魔法少女リリカルなのは〜半壊の天使に惹かれる少女達   作:エム3

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37話目です。
タイトル詐欺になってるよなぁ・・・
反省している。


明かされた真実

アースラの医務室。負傷を負い、意識を失っている刹那は眠りについている。その近くには、彼の使い魔である、レーヴァテイン、ラグナロクがついている。

 

レーヴァテイン「マスター・・・」

 

ラグナロク「私達が早く着いていれば・・・少なくても、マスターの怪我は軽かったはず・・・キル姫なんて呼ばれてるけど、マスター、一人守れないなんて・・・」

 

レーヴァテイン「・・・・あいつは・・・あの男は・・!絶対に殺ス・・!!楽ニ死ナセルモンカ・・・!!」

 

ラグナロク「・・・それなら、私達も成長しないといけないわね?私達の・・・このキラーズを使って、これからマスターを守らないと。」

 

レーヴァテイン「・・・何当たり前のこと言ってるの?」

 

ラグナロク「ふふっ♪そうね?」

 

「レヴァはマスターが大好きだからな!」

 

レーヴァテインとラグナロク以外の声が響く。レーヴァテインが視線を向けるのは、機械の体を持つ龍。バハムート。通称ムーと呼ばれるレーヴァテインの相棒だった。

 

レーヴァテイン「ムー」

 

ムー「あっ!?いや!?」

 

レーヴァテイン「・・・恥ずかしいから、あんまり喋んないで///」

 

ムー「んなっ!?デレた!レヴァがデレた!やっぱ、マスターはレヴァにとって、大切なんだn「黙って!」むぐぐぐぐ!!??」

 

ラグナロク「ふふふっ♪仲睦まじいわね?」

 

レーヴァテインとバハムートの絡みを見て、ラグナロクは笑みを浮かべている。すると、医務室の扉が開き、中へなのは達が入ってくる。

 

ラグナロク「あら?高町さん、怪我の方は大丈夫?」

 

なのは「平気です。バリアジャケットを着ていたので・・・」

 

なのははラグナロクに返答しながらも、視線は刹那に向けている。フェイト達も同様にだ。ベットに横たわり、上半身だけ私服を脱ぎ、体に包帯が巻かれている刹那の姿。痛々しい、その姿を見て、全員が暗い表情をしている。すると、レーヴァテインが立ち上がり、なのは達の前に立つ。赤い瞳が、なのは達を見据えている。すると、レーヴァテインの後ろから、ムーがひょこっと現れる。

 

ムー「お?この嬢ちゃん達が、レヴァが言ってた人達か?」

 

なのは「え!?ど、ドラゴン!?」

 

ムー「おう!初めましてだな!嬢ちゃん達!俺は、レヴァの相棒!最強のバハムート様だぜ!」

 

レーヴァテイン「・・・そんな事、今どうでもいいでしょ?ムー、今は黙ってて。」

 

ムー「おいレヴァ!この嬢ちゃん達が俺の事、知らねえから、名前を教えてるだけだろ?」

 

レーヴァテイン「・・・黙れって言ってるんだけど?」

 

レーヴァテインはムーに鋭い視線を向ける。

 

ムー「・・・レヴァが何するか何となくはわかるけどよ。レヴァだって、マスターを守れなかったじゃねぇか。嬢ちゃん達だけ責めるのはお門違いだろ?」

 

 

レーヴァテイン「・・・っ!!ムー!!」

 

ムー「レヴァ、ここにいる奴ら、全員がマスターを守れなかったんだよ。マスターの強さもあいつ・・・あの赤い奴には勝てなかった。嬢ちゃん達やレヴァ達が強くなってるのはわかるけどよ。結局、マスターが重傷を負った。誰も責めることなんて出来ねえだろ?」

 

レーヴァテイン「・・っ!そんなのっ・・・!わかってる・・・!」

 

レーヴァテインは部屋を飛び出していく。その時、ラグナロクは目で捉えていた。レーヴァテインが涙を流している事に。

 

ラグナロク「・・・ごめんなさい。彼女の代わりに私が謝罪するわ」

 

はやて「い、いいえ。気にせんといてください・・・あの・・・」

 

ラグナロク「何?」

 

はやて「あの・・・ラグナロクさんにとって・・・刹那くんは何ですか?」

 

はやての質問に、少し目を開くラグナロク、彼女は少し微笑みながら、はやての言葉に返答した。

 

ラグナロク「マスターは、私が愛している人よ?それ以上でも、それ以下でもないわ。もちろん、家族として・・・ね?」

 

ラグナロクは片目を閉じ、口元に人差し指を当て、微笑む。その様子になのは達は戸惑ってしまう。すると、更に守護騎士達が入室してくる。

 

ラグナロク「貴方達も来たのね?」

 

ヴィータ「おう・・・・刹那は・・・まだ起きないのか?」

 

ラグナロク「ええ。でも心配はいらないわ。すぐ目を覚ますから」

 

シグナム「・・・信頼しているのだな。セイエイを。」

 

ラグナロク「マスターを信じない使い魔なんているはずないでしょ?それに、私・・・いえ、私達、使い魔とマスターは繋がっているの。それは、貴方達も同じ」

 

すずか「・・・え?」

 

ラグナロク「マスターと貴方達は繋がっている。仲間として。元々は敵だった貴方達とも繋がった。わかり合って、絆を紡いだ。マスターは貴方達を信じてるの。多分だけど、私達を除いたら、貴方達を一番信頼してる。貴方達が、マスターを信じなくてどうするの?」

 

ラグナロクの言葉に、ハッとした表情になるなのは達。ラグナロクは笑みを浮かべて。

 

ラグナロク「私はレーヴァテインに会いに行くわ。マスターの事は、貴方達に任せるわね?愛してる人の手は、離しちゃダメよ?」

 

ラグナロクはなのは達に微笑みながら、部屋を出ていく。先程の発言に、なのは達は戸惑っていたが、それよりも刹那の方が心配だったので、すぐさま落ち着き、刹那の方へ目を向ける。

 

なのは「アリー・アル・サーシェス・・・あの人・・・すごい強かった・・・・」

 

フェイト「うん。ダブルオーを使った刹那があんなに簡単にやられるなんて・・・」

 

はやて「しかも、闇の書事件から2年も頑張ってきたうちらが・・・刹那君の援護すら・・・できなかったんや・・・」

 

 

アリサ「あんな奴と刹那やロックオンは・・・・ずっと戦い続けてるのよね・・・」

 

すずか「そうだね・・・それに、この事件を解決する為に・・・私達は、サーシェス・・・あの人と戦わないといけないんだよね・・・」

 

アリシア「私達全員で、戦えば・・・・勝てる!!って・・・言えないよねぇ・・・だって、私達、全員でも、刹那君には及ばないから・・・」

 

現実に打ちのめされる。刹那とサーシェス。2人の戦闘に、彼女達は、動けず、刹那の援護すらできなかった。強くなったと思っていた彼女達は、目の前のあまりにも無情な現実に、唇を噛み、悔しみを露わにしている。その中でも、一番、気持ちが強いのは、なのはだろう。ジュエルシード事件から、刹那と一緒に戦っていた身だから。

 

なのは(私は・・刹那君の隣に立ちたい・・・守られてばかりじゃいられない・・・もっと、強くならないと・・・もっと・・・!もっと・・!)

 

彼女達は・・・いや、一人の少女は決心する。更なる力の渇望を。その結果が・・・・最悪の結果を招くとも知らずに。

 

 

 

 

 

???side

 

眠りに付く少年。目を覚ますと、広がっていたのは、彼を思う彼女達の顔・・・・ではなかった。

 

 

闇の書とは違う、周囲を見渡しても、一切の光を通さない、闇の空間が広がる。彼はあたりを見渡し、ある一点に目を向けた。

 

そこには、顔は見えないが、何者かが立っている。男性なのか女性なのかもわからない。だが、誰かがいる。少年にはそれがわかった。

 

すると、その人物は、変わらず顔は見えないが、口元が見えた。ゆっくりと口を動かし、何かを喋っている。だが、声は聞こえない。少年は謎の人物の口の動きで、何を喋っているのかを読み取ろうとする。そして、少年は謎の人物が何を喋っていたのか理解した。それと同時に一瞬、驚いた表情になり、その後、笑顔を向ける。そして、少年は。

 

 

 

「ああ。俺は変わる。彼女達と共に。だから・・・貴方は心配する事などない・・・それに、今は・・・貴方の言っていた事もわかる。人と人はわかり合うことができる・・・貴方が言っていた事は本当だった。だから、俺も・・・対話を試みようと思う。俺の・・・ガンダムで。だが、俺の本質は変わらない。世界に戦争を生み出す者がいれば、俺は駆逐する。矛盾しているとは思う。だが、これが俺なんだ。

 

 

これが・・・俺・・刹那・F・セイエイが戦う理由だ・・・

 

 

 

 

 

マリナ・イスマイール。」

 

 

少年がそう言うと、暗闇の空間が割れ、眩い光が少年を包む。薄れゆく意識の中、少年が目にしたのは、謎の人物が笑っている姿だった。

 

 

 

刹那「・・・んっ・・」

 

刹那は、ゆっくりと目を覚ます。見慣れない天井。周囲を見渡しても、その部屋は見慣れない。体を起こすと、痛みが走る。表情を歪ませ、体を確認すると、包帯が巻かれていた。その瞬間、ここは医務室と刹那は理解する。

 

刹那「・・・俺は・・・そうだ。アリー・アル・サーシェスに・・・」

 

刹那はゆっくりと、何故こうなったのかを確認する。そして、自分の右手に目を向ける。手を開き、握る。ゆっくりと。そして、刹那はサーシェスとの戦闘を思い出し、表情を強張らせる。

 

刹那「・・・届かなかった・・・奴には・・・勝てなかった・・」

 

サーシェスは笑いながら、自分との戦闘を繰り広げていた。サーシェスは昔と変わらず、戦闘を楽しんでいた。そして、敗北した。ダブルオーを纏い、自分は敗北した。ロックオンから託された機体で。なによりもそれが悔しかった。

 

刹那「アリー・アル・サーシェス・・・奴がこの世界で何を企んでいるのか・・・それはわからないが・・・奴は世界の歪みそのものだ・・・野放しにはしておけない・・・必ず俺が・・・駆逐する・・・!」

 

その瞬間、部屋の扉が開く。刹那が視線を向けると、そこに立っていたのは、クロノとカグラ、そして、ザフィーラだった。

 

クロノ「・・・っ!?刹那!!」

 

刹那「・・・クロノ?」

 

目を潤ませながら、クロノは刹那に駆け寄り、手を取る。突然の行動に、刹那は首を傾げる。すると、彼の頬に涙が流れていく。

 

クロノ「まったく・・・!心配・・!させるな・・・!!」

 

刹那「クロノ・・・・・」

 

カグラ「少しはこっちの身にもなれよ。刹那が重傷を負ったって聞いて、急いで飛んできたんだぜ?」

 

ザフィーラ「ああ。だが、無事でよかった。安心したぞ。刹那」

 

刹那「カグラ・・ザフィーラ・・・」

 

クロノほどではないが、目に涙を溜めているカグラと、優しい瞳で、安堵した表情のザフィーラ。二人も、刹那を心配してくれていたのだ。

 

刹那「心配かけてすまなかった・・・あれから、どうなったんだ?」

 

クロノ「さっきの戦闘からは、あまり時間は経過していない。今は、サーシェスとキリエと呼ばれた少女達の捜索をしている。なのは達は今は、この地球に来たもう一人の少女・・・アミティエ・フローリアンさんと一緒にいる」

 

刹那「アミティエ・フローリアン・・・」

 

ザフィーラ「今、主達は、ブリーフィングルームにいる。刹那が目を覚まし次第、情報を確認、そして、これからの作戦について、話し合いがある。動けるか?」

 

刹那「・・・ああ。痛みはあるが、問題はない」

 

刹那は、ベッドから降りて、近くにあった自身の服を着る。その時、ふと気づいた事を、刹那はクロノ達に聞いた。

 

刹那「・・・ダブルオーとラグナは?」

 

クロノ「刹那のデバイスなら、レイジングハート達と一緒に、デバイスルームで調整中だ。」

 

ザフィーラ「刹那のデバイスは、あの赤い機体に切り裂かれて、損傷が激しい。今は、デバイスマスターの元、修復中らしい。」

 

刹那「そうか・・・」

 

気になる事も聞けたので、刹那達は、医務室を出る。歩く度に、傷口が痛むが、刹那は表情一つ変えず、歩き続ける。道中、クロノ達が傷を気にかけてくれたが、あまり心配させないよう、平気だと刹那は伝えた。そんなこんなで、刹那達はブリーフィングルームに到着し、中に入る。中にいたのは、なのは達と守護騎士、そして、いつ来たのか、刹那の使い魔達が勢揃いしていた。すると、全員の視線が、刹那達に向けられる。刹那はこの時、何かを感じ取った。

その瞬間、クロノ達は刹那から距離を取る。そして、なのは達が刹那に駆け寄り、飛びついた。流石の刹那も、耐え切れるはずもなく、そのまま、背中を地面にぶつけるように、倒れてしまう。

 

刹那「・・・・っ・・・」

 

咄嗟に、身体強化の魔法をかけ、刹那は衝撃に備えた。ドンっ!と鈍い音が鳴る。だが、幸いにも、傷口が開くような事はなかった。だが、痛みはある。7人が刹那に倒れ込む中、刹那は彼女達に視線を向けると、嗚咽を零し、刹那の服を濡らしながら、泣いていた。

その光景を見て、刹那は何も言えなくなってしまう。

 

彼女達・・・特に、なのは、フェイト、はやての3人は、刹那が重傷を負うその瞬間を目の当たりにしている。その光景を思い出してしまったのだろう。涙を流すのも無理はない。使い魔達も、涙を流しているのが、刹那の、目に映る。守護騎士やロックオンも、刹那に優しい瞳で、微笑んでいる。安堵した表情で。今この瞬間、この時間を遮る者など、この部屋にはいなかった。

 

それから、時間が経ち、なのは達は、ひとしきり泣いた後、頬を赤らめながらも、所定の位置に戻る。そして、全員が真剣な表情へと戻る。

そして、クロノが話題を切り出した。

 

クロノ「それじゃあ、改めて・・・これから、ブリーフィングを開始する。最初は、事情聴取といこう。話してもらえますね?」

 

モニターに映し出されているのは、アミティエだった。

 

アミティエ『はい。私の知っている事はお話しします。妹が・・・キリエが何をしようとしているのか』

 

アミティエは、今回の騒動の主犯・・・キリエ・フローリアンについてや、彼女達の故郷、エルトリアと呼ばれる星について全て話してくれた。

 

刹那「つまり、エルトリア・・・アミティエ達の故郷を救う為に、キリエ・フローリアンは地球にやってきた、そして、はやての持っている夜天の書が必要不可欠・・・そう言うことか?」

 

アミティエ『正確に言ってしまうと、夜天の書の中に、ある物の入手の鍵があるって言ってました」

 

ロックオン「ある物?」

 

アミティエ『永遠結晶・・・星の命すら、復活できると言われているエネルギーの結晶体です』

 

なのは「永遠結晶?」

 

フェイト「えっと、つまり、キリエさんは、その永遠結晶を手に入れる事が目的なんですか?」

 

アミティエ『そうですね。』

 

アミティエの言葉に、クロノは眉間に皺を寄せる。

 

クロノ「なるほど。情報提供、感謝します。みんな、アミティエさんの話を聞いて、みんなはどう思う?」

 

なのは「私は・・・信じてもいいと思う。アミティエさんの言葉を」

 

フェイト「私も、信じたい」

 

はやて「うちも、アミティエさんには助けてもらったし。信じたい」

 

なのは達の言葉に、殆どの人数が頷く。すると、頷いてない人物達もいた。それは、刹那とロックオンだった。すると、ロックオンが口を開く。

 

ロックオン「なあ、アミティエ、一ついいか?」

 

アミティエ『はい、なんですか?』

 

ロックオン「お前さんや、妹さんが何をしたいのかはわかった。けどな、なんでそれにあいつが・・・アリー・アル・サーシェスがお前さんの妹に手を貸すんだよ?」

 

刹那「同感だ。キリエ・フローリアンについていても、奴には何のメリットにはならない。雇われていたとしても、奴には何の利益もない。」

 

二人が気になっていたのは、アリー・アル・サーシェスが何故、協力しているのかだ。奴の行動原理は主に、戦闘を楽しめるようにする為。又は、金になるからだ。雇われていたとしても、端金になるとも、二人には思えなかったのだ。

 

アミティエ『それは・・・すみません。私にもわからないんです。あの男は、キリエとよく話してはいましたが、私はあまり話した事がなくて・・・』

 

どうやら、アミティエも、サーシェスの目的は分かってはいないらしい。

 

ロックオン「・・・どう思う?刹那?」

 

刹那「情報が少なすぎる。アリー・アル・サーシェスの目的がわからない以上、一番注意すべきは、奴だ。戦闘面においても、な。」

 

ロックオン「・・・そうだな。」

 

サーシェスの強さを体験した事のある、刹那とロックオン。二人の1番の警戒する相手は当然、サーシェスだった。

 

 

クロノ「よし、とりあえず、ここでブリーフィングは終了とする。これからは、魔力探知ができない以上、目視による、キリエ・フローリアン、アリー・アル・サーシェスの捜索行動を取ることにする。各自、準備出来次第、出発してくれ。」

 

【了解!!!!!】

 

 

ブリーフィングを終え、全員が出撃し、捜索を開始する。運命の日までの時間は着々と過ぎていった・・・・

 

 

 




ご愛読ありがとうございます。
今回は少し短めです。あまりにも、ネタが思いつかないんや・・・




次回予告

キリエ達の捜索へとはいる管理局。刹那は負傷の為、クロノの命令の元、安静を命じられる。自宅へと帰宅した刹那はそこである人物達と出会う。

次回

魔法少女リリカルなのは〜半壊の天使に惹かれる少女達


「紫天一家」

新たな少女達もまた、天使へと想いを向けるのである

最新章で出す、ダブルオーの形態

  • ダブルオーライザーまで
  • ザンライザーまで
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