魔法少女リリカルなのは〜半壊の天使に惹かれる少女達   作:エム3

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今回も短め。すこしスランプ気味。

そして、遅れてすまない。


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僕は支部局にある医務室にいる。支局長として、ここにいるのはどうかと思うのだが、医務室に運ばれた刹那の様子が気になってしまい、エイミィに気を使われて来ている。

 

クロノ「刹那の容体は?」

 

「幸い、目立った外傷は肩に受けた傷だけのようです。命の心配はありません。おそらく、気絶したのは血を流しすぎたからかと」

 

クロノ「そうか・・・なら、治療はすぐに終わるんだな?刹那はこの後の戦闘に必要な存在だ。」

 

「はい。マーキュリー医師がいますから、ですが・・・」

 

言葉を濁す医療クルー。何か言いにくいことでもあるのだろうか。

 

クロノ「・・・どうしたんだ?」

 

「支局長、このまま刹那君を戦わせてもいいんでしょうか?」

 

クロノ「・・・?どういう意味だ?」

 

「刹那君は今までの戦いで、大きな功績をあげてます。ジュエルシードの確保や、闇の書の事件でも。そのせいで、私達は、刹那君に頼りすぎているんじゃないでしょうか?今回の事件に、刹那君の過去の因縁が関わっていることは知ってます。けど・・・なんというか・・・」

 

クロノ「・・・そうだな。」

 

彼が言っていることは正しい。現に、僕は今、自分では動かず、刹那達に任せてしまっている。この事件が起こる前の2年間、特に刹那には多くの任務の依頼が来ていて、彼は全てこなした。全て問題ないと彼は言って。

 

「このままだと、彼は壊れてしまいます。怪我が原因かは知りませんが、彼の持つロストロギア、ブレイブルーも変異し始めている。何が起きるかわかりません。一人の医療に携わる人間として、彼の前線離脱を具申します。」

 

クロノ「・・・それは・・・」

 

正直、僕だって悩んでるんだ。周りから見たら、彼はロストロギアを持つ魔導士・・・しかも、一番危険なものを持っている人物。何があるかわからない以上、刹那は戦うべきではないかもしれない。そう思っている。

 

「・・・それはできない。」

 

クロノ「・・・!?」

 

その時、眠っていたはずの刹那が、体を起こして、彼の意見を否定した。

 

クロノ「刹那・・・!?もう起きても大丈夫なのか!?」

 

刹那「ああ。問題ない。痛みも、もうない」

 

クロノ「そ、そうか・・・・・・」

 

ブレイブルーが刹那の体の再生を行なっているのか?いや、だとしても早すぎる・・・刹那の体自体が変化してきているのか・・・?エルトリア人の様な頑丈な肉体に・・・・・・

 

刹那「なのは達は?」

 

クロノ「今は、デバイスルームにいる。シャーリーに頼んで、各デバイスのメンテナンス中だ。新武装の運用も試している。」

 

刹那「そうか・・・」

 

イノベイター対策用の装備だろうか・・・?だとすれば、ケルディムやアリオスやセラヴィーにも新たな武装が必要か。

 

刹那「ダブルオー、少しいいか?」

 

ダブルオー『なんでしょうか?』

 

刹那『4機のガンダムに新たな武装を作りたい。ケルディムには近接戦闘用に、ビームサーベル、攻撃武装にライフルビットを。アリオスにはデータ内に入っていたGNアーチャーを。セラヴィーにはGNキャノンを2基追加、ダブルオーには、GNソードをベースに、GNソードⅢを追加してくれ』

 

ダブルオー『了解しました。決戦までには間に合わせます。エスさんにも協力してもらいたいのですがよろしいですか?』

 

刹那『わかった。任せる』

 

俺は念話でダブルオーに命令し、追加武装の製作を始めてもらう。アリー・アル・サーシェス以上に、リボンズ・アルマーク・・・奴もイノベイターである以上、敵だ。奴は得体が知れない。しかも、奴らのバックにはヴェーダが・・・念には念を入れる必要があるからな。なら、クロノ達には話しておく必要がある。奴の事を。

 

刹那「クロノ、俺が眠っている時、何か変化はなかったか?」

 

クロノ「変化・・・?いや、特に何が起きたとかはなかったが・・・」

 

刹那「・・・なら、少しの余裕はあるというわけか。すまない、クロノ。少し話がしたい。みんなを呼んでくれるか?」

 

クロノ「わかった。すぐに呼ぼう」

 

クロノは通信魔法で全員に連絡を入れる、少し待つとなのは達が続々と集まってくる。

 

ロックオン「刹那、もう平気なのか?」

 

刹那「問題ない。」

 

ロックオン「そうかよ・・・んで?俺たちを呼んだ訳は?」

 

刹那「新たな敵の情報だ。俺達が会ったイノベイター・・・それ以上の存在が奴らの後ろにいる。それに・・・俺やロックオンにとって重要な事がわかった。」

 

クロノ「なんだって・・・!?」

 

俺の言葉に驚愕の表情を浮かべる、全員。それはそうだろう。なのは達が出会い、戦闘をしたイノベイター。それ以上の強さを持つ者がいるのどから。

 

刹那「名はリボンズ・アルマーク・・・イノベイターの中心的な存在だ。」

 

フェイト「リボンズ・・・アルマーク・・・」

 

刹那「そして、俺が・・・ソレスタルビーイングに入る理由になった存在だ。」

 

ロックオン「はぁ?お前がソレスタルビーイングに入る理由?Oガンダムに魅入られたからだろ?」

 

刹那「そのOガンダムのマイスターだったらしい。奴は・・・ヴェーダを使い、俺をマイスターに推薦したらしい。」

 

ロックオン「ヴェーダを・・・?」

 

刹那「そして、俺は敵から受け取ったデータから罠だとわかりながらも、敵の潜んでいる場所へ向かった。・・・敵のある言葉がひっかかっていたから。」

 

なのは「ある言葉・・・?」

 

刹那「リボンズ・アルマークの基地に、ヴェーダがあるらしい。」

 

ロックオン「何・・・!?ヴェーダが・・・!?」

 

更なる真実にロックオンはもう一度、驚愕の表情を浮かべている。だが、他のみんなは、あまりよくわかっていないのか首を傾げている。

 

なのは「刹那君、ヴェーダって?」

 

刹那「量子型演算処理システム。それがヴェーダ。」

 

ロックオン「つっても、俺らもヴェーダの事はよく知らねえんだよ。任務の時の基盤となるシステム・・・そんな所か?」

 

アリシア「うーん・・・?」

 

刹那「簡単に言えば、ソレスタルビーイングの重要機密が入っているシステムだ。そして、そのヴェーダがイノベイターの手に落ち、ヴェーダはMSの操縦アシストをする機能がある。奴らの性能がいいのはそのせいだろう」

 

ロックオン「なるほどねぇ。これはまた、めんどくせぇ事になるって訳か。」

 

ロックオンが頭をかきながら、顔を顰めている。

 

刹那「だが、逆に言えば、俺達の目的は決まったも同然だ。奴らの計画の阻止、ヴェーダを奪還する・・・そして、奴らが世界の歪みならば、イノベイターを駆逐する。」

 

ロックオン「・・・そうだな。俺達にとってはいつも通りのミッションだな。敵は全て狙い撃つ。やる事は変わらねえ。」

 

 

「「「・・・・・・」」」

 

俺とロックオンの言葉に押し黙ってしまう全員。俺達にとってはソレスタルビーイングの時からのいつも通りの出来事。異質なのはわかってはいるが、これが俺達だ。

 

刹那「ロックオン、全てのガンダムに新たな武装をつける。後で、訓練室で、武装を試してみてくれ。ライフルビットとビームサーベルをつけた」

 

ロックオン「お?マジか?助かる。ケルディムだと接近戦になると結構キツいんだよな。後、攻撃の手数が増えるのもな。」

 

刹那「アリサやすずかのアリオスとセラヴィーにも武装を追加をする。ロックオンと共に訓練室で試してみてくれ。」

 

アリサ「え、ええ・・・」 すずか「う、うん・・・」

 

・・・?何だ・・・?この2人の反応は・・・?

 

刹那「・・・ロックオン、2人は何故こんなにも落ち込んでいる・・・?」

 

ロックオン「・・・お前、マジで言ってんのか・・・?」

 

刹那「何がだ?」

 

ロックオン「・・・はぁ・・・全く、テメェは変わんねえな・・・」

 

何故、ロックオンはため息をついているのだろうか?これは、俺が悪いのだろうか・・・?

 

アリシア「あ、そうだ。刹那君、私のアストレアにも武装って作れないの?」

 

刹那「・・・?アリシアのガンダムは、プレシアが作ったものだ。武装の相談なら、プレシアに頼め。」

 

アリシア「えぇ〜?けど、アストレアは刹那君のエクシアをモチーフに作られてるんだよ〜?何かないの〜?近接武器が少し欲しいんだよぉ」

 

刹那「・・・それなら、エクシアのGNソードのスペアを渡す。グラハムにも渡すつもりだったからな。後は、扱いづらいが、GNハンマーを渡す」

 

アリシア「え?ハンマー?」

 

グラハム「なんと!?少年のガンダムの武装をスサノオに!?」

 

予想外の武器だったのか、少し驚いているアリシア。そしてグラハム。

 

刹那「俺のダブルオーや、ロックオンのケルディムにはこの武装は合わない。おそらく、アリオスやセラヴィーにもな。そんな物を作っても無駄だと思っていたが、もしかしたら、アリシアのガンダムには合うかもしれない。だが、使うかどうかは、アリシア次第だ。一応、用意はしておく。グラハムも同じだ。グラハムにはGNソードⅡを渡す。二刀流の方が今のMSには合うだろう?」

 

グラハム「よもや少年の使っていた武装を私が使うとは・・・これも運命というものか・・・!」

 

アリシア「う〜ん・・・けど、折角刹那君が作ってくれたものだし、使ってみるよ。難しそうなら練習する!!」

 

グラハム「ん?しかし、少年、私に少年が使っている武装を渡すという事は、少年は素手で戦うという事か?」

 

刹那「いや、ダブルオーにはGNソードを強化した物を持たせる。」

 

ロックオン「エクシアについてたやつの改造型って訳か?」

 

刹那「ああ」

 

ロックオン「なるほどねぇ。対イノベイター用、GNフィールド対策ってわけか・・・まあ、サーシェスがいるし、リボンズ・アルマークやその他のイノベイター・・・世界を歪める存在はまだ多くいるってわけか。ったく、そんなのは俺達の世界だけでいいっての」

 

ロックオンが頭をかきながら言っている事は正しいと俺は思う。ここは歪みが多く存在した俺達の世界ではない。平和で、戦争の無い、俺達が目指していたはずの世界。それを脅かす、俺たちの世界の敵。アリー・アル・サーシェスやイノベイター・・・世界を歪ませている存在。

 

刹那(駆逐する・・・イノベイターを駆逐する。奴らが行おうとしている再生を、この俺が破壊する!!)

 

俺は味方を強く握り決意する。その時、俺は気づいていなかった・・・

 

 

 

 

俺の首にある、待機状態のダブルオーが薄くだが、輝いた事を。

 

 

 

 

 




ご愛読ありがとうございます。

最新章で出す、ダブルオーの形態

  • ダブルオーライザーまで
  • ザンライザーまで
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