魔法少女リリカルなのは〜半壊の天使に惹かれる少女達 作:エム3
そして連絡なのですが、刹那の過去を少し改変します。性格はなるべくそのままにしたいですが、もしかしたら気に入らないかもしれないですが、温かい目で見てください。
刹那「・・・・・・う・・・・」
誘拐事件から約1週間経った日のこと。刹那は目を覚ました。
見知らぬ天井が目に入り、周囲を確認する。
刹那「ここは・・・・どこだ?」
刹那は周りを確認し、棚の上にはエクシアがあったが、自分の部屋ではない事を確認する。そして、意識を失う前の記憶を辿る。
刹那「そうだ・・・誘拐犯がすずかを狙って・・俺は・・」
刹那はすずかを庇った事を思い出し、身体に異常はないか確認する。特に違和感はないが、やはり左腕は失っていた。
刹那「左腕を失って、すずかを守れたならいいか・・・」
刹那はすずかを守れた事、そのためなら左腕の損失は軽いものだと決め、棚の上にあるエクシアを手に取る。
刹那「エクシア、聞こえるか?」
エクシア「マスター!?目が覚めたんですか!?」
刹那「ああ。ついさっきな。それでここはどこだ?」
エクシア「海鳴大学付属病院です。マスター、あれから1週間ほど眠っていたんですよ?」
刹那「1週間!?そんなに経っていたのか・・・俺が寝てる間何かあったか?」
エクシアは刹那が眠っていた時のことを話す。刹那が眠った後、病院に搬送された事、犯人が全員捕まった事、エスと綾波が毎日見舞いに来てくれた事、アリサやすずか達が泣きながら見舞いに来てくれた事などなどだ。
エクシア「まあ、これくらいでしたね、エスさんと綾波が、泣いて大変だったんですよ?」
刹那「そうか・・・あの二人には迷惑をかけたな」
エクシア「迷惑じゃなくて心配してたんですよ?マスターは二人にとって大切な存在なんですから」
刹那「そうか・・・・」
エクシアと会話をしていると、コンコンと扉がノックされる。誰かがお見舞いに来た様だ。時間はお昼を過ぎている。誰かが来てもおかしくはない。
エクシア「誰かお見舞いに来ましたね」
刹那「・・・・入っていいぞ」
刹那は扉の向こうにいる人物に声をかけた。その時扉が勢いよく開かれる。スパァン!!と良い音がなるほどだ。扉の向こうにいたのはエスと綾波だった。二人は刹那に目を向けて、涙を流している。
エス「マ・・スター・・・?」
綾波「マスター・・・?生きてる・・です?」
刹那「勝手に殺すな・・左腕を失ったが、俺は生きている。」
エス 綾波「「マスタァァァァァァァ!!!!」」
二人は勢いよく刹那に抱きついた。抱きついた時刹那は身体に痛みが走り、表情を歪めたが、二人に心配をかけた分だと思い、すぐに元に戻る。
刹那「すまない・・・迷惑をかけたな」
エクシア「マスター、そこは謝罪だけじゃないですよ?二人は看病もしてくれたんですから」
刹那「・・・・・そうだな、二人ともありがとう」
刹那はそう言い、順番に二人の頭を優しく撫でた。二人は溶ろける様な顔をしていた。
・・・女はこんな事で喜ぶものなのか?・・・
顔には出さないが、刹那はそんな事を考えていた。すると
コンコン
と扉を叩く音がする。また誰かが来た様だ。
エス「私が出ます。マスターはそのまま安静にしていてください。」
エスがそういい、扉を開けて、部屋の中に案内する。見舞いに来たのはアリサの家族、そしてすずかと、忍だった。すずかは何故か忍の後ろに隠れている。何故だ?
「君が刹那君かな?」
刹那がそう考えていると、男の人が話しかけてくる。金髪でどこか優しげな男だった。アリサの家族の人だろうか?
刹那「そうだが・・・あんたは?」
「おっと、これは失礼、私はデビット・バニングス、君が助けてくれたアリサの父親だよ。そしてこっちが妻のジョディ・バニングスだ」
デビットがそう言うと、ジョディと言われた女の人が、刹那の方を向く。そしてアリサを連れてこちらに来た。
ジョディ「初めまして、ジョディ・バニングスよ」
刹那「知っていると思うが、俺は刹那・F・セイエイだ。それで何か用か?」
刹那がそう言うと、二人は刹那に向かって、頭を下げた。刹那は二人の突然の行動に驚愕していた。
刹那「・・・何をしている?」
デビット「君には礼を言わせてくれ。君がいなかったら私達は娘を失うところだった・・・本当にありがとう!!!」
ジョディ「私からもお礼を言わせて。ありがとう」
刹那「・・・・顔を上げてくれ。そう正面から礼を言われると少し照れる」
刹那は照れ隠しで二人にそう言った。二人は顔を上げ、刹那の方を見た後、微笑んでいた。するとアリサが気まずそうに話しかけてきた。
アリサ「ね・・・・・ねぇ」
刹那「・・・なんだ?」
アリサ「ありがとう、あの時助けてくれて」
刹那「別に礼を言われる事じゃない、俺がしたいからした、それだけだ」
アリサに礼を言われ、刹那はそう答える。自分がやりたいから、それをしただけ、ただそれだけなのだ。そう言いつつ、刹那はアリサの頭を優しく撫でた。アリサは最初は驚いていたが、慣れてくるにつれ、目を閉じ気持ち良さそうにしていた。その光景をデビットとジョディが微笑みながら見ていた。そこにすずかと忍がやってくる。
忍「刹那君、怪我は大丈夫なの?」
刹那「問題はない、特にこれといった外傷もないしな」
そう言うと、改めて刹那は身体を確認する。あの誘拐犯達に何もされていないから特に傷などはなかった。左腕以外は。
刹那「それより聞いたが、あの事件の犯人は全員捕まったらしいな。忍達は事情聴取をされたそうだが、大丈夫か?」
忍「そんな状態でも他人の心配をするの・・?はぁ・・・まあ、私たちは大丈夫よ、すずかもアリサちゃんも大した事は聞かれてないわ」
刹那はそれを聞くと、納得した。忍の表情を見て、月村家の事については何も聞かれていないらしい。
刹那「それはそれとして・・・何故すずかは忍の後ろに隠れている?」
刹那は隠れているすずかの事を忍に聞く。すずかは刹那と視線が合うと肩を震わせ、隠れてしまうのだ。
忍「すずかは責任を感じているのよ」
刹那「・・・・・何も責任を感じることはないはずだが?」
刹那はそう言った。別に刹那がすずかに何かをされたわけでもない。だからすずかが、責任を負うことはないはずだ。すると、すずかが忍の後ろから現れた、涙を流して、視線を刹那に向けて言った。
すずか「あるよ・・・私のせいで刹那君は怪我したんだから」
刹那「・・・・もしかしなくても、左腕の事を言っているのか?」
刹那の問いにすずかは肯く、だが刹那はそれをすずかのせいにしようとは全く思っていなかった。
刹那「別にすずかが気にすることはない、俺が注意していれば他に刀を止める方法はあったんだ、お前が気に病むことではない」
刹那はそう言うが、すずかは納得がいっていないのか、表情を暗くする。その表情を見た刹那は一つの仮説が浮かぶ。それを質問として聞いた。
刹那「・・・まさかとは思うが、自分が化物だから俺は傷ついたとでも思っているのか?」
刹那の問いに、すずかは肩を震わせた。どうやら図星だったらしい。
刹那は軽くため息をつくと、ベッドから降り、すずかの方へ向かう。
すずかは目の前に立つ刹那に顔を向けていた。そして刹那はすずかの前に立つと右手を上げる。それを見たすずか以外の全員は目を見開いた。俺がすずかを叩くと思っているのか?すずかも目を閉じている。
そして俺は優しく、すずかの頭に手を置く。
・・・俺が叩くと本当に思っていたのか?
すずか「・・・・・・・・・・え?」
すずかは呆気に取られた顔をしている。他の人達も同じだ。全員が俺がすずかを叩くと思っていたのだろう。
刹那「さっきも言ったが、あれは俺がしたくてしたことだ。別にすずかが気にすることでもない。」
「それに」刹那はすずかの頭に置いてある、右手を左右に動かす。優しくゆっくりと
刹那「すずかが、化物かどうかなんて俺にとってはどうでもいいことだ」
すずか「・・・・・っ!!??」
刹那「忘れるな、お前は俺やアリサ達と同じ人間だ。友達を心配して、俺に申し訳ないと思ったから謝ったんだろう?化物に心は必要ない。お前は心を持っている、感情を持っている、なら俺達と変わらない人間だ」
そこまで言うと刹那は一度、口を閉じる、そしてエスと綾波の方を見つめる。二人は笑顔で俺を見て肯く。そして俺は次の言葉を口にする。
刹那「今まで、辛かったろう。苦しかったろう。だけどもう大丈夫だ。今まで、よく頑張ったな」
すずか「せ・・・つな・・君・・うぅ・・うわぁぁぁん!!!」
すずかは大粒の涙を流し、刹那に抱きついた。刹那はすずかを優しく受け止め、頭を優しく撫でる。アリサ達も涙を流しながら、その光景を黙って見ていた。しばらくの間病室にはすずかの泣き声だけが聞こえていた。
忍「それで刹那君、左腕はどうするの?義手をつけるの?」
すずかが泣き止んだ後、忍が刹那にそう聞いた。左腕はもう治療することができないため、義手をつけるしかなかったのだ。
刹那「それはまだわからないが、料理とかする時に片手だと流石にできないからな、作ってはもらおうと思う。」
アリサ「料理って・・・・あんた料理とかするの?」
アリサの何気ない質問に刹那は答える。それが刹那にとっては普通のことだから
刹那「ああ・・・俺には、親なんていないからな」
「「「「「!?」」」」」
刹那の返答にアリサ達は驚愕する。それはそうだろう5歳で親のいない子供を今目の前で見ているのだから。
デビット「せ・・・刹那君、親がいないと言うのは本当なのかい?」
刹那「この場面で嘘を言う必要があるか?今はエスと綾波と一緒に暮らしているが、俺たちは血が繋がっていないからな、だが二人は俺の大切な家族だ。」
すずか「えと・・・刹那君・・ご両親って・・・」
すずかにそう言われて、刹那は答えるか悩んでいたが、レイに
「親がいない理由は君が考えてね」と言われて理由を考えたのだがいい理由が浮かばなかったのである。刹那は諦め、自分の過去を話す事にした。
刹那「俺は自分の手で、自分の家族を殺したんだ」
「「「「「!!??」」」」」
刹那の言葉に刹那以外の全員は驚愕していた。何人かは口元を手で押さえていた。
ジョディ「じ・・・・自分の手で家族を殺したの?」
刹那「そうだ」
ジョディ「なんでそんな事を・・・」
刹那「俺の故郷はクルジスという、クルジスでは紛争が続いていた。俺の様な子供が紛争に参加するのもおかしくはない。」
「「「「「・・・・・・・・・・」」」」」」
刹那「そして、クルジスにある男が来た。名前はアリー・アル・サーシェスという。奴は自分を神の使いだと言って、俺たちを洗脳した。そして奴は、神に生贄を捧げよとそう言った」
アリサ すずか「「ま・・・・・まさか・・・」」
刹那「そうだ、自分の家族を神の生贄に捧げろと命令したんだ」
その刹那の言葉に、全員が苦虫を噛み潰したような顔をした。何故こんな幼い子がこんな思いをしなくてはならないのかと。
刹那「そして俺たちは紛争に参加した。だが戦力差は歴然だった。次第に俺たちは劣勢になっていった。その時俺は思ったんだ。この世界に神はいないと・・・」
刹那「洗脳が解けた俺は、周りの仲間を説得した。だが説得は虚しく失敗、俺は戦うことしかできなかった。多くの仲間がやられていき俺が所属していた部隊は最終的に俺一人だけが生き延びた。」
「「「「「・・・・・・・・・」」」」」
刹那「紛争が終わった後、俺はクルジスで、ある人に助けられた。名前も覚えていないがな、そして俺はここ海鳴市に来たわけだ。エスと綾波にあったのもその時だ・・これが俺の過去だ」
自分の過去を少し変えて、説明した後、刹那は周りを見て驚愕した。全員が涙を流しているからだ、まさか涙を流すほどだとは思っていなかったのだ。
刹那「・・・・・何故泣いている?」
アリサ「だって・・悲しいじゃない!!あんたは悪くないのに・・その男に利用されてただけなのに!!」
すずか「そうだよ・・!家族を自分の手でなんて・・・仲間の人たちを全て失うなんて・・・悲しすぎるよぉ・・」
アリサとすずかはそういい、刹那に抱きつきながら泣いていた、泣かれながら抱きつかれた刹那はどうすればいいのかワタワタしていた。
忍「刹那君・・・辛くないの?」
忍は刹那にそう聞いていた。5歳で両親を失ったのだ。そう思うのも無理はないだろう。
刹那「辛いが、昔ほどではない、今はエスと綾波もいるからな」
そういい、俺は二人の方を見つめた、二人は俺を見て、涙で顔を濡らしながらも、微笑んでくれた。
刹那はアリサとすずかを離すと改めて話題を振った。
刹那「それよりも、報告なんだが、傷はそれほどでもないから、明日にも退院できるらしい。エス、綾波、明日から引っ越しの準備をするぞ」
エス「了解しました、マスター」
綾波「わかりました・・・マスター」
二人は了承してくれた。まあ、引越しと言っても結界を張るだけなんだが
すずか「え?・・刹那君・・引っ越すの?」
刹那「ああ・・・もう直ぐな、荷物をまとめないと間に合わないんだ」
すずか「そう・・なんだ」
アリサ「なによ!!せっかく友達と遊べると思ったのに!!」
刹那はアリサの言葉に驚愕していた。
刹那「とも・・・・だち?」
アリサ「そうよ///なによ!?文句があるわけ!?//」
顔を赤く染めて、アリサは刹那に言った。刹那は無言で首を横に振った。
刹那「いや、文句はないんだが、俺がお前達の友達でいいのか?」
アリサ「なに言ってんの!あんたは私達を助けてくれたのよ!?それだけで理由は十分でしょ?それに何より私がなりたいの!!」
すずか「私も・・刹那君と・・友達になりたいな・・ダメかな・・?」
刹那「わかった。こんな俺でもいいならぜひ友達になってほしい。俺にとっては初めての友達だからな」
刹那がそう言うと、二人は顔を合わせて喜んでいた。刹那はその光景を見て微笑んでいた。その時、二人が刹那に視線を向けて顔を赤くしたりもしていたとかなんとか。
その後、アリサ達は家へ帰り、刹那はエスと綾波を家に帰した後、エクシアと会話をしていた。
刹那「エクシア、俺はこの後どうすればいいんだ?」
エクシア「そうですねぇ、とりあえずレイさんに聞いたところ、今救える人達はもういない様ですね、一番近いのは4年後ですね」
刹那「4年後か・・・」
エクシア「マスター、それなら今の内に勉強をしたらどうですか?魔法や戦闘以外の」
刹那「・・・・・何故だ?」
エクシア「レイさんによると小学3年生の時、マスターに私立聖祥大学付属小学校に入学してもらうらしいですよ、「人生をやり直してるんだから、ちゃんとしてもらわないとね」らしいです」
刹那「了解」
刹那はエクシアとの通信をきり、ベッドに横になって睡眠を取った。疲れが溜まっていたからか直ぐに眠りについた。
それからと言うもの時間はあっという間に進んでいった。退院した後、エスと綾波に協力してもらい結界を構築、そして発動させた。結界の中では外に音が漏れず、外はホログラムで映像を映しているらしい。
その後、戦闘訓練や魔法についての勉強、そして入学する小学校の勉強をしていた。3年生の時に転入するため、刹那は全てをこなしつついつもの日々を過ごしていった。
そして、時間は4年後に進む。刹那は8歳になり、いよいよ転入の日になった。
エス「マスター、いよいよ転入の日ですが、緊張していますか?」
刹那「緊張は・・してないといえば嘘になる、だが緊張よりはワクワクしている」
綾波「綾波も一緒に行きたいのですが・・・」
刹那「綾波はもう知識としては頭に入っているだろう?なら必要ない」
エス「マスターそろそろ時間ですよ?」
刹那は時間を見ると学校に行く時間であった。今日は初日なので、指定された時間に行かないといけないのだ。刹那はエクシアを首にぶら下げ玄関に手をかける。
刹那「・・・・行ってきます」
エス 綾波「「いってらっしゃーい」」
刹那は扉を開け、学校までの道のりを進む。刹那が通う学校は私立聖祥大学付属小学校だ。なんでも他の小学校より勉強のレベルが高いらしい。いわゆるエリート校と言うやつだ。
刹那「エクシア、この年に救いを求める人物が現れるのか?」
エクシア「そうですね、レイさんが言うにはそうらしいです。」
刹那「了解、だが今はこの時間を楽しむとしよう」
そう言い、刹那は前を向く、すると視線を感じた。周りを見ると自分と似たような制服を着た女の子達が刹那を見て顔を赤くしている。だが刹那が視線を向けると、顔を背けてしまうのだ。
刹那「エクシア、これはどう言う状況だ?」
エクシア「そんな警戒することでもないと思いますよ?ただマスターに見惚れてるだけじゃないですか?マスターはイケメンですから」
刹那はエクシアの言葉に疑問符を浮かべた。
・・何故俺に見惚れる?・・・そう考えている内に学校に着いてしまった。
刹那「ここが・・・私立聖祥大学付属小学校・・・」
エクシア「ひゃああ、大きいですねぇー」
刹那とエクシアはそう言葉を漏らしていた。そう小学校なのだがこの学校は小学校から大学まで、ある学校なので大きくなるのは必然であった。
「君が刹那・F・セイエイ君かな?」
刹那が呆気に取られていると、目の前に女の人が立っていた。どうやら刹那を待っていたらしい
刹那「はい、俺が刹那・F・セイエイですが」
「やっぱりそうなのね、私があなたの先生なの、よろしくね」
刹那「そうなんですか、ではこれからご指導ご鞭撻よろしくお願いします」
刹那はそう言い、先生に頭を下げた。
エス「礼儀を第一に!!」
エスにそう叩き込まれました。礼儀が一番大切だと
先生「はい、よろしくね、でも左腕はちゃんと通さないとだめよ?」
やはり、指摘されるか、刹那はある程度は予想していたが、左腕のことを指摘されてそう思った。
刹那「すいません、先生。でも無理なんです。俺、左腕がないんで」
刹那はそう言うと、制服を少しだけずらして左腕を見せる、すると先生の顔がどんどん青くなっていくのがわかった。
先生「!!ご、ごめんなさい!!気づかなくて」
刹那「いいえ、別に構いません。それで俺のクラスはどこですか?」
先生「あ、そ、そうだったわね!こっちよ、ついてきて」
そう言われて、刹那は先生の後をついていく。
これから刹那の初めての学園生活が始まる。
なのはside
私はクラスの教室に入る。そして私は新しくできた友達二人に挨拶をした。
なのは「すずかちゃん!アリサちゃん!おはよう!!!」
アリサ「おはよう!」
すずか「おはよう、なのはちゃん」
私の新しいお友達のアリサちゃんとすずかちゃんと挨拶を交わす。
学校に入学した後、二人と友達になって学校がとても楽しくなった。
私達が談笑していると、クラスメイトの女の子が話しかけてくる。
「ねぇねぇ、3人はもう知ってる?」
「「「なにが?」」」
「あのね、今日このクラスに転校生が来るらしいよ。」
なのは「転校生?」
「うん、担任と制服を着た初めて見る子が、職員室に入っていったんだってさ」
アリサ「それならこのクラスに来るわね、それで男子?それとも女子?」
「見た人が言うには、男子だって。しかもかっこいいんだって」
すずか「男の子か・・・帝君みたいな人じゃないといいけど・・」
「「「うんうん」」」
すずかちゃんの言葉に私たちは同意する。帝君は見た目はいいんだけど、ナルシストで、私達を嫁だと言ってくる男の子だ、はっきり言って迷惑でしかない。するとクラスメイトの子が
「それはないんじゃないかな?」
そう言われて、私たちは頭に疑問符を浮かべた。
アリサ「なんでそんな事言えるのよ?まだわからないでしょ?」
「その男の子、職員室から出た後、困ってる人がいると助けてたからさ、帝がちょっかいかけてた女の子助けたりとかしてたし。」
アリサ「へぇ、あの帝がやられたの?いい気味ね!!」
私たちもそう思った。しかしあの帝君が、やられてしまうって転校生はどんな人なんだろう?
すずか「他に特徴はないの?髪とか目の色とか」
すずかちゃんの言葉にクラスメイトの子が答えようとした瞬間、チャイムが鳴ってしまう。私達は急いで自分達の席に座った。座った直後、先生が教室に入ってきた。
先生「皆さん!おはようございます、授業を始める前にお知らせがあります、今日この教室に転校生がやってきます!!」
先生のその言葉に、教室の中に歓喜の声が上がる。新しい仲間が増えるのは嬉しい事だから。
「先生!その転校生は男子ですか!?女子ですか!?」
クラスの男の子が、そんな事を聞くと、先生は「残念、男の子です」と言った。その瞬間、歓喜の声の半分が押し黙ってしまう。女子達は歓喜の声を上げてるが、男子は女子に期待してたのだろう、項垂れていた。
先生「さて、じゃあその転校生に来てもらいましょう。扉の前で待ってもらってますからね。じゃあ・・・入って来て!!!」
先生がそう言うと扉が開き、全員の視線が扉に向かう。そして入ってきた男の子を見て、私は目を見開き、涙を流していた。黒髪の眼帯をした碧色をした目の男の子、4年前、私を助けてくれた、男の子を見て私は名前を呼んだ。
なのは「刹那・・・・くん?」
刹那side
刹那は先生に呼ばれ、教室の中に入った。教壇の横に立ち、周りに視線を向けていた。すると見知った顔を見つけ、エクシア に通信する。
刹那「エクシア、このクラスには知り合いがいる」
エクシア「え、本当ですか?よかったじゃないですか・・・ちなみに誰がいたんです?」
刹那「なのは、アリサ、すずか」
エクシア「え?もしかしてマスターが救った女の子全員がクラスメイトになると言う事ですか?」
刹那「そうらしい」
刹那がエクシアと通信していると、先生が、話をしていた。
先生「彼がこれからこのクラスに入る子です!彼は不慮の事故により、右目が失明し、左腕がありませんが、仲良くしてあげてください。じゃあ自己紹介、お願いね?」
先生は刹那に目配せをして、刹那は頷き、刹那は自己紹介する。
刹那「刹那・F・セイエイです、先生の言う通り、俺は右目が失明し、左腕がありません、ですが、みんなと仲良くなりたいと思っています。よろしくお願いします。」
刹那が自己紹介をすると先生がサムズアップをした。自己紹介をした事がない刹那は、うまく行ったのだと思った。その時
アリサ「せ、刹那!?あんたが転校生なの!?」
すずか「ほ、本当に刹那君!?夢じゃないよね!?」
アリサとすずかが、席を立ち、刹那に詰め寄る。
・・・・顔が近い、気づいていないのか?
刹那「落ち着け、2人とも」
アリサ「落ち着けるわけないでしょ!?退院した後どうしてたのよ!?教えてくれても良いじゃない!?」
アリサはそう言うが、刹那は2人の連絡先を知らない。だから連絡しようにも出来なかった。
先生「あら?刹那君、2人と知り合いなの?」
先生が刹那にそう聞く。先生の質問にクラスの全員が、首を縦に振る。どうやらクラスの全員も先生と同じ疑問を持っていたらしい。
刹那「2人とは4年前に友達になった。4年前に誘拐事件があったのをみんな知っているか?」
先生「確か、アリサちゃんとすずかちゃんが拐われたのよね?有名な事件よ」
刹那「その事件の場に俺が居合わせたんだ。2人が拐われた瞬間を見て、助けに行ったんだ。」
「「!!!???」」
その言葉にクラスにいる全員が驚愕する。もちろん俺やすずかとアリサは驚きもしない。
先生「あなたはなにをしているの!?警察を待つべきでしょう!?」
刹那「見過ごせなかったんだ、そして海鳴港の倉庫内で拐われた2人を助けたんだ、その時に誘拐犯の1人がすずかを狙って刀を振り下ろしたんだ。俺はそれを庇い、左腕を切られたんだ。左腕がないのはそれが理由だ」
刹那はそこまで言うと、クラスの全員は刹那を見る目が変わった。かっこいいだけではなく、優しいというプラス材料によって好意の目を向けていた。だが、男子の1人は刹那を睨んでいた。
先生「そうだったのね、でもそれはとても危険よ、あまりそういう事はしない事いいわね?」
刹那「・・・・善処する。」
そう言った時、突然ガタン!と音が鳴る。全員が視線を向けるとひとりの女の子が、立っていた。先生が女の子に声を掛ける。
先生「高町さん?どうかしましたか?」
そう。立った女の子は、なのはだった。目を見開き、刹那を見て涙を流す。その姿に全員は驚愕しているが、刹那は表情を変えないでいる。なのはは、刹那に近づき声をかけた。
なのは「せ・・・刹那君?本当に・・刹那・F・セイエイ君?」
なのはは、声を震わせながら、刹那に聞いた。
刹那はなのはの目を見て、答える。
刹那「4年ぶりだな、高町なのは・・・
家族に自分の気持ちと我が儘をちゃんと言えたか?」
刹那がそう答えるとなのはは、大粒の涙を流しながら、刹那に抱きついた。
「「「ええええええええええええ!?」」
アリサ「な、な、なのは!?」
すずか「な、なのはちゃん!?な、え!?」
クラスの全員の絶叫が聞こえ、アリサとすずかが、顔を赤くしながら、なのはの名前を呼ぶ。刹那はどうすればいいかわからなかったので、エクシアに通信をする。
刹那「エクシア、俺はどうすればいい?」
エクシア「私に聞かないでください、とりあえず、なのはちゃんをどうにかしましょう?」
エクシアにそう言われても、刹那にはどうすればいいかわからない。
刹那はとりあえず泣いているなのはの頭を撫でる。その時クラスから歓喜の声と悲鳴が上がる。そして先生に止められるまでこの状態が続いた。
刹那の学校初日は、ここから始まったのである。
ご愛読ありがとうございました。
このシリーズのこの後の展開ですが、タグに付いてある、アズールレーンとブレイブルー の作品から何人か出したいと思っています。
自分の好きなキャラを出すのでお願いします。
最新章で出す、ダブルオーの形態
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ダブルオーライザーまで
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ザンライザーまで