だ?4番いないのか?ちなみに俺じゃねぇぞ?」
ユーノ「僕も違うよ」
クロノ「僕も違う」
グラハム「右に同じく、私ではない」
ザフィーラ「俺でもない。」
男性陣が違うと断言する。そうなると必然的に女性陣の中に4番がいるという事なのだ。すると、ゆっくりと手を上げる人物がいた。その人物とは。
アリサ「わ、私・・・//」
アリサが頬を赤く染めながら進言した。一応確認をすると、たしかに4番と書かれている。
アリシア「なら!アリサちゃんが!刹那君にキスする事!!」
アリサ「・・・うぅ〜・・・//」
唸りながら、刹那を見るアリサ。どうやら恥ずかしいようだ。それもそうだろう。何せ、全員が見ている中で。刹那にキスをしなければならないのだから。
アリシア「王様の命令は絶対なんでしょ?早く早く!」
はやて「あ、アリシアちゃん、案外ノリノリやね・・・・」
なのは「アリサちゃん、諦めも肝心なの・・・・(羨ましいけど・・・)」
フェイト「・・・・・//」
セリカ「こういう時は勢いだよ!それに・・・」
セリカはアリサの耳元まで顔を近づけ。
セリカ「もしかしたら・・・他の人よりリードできるかもね?」ヒソヒソ
アリサ「・・っ!?//」
セリカがアリサに何かを話しているが、小声の為、刹那達には何を話したのか、わからない。すると、決心したのか、アリサが刹那の方へ近づいてくる。ちなみに、ユーノは刹那の膝枕から離れている。
アリサ「すー・・・はー・・・・よ、よし。行くわよ」
刹那「あまり無理はするな。」
アリサ「む、無理なんかしてないわよ!//」
刹那「・・・・そうか。」
アリサ「・・じゃあ・・・・んっ・・・//」
アリサは刹那の頬に軽く口付けをする。フェイトの時とは違い、刹那は目を開けていた為、アリサの行動を目にした時、驚愕していた。キスをされたのは、フェイトと転生前のネーナ・トリニティの時で3回目になる。だが、フェイトの時もそうだったが、ネーナ・トリニティの時のような、不快感はまるでなかった。そして、アリサは口付けをやめ、刹那から目を背ける。
アリサ「ど、どこにとは言ってないでしょ!!//」
アリシア「そ、そういえばそうだった!!」
ロックオン「いや〜、しかし、こっちとしてはいいもんが見れたけどな?なあ?リィンフォース?」
リィンフォース「ストラトス、バニングスの気持ちを考えろ。羞恥のあまり、顔を隠してるぞ?」
グラハム「・・・少年には、女子を魅了する力もあるのか?」
ザフィーラ「・・・それは違うと思うぞ?グラハム」
ユーノ「うん。あれも、刹那だからだと思う。」
クロノ「ああ。刹那の今までの行動・・・そして、結果と思い・・・全てが刹那だからこそ出来ることだ。」
グラハム「少年の存在する境地にはまだまだ及ばぬか・・・」
男性陣とリィンフォースが、なのは達に囲まれている刹那を見ながら、談笑していた。その後、全員が疲れ果ててしまったのか、布団に入り、眠りについていた。だが、刹那は、一人、外の景色を見ていた。
刹那「・・・・」
刹那は空を見上げる。星が輝く夜空に、綺麗な満月が昇っている。
刹那(・・・こんなにも平和な時間を過ごす事など・・・なかった。)
刹那「・・綺麗なものだな・・・」
薄く微笑みながら、刹那は一人、そう呟いた。戦争を生き延びてきた、一人の少年は、新たな仲間達と、束の間の平和を過ごしたのだった。
ご愛読ありがとうございます。
温泉回終了となります。これ以上は自分の技量では無理なんや・・・
さて、次回の、話ですけど・・・空白期はまだ続くんじゃ。
もう少しですけど・・・
それと・・・この作品が終わったら、刹那を主人公にした新たな小説を作ります。まあ、簡単に言えば続編ですね。
次の世界は・・・・まだ秘密です。これからの話を見てくれると、伏線がある・・・・かもしれません。まだわかりません。
次回予告
度重なる戦闘の疲れを癒した刹那達。新たな戦いに向けて、特訓やデバイス制作の作業を開始する。そして、学校では更なるイベントが起きようとしていた。
次回 魔法少女リリカルなのは〜半壊の天使に惹かれる少女達。
「新たなるGと、狸の入学」
少年達は、新たな力を得る。
最新章で出す、ダブルオーの形態
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ダブルオーライザーまで
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ザンライザーまで