魔法少女リリカルなのは〜半壊の天使に惹かれる少女達   作:エム3

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今回は短め。
そして、原作ではロックオンの場面でしたが、今回はこの二人で、再現。こんなことでいいかは、思案中。


邂逅 真の敵

クロノ「新たな敵の存在・・・イノベイター・・・なのは達が戦った人物達はそう言っていたのか?」

 

なのは「うん。イノベイターって言ってた。それに僕達って。彼って。」

 

ロックオン「つまり、なのはちゃん達が戦ってた奴以外に、もう一人いるってわけか。ったく、サーシェスの野郎に加えてまた、違う敵が出たってわけか。」

 

支部局へと戻ってきた俺達は、クロノ達と合流し、今は、ブリーフィングルームでの情報整理をしていた。

 

刹那「イノベイター・・・か。」

 

クロノ「それと、刹那の隣にいるその子達は?」

 

シュテル「私達は、マスターである刹那の守護騎士です。あなた達とはなるべく、敵対したくはありません」

 

はやて「守護騎士?シグナム達と同じって事やんな?」

 

レヴィ「そうだよ!セツナの事を守れないオリジナル達に代わって僕達が生まれたんだよ〜!」

 

アリシア「な、なんだと〜!」

 

ディアーチェ「事実であろうが。傭兵如きに遅れを取り、あまつさえ刹那に怪我をさせた。その時点で貴様達は無能だ」

 

何故か、一触即発の空気になる。心なしか、なのは達とシュテル達の間に、火花が飛び散っているように見えるのは、恐らく気のせいなのだろう。だが、俺の意識はすでに、別の場所へと写っている。それは。

 

刹那(ダブルオー、奴から送られたデータを見れるか?)

 

ダブルオー(了解。)

 

イノベイターから送られたデータ。ただ位置情報だけが入っているデータだが、奴が言っていた言葉が、俺の中で引っかかっている。

 

刹那(イノベイターが言っていた事が事実ならば、この世界にヴェーダが存在する・・・ヴェーダを見つけられれば、イオリア・シュヘンベルグが何故ソレスタルビーイングを設立したのか。その理由を知る事ができる・・・か。罠がある事は間違いない・・・ガンダムを持っていくか・・・)

 

レヴィ「・・・?刹那、どうしたの?」

 

刹那「・・・いや、なんでもない。クロノ、俺は少し、出て行く。いいか?」

 

クロノ「え?あ、ああ。わかった。気をつけて。」

 

刹那「ああ」

 

俺はブリーフィングルームから退出し、支部局から出た後、俺は送られた位置情報へ向かう。着いた場所は、町外れにある廃墟。どう見ても、ヴェーダがあるようには思ないが、手掛かりがあると思い、警戒をしながら中に入る。

 

刹那「・・・ダブルオー、反応は?」

 

ダブルオー「2つの魔力反応あり。近づいてます。マスター。お気をつけて。」

 

刹那「ああ。」

 

俺は、愛用の銃を手に持ち、周囲警戒を怠らずに、先へと進む。そして、ある部屋へとたどり着いた。扉を開き、中へ入るとそこにいたのは。

 

「よう?待ちくたびれたぜ?クルジスの餓鬼?」

 

刹那「・・・っ!アリー・アル・サーシェス!!」

 

そこに待ち構えていたのは、アリー・アル・サーシェスだった。

 

サーシェス「よう、さっきぶりだな。クルジスの餓鬼。」

 

刹那「アリー・アル・サーシェス、貴様は、イリスやキリエ・フローリアンではなく、イノベイターに雇われているのか?」

 

サーシェス「おうよ。傭兵はギャラを貰えればどこにでもつく」

 

刹那「あんたの戦いに意味はないのか!」

 

サーシェス「あるさ。テメェには一生理解できねぇだろうがな」

 

刹那「・・・っ!」カチャッ

 

俺は咄嗟に銃を奴に向けて構えるが。

 

サーシェス「待てよ。俺は今は撃ち合うつもりはねぇさ。今日は、お前に会いたいって人を連れてきた。俺のスポンサー様だ。」

 

スポンサー・・・?すると、奴の後ろから、一人の人物が現れた。緑の髪、紫の瞳。だが、瞳の中が輝いている。人間ではないのは明らかだ。

 

刹那「・・・イノベイターか!?」

 

「そうだよ。名前はリボンズ。リボンズ・アルマーク。久しぶりだね。刹那・F・セイエイ。いや

 

 

ソラン・イブラヒム?」

 

刹那「・・・っ!?お前も・・・俺の名前を・・・!?」

 

リボンズ「そうか。君にとっては初対面だったね。僕は君と一度出会っているんだよ。この世界じゃなく、君達がいた世界・・・君の故郷、クルジスで。」

 

刹那「何・・・!?」

 

クルジスで会っている・・・!?奴に・・・!?

 

リボンズ「愚かな人間同士が争う戦場。その中で、必死に逃げ惑う少年。その様子を僕はずっと見ていたんだよ。MSのコクピットからね」

 

刹那「・・・っ!ま、まさか・・・!?あの機体に・・・!?Oガンダムに・・・!?」

 

リボンズ「あの時、Oガンダムの性能実験を兼ねた武力介入。機密保持の為、その場にいた者を全て処理するつもりだった。だが、僕は君を生かした。ガンダムを見ていたあの時の君の目がとても印象に残ったから。」

 

この男が・・・Oガンダムに・・・!?

 

リボンズ「それだけじゃない。ヴェーダを使って君をガンダムマイスターに推薦したのは僕なんだよ」

 

刹那「なっ・・・!?」

 

俺をマイスターに推薦したのが奴だと・・・!?静寂が俺たちを包み込む。だが、その均衡を俺が破った。

 

刹那「礼を言って欲しいのか?」

 

リボンズ「君の役目はもう終わったからね。そろそろ返して欲しいと思ってね。そのデバイスは元々僕の物になるはずだったんだよ」

 

ダブルオーを返せだと?そんな物断るに決まっている。ダブルオーは俺のガンダムだ。渡すわけにはいかない!

 

刹那「悪いが・・・断る!!」

 

バンッ!

 

銃声が鳴り響き、俺の右肩に痛みが走る。サーシェスが発砲した弾丸が、俺の右肩を貫いていた。

 

刹那「・・・くっ・・・!」

 

リボンズ「わざとかい?サーシェス。」

 

サーシェス「大将、俺の生き甲斐は戦いでね。」

 

リボンズ「ふん、好きにするといいさ」

 

リボンズ・アルマークが奥に消えていくが、そんな事を構っている暇はない。俺は建物の外に出る。サーシェスも俺の後を追い、外に出てきた。俺はすぐさま、ライフルを発砲して牽制をするが、弾幕を掻い潜り、サーシェスが大剣を振り下ろす。俺はGNソードⅡをクロスさせて受け止める。

 

刹那「・・・ぐぅ!・・・あぁ!」

 

サーシェス「肩の具合は・・・どうだい!?」

 

肩に痛みが響きながらも、俺は奴の攻撃をいなし、一度、距離を取る。

 

サーシェス「ファング!!」

 

距離を取ると、奴がファングを射出。俺はライフルモードへと切り替え発砲。ファングを一つずつ落としていく。

 

サーシェス「隙ありぃ!!」

 

ファングの迎撃の隙を突き、サーシェスがビームサーベルによる攻撃を仕掛けるが、俺は咄嗟に回避し、GNソードⅡを振るい、反撃。だが、奴に攻撃は当たらず、ファングによる攻撃が再開する。俺は建物の間を縫うように、飛翔し回避をする。

 

サーシェス「あの体であの動き・・・何なんだ!?あいつは!?」

 

意識が朦朧とする中、俺は必死にファングの攻撃を回避し続ける。戦闘は膠着状態のまま、支部局の方へと、俺達は移動していた。

 

 

 

 

なのはSide

 

私達は支部局で、傷の治療をしています。けど、その中に刹那君はいません。いったいどこいったんだろう?

 

アリシア「あれ?そういえば、刹那君は?」

 

クロノ「みんなが、睨み合ってる間に、出て行ったよ。どこにいるかは聞いてないけど・・・エイミィ、刹那の居場所は?」

 

エイミィ「えっと、ちょっと待ってね・・・・・・えっ!?」

 

クロノ「どうした?」

 

エイミィ「せ、刹那君の居場所なんだけど、海鳴市の外れにいるんだけど、刹那君の近くに魔力反応あり!この反応・・・!アリー・アル・サーシェス!?二つの反応が、だんだんこっちに向かってる!」

 

ロックオン「な、何だと!?」

 

刹那君、サーシェスと戦ってるの!?

 

クロノ「すぐに刹那の救援を!!」

 

「「「りょ、了解!!」」」

 

私達は、すぐさま刹那君の援護に向かう。幸運にも、刹那君達は戦闘をしながら、こっちに向かってきているみたいだから、すぐに援護できる。

 

ロックオン「!あれだ!!」

 

ロックオンが指をさす方向には、緑色と赤い光が飛び交っているのがわかる。けど、今までの戦闘とは比べ物にならないほど早く、目で追えるかどうかのスピードで飛んでいるのがわかる。フェイトちゃんよりも速いかも。

 

カグラ「な、何てスピードだよ!刹那もサーシェスの野郎も速過ぎるじゃねぇか!」

 

ロックオン「あれがダブルオーの最大出力か・・・けど、刹那の奴、動き少し鈍いか・・・?何かダブルオーに不備でもあんのか?」

 

ロックオンさんの言う通り、たしかに刹那君の動きが少し鈍い・・・というより変わったような気がする。

 

アリサ「って、そんな事より、早く刹那の援護に向かうわよ!」

 

ロックオン「オーライ。なら、俺が狙撃する。接近戦はお前らに任せんぞ!グラハム!こいつらの事、任せたぜ!」

 

グラハム「心得た!ならば!全機!私に続け!」

 

「「「了解!」」」

 

私達は、グラハムさんの後を追い、刹那君の元は向かう。

無事でいて・・・!刹那君・・・!!

 

 

刹那Side

 

刹那「・・・はぁ・・・!はぁ・・・っ!」

 

アリー・アル・サーシェスとの戦闘を、肩の痛みに耐えながらも続けていたが、次第に視界すらも霞んできた。だが、なぜかはわからないが、奴の攻撃が来る方向だけはわかる。感覚でわかっているのだろうか?

 

サーシェス「ちっ・・・!調子に乗りやがって・・・あ?」

 

すると、奴の攻撃が止み、ある一点を見ている。すると、その方向から、極光が俺と奴の間を通る。光が来た方向を見ると、なのは達がこちらへ向かってきていた。

 

サーシェス「餓鬼どもが来たか・・・流石にめんどくせぇなぁ・・・しょうがねぇ。ここは退くとするかぁ。あばよ!」

 

援軍が来たと知り、アリー・アル・サーシェスは退却して行く。なのは達は、サーシェスを追うことはなく、俺の元へと集った。

 

アリシア「刹那君!大丈夫!?」

 

ロックオン「このやろう、一人であいつとやり合いやがって。」

 

刹那「み・・・んな・・・」

 

ロックオン「・・・?刹那?」

 

刹那「・・・治療は・・・終わっ・・・たのか?」

 

グラハム「どうした?少年?」

 

まずい・・・意識が・・・血を流しすぎたか・・・俺の体はゆっくりと地へと落ちて行く。

 

すずか「っ!?刹那君!」

 

アリサ「ちょっと!しっかりしなさいよ!」

 

落ちて行く俺の体をアリサとすずかの二人が支えてくれている。俺が地に落ちることはなかったが、俺は意識を失いかけていた。薄れゆく意識の中、声を聞いた。武力介入を共にした仲間の声が。

 

『刹那、君は変わって欲しい。僕達だって変われたんだ。君だってできるさ』

 

『はっ!俺達はこんな所で終われねぇよなぁ!』

 

『刹那、君は、未来の為に必要な存在だ。ここで終わらせるわけにはいかない。例え矛盾だとしても、君は存在し続けるんだ。未来の為に。』

 

 

 

刹那「・・・わかって・・・いる・・・アレルヤ・・・ティエリア・・・」

 

 

 

そして、俺は、意識を完全に失った。

 

 

 

 

 

 

 

 




ご愛読ありがとうございます。
感想、コメントをどしどし送ってください。
それと、一つご報告が・・・
まだ、思案中ですが、この作品のリメイク版を作ろうかなと考えております。使い魔の数や、転生する人物や機体も考えて、もう一度、作ろうかなと思っておりますので、作って欲しい人も、別にこのままでもいいって人も、何かコメントで送っていただければと思っています

最新章で出す、ダブルオーの形態

  • ダブルオーライザーまで
  • ザンライザーまで
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